パク・サンヨンの作品一覧

「パク・サンヨン」の「大都会の愛し方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 大都会の愛し方
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    彼を抱きしめると、俺はこの世のすべてを手に入れたような気がした。 光と影が渦巻く大都市ソウル。 最低賃金のバイトをしながら、くずみたいな文章を書きなぐって暮らす〈俺〉は、どれだけ派手に遊んでも、消せない孤独を抱えている。 そんな日々のなか、梨泰院(イテウォン)のクラブでバーテンダーとして働くギュホと出会い、愛を分かちあう。 しかし〈俺〉には、人に言えない〝秘密〟がある……。(「大都会の愛し方」) 喧騒と寂しさにあふれる大都会で繰り広げられる多様な愛の形。 さまざまに交差する出会いと別れを切なく軽快に描く。 韓国で新時代の文学として大きな話題を呼んだベストセラー連作小説。 【もくじ】 ・ジェヒ ・メバル一切れ宇宙の味 ・大都会の愛し方 ・遅い雨季のバカンス ・あとがき ・訳者あとがき

ユーザーレビュー

  • 大都会の愛し方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    劇場でのラブインザビッグシティがとても良く、2回も観ました。原作が知りたくて拝読。

    映画での2人の関係がベースになる流れとは異なり、大都会での孤独と向き合い、"ヨン"の語りでじっくり心と人生と向き合う文章。

    映画では描かれなかった後3編、ギュホとの別れ。
    当方異性愛者なので到底わかりたくても解れないそのジレンマの狭間にいるような気持ち。

    でも、みんなの共通項としての"愛"という永遠のトピック。

    単に想像の中に泳ぐための物語ではないと、最後まで読んで強く思いました。

    0
    2026年03月26日
  • 大都会の愛し方

    Posted by ブクログ

    ギュホへのとても深い愛情と他愛無くも眩しい想い出が語られる4つ目の話は、切なくて胸がギュッと締め付けられる。ギュホが現れないかと期待しながら読んでしまった。大切な人と過ごす瞬間の尊さ、煌めきの描写が本当に素晴らしいし、恋の始まりはロマンチックでときめきまくりでした。その反面、疲労、孤独や寂しさなどもしっかり描かれているのがリアルでとても良かった。オ・ヨンアさんのあとがきにある"明るいさみしさ、前向きになるほかないさみしさを知る作家"という表現がまさしくその通りで素敵です。"パク・サンヨンの大都会の愛し方とは、おそらく空間に伴う感情と出会った人との瞬間を克明に記録す

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    2026年03月11日
  • 大都会の愛し方

    Posted by ブクログ

    映画が今年ベスト級に良かったので、原作も。若いころに読んでいたら確実に多大な影響を受けていただろうな…という傑作だった。映画は原作をとてもていねいに扱っていてそこも良かったのだけれど、やはり原作は当事者ならではの生感や踏み込みが段違いで、激烈にエモかった。

    これが自伝じゃなかったら天才だよ、と思わせるようなリアルなディテール。けんかのエピソードがどれもとてもいきいきとしてチャーミング。口が悪くて皮肉屋だけど情が深い主人公の、都会人らしい気質。どんな人ともずっとそばにはいられないという予感が通底しているので、すべての言葉がたまらなく切ない。

    バーで読んでいたのだけれど、何度も人目をはばからず

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    2025年08月16日
  • 大都会の愛し方

    Posted by ブクログ

    これは私たちの、私の物語。
    あとがきにあるように、多くの人から寄せられた声、クィアっていったらその通りなんだけど、無視されて、逆に吊し上げられて、罵られて、うるせー!でもそんなの関係ないって、生きてる、恋して、出会って別れる孤独な私たち。
    連作でありながら、一人称の「俺」(ヨン)はすべておなじ存在であると同時に異なる存在でもあるという。自嘲ぎみだけどいちばんくつろげる場所を見つけてのびのびして、絶対にその子を、その場所を守ろうとする俺。いたいけな風で、ちょっとかっこ悪いけどそこがグッとくる年上にいかれる俺。イケイケゴーゴーで、ナンパなんかしちゃって?運命?と出会う俺。ひとりになって、おなじよう

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    2024年10月22日
  • 大都会の愛し方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自由奔放な女性の親友、学生運動に参加した過去を持つ男、バーテンダー、保守的な思想を持つ母を登場人物に、儒教やキリスト教の考えが残る保守的なソウル社会の中で生きるマイノリティの存在を鮮やかに描いた作品。

    『1984年生まれ、キム・ジヨン』でも描かれた韓国社会の問題。ルーツとする宗教や事情が異なるにしても、保守的な思想の絡み合う社会の中における多様性の問題という点では共通するのかもしれない、そして日本社会を描く作品では直視するしかない辛い感覚が薄れるから韓国文学を手に取れるかもしれない。

    0
    2024年01月11日

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