利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声

利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声

814円 (税込)

4pt

3.6

菜々美の従兄・稔は8年前、新聞記者として赴任したインドネシアの東ティモール独立紛争に巻き込まれ死亡した。最後の便りはロロ・ジョングラン寺院の写真だった。週刊誌記者となった菜々美は、インドネシア・中部ジャワ地震の現地取材で、NGOボランティアや国際開発コンサルタントの日本人と出会い、国際協力の裏側を知る。稔の死に芽生えたある疑念とは。国際援助のあるべき姿を問う、第1回城山三郎経済小説大賞受賞作。

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利権聖域 ロロ・ジョングランの歌声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月29日

    インドネシア、東ティモール、それに関わるODAを絡めた小説。
    経済小説と思って読み始めたが、主人公が女性ということもあるからか読みやすく、難しい部分もそれほど感じなかった。途中から止まらなくてドンドン読み進んでしまった。

    激動の時代のインドネシアの様子がよくわかるし、当時のODA事情についても勉強...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年11月08日

    ※メモ

    【きっかけ】
    松村シリーズ第一弾

    【概要】
    インドネシアを舞台にした汚職がらみの経済小説。

    【感想】
    人物関係の設定がテンコ盛りで、援助と汚職の堅い話をストーリーのなかでおもしろく読めた。
    他の作品で著者の本業であるコンサル業界についてはかなりリアルに描かれていたが、本作では雑誌編集の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月19日

    ODAを扱ってはいるけど、それがメインではなく、すごく小説的だった。登場人物に生活感がないというか、もうちょっと魅力的だといいなあと思うけど、小説としてはおもしろい。

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月27日

    上司に薦められて。インドネシア、東ティモールにかかるODAやそれに関わる利害関係者(商社、ゼネコン、政府、NGO等)の様々な歴史や関係をジャーナリストの視点から描くフィクション。小説としては好みが分かれるかもしれないし、個人的には感情移入しづらい部分があった(主人公が女性のため?)が、本書はODAに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月05日

    第1回城山三郎経済小説大賞受賞、文章は読みやすく洗練されている。経済小説にしては内容に乏しい、新しい発見は特になし、主人公周辺、家族絡みの増悪、恋愛については不要に感じた。

    0

    残念

    2022年01月14日

    表現にまとまりがないというか、浅く薄い内容をつらつらと書いている印象。楽しみにして購入しただけに非常に残念。読むのがつらくなって途中で止めてしまいたくなる。
    登場人物もこれといった特徴もなく面白みがない。どこか会話ですら嘘っぽく聞こえる。
    ホテルで朝食に降りたのに、コーヒーすら飲まずに出ていくあ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年01月22日

    後輩が半年以上前に貸してくれた本。

    研修旅行でインドネシア行く前に読んどけば良かった〜。激しく後悔。

    まあそれはともかく、内容は、

    全体的にはODAについての表裏を語っているんだけど、

    小説のストーリーのなかにその内容が散りばめられているので、

    そこまで硬い内容というわけでなく、

    そして...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月21日

    国際協力(ODA)の裏側・矛盾を浮き彫りにしつつ、主人公が従兄弟の死の真相を解明していく物語。
    過去にはODAにおける談合や裏金は暗黙の了解であり、業者側はそれを必要悪であったというスタンス語る場面があるが、それなりの説得力があった。
    「必要悪」について考えるきっかけとしたい。
    前半の様々な伏線が後...続きを読む

    0

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