国内小説作品一覧
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『吾輩は猫である』の子孫猫をついに発見!? お気楽こそ身上。イラストと写真満載でつづる、猫エッセイの決定版! ――『吾輩は猫である』に描かれた猫の子孫を探して、いざ下町へ。路上観察家として活躍する著者が見つけた、肥やし猫、ミッキーマウス猫、広告猫、車猫、猫実……って何!? マイペースで生きる猫たちを、豊富なイラストと写真で、たっぷり紹介します。見るほどに読むほどに、いつのまにやら癒される、猫エッセイの決定版。
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3.8驚愕のストーリー展開が評価された、第10回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作が、文庫化です! 「想像の斜め上! 僕はこの本を推薦します」乙一(作家)。何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」を入手した光一は、真相を確かめるため司法浪人の久保敦に相談し、犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん――母親を喪った光一にとっての、唯一の家族だった。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引きずり出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!
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4.1「社長があなたを嫌っているから」と、25年勤続にもかかわらずいきなりリストラされたかすみ。プライドはずたずた、崖っぷちに立たされたかすみが這い上がるきっかけは、東京マラソンの沿道で縁もゆかりもないランナーたちを応援する友人の姿だった――。独身アラフィフ、無口な夫との生活に飽き飽きしている専業主婦、社内で「客寄せパンダ」的にしか振る舞えない中堅女性社員。それぞれが「人を応援すること」を通し人生を見つめ直していく連作短篇集。読めば元気が出る、疲れた心に贈る栄養剤小説! ※本電子書籍は2016年2月に講談社より刊行された『アレー! 行け、ニッポンの女たち』を加筆修正して改題、文庫化したものです。
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4.4ここはキッチンを模したTV局のスタジオ。エプロン姿のキョーコは豪華な食材に囲まれ、キンチョーの面持ちでたたずんでいた。料理番組のゲストに招かれ、今日はその収録。鮮やかな手際でフルコースを仕上げ喝采をあびたキョーコだが、この方に食べていただきますと、スタジオに登場したのは…!? うれしい初ノベライズ。“スキビ”の小説はオリジナルストーリー全6編、ハイテンションのフルコース。カバーイラストや挿絵など、仲村佳樹の描きおろしもいっぱい。最後までおいしい1冊です!
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3.0李土との戦いで黒主学園夜間部は消滅。零と優姫は離れ離れになる。夜の街で海斗とともにハンターの任務につき吸血鬼を取り締まっていた零。そんな零を密かに見張っていたのは? スピンオフ全6編収録。
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-カレドニア(スコットランド)に隠された中世の秘密を日本人商社マンが解く おとぼけの日本人と才色兼備の英国人が珍妙な道中をしながらスコットランドの古城、謎を解こうとするが。。。 【目次】 プロローグ 一章 クライ・オブ・ザ・ナイト 二章 謎へのリンク 三章 エディンバラを探せ 四章 王家の秘密とストラスモア・キングホーン伯爵家 五章 スターリング城とロバート・ブルース 六章 ブレア城と私兵団 七章 カローデン古戦場とテンプル騎士団 八章 秘密の守護者 エピローグ 【著者】 雄多圭佑 小説二作目。金融関係で英国をたびたび訪問。スコットランドを訪れた際に本作のヒントを得る。
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5.0藍堂英、貴族ヴァンパイア名門・藍堂家長男にして自他共に認める玖蘭枢の絶対崇拝者。そんな藍堂と夜間部のメンバーの前に現れた少女とは!? 優姫や零が高等部に上がる前、夜間部黎明期の、秘密の切ない物語──。他、少年時代の零が、吸血鬼ハンターの修行中に遭遇した事件とは!? コミックスでは描かれない完全オリジナルストーリーの数々。樋野先生描きおろしイラストも必見の「ヴァンパイア騎士」初ノベル登場!!
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3.0◎私立恵比寿中学 鈴木裕乃 映画初主演で映画化!◎さあ、“脱出ゲーム”の始まりです。今度のJOKER GAMEは残酷……。前作を超える、恐怖とサスペンス、そして頭脳戦! 本当の“恐怖のゲーム”は、ここから始まる! ◎日本児童の学力低下を食い止める法案「義務教育延長法」によって、生徒それぞれが命を掛けて行った『ババヌキ』。その死のゲームに敗北を喫した7名の少女たちが「矯正施設」に送られた。そこで待ち受けていたのは、新たな試練、『死の脱出ゲーム』。ジョーカーが仕掛けた数々のトラップをクリアして、彼女たちは悪夢のような死の連鎖から逃れる事は出来るのか?◎全国の高校で実施された「ジョーカーゲーム」により“敗者”となった者たちが集められた『矯正施設』。そこでは、女性指導官・大島由美のもと、7人の女子高生たちが暮らしていた。“矯正施設”という名称とはうらはらにのんびりとした生活を送っていた。弛緩したムードの漂う中、ある日「身体検査」が行われ、注射を打たれる。たちまち眠りに落ちる7人――そして目覚めた彼女たちを待っていたのは……謎の人物からのメッセージ。「さぁ、“脱出ゲーム”の始まりです。部屋には様々なヒントが隠されています。そのヒントを見つけ、皆で協力して解答を見つけ出し、この部屋から脱出してください」各自はヒントを解くためのアイテムをもたされており、共闘しなければ抜け出せない。だが……それぞれの思惑のもと、互いに疑心暗鬼に陥る7人。そして第一の犠牲者が……パニックに陥る残りの6人。果たして彼女たちは全ての謎を解き、生きてここから脱出する事が出来るのか?◎映画『ジョーカーゲーム 脱出』DVD、絶賛発売中!
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-◎AKB48 北原里英 主演で映画化!◎死を賭けた「ババヌキ」――生き残るのは運じゃない。『リアル鬼ごっこ』『王様ゲーム』を超える、恐怖とサスペンス、そして頭脳戦!◎生き残りたければ、「ババヌキ」をしなさい。日本児童の学力低下を食い止める法案「義務教育延長法」が制定された。義延法では特に、日本の若者の人間力の向上を目指した。若者の優劣は、生命力と交渉力と僅かな運で決まる。選別するシステムの名は「校友カード」――それは、〈ババヌキ〉だった。◎赤沢千夏は県立の進学校に通う高校3年生。文科省の指導により、今日から3年生全員での“合宿”が行われる。合宿初日、担任からクラス全員で“ババヌキ”をすることが発表される。カードは各自10枚。カードの交換の仕方は各自の自由。決められた時間内であれば、校舎内の移動も自由。但し決められた時間には教室に戻っておかなければならない。カード交換により、手持ちにペアカードができたら教師に提出することができる。カードを全部教師に提出するか、「契約システム」を使って他人にカードを引き取ってもらうことができればクリア。カードの中には1枚だけジョーカーが含まれており、最後までジョーカーを持っている者が負け。ゆるい雰囲気ではじまった“ゲーム”だったが、その日の“敗北者”が決まった瞬間、生徒たちはこれが自らの命を賭けた“ババヌキ”であることを知るのだった…。生死を賭けたババヌキに最期まで生き残るのは誰なのか…。◎映画『ジョーカーゲーム』DVD、絶賛発売中!
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-迷信を信じ、縁起を担いでばかりいる気の小さい占い師・鴨志田賢。妻の幸子と5歳の息子・陽は、そんな賢に奮起をうなすために別居している。がんばろうとは思うものの、なかなかトンネルを抜け出せず、わびしい一人暮らしをしている賢の前にある日、ルーシーという名の黒猫が現れる。「黒猫……なんて不吉なんだ……」と思う賢の気持ちをよそに、ルーシーは自分が産んだ2匹の子猫を置き去りにしてしまう。いくら黒猫といえども、小さな生命を見殺しにすることが出来ない賢は、イヤイヤながらも子猫の世話をしはじめる。すると……鴨志田の運勢は次第に上向きになり始めていく。「福を運ぶ黒猫?」この2匹と出会った鴨志田の人生は大きく変わっていく。それは親子2代に渡ることになることを鴨志田は知らなかった……。
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-家から半径3キロ以内で生きてきた男、芝二郎。憂いた母の鞠子が仕掛けた冒険で、二郎は地球の裏側アルゼンチンに到達。あれから2年……二郎は再び引きこもっていた。日々の相棒は、マメシバ一郎と、パソコン。労働なんてナンセンス。 そんな二郎の元に、母から次なるミッションが下った。1日仕送り一〇〇〇円。但し「お手伝い」を毎日する事。今ではすっかり自宅に引きこもり、悠々自適なニート生活を送っていた二郎にとって、晴天の霹靂。相棒のマメシバ一郎を使って、母親に抗議ビデオを送りつけようと撮影していた。そんな二郎の元に母親からの紹介だというひとりの女性が現れたことから、思わぬ事態に……。
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4.0黒猫が鴨志田陽の前を横切った。 「今ので753回目……黒猫が横切ると不吉なことが起こる。そんな迷信信じたくないが、こうも多いと気にならないほうがおかしい……」 リストラから心機一転、浄水器のセールスを始めた陽だったが、全く売れずに、肩を落として歩いていると、目の前をまた違う黒猫が横切る。仕事もままならず、半同棲中の彼女から妊娠を告げられるも結婚に踏み切れない陽。 そんな中、父の七回忌がやってきた。陽の父はかつて「黒猫占い師」として話題になり、家族よりも黒猫とばかり過ごしていた。陽は、父も黒猫も大嫌いだった。七回忌を済ませ、実家の父の書斎でうたたねしていると二匹の黒い子猫が現われた。その二匹は、かつて父が飼っていた黒猫のルーとシーに似ていた……。 その二匹が、陽の人生に転機を与えることを、その時の陽はまだ知る由もなかった……。
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4.1間瀬垣勤は、日本一人付き合いが苦手なタクシー運転手。 前職は中学教師。生徒とのコミュニケーション不全に耐えきれずに辞めた。同僚だった英語教師の真亜子と娘の瑠璃の3人暮らし。稼ぎも悪く、娘にもバカにされ、妻にも期待されていない。家で間瀬垣の居場所は年々無くなっていた。間瀬垣が仕事中にいつも時間を潰す小さな公園があった。今時見ない土管型の遊具のみが真ん中に置かれた、一日中日の当たらない空間。そこで間瀬垣は、運命的な出逢いをする。土管の中からじっと見つめる、何ともふてぶてしい目。でっぷり太ったおっさんのような猫。首輪には「御子神」と書かれていた。間瀬垣はそれから毎日その公園で御子神さんと会っているうちに、その何ともいえない風貌に心を奪われてしまう。そして、御子神さんと一緒にタクシー営業を始めることを思いつく……
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4.8「私が会社を辞めることになったのは二週間前に“ねこ”と出会ったことが原因だった。私はいつものように出勤し、いつものように仕事をする。人事部の部長である私に課せられた任務は“リストラ”を遂行すること。私の名前は『鬼塚汰朗』。ある会社の人事部長である―」一流企業の人事部長・鬼塚汰朗。職場にあっても家庭にあっても自分自身を厳しく律し、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。人生にやすらぎなど必要ないと考えていた。ある晩、鬼塚は立ち寄った公園で、捨てられた子ねこを見つける。ウルウルとしたその瞳。見つめ合う二人。気がつくと、鬼塚は子ねこを抱いて、自宅前に立ち尽くしていた…。癒しとは何か、生きるとは何か―がんばっている人すべてに贈る、笑いと感動の子ねこと中年の物語。
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3.8僕は、どんな人間だったのか。どんな君を好きだったのか――。 「理想の三組」と呼ばれた高校のクラス全員が、ある日突然記憶喪失に。すべての人間関係についての記憶が失われた状態で生まれてきた謎を、主人公の「僕」は解き明かせるのか。「僕」・九瀬永一とクラスメートの叉桜澄は今は全く性格が合わないが、記憶を失う前は付き合っていたようで……。 残されたSNSや日記からふたたび理想の姿を取り戻せる日は来るのか――。 主人公自らも記憶喪失というハンデを抱えながら、さまざまな謎を、やはり記憶を失ったクラスメートで恋人(だったらしい)叉桜とともに解き明かしていく。 「謎好き乙女」シリーズや「今夜、君に殺されたとしても」で話題沸騰の著者による、待望の新シリーズ!
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3.5妻の顔が、むかし捨てた女の顔になっていく! 平田篤胤「仙境異聞」の天狗小僧寅吉が見た人間の業、病理とは!? 妻と娘の3人で暮らすマイホーム。幸せを手にしたかに思えた俊男だが、いつしか希望は失われ……。 そんな時、妻の静佳の顔が変わっていることに気づく。整形を繰り返す静佳は、若い頃に捨てた女・あゆみとそっくりに!? (表題作「貌孕み」) 幼い頃、天狗にさらわれ仙境で暮らした童子・天狗小僧寅吉こと嘉津間。 平田篤胤は嘉津間の話をまとめて「仙境異聞」を著したが、やがて嘉津間は忽然と姿を消した。 その15年後、嘉津間は再び篤胤の前に現れ、時空を超えた旅の中で見た、人間たちの深き業が渦巻く魔境の有様を語り始める――。 平田篤胤の「仙境異聞」に材を取り、現在の人間社会をあえて“魔境”と捉えた、著者ならではの超異色ホラー作品。 〔収録作〕「太祖墓陵」「猫女」「童翁」「鬼母神」「火札」「貌孕み」「妖魔」
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4.3第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成! 日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化! ゆるされている。世界と調和している。 それがどんなに素晴らしいことか。 言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。 高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。 ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。 解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。 豪華出演陣で映画完成! 外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。 「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
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3.4あなたのワケあり写真は、心のワケを写している── 天然なイケメン講師がカメラと迷える心を指南します! 書き下ろしカメラ女子小説 東京で働いていたが、最近地元にもどった風味(ふうみ)は、幼馴染の頼みで、初心者のためのデジカメ教室に通うことに。 いつもボケた写真を撮ってしまう老人、寂しくない写真を撮りたい中年女性、楽しそうに見えない記念写真に悩む喫茶店経営者などが集まった教室で、講師は、カメラマンとして挫折した、天然なイケメンの知念大輔。 それぞれの生徒たちが写真に対して抱えている問題は、実は心が大きく反映したものだった。 大輔は、技術的なアドバイスをしながら、図らずも生徒たちの心の迷いにも踏み込んでいく。 ちょっと役立つ、風味の「カメラ撮影用語解説」も収録。 イラスト・高橋由季
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4.2大正9年の東京。侯爵令嬢の瀧川鈴子はとある事情から浅草出身で、怪談蒐集を趣味としている。ある日、室辻子爵邸に呼ばれて芸妓の悪霊を目撃した際、花菱孝冬という青年に出会う。彼は十二単を纏う謎の霊を使い、悪霊を「食わせた」のだった……。掴みどころのない孝冬を気味悪く思う鈴子だったが、なぜか孝冬に求婚され――! 逃れられない過去とさだめを背負う二人が結ばれることで、動き出す未来とは。
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-恋多き男・岡倉天心の愛の軌跡をたどる評伝。 「二人のあいだのこの素晴らしい出来事が、ほんとのこととはまるで思えません。私という人間は、結局のところ、一場の夢ではないのですか。」 「私は今あなたをより近く感じますが、奇妙な気恥しさがしのびよってきて、私がどう感じているかを言えないのです。言わなくても、私の言いたいことを察してくださいますでしょう?」 東洋美術史家・フェノロサとともに古美術調査を行ったり、東京美術学校(現東京藝術大学)の校長として活躍したりして美術史家、思想家として名をはせた岡倉天心。だが、不倫騒動を起こし東京美術学校校長をはじめとする役職から退くことになる。 失意のなか、ボストン美術館の顧問としてアジア諸国を回ることになった天心は、インドで声の美しい女流詩人・プリヤンバダ・デーヴィーと出会い、急激に惹かれていく。一方、夫と息子を亡くし、ふさぎ込んでいたプリヤンバダも、天心と出会って心が癒されていく――。 そんな二人の往復書簡を中心にしながら、「放埒で、利己的で、頑迷で、いやらしい獣で……」と自らを評する天心の愛の軌跡を綴った傑作評伝。
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-日韓国際結婚の難しさを描く私小説の名篇。 裕福な家庭に育ちながら、朝鮮戦争で父が殺されたり、姉が北側の軍隊に連行されたりして人生がくるってしまった韓国人女性と、新聞社の韓国特派員を務める〈私〉。「一種投げやりに不安定な心の匂い」に惹かれて、日本に帰国後も海峡を挟んで連絡を取り合っていたが、結婚する決心はついていなかった。「国のちがい、習慣のちがい、父親がどういう仕事をしていたのかはわからないがかなりぜいたくに育ったらしい彼女との生活程度のちがい──生まれてくるはずの子供の将来のこと」を考えると不安になるし、友人や家族まで反対したからだ。 ともあれ、婚姻届けを提出し、日本でふたりの生活を始めたものの、来日三、四日目には「きつい表情で黙りこんだあと、彼女の感情は不意に激しく渦巻き始めて、自分でもどこに向うのか見当のつかぬつむじ風のように荒れ出す」という激しい性格があらわになる。はたして、大波にもまれるような結婚生活の行方は──。 平林たい子賞に輝いた、私小説の名篇。
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4.0酒からSFまで……バラエティ豊かな短篇集。 [──何だね、これは? 水を呉れと云つたぢやないか。 ──あら、ソオダ水の方がいいと思つたものですから。 ソオダ水を三杯お替りしたマノ氏は、何やら日頃の気難しい顔は椅子の下に捨ててしまつたのか、たいへん上機嫌な赤い顔をして一人の女と話をしてゐた。 ──先生のお髭、素敵ね。 マノ氏は八字髭をひねくつて満更でも無い顔をした。] 酒も煙草もたしなまず、女性にも縁のないマノ氏が、酒と女性にはまっていく様をユーモラスに描いた表題作のほか、あらゆることにだらしのない元妻に脅迫される気の弱い男性が主人公の「乾杯」、飲み仲間の男性3人が、若くて楚々とした女性をめぐって争うものの、みな手玉に取られてしまう「不可侵条約」、SFチックなテイストの「女雛」「焼餅やきの幽霊」など、バラエティに富んだ10話からなる短篇集。
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4.3無気力系【ソロキャンプ】女子 VS 殺人鬼【サイコパス】! 怪異より恐ろしい夜が始まる時、無気力系女子が覚醒する、新感覚サバイバルホラー! 【あらすじ】 社会に疲れてなるべく人と関わらず、平日は会社員、休日はソロキャンプを楽しむ斉藤ナツ。今日も山奥のキャンプ場で一人を満喫していると、暗がりで声をかけてきたのは、顔半分が無い女。幽霊っぽいけど興味無いし、癒し時間を邪魔されたくない。早くどっか行ってと願うが、始まった幽霊女の身の上話に付き合ううち、彼女は気づく。このキャンプ場、幽霊よりもヤバい奴【殺人鬼】がいる――。 怪異より恐ろしい夜が始まる時、無気力系女子が覚醒する、新感覚サバイバルホラー! 著者について ●山翠夏人 兵庫県生まれ。高校では文芸部に所属。同ペンネームで執筆を始める。趣味はキャンプと山歩き。好きが高じてキャンプインストラクター資格を取得。様々なキャンプ場を巡り、ついには実家の裏山にマイキャンプ場を作った。そこにカワセミが巣を作ったことが最大の自慢。本作にてデビュー。
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5.0春陽は生まれつき足が悪く、いつも杖を使っていた。変化のない日々の中、高校二年終わりの三月の雨の降る夜に、小学校時代の人気者、比井路と再会する。小学校の頃からサッカーが得意だった比井路は、なぜかサッカーをやめていた。家にも帰らず仲間達と過ごしている様子の比井路だが、春陽には優しかった。高校までバイクで送迎してくれて、憧れているだけだった場所へも連れて行ってくれる。春陽は自分の居場所を見つけていくと同時に、比井路にも強く惹かれていく。だけど、比井路は大きな秘密を抱えていて・・・・・・。偶然の再会から始まる、純粋で切ない恋物語。
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4.3『拝啓 見知らぬ旦那様、8年間放置されていた名ばかりの妻ですもの、この機会にぜひ離婚に応じていただきます』 商才と武芸に秀でた、ガイハンダー帝国の子爵家令嬢バイレッタ。彼女には、8年間顔も合わせたことがない夫がいる。伯爵家嫡男で冷酷無比の美男と噂のアナルド中佐だ。 しかし終戦により夫が帰還。離婚を望むバイレッタに、アナルドは一ヶ月を期限としたとんでもない“賭け”を持ちかけてきて――。 周囲に『悪女』と濡れ衣を着せられてきたバイレッタと、今まで人を愛したことのなかった孤高のアナルド。二人の不器用なすれちがいの恋を描く溺愛ラブストーリー開幕! ◇◆登場人物◆◇ 【バイレッタ】 商才に溢れ、武術も得意な才女だが、それを妬む周囲により『悪女』とあらぬ噂を立てられている。 16歳のときに父により無理やりアナルドと結婚させられてから8年、一度も夫の顔も見たことがなかった。 【アナルド】 スワンガン伯爵家の嫡男で、ガイハンダー帝国の陸軍騎兵連隊長。 冷酷な策士で、戦場の灰色狐の異名を持つ。 他人への興味が薄く、上司命令でバイレッタと結婚をしたはずだが……。
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-芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集。 ――国家だっていつかは亡ぶ、過渡的なものではないだろうか。つまりそれは決して絶対のものではない。束の間のもの、かりそめのもの、すこぶる下らないものにすぎない。その相対的なものの栄光のために死ぬなどということが、人間に要求されるのはおかしいじゃないだろうか。―― 召集を受けた網代泰彦は、山形の連隊に向かう直前、発作的に兵舎に背を向け“徴兵忌避者”となってしまう。成り行きで出羽三山に登りながら、自分はなぜ徴兵を忌避したのか、国のために死ぬとはどういうことか、国家の栄光とは何か……を熟考していく「秘密」と、原爆投下で価値観ががらりと変わってしまった世の中の無常さを描く「にぎやかな街で」という芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集。
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4.0高校1年生の足立萌香は人には言えない特殊な能力を持っていた。それは、両手で触れた相手の「好きな人の顔」が見えるというもの。望んで手に入れたわけではないこの力で友達の恋愛相談にのることも。しかし、他人と交わらず、授業中も寝てばかりのクラスメイト• 関谷琉己に触れると、なぜか何も見えなくて……!? 過去のトラウマから人を好きになることをやめた萌香は周囲の「好き」や「恋」に振り回されながら、自分らしく生きるために必要なことに気付いていく。後悔と葛藤を繰り返して「人を好きになること」の意味を知る涙と感動の青春成長ストーリー。
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4.0大切な人からの言葉が沁みる、5つの感涙ストーリー。 十年前、「幸せの黄色いポスト」に投函された手紙が、この夏から届くことに――。 高2の優衣のもとに、「すきです」と書かれた差出人不明の手紙が届く。もしかしたら今、片想い中の彼からかもしれなくて・・・!?(十年後のラブレター) 世界を広げたいのに、一歩踏み出せないOLの明日香。彼女のもとに、亡くなったおばあちゃんから、ある宿題が書かれた手紙が届く。最初、手紙を読んで落ち込む明日香だったが・・・。(花火が消えるまでの永遠) 45歳、サラリーマンの長谷川寛彦は仕事ひと筋。出世はしたものの、気づけば妻や娘と距離ができ、家に居場所がなくなっていた。そんな彼のもとに、幼い頃の娘からの手紙が届く。(長谷川家復活作戦) 中3の奈々実は学校に行っておらず、心配してくれる幼馴染にも素直になれずにいた。ある日、もう一人の幼馴染から手紙が届く。三人で交わした“10年後の約束”が書かれていて・・・。(茶畑に愛を叫ぶ) もうすぐ40歳になる美穂は、夫を亡くして一周忌を迎えた。十年前の夫からの手紙が届くが、「美穂が笑っているだけで幸せ」とあり、悲しみが募る。しかしその後、もう一通の手紙が届き・・・!?(明日からの十年を) 静岡に実在した、『幸せを届ける黄色いポスト』がモチーフとなった物語。
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-私小説家・川崎長太郎の自叙伝を含む決定版。 独身のまま56歳になったわが身を憐れむ「女に関する断片」、自分が服装には無頓着であることを書いた「ぼろ談義」、絵のうまい甥を誇らしげに語る「日曜画家」など、身の回りの出来事を軽妙に綴った作品集「一夜の宿」に、「抹香町もの」「葛西善蔵訪問記」など文学に関する話題を中心にした作品集「木彫りの亀」を同梱。 さらに「文藝」に連載された「私小説家」――旧制中学への合格と退学、丁稚奉公、家業の手伝い、東京での同人誌時代、物置小屋暮らしなど、出生から“長太郎ブーム”までの半生の記録をあわせた決定版。
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-驚いたり、悩んだり、考えたり、嬉しかったり、働く父親が育児を歩む短編集 収録: 「青のウルトラマン」 「前線」 「うんてんしんとだっこひめ」 「夜明け前」 「おしり関係」 「親水公園ピクニック」
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3.0あのベストセラー、待望の文庫化! 「不倫」という言葉を寄せつけないほど二人は正しく高潔であった。 これは、本当にあった「奇跡」の愛の物語。 「真実を語ることは、これまでずっと封印してきました――」 男は世界的な写真家。 女は梨園の妻で、母親だった。 「不倫」という言葉を寄せつけないほど正しく高潔な二人。 これはまさしく「奇跡」なのである。 作家の私は、博子から託された"奇跡の物語"を綴ってゆく。 著者の三十八年ぶり書下ろし小説が文庫化。 〈田原桂一君へ 君が再婚したことには驚かへんけど、まさか君が梨園の妻の博子さんと「出会ってしまった」という運命的な言葉の背後にしか生きられへんと悟ったことが「奇跡」やったんか。(略) 君のあの人懐っこい微笑が、まさか死の悲しみを内包しとったんかということは知るよしもなかった。博子さんは君から生の歓びと同時に死の悲しみを贈られて、君は一人旅立った。因果な歌舞伎の前世物語みたいで、不憫でならない。〉 ――横尾忠則(「朝日新聞」2022年4月9日付)
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5.0スポーツ成長小説の新たな傑作。 小学六年生の月人はJリーグ下部組織の選抜試験で、小柄なフォワードに華麗なドリブルで抜き去られてしまう。注目を浴びたその選手こそが、太陽だった。体格に恵まれながら結果を残せない月人は、応援してくれる祖父に将来の夢を問われても「プロのサッカー選手」と答えられず、今後の進路に悩む日々。一方で、才能を発揮している太陽はプロになるためのクラブを探していた。ふたりはやがて、全国から強者が集うセレクション合宿で再会する。自分の夢、家族との関係、ライバルとの違いに葛藤しながら成長するふたりの少年を描く、スポーツ成長小説の新たな傑作。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『太陽と月 ~サッカー・ドリーム~』の文庫版となります。
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-直木賞受賞作「ミミのこと」を含む名短篇集。 病気や飢餓をともに乗り越えた戦友・朝日丸と〈ぼく〉。戦後、朝日丸は浪曲師として有名になり、11人の原爆孤児たちを引き取って新聞にも載るが――。 「浪曲師朝日丸の話」と、耳が不自由で売春を生業としていたミミとの切ない純愛を描いた「ミミのこと」という第81回直木賞受賞作を中心に、夜の生活を拒否し、周囲にまったく気を使わない悪妻に嫌気がさして、かいがいしく世話を焼いてくれる女性との再婚を決意するが、その彼女が作った味噌汁の味に失望する「味噌汁に砂糖」、私小説的要素が強い表題作「香具師の旅」など、軽妙なタッチのなかにノスタルジーと深みを詰め込んだ珠玉の短編集。
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4.2著者シリーズ累計100万部突破!(電書含む) 前作から6年ーー 衝撃と感動の「最後の医者」シリーズ最新刊! 待望の書き下ろし長編!! 【あらすじ】 「これがあなたが誰かと話せる、最後の機会になる可能性があります」 クリスマス。結婚3年目を迎える女性が最愛の伴侶を喪った。 懸命にその治療へ挑んだ担当医・福原雅和(ふくはらまさかず)は 手術ができなくなり、行方を眩ます。 彼を探す友人の桐子修司は、 今までに関係した遺族たちと対話を重ねるが…… 大切な人に先立たれた後、残された人々はいかに生きていくのか? 消えない死別の悲しみの向こうへーー 今を生きる人々の希望を描く、大人気シリーズ最新刊! <発売前より全国の書店員様より絶賛の嵐!> 『最後の医者』シリーズには人が生きるという事に対して「嘘」がないのだと思う。だからこんなに心を動かされるのだろう。衝撃や派手さだけが目立つ最近の小説の中で忘れてしまっていた誠実でまっすぐな物語の感動がここにはある。 (SHIBUYA TSUTAYA IP書店/プロジェクトリーダー・栗俣様) 大切な人の死を受け入れる苦しみを、その先に進む方法を-今生きている者が、生きていく為に必要な物語です。 (草叢BOOKS 新守山店/文庫担当・勝俣様) 今作が初めてでしたが、シリーズ3作目のみでも十分に読みごたえがありました。登場人物の過去、そして未来を知りたいと思いました。 (函館 蔦屋書店/文庫担当) 著者について ●二宮敦人(ニノミヤ アツト) 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士』等がある。
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3.7★★★★★講談社文庫、2021年最初の勝負作★★★★★ 突然、事故死した両親に代わって、神楽坂の割烹「つきみ茶屋」を継ごうと決意する剣士。 幼馴染の翔太とワインバーへ改装しようと夢見るが、ある晩、翔太が代々伝わる“禁断の盃”で酒を飲んでしまう。 すると、豹変。 「おいおい、鮪の脂身なんざぁ、生で食ったら死ぬぜ!」 食べかけの大トロを窓から投げ捨て、見たこともない料理を作り出す。 これはまさか…江戸時代の料理!? なんと、翔太に江戸時代の料理人・玄の魂が憑いてしまったらしい! 果たして翔太は元に戻れるのか?そして「つきみ茶屋」の行方は――。 面白さ、天下一品!笑って泣ける絶品グルメ小説第1弾! ※シリーズ第2巻は2021年5月発売予定
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3.3演劇界の異才による傑作群像劇! 東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。 「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」 ――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。 演劇界の異才による傑作群像劇。 文庫版では著者自らによる「あとがき」を収録! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『今、出来る、精一杯。』 の文庫版となります。
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4.1恋のライバルは、白鳥だった!?結婚、終活、離婚、妊娠……。 身に起こりうるライフイベントを、不思議な軽妙さで描く6つの短編集。 「家猫」 ハイスぺ彼氏には化け猫みたいな母がいる。もしほんとうに結婚するなら、あの化け猫を少しずつ弱らせる方法を本気で考えなくちゃならない。 「ローゼンブルクで恋をして」 突然行方をくらませた父。終活のために向かった先は、瀬戸内の選挙事務所。そこには小柄で逞しい女性候補者の姿があった。 「川端康成が死んだ日」 母は、あの日を限りに帰ってこなかった。当時の母の年齢を超えてしまった私に、母から最後の願いが届く。 「ガリップ」 ガリップが想像妊娠したのは、わたしたちが結婚した翌年の夏だった。妻と夫とメス白鳥の三角関係の顛末。 「オリーブの実るころ」 斜向かいに越してきたのは、前科者の老紳士。品のいい佇まいからは想像もつかない大恋愛の行末は? 「春成と冴子とファンさん」 彼の両親のもとへ、なぜか一人で結婚報告に行くことに。離婚した二人は、思い思いの生活をしていて……。
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-人気の大寺さんもの2篇を含む秀作短篇集。 〈――へえ、空襲だと云ふのに、暢気な奴もゐるものだ……。 一平叔父の指す方を見ると、土堤の下の石の上に立つて釣をしてゐる男がゐる。大寺さんは苦笑した。大寺さんもだが、一平叔父も着流しの儘で土堤の上に立つてゐる。 ――われわれも、暢気ぢやないとは云へませんね。〉 戦時中、疎開先でののんきな代用教員生活を描いた「古い編上靴」と、戦後、妻が亡くなってから、再婚と娘の結婚までを淡々とつづった「銀色の鈴」という、ファンのあいだで評価の高い「大寺さんもの」2篇に加え、子どものころによく訪ねた伯母の家のあれこれを記した「小径」、戦争で亡くなってしまった友人をしのぶ「昔の仲間」など、7篇の秀作を収録。
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-白椿女学館に通う令嬢・麿緒は、父の自殺、婚約破棄と予期せぬ不幸に見舞われる。そんな彼女に手を差し伸べたのは、資産家・宗次郎。借金や住んでいる洋館を保証するかわりに、妻になるように告げる。戸惑う麿緒だが、現在の成功を手に入れるまでの彼の努力や考え方を知り、次第に心を開くようになる。そして、亡き母の影響で得た洋食器の知識が、宗次郎のビジネスに役立つことを知り、その力を活かし、生きることに目覚めていく。
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3.0閻魔王を頂点に、地獄の判官である十王たちが支配する冥途十州は、最も数の多い鬼族、上層階級のほとんどを占める天人族、角や霊力を持たずに差別されるツノナシや獣人で構成されている。壊れたものを元に戻す不思議な力を持つツノナシの翠はある日、奉公先の鬼から折檻を受けていたところを、冥都から来た閻魔庁の冥官・天鴦に助けられる。半年前から音信不通になっている閻魔庁勤務の双子の弟・瑞月に会うため、冥都に戻る天鴦に同行を願い出ると、彼は断る代わりに「閻魔庁入庁許可証」をくれた。いざ、閻魔庁に向かった翠だったが、なんとそれが閻魔王の花嫁候補に渡される特別な札だったことが判明し!?
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4.1暴虐な先帝の死後、帝国・剋の後宮は毒疫に覆われた。毒疫を唯一治療できるのは、特別な食医・慧玲。あらゆる毒を解す白澤一族最後の末裔であり、先帝の廃姫だった。 処刑を免れる代わりに、慧玲は後宮食医として、貴妃達の治療を命じられる。鱗が生える側妃、脚に梅の花が咲く妃嬪……先帝の呪いと恐れられ、典医さえも匙を投げる奇病を次々と治していき――。 だが、謎めいた美貌の風水師・鴆との出会いから、慧玲は不審な最期を遂げた父の死の真相に迫ることに。 ◆◆◆登場人物◆◆◆ 【慧玲(フェイリン)】 暴虐を尽くした先帝の廃姫であり、毒を熟知する白澤一族の叡智を受け継ぐ最後の末裔。助命と引き換えに、皇帝から毒疫の治療を命じられる。 【鴆(ヂェン)】 怪しげな翳をもつ美貌の青年。宮廷で活躍する風水師だが、その正体は毒を操る暗殺者。毒の効かない慧玲を気に入り、なにかと揺さぶりをかけてくる。