エッセイ作品一覧

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  • 私の中の日本軍 上
    -
    自らの軍隊経験から迫る「戦争」の実態 生と死が激しく交錯する戦場でいったい何が起きていたのか。日本とは、日本人とは何か。戦争伝説の仮面をはぎ取った稀有な一冊。 ※この電子書籍は1983年5月に刊行された文春文庫を底本としています。
  • 世界お産 生まれやすい国ニッポンへ!
    4.3
    いのちが芽生えることを、もういちど、考えてみませんか? ■「お産はおもしろい! 見ても、読んでも、体験しても、絶対におもしろい! だってヒトが生まれる瞬間なんですから」 ■ 日本のお産は世界遺産化する!? ■ いのちが芽生えることを、もういちど、考えてみませんか? ■ 30年間で18ヵ国を巡り、取材・撮影のフィールドワークを続けてきた立教大講師が送る、出産の現状と問題提起。 [巡った18ヶ国] ケニア、チベット、ブラジル、中国、フィンランド、ミクロネシア、インド、カナダ、アメリカ、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国、オーストラリア、スイス、フランス、イギリス、日本 【目次より】 ● 日本にも昭和初期まであった幻の産小屋が現存する!?   トップレスの島の生活になじんだ[ミクロネシア] ● 五体投地をして旅をする巡礼の途中で赤ちゃんが生まれのはよくある話。  大地にひれ伏し大地に産み落とす[チベット] ● 38歳で13人目を産んだマリアが別れ際に流した涙は  16才から22年間の出産への思いか[ブラジル] ● 仰向けの分娩姿勢は痛みが増す!  からだを起こした姿勢で産むフリースタイル出産は水中でも床でも[イギリス] ● 「昔はサウナでお産したもんですよ。わたしの父もサウナで生まれました」  さすがサウナの国フィンランド![フィンランド] ● アフリカの大地に根ざした土着の神々。  等身大で大きなおなかの妊婦のマスク「ボディ・マスク」は子孫繁栄祈願!?[ケニア]  ● ネイティブアメリカン・ナバホ族の病院では、  シャーマンが東の空へ安産の祈りを捧げる[アメリカ]  ● 民族衣裳の村では90年代でも自宅出産。  へその緒は裁ちバサミで切り残った端を羊の毛で縛る[中国]  ● 難民キャンプで生まれる赤ちゃん。  物乞いをしなければならない妊婦の姿に胸が締め付けられる[タイ] ● 「夫と愛し合ったベッドで産んだ」  出産のセクシュアリティを語った社会人類学者の存在の大きさ[イギリス] ● アフリカの大地に根ざした土着の神々。  等身大で大きなおなかの妊婦のマスク「ボディ・マスク」は子孫繁栄祈願!?[ケニア]  ● 妊娠中から育児期まで続けられる人気の高いエクササイズ。  マタニティヨガ&ベビーヨガ[カナダ]   ● 「この赤ちゃん、もう生まれちゃうよ」  誰にも見守られずひとり孤独に分娩室で産む産婦[インド]   ● 瞑想とイメージトレーニングで痛みや不安を抑えるソフロロジー出産法。  医療者たちが笑顔で迎えてくれる[フランス] ● 「妊婦さんがいらっしゃいます!」……  東日本大震災直後に生まれた赤ちゃんと避難所で偶然アナウンスを聞いた助産師[石巻]
  • 遺す言葉 「寂庵だより」2017-2008年より
    5.0
    1~3巻1,540~1,760円 (税込)
    誰かを幸せにするためによく動き、よく働いた。寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から晩年の随想10年分を収録。 これはもう、生きすぎたケジメをつけなければならぬ時がきたと覚悟を決めた。決めたものの、その実行が以前のようにさっさとできないのである。遺書も書けていないし、身辺整理も何一つ出来ていない。このままでは死にも出来そうにない。(「生きすぎたケジメ」より) もう、今夜死んでも不思議ではない年齢だ。今となっては、何も思い残すことはない。書き足りない想いもない。出家したおかげで、あの世を私は信じている。あの世で、先に逝ったすべての人に再会できると信じている。(「法臘四十歳」より)
  • 美しくないゆえに美しい女たち
    4.0
    容貌で人を判断してはいけない、というルッキズム批判というのがあり、そういうことを口にするのをためらう人やたしなめる人がいる。だが、いくら口で言うのをやめても、美貌ゆえに人気があるという現象は止めることができないではないか。それくらいなら、もっと美の範囲を広げるようにすべきではないか、というのが本書の趣旨である。 ――「はじめに」より 戦後日本最大の女優、近代日本最高の女性作家、演劇史に残る名場面を演じた女優、国民的漫画家、大人気歌手、記録的長寿番組となった人気ドラマの脚本家、女性版リンドバーグと呼ばれた飛行家…など、著者が気になって仕方がない158人の女性たちの「美」を論じる。 【こんな「美」を紹介しています】 ◆ 本当の大人にならなければわからない美しさ ◆ あの谷崎潤一郎が好きだったとくるとオーラが見える ◆ 人柄においてものすごく魅力的な人 ◆ ブスだブスだと言われ続けた女優が、死んだあとで見せた美しい姿 ◆ 眼鏡やサングラスをかけた姿は美しい ◆ 人柄の魅力が容姿に優る ◆ 薄幸な女を演じると味わいがある ◆ 笑っていたり突っ伏したりするのがかわいい ◆ 顎のしゃくれた顔で、ちゃんと「女」を表現していた女形  ◆ 少年時代に好きだった近所の女の子的なところがある ◆ 美とホラーは紙一重 ◆ たとえようもない名著 ◆ 若ければいいというものではない ◆ 顔は良くないがそこに味がある ◆ 私は、三谷幸喜には嫉妬している ◆ 二人で英国を旅するという夢のような話が舞いこんだ ◆ 私はつくづくお嬢さんが好きなのである ◆ この女と恋愛をしたらさぞ強烈なものになるだろうと思わせるものがあった ◆ エロティックな雰囲気を作り出す才能 ◆ 演劇史に残る名場面 ◆ 新聞広告に載った写真があまりに美しいので切り抜いてとっておいた ◆ へちゃな顔だちだったが、そこに愛嬌があって人気があった ◆ 桃色の鋼のような声 ◆ かわいい同世代の少女として見ていた気持ちは残っている ◆ 美形ではなかったが笑顔に愛嬌があった ◆ エロティックな表情が実にすばらしかった ◆ 人々はその存在に心揺さぶられ、一挙手一投足が気になる ◆ 美とホラーは紙一重 ◆ 清潔感が漂っていて好演ったらなかった ◆ 菩薩顔というか、フェロモンを放つ顔だち ◆ 実際に会うと魅力的な人だったのであろう ◆ 年をとってからも、どこかのお嬢さんとして育ったんじゃないかと思えるほどに気品の漂う人 ◆ 何と言われてもすごい小説を書いた円地の勝ちだ ◆ ストーリーに傷のあるところがいい ◆ 「名器」の持ち主だった ◆ 二人の文化勲章受章者と結婚した女 ◆ 顔だちはちょっと眼鏡美人 ◆ サッパリした気性が好感を抱かせる人 ◆ 私はどういうものかヌードになる人というのが好きである ◆ 女性版リンドバーグ ◆ 世界初の女性の航空事故での死亡者となった ◆ こんな美人だったのか、と世間を驚倒させたので、この逆転劇はなかなか気持ちがいい ◆ 思われている以上に面白い女優なのである ◆ 人々はその存在に心揺さぶられ、一挙手一投足が気になる ◆ 一本にのみ主演したあたりに、あたかも役が実在の人物のようなリアリティの源泉がある  ◆ 最初のほうだけでいいから「渡鬼」を観てごらんなさいと言いたくなる 他
  • カメの歩いた英語道―凡人の語学遍歴―
    -
    1巻1,100円 (税込)
    これはイソップ物語のようなウサギとカメの競走物語ではない。あのイソップ物語では途中で油断して昼寝したウサギよりも、のろのろ歩き続けたカメが結局先にゴールに到着した。つまりコツコツと努力を続ける者が勝つという教訓だが、ここで言うカメは「コツコツと」努力してもどうにもならなかった足の遅いカメのような私自身である。そのカメ人間が英語という道を歩き続けた軌跡を、思いつくまま断片的に書き留めてみたのが「わが英語道」とでも言うべきこの回想録である。(本文より) <目次> はじめに 第Ⅰ部 長い英語の道 第Ⅱ部 海外経験と出直し英語 第Ⅲ部 再就職―その後の英語道 あとがき <著者紹介> 佐藤 郁(さとう・かおる) 1936年千葉県生まれ。県立高校卒業後、東京下町の零細企業に就職。2年後工員に転職し夜間の短大に入学。その後外資系商社のセールスマンに。数年後外資系機械メーカーに転職。定年後英文業界誌の編集顧問に。1988年から2009年まで仕事のかたわら放送大学教養学部で学び、同大学を3回卒業。公益社団法人 日本冷凍空調学会参与。同学会機関誌に専門分野のエッセイ等を多数投稿。第1種冷凍空調技士。

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  • 運命に寄り添う、そして生きる
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「今がどんなにつらくても、生きることをあきらめないで」 ある助産師が綴った愛と葛藤の自叙伝。 「この本が、先が見えず今生きることがつらく、何度も死ぬことを考えた方、子育てに悩み重圧を抱えるお母さん、特に、発達に特別な性質を持って生まれてきた子を育てるお母さんたちに寄り添えるものであることを願う――」(本文より) 北海道に生まれ、波乱万丈な人生を歩んできた“ぽんこつ助産師”の私。 結婚、出産、離婚、DV……幾度となく絶望と闘い、生きる力を消耗した日々の中、出会ったのは「寄り添う」という言葉だった。 自らの半生をありのままに綴った、愛と葛藤の物語。 <目次> 第一章 そして母になる 第二章「寄り添うってなに?」 第三章 ぽんこつ放浪記 第四章 あかねこの試練 第五章 お兄ちゃん奮闘記 第六章 助産師のみた夫婦群像 第七章 ぽんこつ助産師ウィズコロナ 第八章 人生はなんとかなるのか 【著者】 輪月 舟(わづき・しゅう) 1963年、北海道に生まれる 助産師、看護師、社会福祉学修士、教育学博士 【装画】Takeshi

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  • 「死んでもいいけど、死んじゃだめ」と僕が言い続ける理由 あなたのいばしょは、必ずあるから
    4.4
    24時間365日無料チャット相談を立ち上げた著者が、複雑な家庭で育った経験や相談窓口での対応をもとに、10代の現状に寄り添いつつ、悩みを深い孤独に変えないための方法を伝える。
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)
    4.2
    哲学、デザイン、アート、情報学と、自由に越境してきた気鋭の研究者が、娘の出産に立ち会った。そのとき自分の死が「予祝」された気がした。この感覚は一体何なのか。その瞬間、豊かな思索が広がっていく。わたしたちは生まれ落ちたあと、世界とどのように関係をむすぶのだろう――。東京発、フランスを経由してモンゴルへ、人工知能から糠床まで。未知なる土地を旅するように思考した軌跡。
  • 剣道小噺一一九
    -
    固いイメージの剣道を一捻りし、「お笑いに昇華」したいと、小噺を「一一九題」作成。 さらに、小噺と剣道道歌、「五十余首」との融合も! 思わずクスッとしてしまう小噺。
  • なんといううまさ なんというへた
    -
    1巻1,045円 (税込)
    うまい芸、へたな芸。よい舞台、ダメな舞台。マイナー、メジャーの分けへだてなく、有名無名の差なく、ホンネで芸能人たちを寸評。「うまい、またみたい!!」「へたくそ、カネ返せ!!」「とはいうものの客にもいい客になるための修業が必要だ」。七転八倒、手当たり次第の観劇三昧!! 毎日のごとく劇場通いをしている著者による、いまの芸能人査定大全。 ◎危険なパーティ 岡田茉莉子、賀原夏子。ジェームズ三木の脚本。 はずまない喜劇でイライラする。そんなとき、三越劇場の天井のステンドグラスは見ていて飽きないので助かる。喜劇の演出家が少なくなったんですね。そして喜劇のできる女優もさらに少なくなって残念。どこかで「自分は美しい」と自負している女優は悲劇だけをやってて欲しい。 ◎唐来参和  「鮮やか」という言葉以外にない2時間だった。舞台、高座、大道を積み重ねた小沢昭一の芸の秘密をのぞき込んでいるようなスリルもあった。僕が役者だったら、この舞台を観て廃業してしまうと思う。役者でなく、観客で良かった。 ◎ヴァージニア・ウルフなんかこわくない この芝居に赤ン坊を連れてきた女が三人もいた。アグネスの一件以後ますます増えつつある傾向だ。バカ。アメリカ演劇の代表作だが、渡辺美佐子は下半身が日本のオバサンのままである。「化粧」後遺症であろう。杉浦直樹が下半身日本人オバサンを相手にきちんとアメリカ人風であった。 (本文より一部を抜粋)
  • 『この本ください!』
    -
    1巻1,045円 (税込)
    軽薄短小の御時勢へのオジサンの口舌口論! “口先ばっかり”の御旗に隠れて言いたい放題。御急ぎの方はまず松印のエッセイを,まあまあ時間のある方は竹印も、時間の一杯ある人だけ梅印まで御読みください。この本を読む方は必ず《注意書》を御読みください!!
  • 文にあたる
    3.9
    《本を愛するすべての人へ》 人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について——思いのたけを綴った初めての本。 -------------------------------------- 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは?  知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 -------------------------------------- 校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。
  • 美しければすべて良し 一生モノの気品を身につける186のヒント
    4.3
    住まい、健康、ふるまい、人間関係…… 人生を心地よく整えるたった一つのものさし 何が心地よく、何が美しいことなのか。 自分の美意識を持つことは、不確かな時代を生きる私たちの必修教養といえるでしょう。 美しい生活は、身体の疲れをとり、心を癒やして明日の自分を美しくします。 つまり、「美しければすべて良し」なわけです。 『お嬢さまことば』『気品のルール』『自分を躾ける』…etc  著作累計100万部超 加藤ゑみ子の集大成 <目次> 第1章 上質生活に必要な習慣 上質生活の習慣 第2章 上質生活は創造的思考で組み立てる 創造的思考の組み立て方 第3章 美と健康をつくる生活習慣 美と健康の視点 第4章 美しさを独占する色彩の意味 色彩の意味 第5章 感情的な知性を育てる美しい生活 感情的な知性の育て方 第6章 安心感は自分の美意識から 美意識と安心感 第7章 気品を心肝に持てば無敵 気品の育て方
  • モヤモヤの日々
    4.0
    日記文学の到達点! 私たちが過ごした“緊急事態の日常"を真空パック ――緊急事態宣言におののきながら、マスクに悩み、赤子をあやし、犬と遊び、朝顔を育て、断酒を続け、本を読み、原稿を書く……「徹底的な凡人」を自任するフリーライターが綴るコロナ禍下の日々。平日17時毎日更新で人気を博した連載エッセイ「モヤモヤの日々」(晶文社スクラップブック)全251回分を完全収録。 「自分にとっては切実だけど人から見たら割とどうでもいい事。そんな物事が渦巻く人間の頭の中味がそのまま書かれてありました。実は偉大な思想家の頭の中も九割はこんなことで占められているのではないかと思いました」(町田康さん) 「日々のささいなことに"いのち"を吹き込んでいく実践。コロナ禍で鈍った感性が活性化する、そんな言葉の数々。想像力も生き生きと、そして、もぞもぞと蠢き始めます。花、ダンゴムシ、犬、赤子、父親、福生――」(小川公代さん) 目次 序 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月 2021年4月 2021年5月 2021年6月 2021年7月 2021年8月 2021年9月 2021年10月 2021年11月 2021年12月 主な引用・参考作品
  • さらば、ベイルート ジョスリーンは何と闘ったのか
    5.0
    中東戦争を撮り続けた知られざる巨匠ジョスリーン・サアブ。世界史的悲劇が凝縮する土地と時代を生きた彼女の生涯を通じて、自由を希求する人間の輝きを描く感動のノンフィクション。
  • 裏窓の風景
    -
    考えごとも仕事もしばし忘れて、窓の外に眼を向けよう−。縁日、山荘、柿の秋、植物園、赤い風船、餅つき、つくし、潮汁…。春夏秋冬折々の文章を収録する。 (※本書は2010/6/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 6カ国転校生 ナージャの発見(集英社インターナショナル)
    4.1
    6つの国4つの言葉で学ぶとどうなる? 机の並べ方、筆記用具、テスト、ランチ……世界の教室はこんなに違った! 「ふつう」がひっくり返り、世界の見え方が変わる。ソ連(当時)に生まれ、両親の転勤で世界6カ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)に転校。 各国の地元校で教育を受けた著者ナージャの希有な経験を楽しく追体験! それぞれの国での体験&発見を切り口に、「当たり前」「ふつう」「常識」を問い直す。教育も、自分らしさも、正解なんてない、違いがあるだけ。子どもが変われば、ベストは変わる。時代が変われば、ベストは変わる。目的が変われば、ベストは変わる。ふつうの子も、つまらない子も、変な子もいない。そのことを見つけた、ナージャの世界転校ストーリー!
  • ずっと、おしまいの地
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    【こだま最新作、刊行決定!】 おしまいの地シリーズ、ついに完結! 『ここは、おしまいの地』、『いまだ、おしまいの地』に続く、 “おしまいの地”シリーズ三部作の完結編! 累計22万部突破した衝撃のデビュー作『夫のちんぽが入らない』、 第34回講談社エッセイ賞を受賞した『ここは、おしまいの地』、 名エッセイストの仲間入りをしたこだまが放つ最新刊 <内容> 10年以上夫に誕生日を告げられない話、マルチ商法に漬かった母の話、ヨガ教室で反コロナに目覚めた父など、珠玉のエッセイを多数収録予定。 【目次】 先生のお葬式 きょうが誕生日だってずっと言えなかった ピカチュウの凧 花火きれいでしたね 抗鬱の舞 何かに目覚めた私たち タイムカプセルの行方 日記(2021年~) 父の終活 直角くん あの時の私です ほか ※本書は『Quick Japan』連載「Orphans」(2020年10月~2021年12月)/ブログ『塩で揉む』(2021年~)/『OHTABOOKSTAND』(2022年6月、7月)に大幅な加筆・修正を加えたものです。
  • 金魚
    -
    水の中にいるようにゆったりと、軽やかに 些細な出来事、運命的に出会った人、 不可思議な経験、夫と始めた瞑想のこと…… 何気ない毎日を切り取り、表現力豊かに綴ったエッセイ集。

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  • 見えないものを知覚する
    -
    感覚体験を軸にした新しいデザイン教育プログラムをヨーロッパから発信する著者が、日常のなかでの感覚体験の重要性を綴るエッセイ。
  • 人生ってなんだ
    3.8
    読むと思わず誰かと語り明かしたくなる32の物語。 「『鶴の恩返し』で去らない鶴がいてもいい」「『考えること』と『悩むこと』は違う」「青春の旅立ちは不安に負けている場合じゃない」「バランスよくマイノリティー感覚を経験すること」などなど。 あるときは劇団の主宰者として、はたまたあるときは学校の先生として、そしてワークショップの講師として、人生相談の回答者として、さまざまな人の人生と向き合ってきた著者が見つめて考えた「生きる」についてのあれこれ。 【主な内容】 1 悩むこと考えること   ほがらかじゃない人生相談   「考えること」と「悩むこと」は違う    2 大人の階段を昇るということ   守るものがないからすべてを守ろうとする若者達と   子供だと嘆くなら子供扱いをやめること   青春の旅立ちは、不安に負けている場合じゃない 3 人を成長させること   バランスよくマイノリティー感覚を経験すること   言葉をいつも思いに足りない   理解できないけどやってみるということ 4 何者かになることは“成功”なのか   かつて僕も「主役」ができる俳優になりたかった   俳優の夢を諦める年齢   「豆腐リプ」とは何者か 5 ときにはロマンも必要だ   「生きる」とミニスカート   予備校の寮で人生を学んだ 6 親と故郷   ずっと働いていた両親について思っていること   年末年始、あなたは親と話していますか? 7 割り切れないからおもしろい   「逃げる」という選択   幸せとは何か? 僕はずっと問い続けている   人生の真実は0か100ではない   『鶴の恩返し』で去らない鶴がいてもいい 本書の文章は、連載「ドン・キホーテのピアス」(1994年10月12日~2021年5月26日号『週刊SPA!』〈扶桑社〉)をベースとして、再構成・加筆修正をしたものです。
  • 透明な膜を隔てながら
    4.2
    1巻2,420円 (税込)
    台湾出身で17年に作家デビューを果たし、21年に芥川賞受賞。第2言語である日本語で作品を発表する李琴峰は、何を思いながら小説を書き続けているのか。創作の源泉にあるものとは。言語、出生観、性、日本と台湾の歴史、読むことと書くこと。繊細な筆致で綴る
  • 生き物A
    4.4
    1巻1,562円 (税込)
    チャンネル登録者数175万人、理系動画クリエイターはなおによる初の単著! ! 答えがない、先が見えない時代、規格外の人生設計はどれだけリスキーなのか? 世代交代の激しいYouTubeの世界で生き残る秘訣とは? 大阪大学基礎工学部出身、頭脳派理系YouTuberとして数学を用いた実験・検証など、 知性を武器にした軽快なトーク動画で話題を呼んだクリエイター・はなお。 30歳を迎えるにあたり、YouTuberとしての道のりを振り返る、集大成となる半生記を出版します。 レールのない荒野を迷走し、自分らしく生きることを探る不安定この上ない経験を、 自身をちっぽけな1匹のモルモットーー匿名の“生き物A"ーーと捉え、 実験レポートとして読者に差し出したのが本書です。 アパレルブランドEDDEN ELLEN(エデン・エレン)創設など多彩に活躍する一方、 受験シーズンには毎年多くの学生を勇気づけるメッセージや動画を発信し、真面目に、 しかし自分らしく生きることを応援するその哲学は、多くの若者の支持を集めています。 引っ込み思案、内気、だけど何者かになりたいーー誰もが共感する考えの詰まったバイブルとなる一冊です。
  • 文章力―かくチカラ
    値引きあり
    3.8
    読まずにはいられない、放ってはおかれないという気持を読む人に与えるもの、それがおもしろさである。文章は、おもしろくなくては話にならない−。外山滋比古が、文章修業で学んだことを具体的にわかりやすく講義する40章。 (※本書は2010/12/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • コンポジット氏四十年
    値引きあり
    -
    根本実当、当年八十四歳。過去を振返ってはいけないという内心の声もきこえるが、それなら“中じきり”として、くねくねのあとを振返ってみるのも一興だと思い、回想を文章にすることにした。 (※本書は2008/3/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 六輔流旅人生
    -
    旅支度は作務衣に紙袋一ツ。村人を集めて話をし、集まったお金は「村おこしのために」と置いてくる。量産体制でみかけなくなった「幻の芋」をたずねて歩く。格安パックの倍額のツアーを組み、誰もが満足できるように心を砕く。さまざまな町、人、味との出逢いが血の通う縁になる。日々のほとんどを旅に暮らす、旅の達人の名エッセイ! 個性的な旅のヒントも一杯!!
  • すべての季節のシェイクスピア
    4.0
    2021年、シェイクスピア全集、個人全訳を完結した著者は、翻訳を開始する直前、年間100本以上のシェイクスピア劇を観続けていた。代表的14作品を、演じられた舞台に即して「男と女の力学」「闇の中の輝き」「この世は仮装パーティ」等のテーマに分類し、掘り下げていく。シェイクスピア劇が10倍楽しくなるエッセイ。文庫化にあたり、全集最終巻「終わりよければすべてよし」についての書下ろしと全作品翻訳開始後のインタビューを加えた。
  • 意地悪は死なず
    -
    談論風発。日本人の「正義」と「欺瞞」を衝く――モヤモヤを吹きとばす碩学の本音痛快討論。浮世の義理からお色気まで、二人のとどまるところを知らない知的関心の幅の広さに、読者の目がくらんでしまうこと確実。本書で世事人事を見極めれば人生は楽しみばかり!! 本書の内容 ◎流行がすべてである ◎「三日三月三年」という ◎何よりも正義を愛す ◎テレビ人間と活字人間 ◎意地悪は死なず ◎助平を論じてエロスに及ぶ ◎投票すれども選挙はせず ◎君見ずや管鮑貧時の交り
  • 人生に公式なし。されど人生に解答あり
    -
    心を癒し、心の軸をつくる――。「贅沢を妻子に教えるよりも、簡素を教えるために夫たるものがある」「蝋燭は周囲を照らすために、自分の身を焦がす」など、心に残る言葉と人生の訓(おし)え。現代人が避けて通れないストレスと上手につきあい、自分の心をやさしく癒すにはどうすればよいか。著者の体験と特異な視点から、対処する知恵と指針を示す1冊! ストレス社会をうまく切り抜ける処方箋!! 1.趣味はゴロ寝が第一になっている 2.煙草やアルコールの量が増してくる。 3.今までやらなかったギャンブル(麻雀とか競馬、競輪、競艇、パチンコ)に手を出し、たちまち深入り傾向を示す。 4.睡眠薬を用いていることを告白する。 5.覚醒剤に手を染め、情緒不安定、行動の緩慢度が甚だしくなり、喉をかわかせ、やたらに唾液を吐き散らしたりする。 6.家庭崩壊の兆し(不倫、経済無援助、暴力)を見せはじめる。 大体、以上の項目の3つがあれば要注意である。彼らは思いつきの自衛策に走った心弱きものなのだ。
  • 「H」学
    -
    「助平」は人類を救う! 今、「母権社会」を生き抜くには、男はやさしいヒモになりきるのがいちばん!!――性を知れば知るほど男の女の本性が見える。現代の性事情からは明るい未来はない。一休・良寛・一茶らの先人たちは生きていくうえで性をどう考えていたのか。古今東西の「性生活」と「性表現」を検証し、よりよい「性」のあり方を探る。 ●働いて金を稼ぐのが男性だと考えるのは、すでに古いとしかいいようがない。そんなことを考えて生きてきたから、男女の平均寿命に大きな差が生まれたのだろう。働いてストレスを宿し、そのストレスを解くためにも不節制な行為を繰り返す必要はなにもないといってもいい。――本文より
  • 大復活
    -
    8年間の苦闘の叫びだからこそ、読むと勇気がわいてくる。脳溢血による半身マヒと失語症に苦しめられ、将来を絶望する作家。そこからの奇跡的な回復ぶりに、改めて人間の意思の力の大きさを知る熱血リハビリ記。NHKドラマ『父帰る』のその後の記録。感動を再び! ●思えば病院は天国だった。退院すれば、すべて自分でやらなければならない。 第1章 伝えようもない失語症の孤独を味わう 第2章 めげずに、こりずに、繰り返す 第3章 自分の力だけでどこまでも行きたい 第4章 再発の恐怖といつも隣り合わせ 第5章 書くことだけが復活の道だ ●毎日、毎日、単調なリハビリが続き、多少うんざりしていた頃、テレビドラマの中で、小泉信三の言葉、「練習は、不可能を可能にする」を知った。僕は、「これだ、これだよ」と思わず叫んだのだ。そうだ、練習すればいいんだ。その時、僕の心は一点の曇りもなくなり、晴れやかな気持ちになったのを絶対忘れない。――「あとがき」より
  • なにわ魂 したたかに生きのびる知恵
    -
    「知識」より「知恵」のある者が勝つ――。他人からはアホだのケッタイだのと言われようが、混迷した時代を生き抜くのは大阪人の「底力」! そこにはしたたかに生きのびる知恵が詰まっている!! ●現在でもガッコアタマ(学校頭)という言葉が大阪人の間では通用する。学歴、学校で教えられた知識がいくらあっても、それを応用する知恵がなくては世間的に評価されないということである。学歴があっても正しい知恵も具備する人間は滅多にいないということを知っている。もしも双方を兼ね具えていたなら役人になり悪知恵を発揮するだろうという。これは昨今の大蔵省、日銀の賄賂役人に通じる昔からの大阪商人の卓見だろう。――「まえがき――なにわ魂の原点」より ●大阪という土地から芽生える思考と表現はたしかにケッタイである。ケッタイは怪体であり、怪態であるというが、この奇妙さは決して意識して生まれたわけではない。 じわじわと歴史の土壌から湧き出したものが、無意識に骨の髄、脳髄の中枢の部分に宿ったと思われる。ナニワ遺伝子とでも名付けていいような気がする。拭おうとしても拭うことが出来ない。
  • 「超俗」の生活
    -
    1巻1,320円 (税込)
    人間のやってることなんて、何て小さい!――流行とは、すぐ消えて無くなるもののこと。エコロジーだって、まやかしばかり。三百坪の畑を耕し、「銀河動物園」の15匹の動物たちに教えられる日々。もう世俗のことには、まどわされない。芥川賞作家が葉山の山の上で意志を貫いて生きる、確かな生活。 目次から ◎自然にも明らかに意志がある ◎人は耕すことによってのみ生きよ ◎草木語で話せるように ◎わが家は銀河動物園 ◎「風の又三郎」になったアライグマ ◎ヤギは草食動物ではない ◎思い出のように生きたい ◎美しき死の日のために ◎素敵なぼけ方 ◎臨終とは、とつぜん列車に乗ること
  • もう会えないとわかっていたなら
    -
    この本で紹介した23の物語は、家族とのお別れやつらい別れを乗りこえたエピソードです。 あなたも突然、大切な人との別れがやってくるかもしれません。5分で読める感動実話集 もしも明日、あなたの大切な人が死んでしまうとしたら? 考えたくないことかもしれませんが、少しの時間、想像してみてください。 明日は極端としても、大切な人との別れの日は、残念ながら必ずやってきます。 この本は、人生の最後にかかわる仕事をする有志でつくりました。私たちは毎日、大切な人を亡くしたご遺族と接しています。そしていつの間にか、ご遺族は次の二つに分けられることに気づきました。 「悲しみを前になかなか前に進めないご遺族」 「笑顔を取り戻し前に進まれるご遺族」 このように分かれるのはなぜだろう?と疑問に思ったのが、私たちがこの本をつくろうとしたきっかけです。 私たちはどんなご遺族にも、笑顔を取り戻して前に進んでほしいと願っているからです。 そこで、私たちが関わった数々のご遺族や相談者のエピソードの中から、どんな人たちが笑顔になっているのか、そのエピソードを紹介することで、ご遺族が笑顔を取り戻す手助けになるのではないか、と考えたのです。 この本には── 父親が家族に秘密で残してくれた預金通帳から家族を思う気持ちに気づいたエピソード 亡くなったご主人のお母さまと交流を図ろうとした全盲の未亡人のエピソード 家族を失った花屋のご主人に寄り添う町の人々の温かい気持ちが伝わるエピソード ──など、残された人たちが笑顔を取り戻した23篇の実話を紹介しました。 この中には遺言書を書かれたご本人や大切な方を亡くされたご遺族に語っていただいたエピソードもあります。 大切な人を失うことは、とても悲しく辛いことですが、残された人たちが笑顔になれる明日をつくるために、この本が少しでもお役に立てることを私たちは願っています。
  • すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる
    4.3
    一昨日の夕食は思い出せなくても、弁当の思い出は、鮮やかによみがえる。心の中に弁当が刻まれている。それが弁当の力だ。きっとあなたも弁当がつくりたくなる。人気コミック『玄米せんせいの弁当箱』にも関わった佐藤剛史が、あなたの「手づくり弁当」の思い出を、強い力に変える。 (※本書は 2009/8/1に株式会社 五月書房より発売された書籍を電子化したものです)
  • ワンダーランドに卒業はない
    4.3
    空想が日常の子ども時代、誰もが異世界へと旅する時間を持つ。物語に没頭する喜びは、ずっとあなたを支えてくれる。本を開いて、自分の中の子どもに会いにいこう。『クマのプーさん』から『ゲド戦記』まで――中島京子・初の児童文学エッセイ集。
  • 万葉学者、墓をしまい母を送る
    3.0
    墓じまい、親の介護と看取り、葬儀……。 50歳以上なら誰もが身につまされ、心が波立つ数々のこと。 体験と学問を往来し、現代日本人の魂の底に目をこらした思索の記録。 第68回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
  • P+D BOOKS 父・萩原朔太郎
    4.0
    娘の目に映った“不世出の詩人”の真実。 ――父はお酒を飲むと、まるでたあいない子供になってしまう。そして酔ってくると、次第にお酒をびしゃびしゃお膳にこぼしはじめ、それにつれてお菜を、膝の上から畳の上一面にこぼすのだった。――  室生犀星をして“不世出の詩人”と言わしめた萩原朔太郎。口語自由詩というスタイルを確立し、一躍時代の寵児となった朔太郎だが、その私生活は、風呂嫌いで、女物の下駄を平気でつっかけ、食事のときは前掛けをさせられていた、など驚くべきものだった。  いちばん間近で朔太郎の真の姿を観察していた長女・葉子が、父はもちろん、愛人をつくって家を出た母やいつも辛く当たる祖母のこと、そして室生犀星、三好達治、北原白秋、佐藤惣之助ら作家たちとの交流を克明に描いた文壇デビュー作。
  • 【9冊 合本版】折口信夫著作集
    -
    折口信夫を知るならこの一冊!折口民俗学の中核となる代表的作品『古代研究 民俗学篇』全4巻/『古代研究 国文学篇』全2巻、折口が生涯にわたり書き改め続けた重要な論考『日本文学の発生 序説』、そして唯一無二の小説『死者の書』と、歌人・釈迢空としての全歌集・重要詩を収録した『釈迢空全歌集』を一冊にまとめた豪華合本版。
  • 都会を出て田舎で0円生活はじめました
    4.1
    「ノブナカなんなん?」「真相報道 バンキシャ! 」などで話題の“自給自足家族"、初めての著書! 青森県某所---この北の大地に、自給自足で暮らす家族がいます。 家は廃材で建て、野菜類は畑で栽培! ガス、水道、電気の契約もなし! お金はほとんど使わない! にわかには信じられないような生活のリアルを描いたエッセイです。 現代で自給自足ってどうやるの!? お金はどうしてんのさ? などなど、気になることはたくさんありますが、その生活の仕方は本書の中に書かれています。 たとえば、「田舎のルンバは、ニワトリ」「突然来る、知らんオッサン」「動くソーラーパネル」「自然は最高の先生。自給自足的な子育て」など、その日常をユーモアあふれる文章で紹介。 もちろん、文明の利器に一切たよらないわけではなく、パソコンやタブレットだって使い、朝は挽きたてのコーヒーを味わうといったハイブリッドな自給自足生活です。 読み進めていくうちに、そもそも何でこんな生活を選んだの? という夫婦の原点もわかってきます。 何より魅力的なのは、「節約節約! 」とか「しんどい! 」といった息苦しさがまったくなく、毎日を、一瞬一瞬を生き生きとされている家族の様子です。 まずは試し読みいただいて、「ピン! 」と来た方には、ぜひ一読いただきたい1冊。 日常がハッと変わるような気づきと勇気がもらえる本になっています。
  • 鈍色の瞳で申し述べる土留色の提言 ~しんどいオカマのお悩み相談【第1話】
    4.0
    「たいていのオカマは明るくも強くもない」 「多くの人が凡人であるように、オカマもまた凡人なのよ」 自分もそんな凡庸な「しんどい」オカマのひとりと語り、 昼はふつうの会社に勤める主人公は、 夜はゲイバーで働きながら、お客さんの人生相談に答えている。 他人の幸せアピールがしんどい、モテる女を見るのがしんどい、自分がブスに思えてしんどい……。 誰もが共感できる日常のお悩みを、しっとり前向きに解きほぐす、オトナのためのコミックエッセイ。
  • わが植物愛の記
    3.0
    NHKの朝の連続ドラマの主人公が予定されている、〈日本植物学の父〉のエッセイ集。自伝的要素の強いものと、植物愛に溢れる見事なエッセイを、入手困難書からまとめる。
  • 大人になってやめたこと
    4.0
    「何かをやめることは、私が私で生きるための┴人生後半の大掃除だった気がします」┴『暮らしのおへそ』ディレクター、イチダさんの┴大人がもっとラクチンに生きられるコツ34、待望の文庫化!┴┴“年を重ねると、世界はとらえようのないほど広くて、不確かなもの、とわかってきます。だったら、ものさしを「自分」に置くしかない……。引き出しの中身を、自分のものさしで再定義していく。それが、私の50代の始まりでした。┴そんな作業の中で、若い頃から「これは絶対に必要」と持ち続けていたあれこれが、実はいらないんじゃないか、と思うようになりました。~中略~この本は、そうやって私が暮らしの中で、1つ、2つと「やめたこと」をまとめた一冊です。"(本文より)
  • ホンモノの人生
    -
    「絹着てボロ着て木綿着ず」。カネのあるときは絹を着る。カネのないときはボロを着てればよい。木綿にたとえられるような中途半端なものばかり着る人生を送ってはいけない。真っ当に生きるには、人生万般メリハリをつけて、自分を一生懸命に鍛えていくのだ。いつもおでこに風を受け、めんつら張って進め。――当代一の目利きが明かす「人生の裏ワザ表ワザ」。数奇な運命をかいくぐり、瞬時にホンモノとニセモノを嗅ぎ分け生きてきた男の人生の分かれ目、男の覚悟とは。 ●プロに徹することがホンモノの人生を歩む大道 第1章 ホンモノの生き方とは 第2章 なぜ私は今があるのか 第3章 私の人生修行 第4章 光あるうちに光の中を歩め 第5章 ホンモノの人生に羽ばたく 第6章 明日に向けての布石
  • 道具七分に腕三分
    -
    カッコいい人は仕事の本質を知っている。 介護の現場でのプロフェッショナルの体験記 週刊介護新聞(北海道医療新聞社)で大反響! 誌上ロングランを記録した85のコラムを完全収録!!
  • 弾丸メシ
    3.7
    執筆や取材で多忙を極める著者。だが、どんなに時間がなくてもメシは食べるを信条としている。そこで、必ず日帰り、食事は1時間以内に済ませる、絶対に残さないの3つの掟のもと、弾丸旅で美味いものを食べに行く挑戦! 日本や海外の取材先で出合った発見系謎料理から、ステーキ、餃子、ハンバーガー、ソースカツ丼、鯛めし……。グルメとはひと味違う美味いを追求する、食の記憶を呼び覚まし食べる幸せを堪能する。生み出される警察小説、スポーツ小説に詳細な食描写を書き込む男のこだわりの食&旅エッセイ集。
  • 女の偏差値
    3.8
    ドレスを買うと胸がはずむ! 華やかな未来を手にすることだから anan看板連載「美女入門」PART17 京都の夜はとびきりバブリーに楽しみたいし、年越しはハワイの輝く太陽の下で過ごしたい。大切な洋服は高級ブラシで入念に手入れして、ノースリーブ・ワンピのために二の腕エクササイズの努力も惜しまない。素敵な出会いに心躍らせながら、今日もマリコはダイエットにおしゃれに邁進中。楽しいことで埋め尽くされたマリコの(コロナ以前の)輝かしき日々。美女入門Part17の文庫化。
  • 「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない
    4.1
    すべての子供たちの未来の夢と出会いのために叫ぶ魂のエール 中学高校といじめられ、ひとり「死にたい夜」を過ごした中川翔子が傷つき悩む十代に送る言葉。あなたの時間と命は誰も奪えない――。 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 親父の納棺
    4.3
    東工大の教授(メディア論)である著者が、納棺師の女性の勧めで、突然、父親の「おくりびと」になったリアルな体験から、家族の死とどう向き合うのか? というプリミティブな感情を綴る。遺体の着替えをやるなどして考えた「死者へのケア、死者からのケア」についての論考と、「コロナ禍」で向き合う家族の死と「Zoom」の関係も。付章として、養老孟司さんと、「おくりびとアカデミー代表」木村光希さんへのインタビューも収録。 ■「さわる」だったその手に「ふれた」とき、親父が帰ってきた、と思った。 ■5日間、亡くなった家族と過ごした稀有な体験 ■コロナ禍だからこそ遺体が葬儀場に向かわずに家で。 ■父親の「おくりびと」になった貴重な時間の記録 ■納棺師の女性が教えてくれたか「エンゼルケア」 もくじ [プロローグ]親父が死んだ。そして「納棺師(見習い)」になった。 [1章]コロナで会えない--親父の病、ボケ、そして死。 [2章]コロナがもたらした神「Zoom」。お通夜も、葬儀も、お見舞いも。 [3章]私と弟、生まれて初めて親父に下着を履かせる。 [4章]親父との握手。「さわる」から「ふれる」へ。そして世界が変わる。 [5章]弔いである前に、死者のケア、生者のケア。 [6章]『手の倫理』と、居間で戦うウルトラセブン。 [付章1]「おくりびとアカデミー校長」木村光希さんに、聞いてみた。 [付章2] 養老孟司さんに、聞いてみた。 [エピローグ]1年後のストリートビュー。 [解説的あとがき]ケア、ミーム、埋葬、バーチャル化、そして「からだ」
  • 瓢箪から人生
    4.1
    人生の妙味が詰まった傑作エッセイ集が誕生。 大人気番組『プレバト!!』でお馴染みの俳人・夏井いつきさんが綴った、愉快痛快にして心に沁みる傑作エッセイ集が誕生! ≪俳聖バショーさまは、人生を旅になぞらえたが、旅とはさまざまな人と出会い、さまざまな出来事に遭遇することでもある。我が人生において、がっぷり四つで強い影響を与えてくれた人、袖振り合っただけの人から教えられたこと等を書き留めてみるのも、還暦を過ぎ、いよいよ高齢者として歩む人生の道標となるやもしれぬ。そんなこんなの人生の徒然を記してみようと思う。≫ (本書「ケンコーさんと夏井&カンパニー」より) 夏井さんがこれまでの人生で出会った忘れ得ぬ人たちを綴った全45編のエッセイを収録。『プレバト!!』誕生の秘話、師匠となる黒田杏子さんとの出会いや父親の思い出、夢枕獏さんとの意外な交流……どの一編も、俳人ならではの観察眼と夏井さんらしいユーモアが詰まっていて深い余韻を残します。 自作の俳句をはじめ、佳句、笑句も多数紹介。俳句を作るヒントも満載で入門書の役割も果たします。
  • スーツの鉄道青春夜行
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    ブルートレイン、国鉄型特急の旅 「自分を鉄道マニア、そしてYouTuberにまでならしめたブルートレインが失われ、今後もしかすると鉄道マニアをやめるかもしれない」と言わしめるほどの魅力と旅情あふれるブルートレイン、国鉄型特急、そして現在走っているカシオペア紀行やクルーズトレインにいたるまで、鉄道系YouTuberスーツがじっくりと思いをはせます。 かつてのゆったりとした移動そのものを楽しむ旅の醍醐味、鉄道の意味も考えさせられるようなエッセイです。 ブルートレインの時代へ、時間旅行しませんか? 登録者数80万人超の鉄道系YouTuber、スーツがこれまで乗って、旅したブルートレイン、国鉄型特急の動画の中から厳選し、YouTubeでは話されなかった話題やここでしか読むことの出来ない数々のエピソードも大ボリュームで付け加えた、書き下ろしの1冊!
  • 山の音
    -
    【内容紹介】 写真家の大森克己さんが紡いだ言葉、記録と記憶。1997年から2022年まで様々なメディアで発表してきたエッセイ、ノンフィクション、書評、映画評、詩、対談などにコロナ禍の日々を綴った日記を加えた一冊。マドンナ、東日本大震災、アヒルストア、ECD、家族のかたち、バラク・オバマ、ライカ、浅草、iPhone……時代の空気を言葉で写す圧巻の全464p。 【著者紹介】 [著]大森 克己(おおもり・かつみ) 写真家。1963年、兵庫県神戸市生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。スタジオエビスを経て、1987年よりフリーランスとして活動を始める。フランスのロックバンドMano Negraの中南米ツアーに同行して撮影・制作されたポートフォリオ『GOOD TRIPS, BAD TRIPS』で第9回写真新世紀優秀賞(ロバート・フランク、飯沢耕太郎選)受賞。主な写真集に『very special love』『サルサ・ガムテープ』『Cherryblossoms』(以上リトルモア)、『サナヨラ』(愛育社)、『STARS AND STRIPES』『incarnation』『Boujour!』『すべては初めて起こる』(以上マッチアンドカンパニー)、『心眼 柳家権太楼』(平凡社)。主な個展に〈すべては初めて起こる〉(ポーラミュージアムアネックス/2011)、〈sounds and things〉(MEM/2014)、〈山の音〉(テラススクエア/2018)。参加グループ展に〈路上から世界を変えていく〉(東京都写真美術館/2013)、〈Gardens of the World〉(Rietberg Museum/2016)、〈語りの複数性〉(東京都公園通りギャラリー/2021)などがある写真家としての作家活動に加えて『dancyu』『BRUTUS』『POPEYE』『花椿』などの雑誌やウェブマガジンでの仕事、数多くのミュージシャン、著名人のポートレート撮影、エッセイの執筆など、多岐に渡って活動している。『山の音』は初の文章のみの単著となる。 【目次抜粋】 写真の歌 あのふしぎなよろこびの感覚 名前のない4つのはなし ボクが見た日比谷。東京の風景。 浦安 いま、なにが見える? ショーン・ペンも同い年 ショーン・ペンは3つ上 サミー・デイウィス・Jr.はサントリーホワイトがお好きでしょ 寝ても覚めてもなこと 夢よ、もう一度 物学びし日々 説明できるかな? 『心眼』を編む はじまりはおわり 『心眼』ができるまで 桜の咲かない春はない あらあらかしこ ほか
  • 翔べ!太陽の子供たち
    値引きあり
    -
    広島のガレキの中で、心身ともに傷ついた引揚孤児や戦災孤児を収容し、守り、育てて“太陽の父”と呼ばれた青年がいた。東広島の静かな山中にある新生学園の歩みとエピソードを綴る。 (※本書は1996/12/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 桃色トワイライト(新潮文庫)
    4.0
    生まれて初めての合コンで『新選組!』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ――思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ!(解説・岸本佐知子)
  • 乙女なげやり(新潮文庫)
    3.8
    ひとはいつまで乙女を自称しても許されるものなのか。そんな疑問を胸に抱きつつも、「なげやり」にふさわしいのは、やっぱり乙女。熱愛する漫画の世界に耽溺し、ツボをはずさぬ映画を観ては、気の合う友と妄想世界を語り合う。気の合わない母との確執も弟とのバトルも、日常の愉楽。どんな悩みも爽快に忘れられる「人生相談」も収録して、威勢よく脱力できる、痛快ヘタレ日常エッセイ。
  • 夢のような幸福(新潮文庫)
    3.8
    欲望の発露する瞬間を考察し、友人と特異な「萌えポイント」について語り合う。伝説の名作漫画『愛と誠』再読でその不可解な魅力を再検証。世界の名作『嵐が丘』を読み乙女のテイストを堪能し、女同士でバクチクライブ旅。独自の見所発見の映画評、旅先の古書店の謎を探索。物語の萌芽にも似て脳内妄想はふくらむばかり――小説とはひと味違う濃厚テイストのエッセイをご賞味あれ!(解説・林望)
  • 人生激場(新潮文庫)
    4.0
    気鋭作家の身辺雑記、だけに終わらぬ面白さ! プレーンな日常を「非日常」に変えてしまう冴えた嗅覚。世間お騒がせの事件もサッカー選手の容貌も、なぜかシュールに読み取ってしまう、しをん的視線。「幸せになりたいとも、幸せだとも思わないまま、しかし幸せとはなんだろうと考えることだけはやめられない」。美しい男を論じ、日本の未来を憂えて乙女心の複雑さ全開のエッセイ。
  • 悶絶スパイラル(新潮文庫)
    4.0
    作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う……。キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリンは今日も絶賛分泌中! 愛と笑いで読者を包む、情熱的ミラクルエッセイ。(解説漫画・松苗あけみ)
  • 良子という女
    -
    さようなら、 ありがとう。 いい家族だった。 穏やかな毎日がずっと続くと思っていたのに、 突如として発覚した妻の病――。 介護生活の中で気付いたのは、彼女の深い愛だった。 看取りの瞬間まで温かく寄り添い続けた夫婦最後の1年間の手記。

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  • ビロウな話で恐縮です日記(新潮文庫)
    3.8
    日記。それは自意識との戦いであり、記録に対する人間の執念であり、己の欲望の表明である――。弟に罵られ、母とケンカ、父の独り言を聞き流し、祖母とテレビ談議に花を咲かす。オタク仲間と萌え果たし、海賊になった夢を見る。山積みの仕事は捗らずとも、山盛りの趣味は無限に順調だ。妄想力の申し子にかかれば日常が一大スペクタクルへ! 豪華脚注と最新日記も収録した爆笑エッセイ誕生。(解説・ジェーン・スー)
  • 灯をともす言葉
    3.7
    「美」について、「世の中」について、「暮し」について、「戦争」について――雑誌「暮しの手帖」創刊者が、物事の本質をつらぬく。時代を超えて、今こそ読み継がれるべき言葉たち。
  • 森のうた 山本直純との藝大青春記
    4.3
    オーケストラを指揮したい! 東京藝大で指揮者修業に奮闘するイワキとナオズミ。師と出逢い、ケンカと失恋を越え、ついに演奏会の日がやって来た! 名エッセイストが綴る、涙と笑いの傑作藝大青春記。
  • 虹の出発
    -
    二人の息子、そして天国の夫へ ある日、夫が亡くなった。 息子と3人での生活が始まってから、 息子の幸せだけを願い「いつ死んでもいい」と思っていた尚子。 そんな思いから救ってくれたのは息子たちの愛だった――。 夫を亡くした著者が愛する家族へ伝えたい想いを等身大に綴った手紙。

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  • アメリカでおばあちゃんになった私 50年の海外生活でみつけた素敵なゴールデンルール
    -
    明日を生きる勇気をくれるエッセイ集。 渡米して50年。子育てにアタフタし、人間関係に泣き、 自分を消してしまいたいこともあった。    ドン底の日々をくぐり抜けた日本人女性が見出した 「人生を輝かせるルール」とは。 明日を生きる勇気をくれるエッセイ集。 時間は流れています、止まりません。 75歳の私には時間の流れが早過ぎるくらいです。 「辛い時間」が止まり続けることがないことを、若い人たちに知ってほしい。 まだまだ先のある若い人たちは、何があっても堂々と生きていてほしいと願っています。 (「おわりに」より)

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  • 「贅」の研究
    3.0
    文芸評論家・福田和也氏が「本当の贅沢とは何か?」を探し求め、選び抜かれた「もの」「店」「人」を、ダンディズムを志向する男性ばかりでなく、本物を志向し文化を愛するすべての世代に語りかけるフォト・エッセイ。「本当の贅沢」を、福田氏自身が、現場に赴き、話を聞いて、そして自ら撮影。カメラ、とんかつ、床屋、鮨、帽子、靴、バー、絵画、名刺、洋食、古道具、眼鏡、洋服……、これぞ大人が持つ「日常の美学」。――「何時までも、若さを、なんて子供っぽいじゃないか。ボブ・ディランならともかくね」
  • ザ、コラム
    4.5
    ネトウヨもスキャンダルもエロもなんでもござれ。 これぞコラムの金字塔。 著者初の自選超偏愛的コラム集 政治家たちの失言・スキャンダル、スポーツ・芸能界のゴシップ、メディアの機能不全まで、 世の気になる出来事に対して常に辛辣で的確なツッコミを入れ続けるコラム界の至宝・小田嶋隆。 多くの物書きからリスペクトを受ける「コラムニスト中のコラムニスト」が、 この凡そ十年で手がけた数多のコラムの中から自らの手で選りすぐって編んだ一冊。(ほぼ単行本未収録) ノイズまみれの世界に燦然と輝くコラムの金字塔! 内柴正人準強姦事件/小泉チルドレンの行く末/島田紳助引退会見/岩波書店縁故採用/小向美奈子ストリップ/アベノミクスという「オレオレ経済政策用語」/のりピー覚醒剤事件とタトゥー事情/倖田來未羊水発言/星野仙一の軍隊式野球/中川昭一「もうろう会見」/……みんなまとめてナデ斬り。
  • 蕎麦曼陀羅
    -
    粉と水だけで作るシンプルな料理なのに、味に大きな差が生じるのは何故か。その違いがわかる人を一人でも増やしたい―。蕎麦の本質・精髄に迫る。(※本書は2007/12/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • マヤコ一○一歳 ~元気な心とからだを保つコツ~
    -
    大手メディアが注目する老境の生きる指針。 「なぜ100歳を過ぎても元気なのか」 と、よく尋ねられます。 きっと「人の目」を気にしないことがいいのね。 眠くなったら「からだがノーって言ってる」とさっさと寝てしまうのがわたし。 相手にも頼りたくないし、求めない。 食べたいものを食べ、やりたいことをやる。 からだと心の自然に任せた生活で、人の言うことは聞きません(たまに医者の言うことも無視します)。 「老いては『子』に従え」と言いますが、「老いては『個』に従え」ではないかと。 わたしという「個」、わたしの「心とからだ」の声に従って生きてきたからこそ、年齢を重ねても、いつまでも幸せに生きられています。 (「はじめに」より) 現役ピアニストとして活躍し、ひとり暮らしの日々を満喫するマヤコさんの周囲では、なぜか笑いが途絶えません。 100歳を過ぎても、自分らしく、心豊かに暮らす「マヤコ語録」から元気と勇気が伝播するからです。 ・面倒なことは聞こえないふり ・シワやシミは「わが同士」 ・年齢を理由に我慢しない ・遠くの親戚より近くの他人 …… 読むほどに長生きしたくなる、笑いと共感に満ち、ちょっぴり感動の愉快爽快エッセイ!
  • キヨハラに会いたくて 限りなく透明に近いライオンズブルー
    4.5
    「あの頃、原辰徳に憧れて、清原和博に恋をした。」 4番サード原に夢中になり、大人になっても原監督を追いかけ2019年に「原辰徳に憧れて -ビッグベイビーズのタツノリ30年愛-」を上梓した著者が送る集大成的コラム集の第二弾! これほど笑顔と涙が似合うプロ野球選手は見たことがない。しかめっ面の番長になる前のそんな痩身で八重歯のキヨマーが大好きだった。 だから何かと世界中で気が滅入るニュースが多い今こそ、明るく元気でクレイジーな「ライオンズの清原和博」を徹底的に書きたくなったんだ。 (本文より抜粋) 「プロ野球死亡遊戯」でお馴染みの最強野球ライター中溝康隆が最強〝青の時代のキヨハラ〟を膨大な過去資料から書き尽くす。 さらに、清原和博全ホームランを特別収録。西武時代のホームランには著者による極私的ホームランレビュー掲載!! 【目次】 ・memory of 1986-1996 ・なんてったってキヨハラ 第1章 1985-1987 獅子(レオ)の章~運命のドラフト、そして涙の日本一~ ・1985年 天才ふたりのシャイな言い訳 ・1985年 あこがれて、ふられて、悔しくて泣いた ・1986年 PL4年生 ・1986年 ノッてる怪物 ・1986年 新人類 ・1987年 未来は僕等の手の中 ・1987年 真夏の夜の夢 ・1987年 涙が止まらへん ・HOMERUN REVIEW 1986-1987 第2章 1988-1991 頂点(バブル)の章~狂熱の時代のスーパースター~ ・1988年 好景気ニッポンの顔 ・1988年 人生の必須科目 ・1989年 ホームランと欲望の日々 ・1989年 土地ころがしよりバット投げ ・1990年 プロ野球は清原のためにある ・1990年 1億円の男 ・1991年 情けねぇ ・HOMERUN REVIEW 1988-1991 第3章 1992-1996 別離(ホームイン)の章~最後の対決と夢の終わり~ ・1992年 主役交代の予兆 ・1993年 泡沫 ・1994年 逆襲のKK ・1994年 視聴率40%のKK対決 ・1995年 野球がホンマに好きやから ・1996年 ラストブルー ・HOMERUN REVIEW 1992-1996 1996...goodbye blue ・1996年 青空(キヨハラ)と少年 ・ホームランインデックス 1997-2006
  • うまくいかない日は、甘いケーキをひとつ
    4.2
    1巻1,672円 (税込)
    「今の私は未来の私を裏切らない」「甘いなにかにもたれてたい」「どうせ悪役は最後にいなくなるのよ」――世界中が敵に見える夜、つまずいたとき、立ち止まったとき、迷ったときに。 これだけ頑張っているあなたを癒す、甘く優しい言葉をお届けします。 人と比べては、どうして自分はこうなんだろう? もっと頑張らなくちゃ……と、自分をすり減らしていませんか? そんな毎日から抜け出して、自分らしく生きるためのヒントとは? ・前に進めてるか心配なときは、昔の自分に聞いてみる ・大切なものをなくしたときは、新しいなにかが見つかるとき ・頑張ったことが全部叶うならいいのに ・大切なものは大切にしすぎるくらいがちょうどいい ・どうせ消えるなら、全部どうでもいいように生きたらいい ・嫌なことが頭に住みついてしまったとき ・どう頑張っても、無理なときは無理 ・都合のいい憧れに振り回されない ・幸せを奪うのは他人ではなくて、いつも自分 ・つらいはずの思い出を甘くするもの ・今夜は悪魔のゴールデンタイム ・今日も、大人になりきれないまま などなど、優しいエッセイと、大人のための「絵本」で癒にあふれる一冊。 私たちの人生に必要なのは、「甘いお菓子」かもしれません。
  • 何卒よろしくお願いいたします
    3.7
    「尊重しあう2人の作家が交わした文章に、魂が宿り、ひとつの世界が形作られる」    キム・ボラ『はちどり』監督 韓国のアーティスト イ・ランと『ぼのぼの』の漫画家いがらしみきおの往復書簡。 コロナ禍の1年にわたって交わした手紙は、神、経済、AI、哲学、社会、映画、音楽、家族、生きること、等々尽きることなく対話が広がります。本書は韓国・日本でそれぞれ出版することになり、韓国では2021年12月にメディアチャンビより刊行。日本版には、その後に2人が書いた手紙を収録します。数々の苦難のなか交わされたことばは、深い思索と愛に満ち溢れ、読み手の胸に迫ります。
  • リセット発想術 常識のほぐし方
    4.0
    ともすれば平凡でつまらない毎日をちょっとでも面白くする方法とは? 日常の「あたり前」をリセットすると、今まで気づかなかった新しい価値が見えてくる! 常識にとらわれない発想の原点。
  • いいかげんなイタリア生活 - イタリア在住15年の私が見つけた頑張りすぎない生き方 -
    4.1
    note&Twitterで人気! イタリア在住15年のイラストレーターによる初エッセイ。 イタリア人パートナーとの結婚を機に、イタリアに移住して15年。 初めは「イタリア大好き!」というわけではなかった著者が、イタリアで暮らし続ける中で見つけた“ちょうどいいかげん”な生き方を、漫画と文章でつづったイラストエッセイ。 “何もしない”バカンスでリフレッシュ 小さな「嫌い」は我慢せず伝える 愛があるものだけ大切に 「一緒にやろう」で嫌な気持ちを半分こ  etc. イタリアの文化、人、食べ物、考え方まで。 適当なことも多いけど、だいたいなんとかなる。 心が軽くなるイタリア生活のエッセンス。 【著者プロフィール】 ワダ シノブ イラストレーター・漫画家。広島県生まれ、イタリア・トリノ在住。 日本で出会ったイタリア人パートナーの帰国について、2007年にイタリアに渡る。 イラストレーターとしての仕事のかたわら、noteやPodcastでイタリア生活について発信している。 Twitter: @shinoburun
  • 本当のヒロインはこんなこときっと思わない
    4.6
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 恋愛下手女子の苦悩を描いた切ない4コマ漫画がTwitterでバズり、共感の声やいいねが止まらない人気イラストレーター・黄身子の作品が待望の書籍化! 恋愛って実は、部屋でひとり思い悩むような時間ばかり。「こうすればうまくいく」という方程式やテクニックで自分ではない誰かになるのではなく、消極的な自分のままでいてもいいはずです。 幸せの形はひとつではないし、「普通」と思われている形や誰かのアドバイスにあわせてうまくできなくても大丈夫。 そのときの気持ちに合わせて1本ずつ味わいながら読める4コマ漫画や、自分の気持ちに向き合い前向きになれるコラムなど、恋に悩めるあなたに寄り添う恋愛本。
  • ペンギンと青空スキップ
    4.0
    家への帰りに道草をして見つけた美味しいシュークリーム屋さん。長年の夢だった富士登山で拝んだ朝焼け。忘年会と称して、ペンギンと出かけたお気に入りのレストラン。一歩外に出れば、素敵な出会いが待っている。毎日を楽しく丁寧に暮らすには、ときには頑張っている自分へのご褒美やお休みも大切。そんなお出かけ気分な日々を綴った日記エッセイ。
  • ペンギンの台所
    3.6
    苦節10年の末に、小説『食堂かたつむり』でデビューを果たした著者。執筆、サイン会、取材と怒涛の日々を送る彼女に代わって、ペンギンが台所デビュー。まぐろ丼、おでん、かやくご飯…。へとへとで家に帰っても、ペンギンと食卓を囲めば一瞬にして元気になれる。心のこもった手料理と仕事を通じての出会いに感謝する日々を綴った日記エッセイ。
  • 今日の空の色
    3.7
    鎌倉に小さな古い家を借りて、久し振りの一人暮らし。朝は早起きしてお寺の座禅会に参加し、夜は屋上でビール片手に満天の星を観る。ペンギンと恋人のように待ち合わせして夕食を楽しんだり、近くの小川をホタルと一緒にお散歩したり。携帯もテレビもない不便な暮らしを楽しみながら、本当に大切なことに気付く日々を綴った大人気日記エッセイ。
  • 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?
    -
    トンデモ本から世界は見えるか? SFから人生は学べるか? くりまんじゅうが5分ごとに2倍に増えたら、宇宙はどうなるか? 作品の裏話、疑似科学やトンデモ本の話、怪獣映画や変身ヒーローものの話、SFの話、メディアや社会情勢の話などなど、現在までに書かれたあとがきや解説、エッセイを再録。また、これまであまり語らなかった私生活についても書き記した、初のエッセイ集。●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
  • ぷかぷか天国
    3.7
    満月の夜だけ開店するレストランで、焚き火を囲んでお月見をしたり、急遽思い立って、三崎港へのひとり大人遠足を計画したり。ベルリンでは、語学学校に通って予習と宿題に追われ、束の間の休みは、ご近所さんとホットワイン片手にクリスマスマーケットを梯子する。自分の気持ちに素直に、日々を自由に自然体で生きる著者による人気日記エッセイ。
  • 洋食 小川
    3.6
    寒い日には体と心まで温まるじゃがいもと鱈 のグラタン、春になったら芹やクレソンのし ゃぶしゃぶを。石垣島から届いたパイナップ ルでタルトを焼いたり、ペンギンの仕事場に トンカツの出前をすることも。一人の夜に は、スパイスを煮込んだホットワインを楽し む。大切な人、そして自分のために、洋食小川 は大忙し。台所での日々を綴ったエッセイ。
  • こんな夜は
    3.3
    古いアパートを借りて、ベルリンに2カ月暮らしてみました。土曜日は青空マーケットで野菜を調達し、日曜日には蚤の市におでかけ。窓の外から聞こえるストリートの演奏をBGMに、読書をしながらお茶を飲んだり、さくらんぼのジャムをことこと煮たり。ベルリンの街と人々が教えてくれた、お金をかけず楽しく暮らす日々を綴った大人気日記エッセイ。
  • 海へ、山へ、森へ、町へ
    3.8
    天然水で作る地球味のかき氷(埼玉・長瀞)。ホームステイ先の羊肉たっぷり手作り餃子(モンゴル)。地元の山菜を使った一日一組の贅沢なレストラン(滋賀・米原)。西表島で真夜中に潮干狩りをし、カナダの森でキノコ狩り。自然の恵みと人々の愛情によって絶品料理が生まれる軌跡を辿ろう! 美味しい出会いを求めた旅の滋味溢れるエッセイ。
  • 私の夢は
    4.0
    カナダのカフェで食べたふわふわのワッフル。モンゴルの青空の下、遊牧民と調理した羊のドラム缶蒸し。旅の最終日にバーテンダーが作ってくれたコーヒー味のオリジナルカクテル。石垣島での真夜中の潮干狩りや、ベスト・オブ・クラムチャウダーを決めるべく決行した飲み歩き。旅先で出会った忘れられない味と人々。美味しい旅の記録満載のエッセイ。
  • ペンギンと暮らす
    3.6
    夫の帰りを待ちながら作る〆鰺。風邪で寝込んだときに、友人が届けてくれた菜の花ご飯。元気を出したい人の為に、身体と心がポカポカになる野菜のポタージュ…。大切なお客さまの為ならば、八百屋を6軒はしごすることも厭わない。そんな著者の美味しくて愛おしい、もてなしの毎日。ベストセラー『食堂かたつむり』の著者が綴る日記エッセイ。
  • 卵を買いに
    3.7
    取材で訪れたラトビアに、恋してしまいました。手作りの黒パンや採れたての苺が並ぶ素朴だけれど洗練された食卓、代々受け継がれる色鮮やかなミトン、森と湖に囲まれて暮らす人々の底抜けに明るい笑顔。キラキラ輝くラトビアという小さな国が教えてくれた、生きるために本当に大切なもの。新たな出会いと気づきの日々を綴った人気日記エッセイ。
  • たそがれビール
    3.7
    パリの蚤の市で宝物探しに奔走し、モロッコでは夕日を見ながら屋台で舌鼓。旅先でお気に入りのカフェを見つけては、本を読んだり、手紙を書いたり、あの人のことを思ったり。年末に帰ってきた自宅ではおせちカレンダーを作り、新しい年を迎える準備を整える。ふとすると忘れがちな、当たり前のことを丁寧にする幸せを綴った大人気日記エッセイ。
  • 真夜中の栗
    3.3
    私の毎日はいたって平凡だ。仕事をして、料理を作る。市場で買った旬の苺でサラダを作ったり、暖房が壊れた寒い日には、キムチ鍋を囲んだり。眠れない夜には、茹でただけの栗を食べながら窓辺で夜空を見上げ、年末には林檎ケーキを焼きながら年越しの準備をする。誰かの笑顔のために、自分を慈しむために、台所に立つ日々を綴った日記エッセイ。
  • グリーンピースの秘密
    3.6
    ベルリンで暮らし始めて一年。冬には友人と温泉で新年会をしたり、家で味噌を仕込んだり。春になったら青空市で見つけた白いアスパラガスに、薄切りハムとオリーブオイルを添えて。短い夏には美味しい味と素敵な出会いを求めて、リトアニアとポーランドへ。秋には家でリンゴケーキを焼いたり、縫い物をしたり。四季折々の暮らしを綴ったエッセイ。
  • 犬とペンギンと私
    3.6
    女子四人組で旅したインドでは、ヨガとカレー三昧。仕事で訪れたパリでは、お目当てのアップルパイを求めて一人お散歩。旅先で出会った忘れられない味と人々。でも、やっぱり我が家が一番! 新しく家族の一員になった愛犬と〝ペンギン〟の待つ家で、パンを焼いたり、いちじくのジャムを煮たり。毎日をご機嫌に暮らすヒントがいっぱいの日記エッセイ。
  • アトランタの案山子、アラバマのワニ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。アメリカン・フォークアートを巡る旅 ニューヨークで暮らしていたとき、五番街にあるスクリブナーという書店で一冊の本と出会った。掲載されている絵は、ほとんどが無名の人の作品で、わかりやすく一口で言ってしまえば、子供が描いたような絵だった。デッサンだの、遠近法だのはほとんどでたらめだが、でも、そこには自分なりにこういうふうに描きたいんだという気持ちがこもっている。常々、絵の魅力はそういうものではないかとおもっていたので、彼らの絵に感動した。(「プロローグ」より) イラストレーター安西水丸が少なからず影響を受けたアメリカン・フォークアーティストたち。彼らとその作品の数々を巡るアメリカ南部へのアート紀行。アメリカの神々……ハワード・フィンスターネヴァダの夕焼け……プリス・バトラーアトランタの案山子……R・A・ミラーキルティングの巨人……クリス・クラークサンタクロースはやるせない……モーズ・Tアラバマのママ……アニー・T鉄のロックンローラー……チャーリー・ルーカスアラバマのワニ……ジミー・リー・サダス●安西水丸(あんざい・みずまる)1942年、東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターとなる。広告、装幀、漫画、小説、エッセイ、絵本など、多方面で活躍。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞(1987年)、キネマ旬報読者賞(1988年)等を受賞。著書に、『たびたびの旅』『アマリリス』『がたん ごとん がたん ごとん』『安西水丸 地球の細道』『ちいさな城下町』など多数。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。2014年3月逝去。●小平尚典(こひら・なおのり)1954年、福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後はメディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って』のほか、『おやさと写心帖』『4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
  • 自閉症のぼくは書くことで息をする
    4.3
    17カ国で出版決定! 自閉症ゆえに何も書けないと言われた14歳の少年が綴った、 まばゆい北アイルランドの四季、そして動植物たちとの1年間 「自閉症のぼくは、みんなより世界を強く感じられるらしい。 世界はぼくにとって色とりどりの炎のようで、ひたすら美しい。 ぼくはただ、ぼくの世界の感じ方を知ってほしかった。 世界がどんなふうにぼくを揺さぶるのか、知ってほしかったんだ」 ――ダーラ・マカナルティ ダーラ・マカナルティは、執筆当時14歳、自閉症の若きナチュラリスト。同じく自閉症の家族とともに、北アイルランドの自然を文字どおり全身全霊で体感していく。庭のえさ箱に集まる愛らしい小鳥たち。夜空に輝く星くずのような昆虫の群れ。滑空する猛禽類は雄大で美しく、樹齢300年の大木は果てしなく崇高だ。 教師から「自閉症ゆえに文章が書けない」と言われたこともあったが、「自閉症ゆえにみんなより世界を強く感じられる」というダーラ独自のまなざしは、小さな命のきらめきから、大自然のパノラマまでを鮮やかにとらえ、彼自身の世界の見え方・感じ方を私たちに体感させてくれる。 本書は、ウェインライト賞をはじめ複数の文学賞を史上最年少で受賞。また、ダーラは英国鳥類保護協会から最も権威ある賞(RSPBメダル)も史上最年少で授与されている。 <目次> プロローグ 春 夏 秋 冬 用語解説 謝辞 訳者あとがき
  • 山のごはん
    3.6
    山で口にするものはどれもこれも美味しく、忘れられない。自分で背負っていく以外、山では食料にありつけないので、ありがたさは倍増する。遠くの峰を見つめながら口にしたミカンやアメ玉のひと欠片が体中に沁み込み、再び力が湧いてくる。山登りの食事はまさに至福の時間といえる――。さりげなく出てくる「山のごはん」に食欲が湧き上がる! 著名なイラストレーターであり、半世紀にわたる登山歴を持つ著者の、山の食べ物に焦点を当てたイラスト&エッセイ集。
  • 私は幽霊を見ない
    3.9
    私は幽霊を見ない。見たことがない。さらに目が悪い。心眼でも見えないし、知覚する脳の器官も機能しない……。だけどいつでもどこでも怖がっている筋金入りの怖がりだ。そんな著者は怪談専門誌で怪談実話を連載することに。そこで小学校時代からの恐怖体験を紹介。築百二十年の小学校の女子トイレには、“四時ばばあなる老怪女”や“病院で死んだ三つ子の霊”が出現すること。大学時代の友人たちから怖い話を聞き取りしたこと。友達の友達のお姉さんがイギリスのホテルで胸苦しくて目覚めると、金髪の白人女性がなにかをまくしたてながら首を絞めてきた話や、所属していたカメラクラブの部室の廊下を首のない女が走るという話などを思い出す。芥川賞を受賞し、上京した際には、編集者や出会った人たちからの聞き取りを怠らなかった。タクシー運転手が背負った自殺者の霊の話、マン島で見た妖精のような小さい人と目が合うとウインクしてどこかへ消えた話、自分が殺される夢を見たその夜に殺人事件が起こった話、深夜誰もいないトイレで鳴らされたナースコールなど。心霊体験をしたいがために、徳島県の廃墟ホテル訪問したり、レジデンスで訪れたアメリカで出ると言われているホテルに泊まったが幽霊には出会えず。幽霊には会えていないけれど、幽霊とは何かという問いの答えは知っている。“幽霊とは、生きているときに上げられなかった声”だ。私たちは誰であれ今でも、上げられない声を抱えながら生きているから、こんなにも幽霊を追い求めるのだろう。著者の幽霊探しの旅は続く。文庫化にあたり、書下ろし収録。【解説】朝吹真理子 【カバー絵】アンジェラ・ディーン
  • 自然農1年生 畑は私の魔法のじゅうたん
    3.6
    ある夜に覚えた孤独感に導かれ、たどり着いた自然農の世界。最初は野菜の葉の区別もつかずタネの撒き方もわからなかった。 日々、新しい発見と失敗を繰り返し、次第に豊かに育っていく野菜を眺めては、その味をかみしめ、思いは深くまた沈む。 必要があって自然に生まれるものはどんなことでも大変じゃない。ゆっくりやればやるほど、その途中にあるものがよく見える。 土を触りながら草を刈りながら実感した出来事の1年間の記録。
  • 人間ってなんだ
    3.7
    「人間とつきあうのが仕事」の演出家がずーっと考えてきた。 読むと誰かと語り合いたくなる「人間」についてのあれこれ。 【目次】 1 異文化で人間について考える     世界のボケは共通である   バイリンガルと成熟   日本人もイギリス人もそんなに変わらない 2 立ち止まって考える   牛は食えるか、犬は食えないか?   アウシュビッツは「正義」がたどり着いた地獄である   なぜ戦争は起こるのか   「笑い」とは何か   あなたは「マインドコントロール」されてないか?   連合赤軍事件とは何だったのか 3 からだを意識する   ことばがひらかれるとき   体と精神の不思議な結びつき   座った体と動いている体   画面越しでは難しい、感情やイメージを伝えるということ 4 性の世界は奥が深い   突然、国際電話の請求書が送られて来た   君は美人のお姉さんのウンチを見たか?   性の世界は深くて奥深いのである   「ただしイケメンに限る」という嘘   色っぽくなるためにはどうすればいいのか   人生と賢者タイム 5 才能ってなんだ   「こんな私でも」という感覚   欲望の淡い人間たちの時代   体力と人柄と才能   恥をかける大人は偉い   『影武者』のオーディションを受けた日   巨匠のフットワーク   蜷川幸雄さんのこと    6 希望について    バカバカしいことに真面目にエネルギーを使う   修羅場の中で青空を   ワークショップにはいろいろな人がやってくる   ツイッターと想像力
  • ライムスター宇多丸のお悩み相談室
    値引きあり
    3.6
    そいつらがこっちの人生に 責任とってくれるわけじゃなし! ライムスター宇多丸の人生相談本がついに刊行! 長年の片思い、夫の加齢臭問題、飲めない人が宴席を楽しむには、SNSやLINEでの諍い、汚部屋の悩みから、女性差別についてなど、日常的なお悩みから社会問題まで、34のお題に答えています。執拗に、フェアに、時に優しく、時に興奮しながらとことん考えた珍回答&名回答の数々、ぜひお楽しみください!
  • 今日もわたしをひとり占め
    4.0
    仕事、恋愛、結婚、人間関係…… 日々の生活で、何かと他人の目が気になったり、 自分の選択が世間の「正解」とズレていないか迷ったりすることはありませんか? 本書は、テレ東で働きながら漫画家としても活躍する著者、真船佳奈さんがたどり着いた、自分の世界を守りながら心地よく生きるコツがつまったコミック+エッセイです。 気軽に読めて、クスっと笑える漫画やイラストが盛りだくさん! 本書のキーワードは、 自分をひとり占めできる「ぼっち時間」。 以前は「ひとり」が怖くて依存体質だった著者が、 「ぼっち」を人生にうまく取り入れることで、 自分で自分を満たす楽しさを知るまでの物語です。 【目次より】 STORY1 「ぼっち時間」にいた本当のわたし …どうも 32歳、根暗、人見知りです …ヅラを捨てよ、世界へ出よう など STORY2 おひとりさまの「ぼっち旅」 …旅は鼻の穴全開ドアップ、煽り気味 …ボラれても「オーケイ」「サンキュー」の心 など STORY3 依存するのは「ひとり」が怖いから …すべての怪人に贈るラブソング …依存から抜け出した三十路、待ち受けていた「結婚」 など STORY4 踊らされるより、踊りたい …人生はマッドサイエンティストの実験 …テレビとマンガ 2足のわらじでけんけんぱ など STORY5 円満家庭は「ぼっち」が導く …別居家族ですけど、なにか? …夫婦は「ひとつ」にならなくていい など
  • 不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集
    3.6
    “少女漫画界のレジェンド”、一条ゆかり。 『デザイナー』『有閑倶楽部』『プライド』など、ヒット漫画は数知れず。ドラマ化された作品も多数あり、幅広い世代のファンに支持されています。 また、漫画作品のみならず、『実戦! 恋愛倶楽部』などの、エッセイ著作も好評を博しています。 そんな著者の、大人向けエッセイ集が発刊! 仕事、恋愛、美容、生き方…様々な状況で悩みを抱えがちな現代人に、人生を前向きに生きるための金言の数々をお届けします。たとえば… ・そのままのキミはたいてい汚い。入口が汚いと誰もノックしてくれません ・男というものは、たいした覚悟がなくても女をホテルに誘う生き物です ・夫や彼が浮気してる…あなたがそう思うなら、まずしてる ・馴染みの店に行きたがるのが男。新しい店に行きたがるのが女 などなど。 また、著者が過去に描いてきた美麗イラストを、厳選してカラーでお届けするほか、今回特別に描き下ろした『その後の有閑倶楽部』ショート漫画も収録! あのメンバーが大人になって登場するストーリーは、ファン必見です! 【目次】 はじめに 名言&美麗イラストギャラリー 第1章 ソク役に立つ! 一条式・成功の極意 第2章 刺さって納得。恋愛のツボ スペシャルプレゼンツ「その後の有閑倶楽部」――白鹿野梨子の場合 第3章 懲りない面々。男というものは 第4章 闘いはエンドレス。美と健康の求道 スペシャルプレゼンツ「その後の有閑倶楽部」――黄桜可憐の場合 第5章 冴え渡る洞察力。人間ってヤツは… スペシャルプレゼンツ「その後の有閑倶楽部」――剣菱悠理 菊正宗清四郎 松竹梅魅録 美童グランマニエの場合 第6章 幸福も不幸も自分次第! ネバーギブアップな人生訓
  • 日本人の真価
    3.9
    情報がかけめぐる現代にあって大事なのは、歴史の縦軸・横軸にそって物事を大局的に見ることだろう。  その稀有なる視点を有するのが藤原正彦氏である。  著者は『文藝春秋』誌上において、骨太な論考を寄せてきた。対国政、対コロナウイルス、対中国、対韓国について。あるいは、毎月の「巻頭随筆」においては、時機に則した軽妙なエッセイとなる。  著者に一貫して通底しているのは、「教養」と「品格」と「ユーモア」ということになろう。その言葉は、いかにも日本人の肺腑にズシンと響く。270万部売れた『国家の品格』のエッセンスは不滅なのである。  それらを一冊にまとめて、通読できる贅沢な体験ができるのがこの作品ということになる。
  • 世界珍食紀行
    3.6
    日本では誰も味わったことのない現地の味覚! 世界の各地で調査を重ねる研究員たちが食した美味・珍味、そして時に悶絶するほどのゲテモノ食などを綴った人気連載をまとめた一冊。

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