【感想・ネタバレ】リストランテ アモーレのレビュー

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Posted by ブクログ

「アモーレ」という目黒にある小さなリストランテ。
そこのシェフである杏二と偲の姉弟。
女たらしの杏二目当てにやってくる客たち。

本日のメニュー1から11まで美味しそうな料理と客たちのおりなすお喋り。
沙世ちゃんという、杏二に積極的にアピールをしながら、会社の上司や同僚の男性を連れてくるちょっとわがままな子。
いつも、一人できて、杏二に話しかけられるのを待っている初子ちゃんというおとなしい子。
偲が想っているのが、公然の秘密となっている杏二の元先輩シェフの松崎さん。
姉弟の母親は亡くなっていますが、時々現れる二人の父親。
後に松崎さんと婚約したリコという陽気な青山のセレクトショップで働く女性も訪れるようになります。
あと、お客ではありませんが、杏二と時々電話で逢引きをする謎の女性M。
出てくる女性の性格が様々で、杏二の女たらしぶりも、それぞれに応じて対応しているのでそれほど非人情には思えません。愛すべき女たらしというところでしょうか。
情の深い偲が松崎さんの結婚式に呼ばれるつもりになっていて、パーティに着ていく高価なドレスを選ぶところはちょっと泣けます。
本日のメニューが変わるたびに、語り手が変わるのですが、リコのパートは結構口が悪く、驚きでした。


以下ネタバレですが、
P189ではやっぱりストーリーはなるようになるのだという展開になり、快哉を叫びたくなりました。
最後には謎の女性Mの素性も判明します。

さらっとよめるコース料理のあとのデザートのソルベかムースのような口どけのお話だと思いました。

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2019年10月15日

Posted by ブクログ

こういう料理出てくる系小説って読んでると毎回お腹空く(笑)あたしもアモーレの常連客になりたいなぁ‼︎

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2016年08月27日

Posted by ブクログ

登場する食べ物が全て美味しそうだった。
シェフがチャラいのは、うーん。って感じ。

各章が繋がっていて、この章はあの人か〜って考えるのは毎回面白かった。

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2022年05月11日

Posted by ブクログ

女性が描く女たらし像を読むよりも、女性が描く女たらしに惹かれる女の子達の姿を読むのが興味深かった。あいつの土地に草は生えない、は良かった。イタリア料理屋行きたい。なかなか面白かった。

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2021年11月28日

Posted by ブクログ

美味しそうでうっかりパスタを作ってしまった。
アモーレの姉弟を中心にした恋愛物語。
少々イライラとする恋愛模様。
プレイボーイ過ぎる男たちに振り回される女たち。

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2017年07月13日

Posted by ブクログ

最後まで主人公がどういう人なのか分からなかったです。最後のエピソードは余計だった気がします。今まで読んだ井上荒野さんの小説と比べて分かりにくかったような。

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2017年05月28日

Posted by ブクログ

リストランテ「アモーレ」のシェフ、
ウェイトレス、客、をとりまく小さな輪の中で
起こるあれこれを美味しそうな料理と共に
描かれている。

シェフと客はセックスしてばかりだし
ウェイトレスとは仕事が手につかないくらい
あの人にお熱だし、
女が好きなシェフが好きっていう客もいるし

料理よりも人間関係がごちゃごちゃしていて
これはうまく片付くのか?と思いながら読む。

そんな人たち一人一人の視点で
話が進んでいくので
シェフもウェイトレスも客も
客観視されたり、
じつはこんなことを思っていたりと
意外と奥が深い。

話が戻らず、進みっぱなしなので
視点主が変わっても読みやすかった。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

「キャベツ炒めに捧ぐ」と「切羽へ」と今回の「リストランテアモーレ」の3冊しか読んだことないけど.
井上荒野さんてずるい人描くのが上手!!
悪い人じゃなくて 嫌な人じゃなくて ずるい人.
.
近くにこんなイタリアンのお店あったらなー.
目の保養にもなるし通っちゃいそう!!
トリッパとワイン!
白アスパラ!
食べたいなー!!

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2022年01月06日

Posted by ブクログ

おしゃれな世界観。
出てくる料理もワインもたまらないw
そのうえ超絶イケメンのシェフ。
彼をとりまく女たち。
彼の良き理解者である美人な姉は
賢くも若干天然w

女子なら大好物な要素満載な
美味しすぎる物語。
美味しい料理の影写は
生唾が湧いてくるし、
想像だけでほっこりあったかくなる。

旅先に向かう移動中などに
読みたくなるような小説。


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2021年05月20日

Posted by ブクログ

美味しそうな料理の表紙につられて読みましたが、料理より登場人物たちの恋愛模様の方が気になってしまいました。
女たらしのイケメンシェフの弟・杏二はダメダメでしたが、真面目で不器用なお姉さんの偲さんが幸せになって良かったです。
結局、皆さん杏二のもとを去っていく…収まるところに収まったのかなぁ…。

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2018年07月12日

Posted by ブクログ

読んでいるとおいしいイタリアンが食べたくなる本。
なかなかこういうお店、ないんですよね、気軽に入れるけど本格的な料理を出してくれるようなところ。
イタリア旅行で食べた料理がチラホラでてきて、あぁ、食べたい…と思いました。
料理の話題と同時に描かれているのが、このレストランのイケメンシェフの私生活。
もちろん、私もイケメンは好きだし、興味はあるけれども、この一冊の中では、それほど魅力的に感じなかった。
この男との関係を拒む女性客は来ないのか??と思ってしまった。
まぁ、私もイケメンは好きなので、気持ちはわからなくもないけれど…

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2016年10月05日

Posted by ブクログ

姉弟でやっているリストランテ アモーレ、彼ら二人と常連客達の物語。

イケメンで料理の腕もいいけど女関係が緩すぎるシェフと、片思いが客にまでバレている空回りの多い姉。中心の二人に限らず出てくるキャラクターは皆二股かけていたり空気が読めなかったり多数の中の一人に甘んじていたり打算的だったり。皆色々残念な人達。

Mの登場とその背景が唐突過ぎてラストが今ひとつスッキリしなかったけれど、料理の描写は美味しそうで読んでいるととてもお腹が空く。
その割にこの手の設定に有りがちな料理が人を癒やす物語ではない所が面白い。

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2016年09月16日

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