大島弓子の作品一覧
「大島弓子」の「つるばら つるばら」「ちびねこ絵本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大島弓子」の「つるばら つるばら」「ちびねこ絵本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
栃木県立大田原女子高等学校卒。 1968年『ポーラの涙』でデビュー。『綿の国星』で第3回講談社漫画賞少女部門受賞、劇場アニメ化もされた。『ミモザ館でつかまえて』で第2回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。その他に『グーグーだって猫である』、『つるばらつるばら』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
表題作『全て緑になる日まで』は、短めの映画一本みたような充足感が得られるすごい短編だった。展開が面白い!すっかりミスリードをくらって振り回されていた。ラストに痺れてもう一度読み返しちゃった。
同様に、変装のからくりで想像をかき立てられる『リベルテ144時間』も好き。みなみちゃん可愛い〜。ラストでとっても大人びた十五が清々しい。短編なのに、なんで長編連載で主人公が成長した時みたいな感動があるんだろう。すごいな...。
現実よりも美しくみえる鏡の向こうを「もうひとつの10月」と称し、とっくに死んだ先生と夢の中で過ごすという『10月はふたつある』も幻想的で美しい。モノクロなのにきらきらした光がさす
Posted by ブクログ
大島弓子先生の作品は、絵やストーリーはもちろんのこと文章が美しい〜!瑞々しくて、危ういバランスのなかで瞬間煌めいている。宝石箱のような作品集。
収録作品どれも素敵だったけど、初っ端の『ローズティーセレモニー』が特に好き。引用されているエリュアールの詩を知らなかったので、恋の詩なのかと思ったら...最後の最後に何の詩なのかがわかり、静かな感動と余韻がひろがった。
表題作『四月怪談』も素晴らしい。100年前に死んだ自分の肉体を探す幽霊との交流。肉体があるうちに帰りなさいと忠告してまわるお人好しの霊。
『雛菊物語』もそうだけど、少女たちのセンチメンタルな瞳を通して語られる危うい死生観にクラクラする。