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Posted by ブクログ
大島弓子先生の作品は、絵やストーリーはもちろんのこと文章が美しい〜!瑞々しくて、危ういバランスのなかで瞬間煌めいている。宝石箱のような作品集。
収録作品どれも素敵だったけど、初っ端の『ローズティーセレモニー』が特に好き。引用されているエリュアールの詩を知らなかったので、恋の詩なのかと思ったら...最後の最後に何の詩なのかがわかり、静かな感動と余韻がひろがった。
表題作『四月怪談』も素晴らしい。100年前に死んだ自分の肉体を探す幽霊との交流。肉体があるうちに帰りなさいと忠告してまわるお人好しの霊。
『雛菊物語』もそうだけど、少女たちのセンチメンタルな瞳を通して語られる危うい死生観にクラクラする。私、大人になったなぁ。
Posted by ブクログ
「四月怪談」に限らず、大島弓子について。
大島弓子を知る以前・以後、と人生をわけることができるぐらい大きな出会い。
高校生のころ、初めて手に取ったのは「毎日が夏休み」。
このなんともうらやましいタイトル。
自信がもてない自分に、それでも大丈夫と言ってくれた気がした。
話ももとより、印象的なフレーズ、エピソードも心に残る。
太陽の下で文字を読んだ後、他に目を向けたときの、あのチカチカとする感覚。
屋内で冷たいデザートをたらふく食べた後、
太陽の下にでたときの、あのさらに体が満たされる感覚。
そういったものをマンガにしてくれる。
そんな感覚は自分だけじゃないんだ、と安心させてくれる。
日々の笑いや愚痴など、よしなしごとをしゃべる友達ではないけど、
いざというときにどっしりと励ましてくれる友達。
それが私にとっての大島弓子だと今は思っている。
『前途は洋々としてブルー』なんて、今ピッタリ。
(「庭はみどり川はブルー」でのフレーズ)
もちろん「四月怪談」のステキな話。
霊に「一緒に生きよう!」って、言える主人公に拍手。
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