作品一覧

  • 鬼才縦横 上巻 小林一三の生涯
    -
    1~3巻430円 (税込)
    阪急グループの創設者として日本起業史に不滅の金字塔を打ちたてた男・小林一三――だが、彼の青春時代からは、後年、実業界に君臨する姿を想像することは、到底できない。縁あって入行した三井銀行では、たちまち“落第サラリーマン”の烙印を押されてしまう。なぜなら、文学に興味はあっても、まったくの経済音痴。いかに楽をし、どう遊ぶかが彼の命題であったからだ。本書は、実業界の鬼才・小林一三の奔放な青春期を生き生きと描く。
  • 小説 三井物産(上)
    4.0
    1~2巻715円 (税込)
    幕末から明治中期、不平等条約の足かせのもと、欧米諸国に商権を独占されていた東洋市場に、独自の企業理念と創意・根性をひっさげて、敢然と躍り出た強者たちがいた――初代社長の益田孝、横浜支店長・馬越恭平、いまだ小僧の山本条太郎……。彼らの身を粉にした奮迅の活躍と、彼らが求め貫いた「商人道」の「誠」。「三井物産」疾風怒濤の草創期をダイナミックに描きながら、巨大商社の原点に迫る力作。
  • 出世を急がぬ男たち
    4.0
    1巻660円 (税込)
    焦らずに時を待って大事を成し遂げた男たち、出世を急ぐあまりに自ら敗北を招いた男たち――。山陽鉄道社長の椅子よりも、建築事務所主任を選んだ後の宰相・高橋是清をはじめ、さまざまな実例によって、男の身の処し方を問い、現代のビジネスマンに要求されている真の能力について語る。現代の混迷した状況を乗り切るために、何に学ぶべきかを示した読書論・人物論70編を収録。
  • 福沢諭吉
    -
    1巻838円 (税込)
    語学にストイックな青年が、自分は“井の中の蛙”だと気付き、世界へと見聞を広げる。幕末~明治の激動期、諭吉は海外で何を見て、何を感じたのか?近代日本の礎となる「学問」を普及させた諭吉。偏見のないグローバルな視点で物事をとらえる人間“福沢諭吉”の素顔に迫る。

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  • 気概の人 石橋湛山
    5.0
    1巻880円 (税込)
    戦前はひとり敢然と軍部を批判するなど壮絶な言論戦を展開。戦後は初のジャーナリスト出身総理となるも自らの信念に基づき僅か2ヶ月で退陣。その気骨あふれる生涯を描いた伝記文学の最高傑作。 ――通勤電車の読書などで経済を独習し「日本のケインズ」といわれるまでになった自己改造の努力。日本が軍国化への道を進むなか、「小日本主義」を唱え、満州・朝鮮の放棄を主張した勇気。金解禁論争で世論に流されず、時の政権に堂々たる言論戦を挑み、時代を予見した識見。迫害を受けながらも、軍部を批判し言論活動を継続した使命感。そして戦後、総理大臣の地位に就きながらも、自らの信念にもとづき退陣した出処進退の見事さ。 ――日本ジャーナリズム史に燦然と輝く、巨人の思想と生涯をつづった渾身の伝記長編1100枚!  ※本書は2004年9月に東洋経済新報社より刊行された『気概の人 石橋湛山』を電子書籍化したものです。

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  • まかり通る 【電力の鬼・松永安左エ門】
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    政・官の抵抗勢力を向こうに回し、電力会社分割を成し遂げるなど戦後日本の屋台骨をつくった松永安左エ門。昭和の激動期を勝ちぬいた九十余年の痛快人生を描く。 松永安左エ門は、明治8年に九州の壱岐で生まれ、上京後、慶應義塾に入塾し福沢諭吉の教えを受けた。しかし、人間の真価は学歴ではないと慶應義塾を中退。福沢の紹介で日本銀行に勤務するもサラリーマンが合わず退職。石炭販売業を始めて、芸者遊び、相場……とムチャクチャな生活を送りながら、大成功を収めたかにみえたが、株暴落ですべてを失い隠遁。読書三昧の2年間の浪人生活の後に再起し、会社をおこして徐々に成功を収め、九州水力電気を設立。「電力界の松永」といわれるまでに電力業界に君臨し、電力独占化の時代に東邦電力を一人できりもりし5大電力の一角にのしあげた。 しかし軍国化の時代に、「官僚は人間のクズである」と放言し、役人たちと大ゲンカし、一切の職を引退してふたたび隠遁生活へ……。完全に過去の人物になったかと思われたが、戦後、不死鳥のように復活。電力業界再編の中心的人物となり、電力事業の分割民営化を成し遂げた。その後、昭和46年に亡くなるまで、95年の人生を生涯現役でまっとうしている――。 ※本書は2003年7月に東洋経済新報社より刊行された『まかり通る 電力の鬼・松永安左エ門』を電子書籍化したものです。

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ユーザーレビュー

  • まかり通る 【電力の鬼・松永安左エ門】

    Posted by ブクログ

    表記の本ではなく『小島直記伝記文学全集 第七巻
    松永安左エ門の生涯』を読んだ。(小島は他にも松永について書いているので、表記のものとまったく同じではないが、重なりが多いのは想像に難くない)
    以下それについての書評である。
    第九巻の石橋湛山に続いて読むが、松永安左エ門についてもやはり教科書や本などで名前を聞き知っているだけで、詳しく知らない存在であった。この伝記を通して松永安左エ門の濃密な生涯を垣間見て、自分の安易な日々や無知の脳髄に雷の稲妻を受けたような衝撃であった。又、「老いて学べば死して朽ちず」の意味を問う年来の問題意識の解になるヒントを教えてくれる先人の話であった。翁の70代以降晩年の生

    0
    2023年09月10日
  • 気概の人 石橋湛山

    Posted by ブクログ

    『小島直記伝記文学全集九巻 異端の言説石橋湛山』
                (中央公論社昭和62年版)
    を読んだが、表記のものと同じ作品であると思う。
    自分の読書生活のなかで、日本近現代の政治や経済の本を読むたびに気になる人物としてよく目に止まるのが石橋湛山であった。歴史的な事象の諸々の場面で話題になり、一時総理大臣にもなった人なのに、今までその経歴や思想は殆ど知ることがなかった。
    にもかかわらず、何故か親しみを感じ共感を覚える存在であったことは不思議である。
    その理由がこの伝記を読んではっきりとわかった。
    彼は甲府第一中学(甲府一高)で2年落第したことが幸いし、札幌農学校1期生でクラークに薫陶

    0
    2023年09月02日
  • まかり通る 【電力の鬼・松永安左エ門】

    Posted by ブクログ

    その《熱》という言い方を、おもしろい、と感じた。そこが武藤の武藤らしさだが、自分の工場の従業員だけでなく、人間が自分の仕事に打ち込んでいる姿を、何よりも好んでいる
    しかし自分の言葉をひねくれてとらないで、さっさと着替えをし、また駆け戻ってきたところが素直でいい、と思った
    要するに他力本願ではだめなんだ。もっと真剣に、君は君自身の仕事と対決せねばならない
    おい、お祝いをしよう
    友吉といいます。陰ひなたのない働き者です
    自分の人生にとっては決定的な、天下分け目の決断がそこにかかっているその対象から眼を背け、自分の身体をよけさせるとき、《飛躍》も《大望》も永遠に手の届かぬものになる
    自分の生活を立て

    0
    2009年10月07日
  • 出世を急がぬ男たち

    Posted by ブクログ

    華やかなキャリアよりも自分の信じる道を貫いた人たちの本当の意味で格好いい物語を読むことができた。価値観や成功の定義を問われている気になり、自分の理念や信念を洗い直したい気持ちになった。

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    2025年11月26日
  • まかり通る 【電力の鬼・松永安左エ門】

    Posted by ブクログ

    『電力の鬼』の生涯。
    お金儲けの世界から、世のため人のためになる商売へと志が変わっていく。
    長編なので読み応えあり。

    0
    2011年07月14日

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