小説作品一覧
-
4.0子供時代をサウス・シカゴで過ごしたわたしの旧友が、私生児である彼女の父親探しを頼んできた。母親は若い頃、ある化学工場に勤めていたのだが、その関係者をさぐるうち、工場の環境問題を調べていた友人が無残に殺された。掘り返された過去と女探偵の命を賭した行動を描くCWAシルヴァー・ダガー賞受賞作。
-
-
-
-娘が妻子ある中年のイラストレーターと同棲を始めようとしていることを知り、父親は大激怒。二人を引き離そうと、男のところへ乗り込んでゆく。ところが、その父親も部下のOLを相手に一生に一度の浮気を考えていた…。まじめで小心な堅物男と自分に正直に生きているプレーボーイ男――対照的な二人の男はそれぞれの生き方を認め合うようになる。「蛇蝎」のように忌み嫌いあう相手との間でいつしか「友情」が芽生える様をコメディータッチで描く。出演は小林桂樹、津川雅彦、加藤治子、池上季実子、高品格、内海桂子ほか。演出・江口浩之ほか。向田邦子の単独執筆。全3回を掲載。昭和56年にNHKで放送。
-
3.6
-
-
-
-認知症を患う父が失踪した――。父の浮気が原因でバラバラになった家族は、父の失踪により再びひとつ部屋の下に集う。「愛人のところに自分の意志で行った」と主張し行動を起こさない兄。「私が目を離したせいだ」と自分を責め、家族の問題を背負い込もうとする姉。まるで他人事の僕。どこにでもいる「仲の良くない普通の家族」は父の失踪を機に家族のカタチを見つめ直す。Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』の脚本を務めた新進クリエイターが「家族とは!?」に“巨石”を投じる小説デビュー作。 ※本作品は2020年10月に小社より刊行された『されど家族、あらがえど家族、だから家族は』を文庫化に際し改題したものです。
-
-
-
3.9“家族”という荒野を生きる――。そこにある、孤独と希望。 新聞連載時、大反響を呼んだ話題作。 こんなにいとも簡単に夫と息子を捨てられるとは。 会社員の夫と、大学生と高校生の息子たちとともに東京の郊外で暮らす主婦・朋美。 日々家庭を支えてきた苦労を理解しようともせず、夫はその場しのぎの言葉ばかり、息子たちは「キモいおばさん」扱い。 46歳の誕生日、朋美はついに反乱をおこす。自分を軽んじる、身勝手でわがままな家族たちとの決別。レストランの席を立って、夫の愛車で高速道路をひた走る――。家出した妻より、車とゴルフバックが気になる夫をよそに、朋美はかつてない解放感を味わうが……。 解説・速水健朗 ※この電子書籍は2013年10月に毎日新聞社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
-
4.1
-
3.6
-
3.41巻1,672円 (税込)こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩
-
3.9そのふた組の夫婦は、よく晴れた風の強い日に、屋外パーティーで知り合った。――版画家のヘンは、夫のロイドとともにボストン郊外に越してきた。パーティーの翌週、ふたりは隣の夫婦マシューとマイラの家に招待される。だがマシューの書斎に入ったとき、ヘンは二年半前のダスティン・ミラー殺人事件で、犯人が被害者宅から持ち去ったとされる置き物を目にする。マシューは殺人犯だと確信したヘンは彼について調べ、跡をつけるが……。複数視点で語られる物語は読者を鮮やかに幻惑し、衝撃のラストへなだれ込む。息もつかせぬ超絶サスペンス!/解説=村上貴史
-
4.2
-
3.8
-
-
-
-しかしそれは明らかに、インテリアのために配置されたようなそんな気配であった。どうです、ますますいいでしょう。レトロ調でこの駄菓子はオシャレでしょう。そうあの鉢植えをぼんやりと眺めているマスターがさも言いたげなように、駄菓子は店先でわずか数品ばかりが、店主の、そして大人たちの、懐古願望を満たすためのもののように、客受けを狙う見世物として晒されていた。(「駄菓子屋」より) 文芸誌に掲載された作品、デビュー前に同人誌へ寄稿した作品、さらには完全書き下ろしの新作「銀閣寺」まで。単行本未収録の短篇小説を集めた電子オリジナル作品集。 *駄菓子屋 *木曜日の最後の授業 *新しき自分 *人形の家 *失っていく男 *闇より深い夜の河 *子供たちの夏 *空、見上げる者たちへ *竹野にて *銀閣寺 ●竹野雅人(たけの・まさと) 1966年生まれ。東京都出身。法政大学経営学部卒業。大学在学中の1986年に「正方形の食卓」で第5回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1994年、『私の自叙伝前篇』で第16回野間文芸新人賞受賞。
-
-
-
-ナチス・ドイツの遺品に埋もれていた短剣。700年前に祖国ドイツのために決起した騎士団の英雄が帯びていたというが、現在は刃が黒いタールのようなもので覆われていた。その短剣に魅了された者が持つと、黒いタールが剥がれ落ち、霊力を持つ刃が姿をあらわし、悪魔の道具と化す。次々と繰り返される殺人事件。一本の短剣が放つ暴力的な匂いに魅了された人々のたどる結末は……。人間の心に潜む欲望を描く、連作短篇サスペンス。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
-
4.5【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 昭和30年7月。夏休みのある朝、小学4年生の広之は大阪から夜逃げしてきた家の子・勝治と出会った。無邪気な少年同士の友情は、親たちの抱える複雑な情と事情に流されて、ひりひりとした痛みを帯びていく。ひと夏の体験とかつて荒くれ者だった父が酔って語る魂の話は、広之の心に何を刻むのか-戦争の傷跡残る和歌山を舞台に、ふたりの少年の出会いと友情、そして別れを軸に、大人たちの人情の機微と愛情を情感こめて綴った、ふたつの家族の物語。
-
4.0舞い落ちる桜の花びらの下に、彼女が立っている。俺は夢中で、シャッターを切る。初めて出会ったにもかかわらず、俺の魂は彼女に引き寄せられた。そして彼女も……。だが、異国の地に生を受けた青年が、やがて故国に帰る時が来る。青年の故郷まで、彼女は追いかけた。ただ、もう一度だけ、会いたい。ようやく再会を果たし、結ばれる二人の背後で流れる、河村隆一のラブソング「抱きしめて」。でも、それはあまりにも切なく美しい詞と旋律。あたかも別れを予言するかのように……。そして、運命は再び二人を引き離した。互いに想いながらも、すれ違い、それでも想いを断ち切れず、遠い海の果てに想いを寄せる。二人の恋の行方は――。台湾人青年・コウと水沙(みさ)の切なくもひたむきな恋の物語。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
-
3.5
-
4.3
-
3.0
-
3.5世界的ベストセラー作家だった親友が死んだ。追悼式に出席した売れない作家プフェファコーンは、親友の手になる未発表の新作原稿を発見。秘かにその原稿を持ち出し、自作と偽って刊行すると、思惑通りの大ヒットとなったが……ベストセラー作家を両親に持つ著者が、その才能を開花させた驚天動地の傑作スリラー/掲出の書影は底本のものです
-
-
-
3.0
-
3.7太宰治の名作・代表作を一挙収録した太宰治全集の決定版。※本書は全6巻中の1巻目です。 ●目次 人間失格 斜陽 お伽草紙 女生徒 津軽 パンドラの匣 ヴィヨンの妻 富嶽百景 トカトントン 走れメロス
-
4.2落伍者のフリした、人間関係の天才。 男女の疑問は、太宰に聞け! 生身の女に全身でぶつかり、太宰治は三十九歳で死んだ。 太宰治の、文学上の共犯者となった「五人の女たち」 最初の心中相手で、一人絶命した「田部あつみ」 最初の妻で不貞をはたらき離縁された「小山初代」 『ヴィヨンの妻』の“椿屋のさっちゃん”のモデルで、二番目の妻「津島美知子」 『斜陽』のために自分の日記を提供した「太田静子」 玉川上水で太宰との心中を遂げた「山崎富栄」 二十一歳の太宰治が心中を試みた時、相手の女・田部あつみは、死の直前で他の 男の名前を叫んだ。それに気づいた彼は、二人を固く結んでいた手首の紐を断ち切って、一人生き残る。太宰治の小説はすべて、女の嘘から始まったのであり、 常に生身の女を描いたものだった──。太宰治の作品と人生、そして、そこに介在し小説モデルにもなった五人の女たちを紹介しながら、男女の機微をも読み解く 画期的な一冊!!
-
4.0太宰治が、戦前に師、友人、縁者に送った百通の手紙。井伏鱒二、木山捷平宛てなど。優しさ、本音、ダメさかげんが赤裸々に伝わる。 (※本書は2018/6/6に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
-
-「俺は選民だと言ってのけるパンクさと、その不安を吐露する弱気の混在。でも、僕なら気恥ずかしくてちょっと無理。」(いとう)。今回は「コンセプトマシンD」こと太宰治の『晩年』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2009年9月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
-
-
-
4.0蠱毒(こどく)の小説集 開けば毒に包まれ 読めば笑いと戦慄で震え…… 筒井康隆の小説は蠱毒である。 読めば強烈なショックを受け、その面白さに侵される。 巨大な権力を握った某国営放送の腐敗と恐怖を描き、 一読すれば受信料を払わずにはいられない「公共伏魔殿」、 諸事情によりここにはあらすじを書けないもうひとつの表題作「堕地獄仏法」、 ロボット記者たちに理路整然と問い詰められた政治家がパニックになり、 無茶苦茶な答弁をしてしまう「やぶれかぶれのオロ氏」、 大学生と予備校生の喧嘩が殺し合いにまで発展してしまう「慶安大変記」など初期傑作短篇16作を収録。 ひとの愚かさが変わらないかぎり、筒井康隆の小説は面白い。 つまり、筒井康隆の小説は永遠に面白いのである。 編者解説:日下三蔵 【収録作品一覧】 「いじめないで」(「NULL」10号/1964年1月) 「しゃっくり」(「SFマガジン」1965年1月号) 「群猫」(「別冊宝石」1963年9月号) 「チューリップ・チューリップ」(『東海道戦争』早川書房/1965年10月) 「うるさがた」(「SFマガジン」1965年5月号) 「やぶれかぶれのオロ氏」(「NULL」7号/1962年7月) 「堕地獄仏法」(「SFマガジン」1965年8月増刊号) 「時越半四郎」(「話の特集」1966年11月号) 「血と肉の愛情」(「メンズクラブ」1966年7月号) 「お玉熱演」(「話の特集」1966年6月号) 「慶安大変記」(「SFマガジン」1967年10月号) 「公共伏魔殿」(「SFマガジン」1967年6月号) 「旅」(「SFマガジン」1968年2月号) 「一万二千粒の錠剤」(「週刊プレイボーイ」1967年8月15日号) 「懲戒の部屋」(「小説現代」68年6月号) 「色眼鏡の狂詩曲」(「小説現代」1968年4月号) あとがき(『東海道戦争』ハヤカワ・SF・シリーズ)
-
-
-
4.0警察キャリア官僚が国家の危機に立ち向かう。 DASPA(ダスパ)――国家防衛安全保障会議。テロをはじめ国家の非常事態に的確に対応するため、内閣府に設置された各省庁からの選抜精鋭チーム。 吉良大介――警察庁警備局出身、要となるインテリジェンス班サブチェアマンに抜擢されたキャリア官僚。「日本をバージョンアップする」が口癖の長身イケメンのこの男、仕事はできるが女性に弱い。 DASPAのスタートを目前に控えた日、中目黒のマンションでひとりの白人男性が毒殺された。その目的は? 背後で蠢くものとは? 人気シリーズ『巡査長 真行寺弘道』とリンクする著者渾身の書き下ろし痛快エンターテインメント小説。
-
3.6
-
4.0〔競馬シリーズ〕ヨーロッパ最高の女性騎手が誘拐され巨額の身代金が要求された。無事救出されたのも束の間、今度はダービー優勝馬の馬主の息子が誘拐された。誘拐対策企業のスタッフであるアンドルーは、同一犯人の存在を感じるが……誘拐対策のプロと冷徹な誘拐犯の頭脳戦を描く力作。
-
3.5
-
-近代俳句の創始者正岡子規の生誕150年が迫っている.「獺祭(だっさい)書屋俳話」は,26歳の子規による近代詩歌としての俳句の独立宣言書.書名のみ高名でありながら,内容は近世俳諧の評釈がほとんどのため,一般読者が味読出来るテキストは,整備されてこなかった.「芭蕉雑談(ぞうだん)」は,神聖視されてきた芭蕉を的確に批評することで,芭蕉の再評価を試みる.正岡子規,近世俳諧研究を両立,推進させてきた研究者による本格的な注解と解説を初めて付す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
-
-
-
3.0
-
-
-
4.3番(つがい)――それは生まれ変わってもなお惹かれ続ける、唯一無二の運命の相手。 パイ屋を営む天涯孤独な娘アデリエーヌは、竜族の第三王子の番に選ばれた前世の記憶を思い出した。長命で崇高な竜族と比べて、弱く卑小な人間が番であることを嫌った第三王子に殺された、あの時の記憶を。再び第三王子の番候補に選ばれたという招待状がアデリエーヌのもとに届いたことで、止まっていた運命が動きはじめ――。やがて、前世の死の真相と、第三王子の一途な愛が明かされていく。 【登場人物】 ・第三王子 とある理由で名を奪われた竜族の王子。前世のアデリエーヌとは関わろうとしなかったが……。 ・アデリエーヌ 第三王子の番として、竜族の王宮で暮らした人間の娘。生まれ変わり、今はパイ屋を一人で営んでいる。
-
5.0番(つがい)――それは生まれ変わってもなお惹かれ続ける、唯一無二の運命の相手。 パイ屋を営む天涯孤独な娘アデリエーヌは、竜族の第三王子の番に選ばれた前世の記憶を思い出した。長命で崇高な竜族と比べて、弱く卑小な人間が番であることを嫌った第三王子に殺された、あの時の記憶を。再び第三王子の番候補に選ばれたという招待状がアデリエーヌのもとに届いたことで、止まっていた運命が動きはじめ――。やがて、前世の死の真相と、第三王子の一途な愛が明かされていく。 【登場人物】 ・第三王子 とある理由で名を奪われた竜族の王子。前世のアデリエーヌとは関わろうとしなかったが……。 ・アデリエーヌ 第三王子の番として、竜族の王宮で暮らした人間の娘。生まれ変わり、今はパイ屋を一人で営んでいる。分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
-
4.01939年、ロンドン。婦人服の仕立て師(ドレスメーカー)として頭角を現しつつある18歳のエイダは、上流階級の紳士と知り合う。しかし戦争の暗雲が近づく中、その出会いは思いもよらぬ残酷な運命に彼女を導くのだった……第二次世界大戦を舞台とした歴史小説!
-
-孤島の要塞に強制連行された高校生たち。彼らは難攻不落の監獄学園を攻略し、暴力と殺戮の日々から脱出できるのか? 【あらすじ】 都内の公立高校に通う達也には、亡き妹との約束があった。ささやかな将来の夢を抱く彼の前に、突如軍人たちが現れる。同年代の男女と共に強制連行された先は、絶海の孤島に建つ、不気味な要塞。「これより2060年度入学式を行う」。そこは問題のある学生たちの更生を目的として作られた学園だった。指導の名の下、暴力と殺戮が蔓延する毎日。いわれなき理由で投獄された達也は、難攻不落の監獄学園を攻略し、脱出できるのか? 書き下ろし脱獄サバイバル・ホラー!
-
4.0
-
-本書はポーの作品をめぐる批評集である。三部立て構成となっており、1つの章で1つの作品をとりあげ、厳密に読み解いてゆく。それぞれの章では異なった作品を扱うが、各部ごとに連関したテーマを含む。第1部は「ゴシック・ホラーの喪とメランコリー」。ポーのゴシック的な詩や小説における「横たわる」ことのモチーフに焦点を絞り、それが有する現世主義に対する「脱中心性」を読み解く。第2部は「SFの時空間」。ポーのSF的な冒険小説を取り上げ、そこにおける時空間や身体の超越の問題について批評し、「いま・ここ・わたし」を起点とする人間中心主義的思考を「脱中心化する想像力」を抽出することを試みた。第3部は「起源のミステリーとミステリーの起源」。一見すれば推理仕立ての小説にみえるポーの作品が、本当に謎解きを本質としたものなのか?その疑問から仮面の下にひそむモチーフに注目し、「脱中心性」をあきらかにする。そして補足補完すべく3つのエセーを付し、ポーの短篇小説を翻訳する。それは、ポー文学の脱中心性を知る上で、格好のものとなるのが小説だからである。 目次 序章 なぜ「脱中心」なのか 第1部 ゴシック・ホラーの喪とメランコリー 第1章 死者と横たわること――「大鴉」をめぐって 第2章 横たわることの詩学――「アッシャー家の崩壊」の謎をとく エセー(1)「夜の訪問者」 第2部 サイエンス・フィクションの時空間 第3章 空気の隠喩――「ハンス・プファールの比類なき冒険」探索 第4章 自我なき海への郷愁 ――「アーサー・ゴードン・ピムの冒険」SF・脱中心 エセー(2)萩尾望マンガの脱中心性 第3部 起源のミステリーとミステリーの起源 第5章 太陽の指針――「黄金虫」と「スタイラス」の図像学 第6章 脱中心の詩学――「モルグ街の殺人」における遊戯の規則 エセー(3)動物好きに捧ぐ 付録 翻訳「楕円形の肖像」「週に三度の日曜日」 「ウイサヒコンの朝」「本能と理性」
-
-
-
3.4心に鬼を棲まわせた“独眼竜”伊達政宗の周囲には、かくも、たくましく、そしてたおやかな女性たちがいた――。我が子に毒を盛ったとされる母・義姫、影ながら政宗を支え続けた妻・愛姫、片倉小十郎の姉で政宗を育てた喜多、松平忠輝に嫁いだ娘・五郎八姫、そして真田信繁(幸村)の娘・阿梅……伊達の女性を主人公にした連作短編集。母・義姫――毒を盛ったのは母だと疑っておいでなのでしょう/妻・愛姫――濡れ衣を着せられたまま、殿が平気でおられるとは思いませなんだ/保姆・片倉喜多――本当のことを言ってはならぬ。言えば、政宗の心は折れる/娘・五郎八姫――私は優しくなどありませぬ。父・政宗を気に掛ける母を見て育ちましたゆえ/真田家・阿梅――黙っていたこと、ご容赦くださいませ。ですが、お知りにならぬほうがよかったのです 伊達政宗の言動等から生まれたとされる「伊達男」。伊達といえば、男ぶりばかりが注目されるが、実は女性こそが素晴らしかった! 各短編で描かれる五人の女性の生きざまを通して、伊達政宗の真の姿も浮かび上がってくる。『会津執権の栄誉』で直木賞にノミネートされた著者、新境地の最新刊。
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 醍醐天皇の勅命によって編まれた初めての勅撰和歌集。延喜五年(905年)頃成立。本書は昭和13年(1938年)国宝に指定されたもの。藤原定家、六十~七十歳のころの筆とされている書。
-
5.0
-
4.0
-
-弟の結婚式だというのにフィービーは気が重い。弟の結婚相手の一族、レイヴネル家には亡くなった夫の学生時代の宿敵だったと聞くウェスト・レイヴネルがいて、彼と会ってしまうのが分かっているからだ。父と弟は、最新式の農業経営をとりいれて成功している彼に領地の管理を教われとけしかけてくるが、フィービーはできることならウェストと近づきたくないと思っていた。 しかし、婚礼の晩餐会、農場の案内とレイヴネル邸で過ごすなかで、ふたりは信じられないほど惹かれあい、すばらしい時間を過ごす。やがて、それぞれの領地に戻る日がくるが…… リサ・クレイパスの作品の中でも伝説的な人気を誇る『冬空に舞う堕天使と』とレイヴネル一族がめぐりあう、ロマンスファン必読の話題作。
-
3.012月上演! 大人気・東宝ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』の原作をついに刊行! 孤児院に暮らす18歳の少女ジルーシャはある日、顔も知らない紳士から大学進学の援助を受けることになる。条件は、月に一度彼に手紙を書くこと。人気ミュージカル俳優・井上芳雄、坂本真綾と上白石萌音の織りなす世界を言葉でも堪能できるファン必読の小説。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。