ぼくはあと何回、満月を見るだろう

ぼくはあと何回、満月を見るだろう

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

自らに残された時間を悟り、教授は語り始めた。創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、坂本家の歴史と家族に対する想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界について――。『音楽は自由にする』を継ぐ、決定的自伝第二弾。坂本氏の最期の日々を綴った、鈴木正文氏による書き下ろし原稿を収録。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    ぼくはあと何回、満月を見るだろう
  • タイトルID
    :
    1358631
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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ぼくはあと何回、満月を見るだろう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    坂本龍一さん
    最晩年の数年間の記録
    余命を告げられたところから始まり
    最後まで読めるか不安になりながらも
    いつの間にか坂本さんの思想
    仕事、知識の深さに引き込まれた
    人の3倍は生きたとの家族の言葉通り
    坂本さんでしかありえない
    音楽をアートを生み出した71年
    まだまだ坂本さんの言葉を聞いていたい
    そんな気持ちになった

    表紙をひらいたあとの白い一枚
    続く真っ黒の細長の一枚
    そこから見えるタイトル
    とても好きです
    さらに頁をめくると
    草原に浮かぶ満月の絵

    読み始める前からぐっときました

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ

    私はロゴスの人。言葉で世界を解体し、理解することには慣れていても、芸術という体験には物怖じしてしまう。とはいえ、ピュシスへの畏怖や、憧れはずっと抱えたままだ。

    作中に溢れる未知の固有名詞や作品群。知らないものばかりだし、理解もできないけど、彼が世界を体験するそのやり方を少しでも共有できればいい。

    私は、あと何回満月を見られるだろう。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    映画版の「Ryuichi Sakamoto: diares」に感銘を受けて、その流れで。世界的に名声を馳せて歴史に残るような作品を残し、多くの人に惜しまれ悲しまれたとしても、死からは逃れられない人生の残酷さ。こんな厳しい生き方や人生はとても真似できないと思いながらも、自分がどんな死を迎えるのか、どのように生きるべきか?考える指標となる一冊。

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    「音楽的な文章」というものがあるとすれば、まさしくこの本はそんな本と言えるだろう。
    まるで坂本龍一の音楽を聴いているかのような文章である。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    関わっていらした活動や
    交友関係 仕事に対する姿勢や
    とんがっていたところなど
    たくさんの坂本さんを知ることができました

    死を間近に意識してからの生活は
    きっととても濃密なものであったに違いない

    人は自分の死を予知できず
    人生を尽きぬ泉だと思う
    だがすべての物事は数回 起こるか起こらないか
    自分の人生を左右したと思えるほど
    大切な子供の頃の思い出も
    あと何回 心に浮かべるか
    4〜5回 思い出すのがせいぜいだ
    あと何回 満月をながめるか
    せいぜい20回
    だが人は 無限の機会があると思う
    (9ページ)

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    坂本龍一の人柄がすごく分かる本だった。とっても素直すぎてびっくりすることもあった。私はasync が好きだから、その制作過程が知りたくて手に取った。坂本龍一の音楽バカな所がすごく分かり、私も音楽の教養をしっかり付けたいと思った。坂本龍一のピアノを弾けるようになりたいな。

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    自分がいつ死ぬか知らないから、わたしたちは人生を、尽きせぬ泉であると思ってしまう。しかし、物事は無限回起きるわけではない。ごくわずかな回数しか起きないのが実際だ。子供のころのある午後をあと何回、思い起こすであろうか?それがなければ自分の人生がどうなっていたかわからないほどふかいところで、いまある自分の一部になっているそんな午後であってさえ、たぶん、あと4回か5回だろう。いや、もっと少ないかもしれない。満月がのぼるのを見ることは、あと何回あるだろうか?たぶん、20回か。そして、それなのに、無限回あるかのように思っている。

    …坂本さんが音楽を担当した1990年の映画『シェルタリング・スカイ』(ベルナルド・ベルトルッチ監督)の最後に登場した原作者のポール・ボウルズが、モロッコの場末のカフェにまよいこんだ主人公のキットを演じたデブラ・ウィンガーに、「迷子になったのかね?」とたずね、「イエス」とこたえたかの女に、原作となった1949年の同名の小説中にある上記の部分を、棒読みするように語ったのだという。

    この本の中には、こういうすごいセリフがあるかと思えば、坂本さんはその母に厳しく育てられたんだという村上龍の言葉もある。

    本当にこの人は物理的には70数年の人生だろうけれど、一体何人分の人生を生きたのだろうと思うほど、この本に中心的に書かれている、8年余りの時間は濃密で刺激的で、語り口は淡々としているけれど実はヒリヒリするような2800日余の日々だったんだろうな…合掌。

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    坂本龍一が綴る晩年の行動と思想の記録。
    ミュージシャンが自身について語る言葉からはインスピレーションを受けることが多い。
    本書も、坂本龍一という人物を理解し、そこから学びを求めようとする上で最高のテキスト。
    2010年くらいからの彼のアルバムを順番に聞きながら読む。

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    音楽家坂本龍一さんの自伝。著名な人物なのでもちろん存在や功績は知っていたが、この本を読んで初めて人間坂本龍一を知れた気がする。音楽家としての仕事への向き合い方、戦場のメリークリスマスへの葛藤、家族や仲間への想い、政治活動への信念、自身を蝕む癌との向き合い方、様々なことに対して信念や妥協や哲学を持っておられる。
    御本人は亡くなられたが、音楽はもちろんのこと、この本を通して様々な事を後世に残してくださった坂本龍一さんに感謝したい。

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    音楽家 坂本龍一の自伝。2009年の自伝「音楽を自由にする」以降の活動を口述筆記したもの。
    若い頃は、気力体力に自信があって、健康も問題なく活動していた彼が、2014年に最初の癌に犯され、その後寛解して復帰したものの、2021年に転移再発して2023年3月に亡くなってしまう。前回の自伝上梓後の音楽活動とこれまでの節目となった出来事、地震や原発反対活動及び自身のルーツ、癌との闘病生活など、これまで語られてこなかったエピソードや思想を綴る。
    テレビで見る彼の姿は、いつもすごく冷静で頭脳明晰な芸術家のイメージがあったけれど、実際は熱い心の持ち主だったようだ。様々な出来事に対する喜怒哀楽の感情が文章から伝わってくる。2011年の東日本大震災以降は政治的な活動も行ったようだが、これは怒りの感情が原動力になっている。また感情が高ぶってよく号泣することもあったようで、それは自分にとっては意外だった。自身の作品、演奏や共演した人達に対する彼の本音も語られていて、とても興味深かった。素晴らしい作品を発表し、良い友人知人や出会いもあって、自分にとっては羨ましくなるような充実した人生に見えるけれど、本人には道半ばでやり残したことも多かったのだろう。ただ仕事一途で人生を全うできたことは、幸せだったかもしれない。日本の偉大な作曲家の一人だったと思う。

    0
    2024年07月19日

ぼくはあと何回、満月を見るだろう の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    ぼくはあと何回、満月を見るだろう
  • タイトルID
    :
    1358631
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    9MB

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