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仔牛のカツレツ、ポルチーニのリゾット、鯛のアクアパッツア、ホタルイカと菜の花のスパゲッティ、レモンパイ――偲と杏二の姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。名前は「アモーレ」。常連客の沙世ちゃんと石橋さんの理由ありカップルや初子ちゃん、そして、杏二の師匠で今は休養中の松崎さん……など、それぞれの事情を抱えたアモーレどもと季節の美味しい料理の数々を描く、幸福に満ちた物語。(解説・俵万智)
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Posted by ブクログ
「アモーレ」という目黒にある小さなリストランテ。 そこのシェフである杏二と偲の姉弟。 女たらしの杏二目当てにやってくる客たち。 本日のメニュー1から11まで美味しそうな料理と客たちのおりなすお喋り。 沙世ちゃんという、杏二に積極的にアピールをしながら、会社の上司や同僚の男性を連れてくるちょっとわが...続きを読むままな子。 いつも、一人できて、杏二に話しかけられるのを待っている初子ちゃんというおとなしい子。 偲が想っているのが、公然の秘密となっている杏二の元先輩シェフの松崎さん。 姉弟の母親は亡くなっていますが、時々現れる二人の父親。 後に松崎さんと婚約したリコという陽気な青山のセレクトショップで働く女性も訪れるようになります。 あと、お客ではありませんが、杏二と時々電話で逢引きをする謎の女性M。 出てくる女性の性格が様々で、杏二の女たらしぶりも、それぞれに応じて対応しているのでそれほど非人情には思えません。愛すべき女たらしというところでしょうか。 情の深い偲が松崎さんの結婚式に呼ばれるつもりになっていて、パーティに着ていく高価なドレスを選ぶところはちょっと泣けます。 本日のメニューが変わるたびに、語り手が変わるのですが、リコのパートは結構口が悪く、驚きでした。 以下ネタバレですが、 P189ではやっぱりストーリーはなるようになるのだという展開になり、快哉を叫びたくなりました。 最後には謎の女性Mの素性も判明します。 さらっとよめるコース料理のあとのデザートのソルベかムースのような口どけのお話だと思いました。
こういう料理出てくる系小説って読んでると毎回お腹空く(笑)あたしもアモーレの常連客になりたいなぁ‼︎
登場する食べ物が全て美味しそうだった。 シェフがチャラいのは、うーん。って感じ。 各章が繋がっていて、この章はあの人か〜って考えるのは毎回面白かった。
女性が描く女たらし像を読むよりも、女性が描く女たらしに惹かれる女の子達の姿を読むのが興味深かった。あいつの土地に草は生えない、は良かった。イタリア料理屋行きたい。なかなか面白かった。
美味しそうでうっかりパスタを作ってしまった。 アモーレの姉弟を中心にした恋愛物語。 少々イライラとする恋愛模様。 プレイボーイ過ぎる男たちに振り回される女たち。
最後まで主人公がどういう人なのか分からなかったです。最後のエピソードは余計だった気がします。今まで読んだ井上荒野さんの小説と比べて分かりにくかったような。
楽しく読んだ 読みやすいし とにかく料理が美味しそうだし イケメンだし 美味しいもの作るシェフだし 下半身バカだけど わかってるけど 惹かれちゃうんだろな〜 だって魅力的だもんな あかんな〜 絶対に近寄っちゃいかんやつ! お嬢さん気をつけなはれ! 一人でも通えるイタリアンとか どんだけだよ… ...続きを読む
リストランテ「アモーレ」のシェフ、 ウェイトレス、客、をとりまく小さな輪の中で 起こるあれこれを美味しそうな料理と共に 描かれている。 シェフと客はセックスしてばかりだし ウェイトレスとは仕事が手につかないくらい あの人にお熱だし、 女が好きなシェフが好きっていう客もいるし 料理よりも人間関係が...続きを読むごちゃごちゃしていて これはうまく片付くのか?と思いながら読む。 そんな人たち一人一人の視点で 話が進んでいくので シェフもウェイトレスも客も 客観視されたり、 じつはこんなことを思っていたりと 意外と奥が深い。 話が戻らず、進みっぱなしなので 視点主が変わっても読みやすかった。
「キャベツ炒めに捧ぐ」と「切羽へ」と今回の「リストランテアモーレ」の3冊しか読んだことないけど. 井上荒野さんてずるい人描くのが上手!! 悪い人じゃなくて 嫌な人じゃなくて ずるい人. . 近くにこんなイタリアンのお店あったらなー. 目の保養にもなるし通っちゃいそう!! トリッパとワイン! 白アスパ...続きを読むラ! 食べたいなー!!
おしゃれな世界観。 出てくる料理もワインもたまらないw そのうえ超絶イケメンのシェフ。 彼をとりまく女たち。 彼の良き理解者である美人な姉は 賢くも若干天然w 女子なら大好物な要素満載な 美味しすぎる物語。 美味しい料理の影写は 生唾が湧いてくるし、 想像だけでほっこりあったかくなる。 旅先に向...続きを読むかう移動中などに 読みたくなるような小説。
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