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Posted by ブクログ 2015年04月13日
[1から]大部の日本人にとってはなかなかピンと来ない一神教の考え方。その中でもユダヤ教とキリスト教に焦点を当てながら、一神教がどのように生まれてきたのか、そしてその一神教という考え方そのものがどのように変容してきたのかを考察する作品です。著者は、ストラスブール大学で博士課程を修められている教授、加藤...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月14日
[ 内容 ]
ユダヤ教とキリスト教の神は違うのか?
歴史から人と神の関係を新しく問い直す。
[ 目次 ]
第1章 キリスト教の問題
第2章 一神教の誕生
第3章 神殿と律法の意義
第4章 神殿主義と律法主義
第5章 洗礼者ヨハネとイエス
第6章 イエスの神格化と教会の成立
第7章 キリスト教と近代...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月28日
民族宗教だったユダヤ教からどのようにして世界宗教であるキリスト教が生まれたのか。その過程は想像以上にある意味で打算的で、差別的ですらあり、絶対的な「神」がそこに存在してとは到底思えない、恐ろしく人間的なものだった。
この本の論理が全てではないとは思うけれど、冷静かつ客観的に捉えられた、ユダヤ教とキリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月24日
著者は神学者だから、という言い方が適切かどうかわからないが、宗教の前提となる部分は文字通り前提として捉えていて、あえて踏みこまない。
ところで論理とは、もともとはロゴスであって、ロゴスとは神の言葉であり、世界を構成する論理とイエス・キリストの言葉そのもの。だから論理とは「神との論争の理」なのだよね。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月17日
ユダヤ教からキリスト教への展開を分かりやすく解説した本。歴史的な経緯をたどりつつも、そうした流れの根底にある、人間と神との関係についての「理路」を解明することに著者の主眼が置かれている。
元来、ユダヤ教のヤーウェ信仰には、ご利益宗教的な側面があった。神に対する人びとの信仰は、神が自分たちの役に立つ...続きを読む
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