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Posted by ブクログ 2021年05月04日
ロールズの正義論をベースに、「正義とは何か」を考える。議論はリベラリズム、リバタリアニズム、コミュリタリアニズム、フェミニズム、コスモポリタニズム、ナショナリズムの6つの思想へ展開されていき、現代社会における位置付けが説明されている。
ロールズの考えがこのグローバル社会においても重要視されていると...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月15日
正義論を、リベラリズム・リバタリアニズム・コミュニタリアニズム・フェミニズム・コスモポリタニズム・ナショナリズムという6つの立場から纏めている。終章が、名言の塊で熱い。
「社会に生きる哲学者は民主的決定を受け入れなければならない」「社会に生きる哲学者は普遍主義を諦めなければならない」「人間の脳は生ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月25日
本書は、政治哲学の大テーマである「正義とは何か」について、ジョン・ロールズをベースにしながら(著者はロールズの『正義の理論 改訂版』2010年の共訳者の一人)、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアズム、フェミニズム、コスモポリタニズム、そしてナショナリズムそれぞれの思想から平易に論じたもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月29日
そもそもこの本がそういう作り方をしているというのもあるけれど、それを抜きにしてもやはり現代の正義論はロールズを大きなエポックとして捉えて、ロールズ正義論に賛成または反対することを通して自らの主張を訴えてきたのだと思う。
内容は多岐に渡るので一言では言い表せないけれど、コスモポリタニズムはなんとなく理...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月05日
ソクラテスの無知の知
論敵トラシュマコスの主張=ポリスの国制を取り上げて、どの国制においても「正義」は支配階級の利益になることだと豪語している。
「支配階級というのは、自分の利益に合わせて法律を制定する。これこそが被支配者たちにとって正しいことなのだと宣言し、これを踏み外した者を法律違反者の犯罪人と...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月23日
かなり面白く読んだ。
ロールズのリベラリズムを大きな軸として、リバタリアニズム、コミュニタリアニズム、フェミニズム、コスモポリタニズム、ナショナリズムを俯瞰する。
シンプルに、こういう人たちが今の正義論界隈でのメジャープレーヤーなんだ、というのを知ることができ、それぞれの考え方を整理するのに役に立...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月12日
ロールズの正義論を軸に、正義とは何かを論じている。先行研究史にも近い印象をもった。
恥ずかしながら、ロールズの正義論は初めて読んだため、半分以上分からずに終わってしまったが、全体を見渡すという事に於いては良書だと感じた。
勉強しても勉強しても知らない事がある。
悔しいような、楽しいような。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月03日
本書は現代政治哲学の概要本である。これまで、現代政治哲学に関してはキムリッカの『現代政治理論』と小川仁志『はじめての政治哲学』を読んだことがある程度だが、それらと比較すると少し違った観点からのまとめ方や考察があり、新たな発見も多かった。
一方で、全体的にまとめ方に関してはもう少しシンプルに分かりやす...続きを読む
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