第八の探偵

第八の探偵

独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかける。ふたりは収録作をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくのだが……フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された住人の死体──7つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ

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第八の探偵 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    うわぁぁぁああ!最後まで気が抜けなさすぎる!もう、めちゃくちゃ面白い!ネタバレになるから面白いしか言えないんだけど、アレがこうで?コレがああで?アレまでこうなわけ?みたいな感じです(落ち着け)新本格好きはみんな読んで!

    コレ読んだらクリスティー読みたくなるし、ホロヴィッツ読みたくなるし、解説では作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月26日

    事件には嘘がつきもの。
    様々な事件に、ラストで明かされる真実。一冊でここまで楽しませてくれて大満足です。
    解説で作中作のある本を紹介しているけど、結構あるんだなあ。そちらも読んでみたい。

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    Posted by ブクログ 2021年06月30日

    ミステリ短篇集「ホワイトの殺人事件集」を著した後隠棲した作家を追って、彼のもとへ訪れた編集者。その本を復刊するために、短篇のひとつひとつを読み返し考察していく二人。しかしそれぞれの作品に潜む不自然な矛盾点と謎。いったい物語はどこへ向かうのか。ミステリの楽しさがこれでもかというほどに詰め込まれた一冊で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月05日

    かつて一冊のミステリ短編集を刊行して今は孤島に隠棲する作家。その本の復刊を持ちかけた編集者が島を訪れ、二人で収録作を一つ一つ読み返して検討してゆくのだが…
    作中作が7つと、その合間に二人の会話パートが挟まっている。探偵小説の分類についてと、各作品の矛盾。二人とも何か隠しごとがありそうな不穏な雰囲気で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月25日

    隠棲するグラントがかつて刊行した推理短編集。それを復刊するべく、グラントを訪れた編集者ジュリア。その短編と、2人の短編についての議論が交互に提示される。が、徐々に現れるグラントについての疑惑。その謎とは…7つの短編と、最後の仕掛け、いろんな楽しみ方ができる作品でした。

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    Posted by ブクログ 2021年05月23日

    わざと矛盾があり凡庸に書かれた作中作の七篇を読み進めるのはなかなか骨が折れますが、ラストの回収で納得。よいアイディア。

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    Posted by ブクログ 2021年05月20日

    面白いとの情報が飛び交ってたが、昔のミステリーに似たような作品ありで、うん?と思いながら読んだ。パロディかと思わせながらの後半は素晴らしいと思う。先入観なしで完読して欲しい。☆5かどうか悩ましかった。

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    Posted by ブクログ 2021年05月05日

    こんなにふんだんなネタで、なんだかちょっと贅沢。多くの先行作品も思い出させてくれ、ラストのほうで明かされていく2人の謎も、新鮮味はあまりないもののよくまとまっている。面白かった。

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    Posted by ブクログ 2021年05月03日

    作中作7篇とそれらを中心に作家と編集者が対話する作品でした。
    作中内の疑問点や引っ掛かりを覚えた点が最後に解決されていったのも含めとても面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2021年05月16日

    「作中作」と聞くと、どんな仕掛けがあるのかと疑いながら読み進めるのは、ミステリ慣れした読者の悪いクセですが、この『第八の探偵』の作中作のある真実が語られたとき、「そうきたか~」と心中で唸りました。
    本格ミステリ好きが本格ミステリへの愛をこめ、そして技巧を凝らし、不敵な笑みを浮かべながら作り上げた作品...続きを読む

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