スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る

スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る

ビジネス・実用
770円 (税込)

3pt

スウェーデンは社会保障が進み男女平等が徹底された福祉国家であると讃美するのも、税金が高く社会主義的な国であると批判するのも、一面しか捉えていない。「伝統的な家族」は崩壊してしまっており、母子家庭・父子家庭や片親の違う兄弟も普通のことだ。ボルボやサーブが破綻しても政府は救済しないなど、米国以上に市場原理主義的な国でもある。その特異な社会・経済を理解するためには、国家を支える理念と、それが生まれた背景を知る必要がある。戦後の高度成長期に必要とされた「国民の家」の理念は、H&Mやイケアの企業戦略、年金制度改革などに、どう実践されているのか。スウェーデンは福祉を経済成長にもつなげている。しかし、それを表面的に真似ても、うまくはいかない。この国から学ぶべきは、個々の政策ではなく、政治・制度に対する国民の信頼という無形の社会資本を形成し、担保するしくみだ。日本がとるべき道を示唆する

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る
  • タイトルID
    :
    139949
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年12月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スウェーデンに関する新書2冊目。この書ではスウェーデン政府の「国民の家」としての機能に着目している。WW2後、戦後女性の雇用を押し出したスウェーデンでは伝統的な家族のあり方が失われ、社会は喪失感、不安に襲われ自殺率は急増した。そこで政府が子や年配者の世話をする「父親」の役割を果たし、社会保障を充実させる事でこの問題を解消したという経緯がある。すなわち福祉社会が女性の雇用を推進したのではなくその逆で、女性の雇用によって従来の形態が崩れた事が、福祉社会というスウェーデンの今ある姿を誕生させたのだ。私は日本人の若者の自殺率の高さは就職や老後での先知れぬ不安にあると思う。スウェーデンはその不安をセーフティネットという防波堤を充実させることで解消してきた。福祉は足かせに成るのではない。福祉が社会問題を解消するリーダーシップを担えるのだ。

    0
    2014年08月11日

    Posted by ブクログ

    最近スウェーデンという単語を何となくよく耳にしていて、どんな国なんだろうという興味から、読んでみた。
    スウェーデンというと、税金が高く、社会保障が充実している国というイメージだと思う。
    本書はその根底に何があり、なぜそうなっているのかを教えてくれる。
    「国民の家」という理念の元、全ての国民を国家の家族と考え、全員に「安心」を提供することを約束する。
    それを実現するべく考え抜かれた、持続可能な政策。
    「持続可能」という意味は、国民に、短期的な利益でなく、予測できる20年後、30年後の未来を提示するということだ。
    (考えてみれば、安心を得るためには「予測が立つ」ことが一番大事だ。)
    そして、そこから生じる国民の国家への「信頼」。
    投票率は何と80%を超えるそうである。
    近年、日本も政策の面でスウェーデンに学ぶことが多くなったらしいが、表層だけ真似してもこうはなりそうもない。
    そもそも、スウェーデンとは国民性も人口も気候も全然違うのだから、まずは日本をどういう国にするかを国民全員で共有し、その理念のもと選挙公約や政策が話し合われるようにならなければならないだろう。
    まあ、そうなるにはとても時間がかかるだろうし、そもそも我が国でそんなことが可能なのだろうかという気もしなくもないが・・・

    0
    2012年01月03日

    Posted by ブクログ

    日本人が学ぶべきは、スウェーデンの個々の具体的な福祉政策ではないことに、本書を読んで納得。

    将来をどうするかの国家理念、政治の透明性や情報公開の在り方など、国民と政府の相互信頼という根幹が日本に欠落していることは衆目の一致するところだと思うけれども、対照的に、スウェーデンでは何事を進めるにあたっても理念が徹底的に議論される点や、政治家が国民のために働く仕組みができあがっている背景といったことが、表層ではなく歴史や社会の全体像から分かりやすく解説されている点がとても参考になった。

    また、H&MやIKEAの企業戦略や、国としては環境、CSRにおいて世界トップレベルであることも、戦後の高度成長期に必要とされた"国民の家"をつくった理念国家ならではの強さ所以と言えるのではないか。

    日本の将来を考えるなかで、スウェーデンという特異な社会、経済を参考にする入門書としてはとても分かりやすい。新産業の創出、CO2を増やさず経済成長を遂げるスウェーデンモデルは老後に向けての?個人的研究課題に…(笑)。☆5つ!

    0
    2011年07月09日

    Posted by ブクログ

    高福祉、高税率のスウェーデン。
    スウェーデンが福祉国家となり成功するまでの背景や国の成り立ち。

    スウェーデンのことを知らなくても、その歴史とか国家戦略とか面白い!!
    結局、ぱっと見て分かるのは、表面の結果とか知識だけで、その元となるものをしっかりと知ることって大事だなって思いました。

    0
    2010年10月24日

    Posted by ブクログ

    福祉大国で有名なスウェーデンがなぜ成功しているのかをわかりやすく紹介してくれる。
    成功に至るまでにあった問題などもわかりやすく提示してくれているので、マイナス面もきちんと書かれているので信ぴょう性が高い。
    高福祉高負担を国民が受け入れることができた理由は、国民が国を信頼できていること。そのために徹底的な透明性を実践している。
    福祉政策の持続可能性を国民が信頼できているからこそ、国民が安心感を持つことができ、その安心感が消費増大に繋がりよい方向に回っていくという仕組みには納得であった。
    キーワードは、国の理念と国への信頼感、福祉の持続可能性である。
    残念ながらどれも今の日本には無いのだけれど。

    0
    2013年11月07日

    Posted by ブクログ

    スウェーデンの実像がよくわかる。今まで自分がいかにイメージでスウェーデンを語っていたかに気づく。また、福祉政策について日本との比較もあるので、読み応えがある。

    0
    2013年01月03日

    Posted by ブクログ

    高負担、高福祉で有名な、スウェーデンについて書かれた本。
    なかなか、面白いですね。
    #以下かなり個人メモ

    ただ、若干掘り下げが少ないand/or結論で、そうかな?~というとこもあったような。

    政府が、高負担、高福祉の基本的考え方「国民の家」や「女性の就業率」を掲げて推進し、実際にそうなったようです。
    気になったのは、この辺が、推進しているので浸透したって感じで、結構簡単に言われていいる点。
    しかし、日本政府が推進しているものはたくさんあると思いますが、そこまで浸透してないような。。

    この理由として、(国の)「理念とビジョン」の作成と「情報公開」を上げていました。
    確かに必要&日本に欠けていると思いますが、それだけでできるのかな?という気がします。他の理由はなんだろう?
    あとは、二院制から、一院制になっているというのも、ちょっと気になりました。最近日本では、二院制の弊害がでているきがしますが、その利点もでているんでしょうか?

    なお、年金では「持続可能な制度なので、国民の不安感がなくなっいる」というのが、なるほどという感じです。
    日本では、「持続可能」な制度と思われていないと(苦笑)
    ちなみに、ざくっと勉強しただけですが、これまで読んだ話だと、日本では、スウェーデン方式である確定拠出型を採用しても、賦課方式であるかぎりは、日本の人口変動が急過ぎて耐えられない?積立方式ではないといけないような。。

    0
    2011年07月10日

    Posted by ブクログ

    スウェーデンの経済や福祉政策の良さについて歴史を踏まえて見ていく。IKEAやH&M、国の政策に共通するのはブレない軸と個を大切にする事。だから国家の家や福祉と市場主義の両立ができる。日本も見習うべき事がたくさんあると再認識させられる一冊。

    0
    2011年04月09日

    Posted by ブクログ

    スウェーデンは、国家の家の理念( 自由と共生と平等)を実現しようとしてきた。国家の家では、国家が親の役割りを果す。これには、国民の政治への信頼が不可欠である。そのため、スウェーデンでは、政府の情報公開、説明責任などが徹底されている。

    スウェーデンの強さは、確固とした福祉政策の理念とビジョンがあることだ。日本は理念なき福祉政策で、場当たりてきな改革になり、全体的に整合性がない。

    0
    2011年02月13日

    Posted by ブクログ

    もともと興味のあったスウェーデンという国について。
    「信頼」という無形の社会資本。これがスウェーデンの国としての強さ。「国民の家」という理念。
    単に社会福祉が発展した、ゆえに税金がやたら高い国のイメージだったけど、その背景が知れてだけでも読んだ甲斐があったなー。
    ただ、書き方がくどすぎて逆に読みにくいな。言いたいことは分かるけど。

    0
    2010年11月23日

スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
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    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る
  • タイトルID
    :
    139949
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年12月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
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    2MB

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