リトル・バイ・リトル

リトル・バイ・リトル

小説・文芸
460円 (税込)

2pt

ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    リトル・バイ・リトル
  • タイトルID
    :
    60004788
  • 電子版発売日
    :
    2016年09月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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リトル・バイ・リトル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    悲劇のヒロイン的ふるまいをするわけでもなく、淡々と毎日を生きてくふみさんがすごく好きだなあとおもった

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    高校を卒業してからアルバイトをしながら生活する主人公。
    それを取り巻くどこか愛くるしい登場人物たち。
    この小説のあとがきを見てハッとしたのを覚えてます。
    詳しくは思いだせないけど、あとがきを見て初めてこの本のタイトルの意味に気付かされ、小説って奥が深いなーと感動しました。
    小説の内容はそこまで深いとは思わなかったのですが、この作品がもつ文章の柔らかさとか雰囲気がとっても好きです。

    0
    2011年06月15日

    Posted by ブクログ

     表紙の写真と『リトル・バイ・リトル』というタイトルからなにか伝わってくる気がした。

     主人公の橘ふみは、父親の違う妹の面倒を見る。全く当たり前に。逃げた父や頼りない母に代わり、進学をやめ働くことにも一切ためらいが無い。
     今どきでもこんなコが居ると信じたい。疑ったりし斜に構えたりしないでそう信じたい。そう思わせるあまりにも滑らかなサラリとした書き方だ。野間文芸新人賞を獲った作品だというのもうなずける。

     『涙そうそう』のDVDをほぼ同時に見たが、こちらも全く血のつなっがっていない「妹」を兄は徹底的に面倒見る、終いには働きすぎで死んでしまうほど。
     やはり、こんな若者が居るだろうかなんていいたくは無い。現代でもきっと居るに違いないと信じたい。ヒット作となったのは、信じたいという願望が私だけのものではないからろう。

     私は120人のお年寄りのお世話をしている。と、言ったら言い過ぎである。実際はスッタッフのケアマネジャー4人が担当してくれている。でも責任者の私は、あくまで建前だけれども全部のお年寄りの家族構成からなにから全部把握していることになっている。
     殆んど全部のお年寄りの「子」は「団塊」の世代だ。この団塊の世代たち、120家族のうち半分は親の介護から「逃げ」ている。自ら手を煩わすことはもちろんのこと、親のことを考えたり、判断したりすることからさえ逃げている。兄弟どうして押し付けあっている。本当に見苦しい。逃げている団塊世代の尻拭いが私の仕事だと言っても言い過ぎじゃない。情けない話ですが。

     「親の居ない子供」、「定職につかずアルバイトなんかしてるコ」、「きちんとした大学を出ていない」、「大きな会社に勤めていない」、「パラサイトシングル」などの数々の偏見を世に定着させたのも彼ら「団塊」世代だともいえる。

     自分達は戦後から高度成長にかけて「親に面倒」をかけて大学まで出してもらって、大人になってからは「親の面倒」からは逃避した世代だ。そして会社の中ではほぼ例外なく学歴と会社とにパラサイトしている。手厳しすぎる見方かもしれないが、あまりにも多くの実例を私は見てきた。

     橘ふみや『涙そうそう』の兄ぃ兄ぃは、団塊世代が生み出した偏見のフィルターにかければ、「真っ当じゃない子」にほかならない。
     だけど、これほど真っ当な子たちが他にいるか。これほど健気な若者がいるだろうか。恥ずかしくないのか、団塊たち!そう言いたくなってしまう。作品の中でもこの子たちの親はやはり大人であるくせに、例外なく無責任か頼りないかのどちらかだ。

     橘ふみと彼氏はおそらくお互い初めて同士の彼と彼女だ。二度も二人っきりになるのだけれど、毎回何もしないで寝入ってしまう。それほのこの子たちは疲れている。
     兄ぃ兄ぃは、全く疲れ知らずで挫折にもめげず猛烈に稼ぐ。最後の最後まで妹には辛さを隠して。だが最後には。

     本当に健気で真っ当な若者達である。
     こんな子たちが物語の中だけではなくて現実にも居てほしいものだ。思わずそう願ってしまう。

     ある方のレビューが気になって、読んでみる気になった一冊でした。

    0
    2011年02月27日

    Posted by ブクログ

    ふみさんの性格をよく知るには短い物語だった。
    あとがきで作者が書いている通りの『外側から見たら不幸そうでも、心通う人達と過ごせれば楽しく生きていられるという楽しい作品』というのは伝わった。
    登場人物は皆魅力的だったのでもう少し長い作品でこの人達をもっと知りたいと思った。

    0
    2022年04月19日

    Posted by ブクログ

    野間文芸新人賞受賞作!
    高校卒業した女の子が主人公で、島本さん作品の女性は自分を大事にしてくれる人を傷つけがちだけどこの話の中ではちゃんと大切に想い返しててほっとできる一冊だった☺︎
    10代後半の時期って近くにいる大人とか環境の影響を大きく受ける大切な時期だなってすごく思った
    暴力を振るう実の父親がいなくなって、喧嘩ばかりの二番目の父もいなくなって、異父姉妹の妹とあんまりしっかりしてないお母さんとの3人暮らしって普通に考えたら可哀想、なんだけど、本人がそれを決して口に出さないところが印象に残ってる
    たしかに辛くても嫌でも、口に出してしまうことは認めることになるっていう気持ちは分かるなぁ、、
    けど、自分一人で溜め込むのも辛い、っていうことを教えてくれる一冊

    0
    2021年06月03日

    Posted by ブクログ

    この人の文章は好きだな、と思った。大げさじゃないことばの中に、大切なものが詰まっているような。

    思い出してまた読みたくなる1冊。

    0
    2016年07月19日

    Posted by ブクログ

    タイトルがしっくりとくる作品。『蹴りたい背中』以来。
    少しずつ揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、とてもリズムが心地いい。

    0
    2015年11月02日

    Posted by ブクログ

    派手さはないけど、穏やかな日常が心地よい。主人公ふみの家庭は母はバツ2、父親の違う妹ユウちゃんと複雑な環境だ。ふみはバイトで働きながらも、会えない父への想いや、自分の悩みを他人に打ち明けられない苦悩が印象に残った。あと、脇の登場人物の言うことも深い。書道教室の柳先生が言った「どんな言葉にも言ってしまうと魂が宿るんだよ」の心得を頭の片隅に置いておきたいな。

    0
    2015年02月24日

    Posted by ブクログ

    悲しくてもうれしくても、時は淡々と流れていく。人と出会い、別れ、でも日々は過ぎて行く。特に大事件はなくても、人それぞれ、多かれ少なかれドラマがある、そんな日常を簡潔な文章で紡いでいる作品。ひとつひとつ、一歩ずつ、そして次第に胸が温かく、明るくなる。こういう作品、好き。

    0
    2014年06月12日

    Posted by ブクログ

    島本さんを読むきっかけの一冊。
    高校の時だったかな?読んだの。
    えー何これーしんどっ!
    と思いつつすぐ読んでしまった。
    何て言うのかな~
    とにかく雰囲気が大好き。

    漫画で言うといくえみ綾さんの雰囲気に似てるなーと思った。

    0
    2013年02月02日

リトル・バイ・リトル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    リトル・バイ・リトル
  • タイトルID
    :
    60004788
  • 電子版発売日
    :
    2016年09月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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