国内小説の検索結果

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  • レーン ランナー3
    3.6
    五千メートルのレースで貢に敗れた碧李。その時、碧李の胸には勝ちたいという新たな衝動が込み上げる。一方、天才ランナー・貢の知られざる過去が明らかに。以前、名門高校に籍を置いていたが、ある事件がきっかけで、一度走ることを諦めていたのだった――。走ることで己と向き合う少年たちの、心の疼きと渇きを描いた人気シリーズ第三弾。
  • Reve -赤い髪の女-
    値引きあり
    -
    【大人になった今だからときにはヒリヒリする切ない恋を】 純愛なのに、不純。官能的なのに、純粋。 Amazonロマンス(Kindle)ベストセラー作家が贈る切ない大人の恋 離婚、左遷、裏切り。すべてを失った男。 迫る危険から逃げるしかなかった謎の女。 孤独を抱える二人が困難に立ち向かい再生する 純愛と性愛が、ひとつに溶け合った大人の恋愛小説。 溺愛じゃない。けれど、純愛なのに心が溶けるほど濃厚で切ない物語 「甘くない。けれど、深い。」 忙しい毎日を送っているからこそ甘い恋愛ストーリーで癒やされたい。 ときめきたい。キュンキュンしたい。 でも、大人になった「今」心にしみるのは甘い恋じゃない。 甘くない。けれど、静かに心に残る物語をどうぞ。 【あらすじ】 仕事でも家庭でもすべてを失い、失意の底で彷徨っていた男・槙野真(まきの・しん)。かつては花形部署にいたが、上司の娘である妻に裏切られ、職も名誉も一夜にして失った。 ある夜、花の香りに導かれるように迷い込んだ路地裏で、赤い髪の女・マリィと出会ったことで、「男」としても「人」としても壊れかけていた彼の運命が、再生へ向かってゆっくり動き出す。 女性向け小説投稿サイトで、30代・40代の大人の女性読者から多くの支持を集めた話題作にして再生と希望の物語。 【作品について】 挿絵:藤の蜜(hujino-mitu) TL小説への深い愛を持つイラストレーター。物語の官能的で切ない空気を、美麗な色彩で表現しています。 【ご購入にあたって】 ・本作には、物語の展開上、重要な官能描写が含まれます。大人の読者様向けに、心理描写の積み重ねの先にある、美しく濃密な愛の描写を心がけて丁寧に作りました。 【著者紹介】谷崎文音――日常から離れて、ひとりの女性に戻りたいあなたへ―― Amazonロマンス部門1位獲得・文学賞選考通過多数 ――痛みも罪も引き受ける、不器用な純愛。 傷ついた過去や孤独を抱える男女の心の機微を描き続ける著者が紡ぐ再生と希望の物語。
  • Reve amer ~一粒の苦い夢~
    -
    フランス東部のレーヴ・アメール村で暮らす資産家のヨアンは、初恋の女性が忘れられずに独身を続けていた。しかし彼は過去の想い出よりも、すぐそばにいる人こそ大切だと気付く。 第二次世界大戦を目前に芽生えたひとつの愛。何よりも大切な真実の愛を守るために、ヨアンは苦い決断を下す。

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  • 艪
    完結

    -
    全1巻385円 (税込)
    壺井栄はダメ男をいい男に描くのが巧い 小学校を普通は6年のところを8年皆勤したボンヤリ茂一は卒業すると、漁師の父親と海へ出て行った。 嫁は二度きたが交わり無くいなくなる。身体は大きいが、人と交わるのも争うのも下手な引き蘢りな茂一。 母親キシは40を超した茂一にどうぞ嫁をと願うのだが。 【著者】 壺井栄 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • ロイド先生のお気に入り【イラスト入り】
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    【ドS神父×新人悪魔のお仕置きラブ】無垢な少女を誘惑するために女学院に入り込んだ駆け出しの女悪魔・コーネリア。ところがドSな神父・ロイド先生に悪魔だと知られたあげく、快感MAXのエッチなお仕置されてしまって…!!
  • Row&Row
    3.6
    1巻2,420円 (税込)
    漕げよ、漕げ(ロウ・アンド・ロウ)、 あなたの舟をーー 夫婦の歪みと「再生」を高解像度で描く、デビュー30年にして到達した恋愛文学の極致。 東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて......。気づかぬうちに"深い川"に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか? 夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。週刊誌「サンデー毎日」の人気連載がついに単行本化!
  • 老猿
    5.0
    定年を目前に妻子と別れ、ひとり軽井沢の陋屋(ろうおく)に移り住んだ中里太郎。寂寞に包まれた生活が揺れ動きだしたのは、向かいに暮らす変わった年寄りを「老猿」と名付けたときからだった。老猿、そして瀟洒な別荘で愛人生活を送る中国女の正体は。奇妙な隣人と共にいつしか日常を逸脱した中里は、思わぬ地へと向かう。(講談社文庫)
  • 老害の人
    3.7
    迷惑なの! と言われても。 昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。 そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。 双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。 彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。 「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。 『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾! 定年、終活、人生のあとしまつ……。 自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。 「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。 内館節でさらなる深部に切り込む!
  • 【新装版】傷痕 老犬シリーズI
    3.8
    1~3巻671~737円 (税込)
    終戦直後。母親を病気で失い、父親が復員してこない良文は、盗みを繰り返しているうちに、浮浪児狩りに捕まる。だが、収容施設で親友の幸太と再会、二人は収容所を脱走して、飢えをしのぎながら、厳重に守られた防空壕の隠匿物資を強奪しようとする。食うや食わずの生活。多くを大人に搾取されながら、盗んだ洋酒や煙草を闇市で売りさばいて命を繋ぐ。望まぬ早熟。仲間の裏切り。闇。魂を毀されるような暴力を見せつけられ、良文の中に獣が生まれた。老いぼれ犬と呼ばれた高樹良文刑事の眩い刹那を描くシリーズ第一弾。
  • 朧国五神恋物語 龍の初恋
    -
    朧国の皇都でまじない屋として働いていた朱霞(シュカ) 。 ある時、不調の父の代わりに宮廷巫術士として登城するも、 皇帝の寵妃の逆鱗に触れ神への生贄に選ばれてしまう。 不在が続く朱雀神の復活で国の平穏につながるならと、 生贄の覚悟をした朱霞の前に現れたのは、美しく清冽な瞳の青年・蒼(ソウ)だった。 蒼により救出された朱霞は、素っ気なくも自分を労わる彼と一緒に暮らすことになり……。 一途な想いが運命を変える中華初恋ファンタジー。
  • 牢獄
    4.0
    魔性の皇帝太祖の治下、無実の高官が投獄されて受けた鬼気迫る実験とは? 大官の誇りを砕く凄絶な究極の刑! ――異例の大昇進を遂げたその日に、厳徳ビン(ビン=王に民)は、やにわに逮捕され入牢の身となった。明の初め、魔性の初代皇帝治下の中国では、怖るべき政治と粛清が繰り返されていた。才学抜群の能吏・厳は、大官の誇りにかけて無実を弁明しようとするが、待ちうけていたのは洗脳という、傷ましい人間性の破壊であった……。無実の知識人が投獄されて受ける究極の刑。激しい拷問、破壊される人間性。凄絶な傑作、戦慄の悲劇、中国歴史長編。
  • 老後の資金がありません
    3.8
    「老後は安泰」のはずだったのに! 後藤篤子は悩んでいた。娘の派手婚、舅の葬式、姑の生活費……しっかり蓄えた老後資金はみるみる激減し、夫婦そろって失職。家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子の奮闘は報われるのか? ふりかかる金難もなんのその、生活の不安に勇気とヒントをあたえる家計応援小説。
  • 老後マネー戦略家族!
    3.6
    定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!
  • 老醜の記
    -
    1巻1,430円 (税込)
    59歳の小説家・片山が出会ったのは、21歳のホステス・千穂子だった。 二人は恋愛関係となるが、千穂子の若く奔放な肉体を前に、片山は激しい嫉妬と自身の老いに煩悶する… やがて二人の関係が、静かな諦念とおだやかな愛情に落着するまでの13年に及ぶ愛の軌跡を、冷静に見つめ綴った自伝的作品。
  • 老女の愛
    -
    1巻550円 (税込)
    妻、続いて若かりし日の恋人にも先立たれ、80歳を超えた主人公・聡はさらに続く余生をどう過ごすのか? いつも何かに夢中になって生きてきた。来る日も来る日も、今日を生きるだけの連続では余生が長すぎる。三百数十年咲き続ける石割桜の堂々たる姿を見ているうちに、いつも自分を支え続けてくれた仕事仲間・和子の存在に気づいた。
  • 老人初心者の青春
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    古稀を迎えても好奇心は衰え知らず。 若いうちが花? いえいえ、我が青春は、今なり!  アガワさんの人気エッセイ、シリーズ第4弾。
  • 老人初心者のたくらみ
    4.0
    思いがけない蟄居生活、母亡き後の実家の片づけ、忍び寄る老化現象……なんのこれしき! 禍福は糾える縄のごとし。 暮らしの中に「いいこと」を見つけるのが、「今日も楽しかったなあ」、と眠りにつくための秘訣。 人生のコツと滋養がたっぷりつまった必笑エッセイ、第三弾。 『ないものねだるな』改題。
  • 老人と狩りをしない猟犬物語
    -
    南アルプスの荒涼とした岩山を中心に、ひとりの老猟師が“荒野の王者”と名付ける三頭の獣が棲息していた。巨大な犬鷲、狂猛な巨熊、長大な牙を誇る猪……老猟師は、いつしかすべての王者たちと闘う日が来るとは思っていた。が、とりわけ怨敵と考えていたのは、可愛い嫁や孫をはじめ猟犬の“隼”までも鋭爪にかけた巨熊だった。そんな折、老猟師は一匹の仔犬を拾い、二代目“隼”と名付けた。王者たちとの対決の日は刻一刻と近づいてくる……。最後の闘いに残り少ない命を燃やす老猟師と、一匹の犬との交流を描き、生命の不思議と悲しさを謳い上げた壮大なドラマ。作家・西村寿行の幻の処女長編であり、原点ともいえる名作。
  • 老人賭博
    3.6
    第142回芥川賞(2009年)候補作。 コメディ映画だけが救いの若きマッサージ師・金子堅三は、客として出会った映画監督・海馬五郎に「弟子入り」することに。はじめての撮影現場は、北九州のさびれたシャッター商店街だった。そこでスタッフやキャストが退屈しのぎにはじめた賭けは、78歳にして初主演の老優・小関泰司のNG回数を当てるというものだった……。 賭けねば、へたれだ。逃げ場はない! 北九州のシャッター商店街が心ない賭博のワンダーランドと化す──。映画撮影に打ち込む人々の心の黒さと気高さを描く爆笑&涙の小説。 解説・ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  • 老人のための残酷童話
    3.3
    昔話の裏側にある摩訶不思議な世界。鬼に変貌していく老婆を捨てた息子と、その嫁の意外な末路とは……。「姥捨山(うばすてやま)」や、織女(おりひめ)と牽牛(けんぎゅう)の「天の川」といった、有名な昔話をベースにしながらも、独特の解釈で綴られた10の物語。大ベストセラー『大人のための残酷童話』の著者が、性欲や物欲、羞恥心といった、人間の奥底にひそむ感情を見事に描きだす。
  • 老人ホテル
    3.8
    大家族で生まれ育ち、高校を中退してキャバ嬢をしていた天使(えんじぇる、本名)は、裕福な老人、光子の住むホテルで働き始める。長期滞在する孤独な老人たちが住むホテルで、光子に、天使は生きる術を教えてほしいと願い出る――。蓄財のノウハウを伝授され、天使の生活は少しずつ変わり始めるが、やがて世代が違うふたりの持つ過去と秘密が明らかになって――? 「天使のその後」を描く特別スピンオフ短編付き。
  • 労働貴族
    3.5
    綿密な取材の積み重ねと作家の洞察が鋭く抉り出す落ちた偶像・塩路一郎氏の真実。労働者の間では「天皇」として恐れられ、「会社の発展」をめざすこと社長以上という、豪華クルーザーで美女と過ごし愛人を囲う「委員長」とは何か? 何が彼をそうさせ、誰がそれを許したのか? その疑問を解く独自の記録小説。
  • 老婆の休日、真実の口
    -
    1巻990円 (税込)
    人生のご褒美は出会いと発見(「お悔やみ欄」)。老人たちが暮らす施設は小説の世界(「施設生活・悲喜こもごも」)。祖先が遠い世界から見守っていることを実感(「奇石」)。生きることは悲しみに支えられている(「ブルー・フィクサチーフ」)。老いていく過程で夫婦が納得の世界を見つけていく(「滲むシャボン玉」)。老いることの実態が淡々と描かれる味わい深い5篇の小説。
  • 老婦人マリアンヌ鈴木の部屋
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    著者はパートナー、父、母の介護と看取り、自らの大腸がんとうつ病の25年を過ごした。今だから書ける陽気で深みのある老活小説。うば桜日和をすごす老婦人、シニア婚活に取り組む実業家、離婚し宝石に夢中のヘルパー……落語で鍛えた軽快な文章でたのしむ傑作。
  • 老父よ、帰れ
    4.6
    1巻858円 (税込)
    認知症の父親を施設から自宅マンションに引きとると決めた矢部好太郎。家族の協力を得て自宅介護を始めるも、食事に排泄の介助とままならぬことばかり。隣人からは過度に問題視され……。高齢者医療を知る医師でもある著者が介護をめぐる家族の悲喜劇を描く。
  • 【試し読み増量版】老兵は消えず ただ次の世代に継なぐのみ
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    自らが創業した会社を同族経営の巨大商社に売却し、そこで役員として経営に携わるが、突然解任される。育てあげた会社の存続を賭け、深慮遠謀を巡らし、ついに親企業の横暴を食い止めるまでのノンフィクションノベル! 真の「経営者スピリット」が伝わってくる!

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  • 老兵は消えず ただ次の世代に継なぐのみ
    4.8
    1巻1,650円 (税込)
    自らが創業した会社を同族経営の巨大商社に売却し、そこで役員として経営に携わるが、突然解任される。育てあげた会社の存続を賭け、深慮遠謀を巡らし、ついに親企業の横暴を食い止めるまでのノンフィクションノベル! 真の「経営者スピリット」が伝わってくる!
  • 浪漫疾風録
    4.0
    二十三歳の越路玄一郎が入社したのは、個性派揃いの梁山泊のような出版社だった。部長の田村隆一に仕事を叩きこまれ、都筑道夫の後を受けて『EQMM』編集長を務め、そして作家に。一九五六年~六四年の疾風怒濤の編集者時代と戦後ミステリの草創期を活写する、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説。 〈巻末エッセイ〉河合 靖/〈解説〉郷原 宏 ■目次 地獄へようこそ/悪戦苦闘/汗みどろの日々/粋で貧乏で/色やら恋やら/走り出す人々/ミステリ戦国時代/さらば編集者/あとがき
  • 浪漫疾風録/星になれるか(合本)
    -
    1巻1,936円 (税込)
    翻訳ミステリ雑誌『EQMM』編集長を経て日本におけるハードボイルド小説の先駆者となった直木賞作家の自伝的実名小説。 一九五六~六四年の疾風怒濤の編集者時代を描いた『浪漫疾風録』と、『傷痕の街』でのデビュー後、六四~七八年の綺羅星のような作家たちの交遊を描いた『星になれるか』の合本。 ■目次 ◎『浪漫疾風録』 地獄へようこそ/悪戦苦闘/汗みどろの日々/粋で貧乏で/色やら恋やら/走り出す人々/ミステリ戦国時代/さらば編集者/あとがき ◎『星になれるか』 星になれるか/面白き罪/バンコク有情/ドリアンの謎/モンスターの尻尾/独り砂漠を/甘美なる腐敗/回帰への終章
  • 浪漫的恋愛
    3.8
    禁断の恋の果てに自殺した母。その記憶に囚われる46歳の編集者・千津は、編纂中のアンソロジーに「月狂ひ」という幻想短編を収録する許可を得るため、作者の遺族である倉田柊介のもとを訪れる。その日から、身も心も灼きつくすような恋に堕ちていくとも知らずに……。作中小説の世界をなぞるかのように、狂気にも似た恋へと誘われていく男女の、静謐なる激情の物語。『月狂ひ』改題。
  • 楼門
    -
    出世欲も捨て、名聞とも隔てられた男の孤独、倦怠、憂悶、諦念が、古都の楼門を冴え冴えと照らす白い月に浮かび上がり、凄絶な絵画のように描かれた「楼門」ほか、人生のさりげない側面を淡々とした筆致で描き、垣間見る一瞬に生の真実をとらえた「ある日曜日」「北国の春」など心に沁みる珠玉の十編を収録。
  • 老乱
    4.4
    老い衰える不安をいだく老人と、介護負担で疲労困憊の家族。介護する側の視点だけでなく、認知症の老人の心の動きをリアルに描き、親と子の幸せを探る。在宅医療を知る医師でもある著者が描く、書評・テレビでも話題になった認知症小説。解説は最相葉月氏。
  • 楼蘭
    3.8
    1巻825円 (税込)
    大国の漢と匈奴とにはさまれた弱小国楼蘭は、匈奴の劫掠から逃れるために住み慣れたロブ湖畔の城邑から新しい都城に移り、漢の庇護下に入った。新しい国家はぜん善と呼ばれたが、人々は自分たちの故地を忘れたことはなかった。それから数百年を経て、若い武将が祖先の地を奪回しようと計ったが……。西域の一オアシス国家の苛烈な運命を描く表題作など、歴史作品を中心に12編を収録。
  • 蝋涙
    -
    蝋の雫のような真珠のアクセサリー。それを見るたびに蘇る、密やかな思い……。若き日への感傷をつづる表題作をはじめ、娘の出生に疑問を持つ父親の愛憎を描く「渚にて」や、夫婦の日常を通じて「老い」を語る「冬の月」など。人生の深奥を見つめた、珠玉の名作7編を収録。第38回女流文学賞に輝く、自伝的作品集。この7つの物語の中にきっと、あなたもいる。 誰もが経験する、生と死、愛と性、青春と老い、そして希望と悔恨。
  • 老恋・恋の終活
    -
    1巻495円 (税込)
    妻を亡くした男性の恋愛遍歴、それは…。「恋愛しないで」という妻との約束を守ってきた原田だが、妻を亡くし、二回り年下の由香に心を惹かれ逢瀬を重ねるようになる。しかしその関係は由香の夫の知るところとなり、二人は会えなくなってしまう。由香への思いを抱えながらも、原田は別の女性と会うようになるのだが…。初老の男性の恋の行方は…?
  • 老老戦記(新潮文庫)
    4.0
    グループホームの老人たちがクイズ大会に参加した。珍解答を期待する主催者を手玉に取る面々。覚醒した彼らは海外旅行に出かけ、合コンに妖しく浮き立つ。一方、世間では団塊アゲイン党なる政党が勃興した。同世代の反体制派が闘争を開始、社会に衝撃が走る。これは悪夢か、現実か。日本を守らんと義勇軍を結成したのは……。超高齢社会日本を諷刺するハードコア老人小説。『朦朧戦記』改題。
  • ロカ
    4.3
    長らく文庫化されなかった、中島らも、最後の小説。天才が予見した自らの未来は。作家・小歩危ルカ、六十八歳。巨額の印税を得て以来、新宿のホテルで一人暮らし。相棒はWネックのギター「ロカ」。あとは酒と大麻と鮟鱇鍋。「IQが185もあると予知能力が備わる。だから私の予知したことは、ほぼ、九十六パーセント当たるんだ」。著者が急逝直前まで書いていた、問題の近未来の私小説。
  • 録音された誘拐
    3.9
    大野探偵事務所の所長・大野糺が誘拐された!? 耳が良いのがとりえの助手・山口美々香は様々な手掛かりから、微妙な違和感を聞き逃さず真実に迫るが、その裏には15年前のある事件の影があった。誘拐犯VS.探偵たちの息詰まる攻防、二転三転する真相の行方は……。どんでん返しに次ぐ、どんでん返し! 新世代本格の旗手が描く、令和の新しい誘拐ミステリ。本当に騙されていたのは誰だ?
  • 6月19日の花嫁
    3.4
    わたしは誰──? 6月12日の交通事故で記憶を失った千尋。思い出したのは、一週間後の19日が自分の結婚式ということだけだ。相手は一体、誰なのか。“自分探し”を始めた千尋の前に、次々と明かされる予想外の事実。過去のジグソー・パズルは埋められるのか……。「結婚」に揺れる女性心理を繊細に描き、異色の結末まで一気に読ませる、直木賞作家のロマンティック・サスペンス。
  • 六月のイカロスミュウとアリ子の放課後ノート
    -
    1巻616円 (税込)
    イカロスの翼に誘われ 少女は「秘密」に恋をする。 雨の朝、事件は起こった。机の中にしかけられた死神のカード。 犯人として浮かび上がった女子生徒の言葉に隠された大切な思い出とは――。 美咲ノ杜高校に通う一年生アリ子は、親友ミュウとともに真相を求め立ち上がる。 凸凹コンビを待ち受ける第二、第三の事件。 少女たちの祈りの結末は? 傑作青春学園ミステリー待望の文庫化! 装画、本文イラスト:ぶーた

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  • 六月の薄化粧
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あれこれ、流れ落ちていく だから、薄化粧 一緒に暮らしている男女がいる。 女性はケーキ教室のアシスタントを務め、 男性は予備校および学習塾の講師であり、 同時に田舎にも家を借り、彫金を試みようとしたりしている。 一緒にいても屈託や軋轢の見られない2人だが、 それはいつもこの2人がビールを飲んでいるからではないか? と思えてくる。 それほどこの短篇小説は全編、ビールのことが描かれている。 雨や海岸で濡れることなど、水にまつわるシーンも多いが その傍らをいつもビールが流れていく。 これは、「水に流す」ではなく、ビールに流す小説だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 六月の輝き
    3.8
    戻りたい。きらめく光で満ちていた、あの季節へと――。気が強くて元気な美奈子と、病弱で優しい美耶。同じ誕生日、隣同士の家に生まれた二人は、互いに傍にいることが当たり前の「特別」な存在だった。だが、11歳の夏、美耶の持つ「ある力」がきっかけで二人の関係は壊れてしまう。すれちがったまま残酷に過ぎていく月日が、やがて優しい奇跡を呼び……。少女たちを繋ぐ、不思議な“絆”の物語。
  • 六月の雪
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    夢破れた30代の将来への不安、認知症がはじまった本人と周囲の驚愕。 いまの日本の現代的なテーマと、台湾と日本との現代史がからみ合う、乃南アサ台湾ものの決定版! 30代前半、独身の杉山未來は、声優になるという夢に破れ、父母、妹、弟と離れ、祖母・朋子と東京でおだやかな二人暮らし。 ある日、祖母の骨折・入院を機に、未來は祖母が台湾うまれであることを知る。 彼女を元気づけるため、未來は祖母ゆかりの地を訪ねようと台湾へと旅立つ。 ところが戦前の祖母の記憶はあいまいで手掛かりが見つからない。 そこで出合ったのはひと癖もふた癖もある台湾の人たち。 台湾が日本の植民地であったこともぼんやりとしか知らない未來は、中国国民党に蹂躙された台湾の人々の涙を初めて知る。 いっぽう、朋子は認知症を発病し、みずからの衰えに言いようのない恐怖を覚えていた。 それに追い打ちをかける、朋子の遺産目当ての実の娘、真純(ますみ)の突然の出現……。 未來は祖母のふるさとに辿りつくことができるのか。 朋子の衰えに、未來は間に合うのか。そして長い旅路の果てに、未來が下した重大な決断とは……。 『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』と続く著者の台湾ものの、決定版とも言うべき感動巨篇。 ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 60%
    4.5
    マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「60%」が扱うのは、裏金、隠し資産、麻薬の売上……。主人公・柴崎純也は、従来の反社会組織とは違う不思議なコミュニティを形成し、強い絆で勢力を拡大していくが、やがて絶体絶命の破滅が訪れる。信ずるべきは誰なのか!? 恩田陸さん激推しの「仙台ノワール」第1弾! 第26回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!
  • 65歳になったら学校へ行こう
    -
    1巻1,056円 (税込)
    東京から帰るたびに自然残る故郷の大切さを感じる。この景色を守っていくためには「帰りたくなる故郷づくり」が大切だ。65歳になったらこそ、学ぼう! 笑いと涙の青春シニア小説。

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  • 60才。男が泣ける。Memories1 「特急あさかぜ」
    続巻入荷
    -
    1~2巻275円 (税込)
    70年代、80年代。その当時に青春だった男たちの記憶。 今の60才代の若き青春時代。 当時に流行った音楽をモチーフとして、それぞれの個人の記憶として小説にまとめた。 『60才男がが泣ける。』シリーズ1作目。 「特急あさかぜ」 中学生の主人公が、寝台特急の一室で同席した年上の女性と一夜を過ごす物語。 背伸びする主人公の切ない想いと、その後の不思議な運命。 博多駅から東京駅まで。寝台列車のなかでの16時間のストーリー。 62才になった主人公が、最後に思うこととは。 【目次】 表紙 「特急あさかぜ」 奥付 【著者】 村上浩志 1962年生。実名は上田浩良。東京都渋谷区広尾在住。 1980年代から音楽業界の仕事を始める。 その後、音楽以外に広告や舞台制作の事業も。1990年代に、音楽プロダクション「株式会社アーティマージュ」を設立し、会長として本格的に音楽事業へ。「m-flo」など、CDアルバム販売累計100万を越すアーティストを輩出。 数年前に音楽業界を引退し、10代の頃からの作品100作ほどの小説をまとめ始める。 2022年、長編小説「最終小節のダルセーニョ」を出版発売。
  • 六十歳革命
    -
    現在、世間で通用している年齢感覚や価値観は、人の寿命が60歳までの時代のもの。今となっては過去の遺物だ。80歳時代の到来に合わせて、新しい価値観を見つけ確立しよう。本人が、「老いた」などと否定的な考えを持ったら、進歩発展は確実に止まる。──著者曰く自由業という純粋培養でいたからこそ見えてきた「人生六十代から」の論拠と、その生き方を示す注目の書。
  • 60歳からのクレッシェンド
    -
    1巻1,188円 (税込)
    700万年前にたまたまヒトがチンパンジーと分化し、その後、脳が大きくなって自意識を持った。俺なんぞはたまたまココにいるだけだ。──世界一周3回、50年ぶりのピアノ、設計主義批判、悟り型宗教の洞察……「老後」なんて無い! 人生、Process&Progress! 東大経済学部出身、商社勤務。そして今を生きる矢口の姿を描いた小説。
  • 60歳からの青春グラフィティ
    4.5
    1巻880円 (税込)
    止まったままの青春が、ようやく動き出す――。 60歳になり、定年退職をした裕也。 裕也は何十年も前に名古屋で単身赴任をした際、 スナックで出会ったホステスの涼子のことがどうしても忘れられない……。 定年後のハローワーク、旧友との気ままな旅。そして、甘酸っぱい恋愛。 高年期へ差し掛かる男が、第二の人生を歩んでいく姿を悲喜交々に描いた物語。

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  • 六十歳の花嫁
    -
    1巻1,089円 (税込)
    「学者になる」という夢のために地道に研究を続けてきた和枝は、つくば市を終焉の地と定め、家を建てた。友人から誘われて始めた太極拳で体を鍛え、懇願されて始めたコーラスでは多くの仲間に恵まれ、部下を持つ身となってからは家族にも優しい心遣いを見せ、後進の女性研究員のために行動することもあった。そして、定年間近のある日、突然プロポーズされた。
  • 六畳間のピアノマン
    4.2
    ブラック企業の同期三人組。早朝から深夜まで働き会社に泊まり込む毎日。疲弊しきった三人はある日深夜の居酒屋に行く。一杯のビールで人間らしく笑いあった三人だが、極悪上司の壮絶な追い込みにあい――。
  • ろくでなしとひとでなし
    3.0
    コロナ禍、収益が萎む出版界で左遷の憂き目に遭う編集者の佐伯華。実家の食堂もやはり売上が落ち、酒浸りの父に金を無心されて、絶望感に苛まれていた。そんなとき親友に紹介されたのがマッチングアプリだ。狙うのは年商数百億円の財閥の御曹司。会えない日常を逆手にとり、華は美容に励み、両親を偽装までして、〝上級国民〟入りを目指すが……。
  • ろくでなし奮闘~淫邪教団を潰せ!~
    -
    味木法律事務所の調査員・通称“ろくでなし”こと三橋玄章は、テレビプロデューサーの北川から、新興宗教の調査を頼まれた。夜ごと、集団で淫靡な踊りを舞いながら、UFOを呼ぶというのだ。三橋は、偶然知り合った城之内千春がその霊能舞踊の会の会員だと知り、探りを入れる。が、彼女は忽然と消えてしまう。千春の行方は? 教団の真の目的とは!? 痛快悪党小説(ピカレスク・ロマン)!
  • ろくでもない男
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    港と風と、女が2人 タイトルは「ろくでもない男」だが、これはむしろ女の物語だ。 男に従属するのではなく、しかし男に連れられて渡っていくことを自分なりに受け止めている、そういう女のストーリー。 語尾に「だぜ」をつける男の安さが愛らしい。 それをその都度たしなめる女。 ラストシーンではそんな女が2人になり、風の中で笑いがはじける。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 六人の笛吹き鬼
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    笛が鳴っている。 名前を呼ばれている。 逃げないと、 化物がやって来る……。 公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。 だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。 数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇る――。 禍々しい信仰が残る地で続く、奇っ怪な事件。
  • ろくべえまってろよ
    4.3
    犬のろくべえが穴におちてしまった。なんとかしてろくべえを助けなきゃ!一年生の子どもたちがみんなで考え出した「めいあん」とは?表題作「ろくべえ まってろよ」の他、天真爛漫な男の子・マコチンの生活を描いた「マコチン」、何でも同じになってしまうのが悩みのふたごの女の子の物語「ふたりはふたり」など、八編の童話を収録。子どもたちのみずみずしい感性がきらめく一冊。
  • 鹿鳴館貴婦人考
    -
    鹿鳴館の時代は、男たちにとっては、ファルスであったにすぎないが、共演した女たちにとっては、残酷なドラマであった。井上武子、伊藤梅子、大隈綾子、大山捨松、森常ら、近代日本を形成した若き獅子の夫人たちの、おびただしい汗と涙が、カドリールの曲や、バッスルのドレスのかげから浮かびあがってくる。
  • 鹿鳴館の花は散らず
    4.2
    1巻1,799円 (税込)
    明治初期、近代国家としてスタートしたばかりで、東洋の小国に過ぎなかった日本にとって、国際的地位の向上は急務だった。公家の娘として生まれた榮子(ながこ)は、岩倉具視の長男に嫁ぐものの、若くして死別。最後の佐賀藩主で侯爵、外交官だった鍋島直大と再婚し、その美貌と気品で「鹿鳴館の花」と讃えられるほど、外交面で活躍する。しかし、鹿鳴館外交は条約改正に至らず、榮子は自分の役目を模索し――。
  • 六ラウンド、二分十八秒の後で
    -
    1巻1,672円 (税込)
    奇跡は、ただ想い続けた人に訪れる かつて拳ひとつで未来を夢見た若きプロボクサーと、無垢に彼を想い続けた女子高生。交わるはずだった二人の人生は、悲しい別れによって引き裂かれる。そして、四十年以上の歳月を越えたある日──。一通の便りが、止まっていた時間をふたたび動かし始める。

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  • ログインØ
    3.0
    先生に恋する女子高生の芽衣。なにげなく市民限定アプリを見た翌日、親友の沙希が行方不明に。それ以降、ログインするたび、身の回りに次々と事件が起こり、知らず知らずのうちに非情な運命に巻き込まれていく。しかしその背景には、見知らぬ男性から突然赤い手紙を受け取ったことで人生が一変した女子中学生・香織の、ある悲しい出来事があって――。別の人生を送っているはずのふたりを繋ぐのは、いったい誰なのか――!? いぬじゅん最大の問題作が登場!
  • ロコモーション
    3.3
    小さなまちで、男の目を引くからだを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。静かな生活を送りたくて大きな街に引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。しかし、親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が彼女の心の殻を壊していく――。読む者の心をからめとる、あやうくて繊細でどこか気になる一人の女性の物語。『田村はまだか』に続く珠玉の一冊!

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  • ロゴスの市
    4.6
    「若い方にぜひ読んで欲しい」 著者初の電子書籍化作品! 「肺がこんなきれいな空気で満たされた恋愛小説、初めて読んだ気がする」と書評家・温水ゆかりさんが絶賛した傑作恋愛小説! 【あらすじ】 1980年、大学のキャンパスで弘之と悠子は出会った。せっかちな悠子と、のんびり屋の弘之は語学を磨き、同時通訳と翻訳家の道へ。悠子は世界中を飛び回り、弘之は美しい日本語を求めて書斎へ籠もった。二人は言葉の海で格闘し、束の間、愛し合うが、どうしようもなくすれ違う。時は流れ、55歳のベテラン翻訳家になった弘之に、ある日衝撃的な手紙が届く。切なく狂おしい意表をつく愛の形とは?
  • ロシアよ、我が名を記憶せよ(新潮文庫)
    3.0
    帝国海軍軍人の廣瀬武夫とロシア軍中佐の令嬢アリアヅナ。ペテルブルグで出会った二人は将来を誓いあう。一緒に日本で暮らす夢も膨らむ。だが戦争は不可避、日本も反ロの気運が満ちた。二人の愛の行方は……。開戦。決死の作戦行直前、廣瀬は彼女宛にロシア語の手紙を残し、激戦の海上で渾身のメッセージを刻んだ。一人の軍人の知られざる想いを通じ、明治日本の戦争と平和を描く感動作!
  • 路地
    値引きあり
    -
    名刹が点在し、高級住宅地が広がる古都・鎌倉。 だが、そんな町にも、様々な人生が交錯する「路地」がある。古書店主、観光人力車を曳く男、図書館勤めの小市民……、市井の7人それぞれが、過去に秘めている罪や愛が、彼らの平穏な日常を波立たせる一瞬を犀利に捉え、人生の細やかな真実を温もりとともに掬いあげる短編連作。谷崎潤一郎賞受賞作。
  • 路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店
    3.5
    高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に日々悩まされていた。そんなとき、クラスメイトから 「綾櫛横丁にいる大妖怪が、そうした事件を解決してくれる」 という噂を聞き、半信半疑で訪ねることにする。丑三つ時を狙って綾櫛横丁の奥へと足を進めると、たしかに怪しげな日本家屋が建っていた。意を決して中へと入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして洸之介は、加納環と名乗る、若く美しい女性表具師と出会う ――。 人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。
  • 路地裏の金魚
    3.3
    1巻715円 (税込)
    42歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。その店で、仙太郎は不思議な体験をする。便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う! 疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!
  • 露地裏の集団ジェンガ
    -
    1巻1,144円 (税込)
    地方企業に勤める凡庸な会社員が紡ぐ、起業に至るまでの生々しくも鮮明な足跡。 組織・企業・生物化学・インターネット・経済的要素が不揃いに混じり合う、ニュータイプの社会派小説。

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  • ワイルドドッグ 路地裏の探偵
    4.0
    浅草の古ぼけた遊園地『花やしき』裏で、調査会社を営んでいる元警察官の松戸。覚えのない不祥事に巻き込まれ、出所不明の口止め料4千万を渡された挙げ句、身辺を張り込まれるという境遇に陥った彼は、人生の負け犬を装って探偵を続けていた。そこに警視庁の同僚だった紅林から警察官に成れなかった少女・依美を共同経営者にしないかという申し出が来る。不穏な匂いを感じつつも、それを受け入れた松戸は、紅林経由で依頼のあった教育機関役員の素行調査を進めるのだが……。新たなる探偵バディ小説の登場!
  • 路地裏の二・二六
    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    昭和10年(1935)8月12日、陸軍省にて相沢三郎歩兵中佐が軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が起きる。そのとき、部屋にはもう一人の人物がいた――。憲兵大尉・浪越破六【なみこし・ばろく】は、この事件には、語られていない「真実」があると確信する。そんな折、浪越は渡辺錠太郎陸軍大将から、密命を受ける。そして運命の日に向けてのカウントダウンが始まった。気鋭のミステリ作家が、2.26事件と同時進行していた「ある事件」を大胆に描き出した本格長編。昭和史を揺るがす重大事件の謎をめぐる圧巻の歴史ミステリ。伊吹亜門氏デビュー10周年を飾る勝負作!
  • 路地裏のヒミコ
    3.6
    1巻1,222円 (税込)
    二十五年前に三人の死を予言し姿を消した、百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。漫画家志望の大輝と、ミュージシャン志望の茂夫は、軽い気持ちで彼の行方と正体を探りはじめる。当時をよく知る人々の取材をするうちに、二人が辿りついたのは、想像を絶する恐怖の真相だった……。「粘膜シリーズ」で人気沸騰中の飴村行が、約二年間の沈黙を破って放つ、渾身の怪作。元医大生の小説家と“運命の女”との出会いを描く「水銀のエンゼル」を収録。
  • 路地裏ビルヂング
    3.9
    怪しげな健康食品販売会社に心ならずも就職した元フリーターの加藤は、路地裏のおんぼろビルの前に立つと呆然として見上げた。無認可保育園、学習塾、不動産屋、そしてデザイン事務所……。同じ小さなビルのなかで働きながら、それぞれの人生とすれちがう小さな奇跡。あたたかな気持ちになれる連作短篇集。
  • 路地裏わがまま眼鏡店 ~メガネ男子のおもてなし~
    3.7
    「小説家になろう」『お仕事小説コン』優秀賞受賞! 手助けしてやるよ、あんたのためじゃなくメガネのために―。 OL・志乃は仕事のストレス解消にと出かける途中、路地裏でおしゃれな店『Granz』を発見する。看板には「わがままな眼鏡店」とあり、首を傾げつつ店に入ると無愛想すぎる店員・天王寺がいた。第一印象は最悪だったが、メガネを見て悩みを言い当てたり解決する不思議な彼は、どんなことよりもメガネを愛する究極のメガネ男子で…? 客に冷たくメガネに優しいお店へようこそ―。
  • ロジカ・ドラマチカ
    3.4
    1巻2,090円 (税込)
    論理的対局[ロジカ・ドラマチカ]。それは偶然耳にしたわずか1文・数十字をめぐる知の殴りあいだ。エリート警察署長vs.論理の魔女・紅露寺結子18歳の、伊達と酔狂の本格ロジック探偵バトル。彼女の指す一手ごとに暴かれる、悪魔宿るワンセンテンスの解釈とは。そして、彼女が最後に証明する、驚天動地の犯罪計画とは。さてこの勝負、詰むや詰まざるや? 探偵には、1字の誤算もありえない――C.Q.F.D.[セーキューエフデー]
  • 路上のX
    3.8
    一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。二人は運命的に出会い、共に生きる決意をする。ネグレクト、DV、レイプ。最悪の暴力と格闘する少女たちの連帯と肉声を物語に結実させた傑作が、遂に文庫化。
  • 魯迅作品集
    -
    清朝末から革命期へという混乱の時代に、ペンを執って敢然と立ちあがり、新しい中国文学を切り拓いた、偉大な作家・魯迅の代表作を、その著作『吶喊』『彷徨』『朝花夕拾』から集める。人に食われることを恐れる男を主人公に封建制度と儒教道徳を徹底批判した「狂人日記」のほか、「阿Q正伝」「藤野先生」「小さな事件」「家鴨の喜劇」など13編を収録。中国近代文学の父・魯迅の代表作がいっぱい!
  • ロスジェネの逆襲
    4.7
    1巻770円 (税込)
    人事が怖くてサラリーマンが務まるか! ドラマ化も果たした「半沢直樹」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。 親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!
  • ロスト・イン・ザ・ターフ
    3.7
    1巻1,700円 (税込)
    著者の新境地! 競馬愛にあふれるラブ・コメディー 競馬はロマンだ! 競馬を愛してやまない著者が贈る夢の物語。 亡き兄が遺した競馬バーを営む倉本葵。ある日、大井競馬場で芦毛の9歳の牡馬・ウララペツを見かけるなり一目惚れする。ウララペツは名馬として名高いメジロマックイーンの最後の産駒だった。 だがほどなく、戦績の振るわないウララペツは引退することに。このままでは、ウララペツは食肉にされる……。葵はウララペツを買い取って馬主となり、種牡馬にしようと決意する。ところが次から次へと難題が――。 葵、メジロマックイーンの血筋を残したいと熱望する常連客やウララペツの元馬主など、馬をこよなく愛する男女が奮闘しつつ、恋のさや当てにも興ずるラブコメディー。
  • ロスト・ドッグ
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    あなたはペットの命に、いくら払えますか?――愛犬が心臓病になった。手術費用は200万円。ペットショップでは売れ残った犬が鳴き、セレブが集う動物病院では、名医の診察を待つ行列ができている。そんなある日、山中で人間の遺体が発見された。周囲には無数の犬の骨が散乱し、まるで遺体を見守るようだった……。動物医療の在り方を問う長編ミステリ!
  • ロストワールド
    3.5
    1巻1,078円 (税込)
    バブルの寵児ともてはやされた不動産王の夫と八年前に離婚し、現在は脚本家として働く沢野瑞枝。 夫はバブル崩壊後にすべてを失い、失踪してしまったため、一人娘・日花里の養育費も払われないままだった。 あるとき、年下のプロデューサーの奥脇から、瑞枝自身をモデルに「バブル期をドラマに描かないか」という依頼を受ける。 夫との出会いや結婚生活など、自らを切り売りするようなオファーに躊躇っていた瑞枝だが、娘からの励ましを受けて仕事に挑み始める。 執筆中に当時のことを振り返る中で、ずっと会っていなかった元夫の影が現れ、離婚以来音信不通だった夫の親友と再会し、 さらには自身のドラマに出演する人気俳優が接近してきて…。 一人の女性、そして家族の再生を描く傑作長編!
  • 地底獣国の殺人
    3.5
    創世記の謎を追う奇人学者と連続殺人?!――1930年代。創世記の伝説を探るため、アララト山を目指した〈ノアの方舟探検隊〉の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは、絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そしてスパイに、連続殺人。冒険に満ちた古の怪異を、博覧強記の俊英が精緻な論理で解き明かす、奇想天外な傑作本格ミステリ。
  • ロズウェルなんか知らない
    3.9
    温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。青年クラブのメンバーたちは町を再生することで、自らの生き方にも活路を見出そうとするが。地方の現実に直面する人々の愚かしくも愛しい奮闘を描いた胸に迫る長篇。「日本の四次元地帯」として駒木野は再生するのか? (講談社文庫)
  • 六花の旋律
    -
    純粋な想いならば、いつかきっと届くだろう永い哀しみの時をぬけ、いつか届けたいあの人の胸に確かな真実をもって届くだろう。それは六花に閉ざされたかけがえの失い記憶。 (※本書は2003/1/1に株式会社 新風舎より発売された書籍を電子化したものです)
  • ロッカーズ
    3.9
    1巻594円 (税込)
    十四歳。雨上がりの町で、ぼくは十八歳のセージと出会った。セージは歌い、叫ぶ。細胞のひとつひとつ、魂までも揺さぶる圧倒的な声で。自分のために。その彼が僕に向かって言った。微笑を浮かべながら。「なあ、弾いてくれよ」街に、旋律が流れ始めた――。破滅的なカリスマ性をもつヴォーカルと独創的なギタリスト、日本中を席巻した伝説のロックバンドの誕生、成功、そして崩壊までの激しい軌跡を描いた傑作長編。
  • ロック・オブ・モーゼス
    3.5
    わたしはこのギターから全てを教わった―― いつも俯きながら生きてきた。 音楽がわたしに光を与えてくれた。 熱情、誇り、挫折、才能――青春の全てがここにある。 心を掻き鳴らす、珠玉の青春音楽小説。 朝倉桜は京都の私立校に通う高校二年生。同級生の「モーゼ」こと百瀬は幼い頃から天才ギタリストとしてもてはやされ、今はプロで活躍中だ。学校に居場所を見いだせない桜はいつのころからか目立たぬように行動するのが習い性になっていたが、モーゼの強い勧めでギターを始めることに。すぐにギターの虜になった桜は高校を中退し、モーゼ率いるバンド「モーゼス」に加入。プロのミュージシャンになると決意するが……。
  • ロックス
    -
    1巻305円 (税込)
    “キープ・オン・ローリング”―転がるのをやめたら、それでお終いなんだ。転がっている間は、どんなバンドも可能性のかたまりさ。自由を求める若者の、爆発するエネルギーとクールで繊細な生態を描いた、初の本格ロック小説。いま、小説から音が飛び出す!
  • ロックとブルースに還る夜
    -
    編集者の私は、予備校時代を過ごした仙台を30年ぶりに訪れ感傷的になっていた。ハードロックとギターに明け暮れていた浪人時代、レコードを聴きたくて授業をサボって通った国分町のロック喫茶。それがいま目の前にある。まさかこの店が残っていたとは…。タイムスリップしたような錯覚を覚えながら、片想いの“彼女”を思い出しハッとする。閉じていた心の引き出しが開いた瞬間だった。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • ロック母
    3.9
    作家としての苦悩のはじまりに"しょぼんとたたずむ"忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と"壊れた"母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。
  • ロックよ、静かに流れよ
    4.5
    1~2巻660~792円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一人の友人の死。非行少年と目された仲間たちは追悼コンサートを計画する。そのなかで彼らは見事に成長していく。胸の奥底に輝く宝石を秘め、力強く生きる少年たちの姿を描いた痛快読み物。「男闘呼組」主演により東宝系映画化。

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  • ロック わんこの島
    値引きあり
    3.0
    映画『ロック わんこの島』ノベライズ! 2000年8月、三宅島大噴火。全島民避難のさなか、飼い主と離ればなれになった犬・ロック。その後、東京での避難生活の中、奇跡的に再会を果たすロックと芯。しかし、東京での避難生活は予想を超えて長期化し、ロックと芯には再び別れなければならない時がやってきて…。 噴火を生き抜いた復興のシンボル犬、ロック。実話から生まれた奇跡と感動の物語。

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  • ロックンロール・ストリップ
    値引きあり
    4.2
    1~2巻539~562円 (税込)
    めっちゃおもろい! 半自伝的青春小説。 木村勇太、25歳。夢は映画監督。 今は売れない劇団をやりながら、大阪市K区寿町でバーを経営している。 ある日の閉店間際、「冬音」という見慣れぬ美女が店にやってきた。 ストリッパーだという彼女は、勇太にストリップ劇場で前座をやってほしいと頼むのだった。なんとか劇場を満員にしたい、力を貸してほしいと――。 そこから勇太たち劇団員4人の、場末の劇場を舞台にした、笑いあり、涙ありの悪戦苦闘の日々が始まった! 「悪夢」シリーズで大人気の作家が描く、“めっちゃおもろい!”半自伝的青春小説。 これって一体……どこまで実話なん?
  • ロックンロール
    3.6
    小説執筆のためパリのホテルに滞在していた作家・植村は、なかなか筆の進まない作品を前にはがゆい日々を送っていた。しかし、そこに突然訪れた奇跡が彼の感情を昂ぶらせる。透き通るような青空の下で、恋が動き出そうとしていた。ポケットに忍ばせたロックンロールという小さな石ころのように、ただ転がり続ければいい。作家は突き動かされるように作品に没頭していく――。欧州の地で展開される切なくも清々しい恋の物語。
  • ロックンロール・ティーチャー
    -
    湘南、葉山の私立高校にとんでもないセンセーがやってきた。早川美久、ハワイ帰りの22歳。ホノルル・シャミネード音楽院で、ベートーベンからマイケル・ジャクソンまで勉強。できる楽器はピアノとロックンロール・ギター。特技は実戦カラテ!――表向きは音楽の特別講師。ところが実態はなんと番長グループ壊滅の使者だった!?
  • ロックンロールミシン
    3.4
    賢司は入社二年目の“リーマン”。仕事は順調、彼女もいるのに、なんだか冴えない毎日。そんな時、高校の同級生・凌一がインディーズブランドを旗揚げした。気の合う仲間と作りたいものを作る――そんないい加減なことでいいのかよ!? そのくせ、足は彼らの仕事場に向かい、曖昧な会社生活をリセット、本格的に手伝うようになるのだが……。ミシンのリズムで刻む8ビートの三島賞受賞作!

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  • ロックンロールミシン2009(小学館文庫)
    4.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 社会人三年目の賢司は変わりばえのしない仕事に燃え尽きぎみ。彼女もいて傍目には悪くない生活に見えたが…。フリーターをしていた高校時代の友人・凌一が仲間達とインディーズブランドを立ち上げることになった。戦略ゼロながら熱く服づくりに励む彼ら。ファッションにまるで興味がないものの、ほとばしるエネルギーに圧倒され、賢司は次第に重要なメンバーとして頼りにされる存在になっていく。1998年度三島由紀夫賞を受賞、2002年に行定勲監督により映画化された作品を全面改稿、大幅加筆。ミシンと糸が紡ぎ出すロックな「青春ワーキング小説」決定版。
  • ロッテルダムの灯
    値引きあり
    -
    戦地における命あるものの美しさと儚さ――作家・庄野潤三の兄で、数多くの児童文学作品を世に残した著者が、従軍した中国や東南アジアで胸に刻まれた命あるものの美しさ、尊さ、儚さを、異国情緒をまじえて綴った初めての随筆集。戦中の思い出と戦後の日本、欧州とが絡まり、作者自らが「何よりも愛着深い作品」と述懐した、エッセイストクラブ賞受賞の名作。児童文学の大家である著者が、従軍した際の経験をまとめた名随筆集にして、弟の庄野潤三をして「英ちゃんのいちばんの名作」と言わしめた作品。
  • 六杯のブラック・コーヒー
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    大陸の広がりにさらされ続ける男たち 冒頭から始まる容赦ない雨の描写、そして死についての記述が読者を圧倒する。北アメリカ大陸の自然を最もダイレクトに生き、それゆえ誰よりもその大陸を恋することになってしまう男たち。長距離ドライヴァーがこの小説の主役だ。途方もない距離と雨と風をいつも相手にしている彼らにとって家庭や通常の人間はどこか虚ろに見えてしまう。ドライヴ・インのウエートレスとの束の間の交流のほうがはるかにやすらぎを与えてくれるだろう。そしてブラック・コーヒーは六杯くらいなければ追いつかない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。https://kataokayoshio.com/
  • 六百六十円の事情
    4.1
    世の中には、いろんな人たちがいる。男と女。彼氏と彼女。親と子供。先生と生徒。そして爺ちゃんや婆ちゃんとか。その中には、「ダメ人間」と「しっかり人間」なんてのも。あるところに、年齢も性別も性格もバラバラな「ダメ」と「しっかり」な男女がいた。それぞれ“事情”を持つ彼らが描く恋愛&人生模様は、ありふれているけど、でも当人たちにとっては大切な出来事ばかりだ。そんな彼らがある日、ひとつの“糸”で結ばれる。とある掲示板に書き込まれた「カツ丼作れますか?」という一言をきっかけに。入間人間が贈る、日常系青春群像ストーリー。
  • 六本木シンデレラ
    -
    夏目涼太郎は六本木に生まれ、家業である銭湯の番台で女の裸を見ながら育った。美大生の彼は、アルバイトで始めたヌード・カメラマンの仕事が忙しく現在は休学中の身だ。悪友の岩田は、家業の魚屋を嫌って何やら怪しげなカフェバーを始めた。地元育ちの若者と多国からの出稼ぎモデルが繰り広げる、恋とスリルとウイットたっぷりの『六本木バナナ・ボーイズ』第二弾!
  • 六本木デッドヒート
    3.0
    殺人を犯して服役、8年の刑期を終え出所した元風俗嬢の笙子。妹のような同居人・瑠璃と静かに暮らすつもりが、かつての恋人・加治が起こした10億円強奪事件に巻き込まれて複数の組織に狙われるはめに。かかる火の粉を笙子は振り払うことができるのか? そして明らかになる驚愕の真相とは? 異色の第16回松本清張賞受賞作。
  • 六本木バナナ・ボーイズ
    -
    涼太郎と岩田は生まれも育ちも六本木。幼なじみの悪友で、ナンパもケンカも、いつも、つるんでやってきた。涼(リョウ)はヌード専門のカメラマン。岩田(イワ)は代々続いた魚屋をシーフードカフェに改め、シェフに納まった。こんな二人が、出稼ぎ外人と関わりを持ったことから、物語は始まる……。

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