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  • 61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました
    NEW
    4.5
    精神科ひとすじ30数年の医師が、総合診療医として「へき地」に着任!? 50代半ばからの転科・転職活動はハードルの連続。医療スキルを再研修したり(必須!)、車の免許とり直したり(わかる)、武術習ったり(え?)……? 数年かけたよこ道、より道、まわり道の果てに、たどりついたのは北海道の「恐竜の町」。慌ただしくも魅力的なドタバタをつづるセカンドキャリア・ストーリー!
  • 伝説の雀鬼 ショーイチ【完全版】 1
    完結
    -
    麻雀界のレジェンド・桜井章一の、無敗という伝説の足跡を、圧倒的な筆致で描き上げた大人気劇画シリーズの完全版が登場! 戦争の傷跡がまだ癒えきらぬ少年時代から高度経済成長時代を、その神業とも言える裏ワザを駆使して戦い抜いてきた裏プロ時代から、社長業をしながら「仕事」も負け無しで通した後期まで、伝説の姿を余すところなく描いた、麻雀ファンならずとも必読の傑作英雄譚! ※本作は『ショーイチ 20年間無敗の男 桜井章一伝』『伝説の雀鬼 Shoichi裏プロ無敗神話』『真説 桜井章一 ショーイチ』(いずれも近代麻雀コミックス)を元に、未単行本化原稿を加え完全版としたものです。
  • 麻雀力が目覚める打ち方
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20年間無敗の伝説を持つ雀鬼・桜井章一が、麻雀好きの質問に一問一答! 麻雀でよくある様々な場面で桜井章一なら何を切るか、鳴く牌は何か、リーチをするべきかなどすぐに使えるテクニックが満載! これを読めばあなたの「麻雀の質」が変わる!
  • 諦める技術 伝説の勝負師が極めた強さの本質
    3.5
    「諦め」とは、人生を軽やかにする「究極の勝ち方」である。 麻雀で20年間無敗の伝説の勝負師が説く「諦める」という本当の強さとは? 麻雀だけでなくその深い洞察力や奔放な生きざまで多くの人々を魅了する著者の新境地。 「諦め」とは無責任に投げ出すことでも捨て去ることでもない。 物事をシンプルに捉えるという前向きな「決断」。 勝負の機微を知り尽くした勝負師が教える「勝負強さ」を生み出す知恵。 壁を超えて、シンプルに生きる43のヒント! 諦めて、捨てて、見切るからこそ道は拓ける!
  • 男の器 常識に囚われない生き方
    3.1
    「人を見抜く技術」「負けない技術」などベストセラーを連発する著者が、「粋」な男になるための生き方を伝授。「男は腹をくくるな」「男は重心を低くしろ」「男は自分を信じるな」など、独特の桜井語録が炸裂。
  • [図解]運もツキも味方にする人の習慣
    5.0
    ツキは、心がしなやかで感性の豊かな人にやってくる!本書は麻雀の“代打ち”として20年間無敗を誇る著者が明かした<図解版>運とツキを呼び寄せるコツ。「思いついたら、即、動け!」「勝とうとするな。負けないの精神が力みを消す」「ネット、マニュアル本に頼るな。自分の直感を信じろ!」など、そのノウハウは意外なほどシンプルでわかりやすい。それだけに、つい見過ごしがちな日常の行動の中にこそ秘密が隠されている。「ミスをしたら素直に謝っているか」「不利な時に逃げていないか」「厚意を受けたらお返しをしているか」……。人生経験を積めば積むほど、知識・技術は増え、よりうまく生きるための処世術が身についていく。しかし、その知識・技術こそがかえって感性を鈍らせている面もある。人は生まれつき瑞々しい感性をもって生まれてきている。忘れかけている本能を呼び覚まし、鈍化した感性を取り戻したとき、本当のツキがやってくる!

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  • なぜ日本人は劣化したか
    3.4
    知的能力は低下しモラルハザードは崩壊した。本の劣化・ゲームの劣化・ビジネスの劣化・政治の劣化など日本人全員が小学1年生になったのか。「劣化やめますか、それとも人間やめますか」くらいの覚悟を!! (講談社現代新書)
  • 「愛国」のゆくえ─「戦後」の無意識とトラウマ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自由の謳歌と敗北の屈辱と……ふたつの相反する感情があざなって「戦後」の時空間は形成された。ふとしたことから噴出するわれわれの無意識とナショナリズムの関係に光をあてる。――「歴史認識」のぶつかりあいが必至なこれからの時代にあって、日本人はなにを思考の土台に据え、言葉を発していけるのか。 【本文から】 国家がもっている記憶の集積としての歴史について、それに一定の敬意を払うことは当然ですが、それに服従しなければいけない、それと一致しなければならないという歴史教育はおかしい。みずからが、国家がもっている記憶の集積にたいして、地域や家族の記憶を突き合わせて「どこがどうちがうんだろうか」と自律しながら見ていく目は必要ですね。(保阪正康) 地益を地域のなかに生きている人びとがしっかりと自覚し、その地益に基づいて、地域と地域とが広域的に結びつく可能性に開かれていくならば、われわれは歴史の轍を踏まないで、これからの未来に、若い世代に、新しい日本、新しい朝鮮半島の可能性を用意してあげられるのではないかと思います。(姜尚中) このところの憲法を変えろという議論に象徴される、威勢のいい、勇ましい傾向は、ある種の葛藤、集合的な無意識だと私は思っているんです。みんながほんとうに本質的にこれが正しいと思って論理的に選択しているのではなく、「見たくないもの」を回避するための症状ですね。(香山リカ) ※北海道新聞社は、2009年から毎年さまざまなゲストを招いて道新フォーラム「現代への視点~歴史から学び、伝えるもの」を札幌で開催、基調講演と討論、参加した若い人たちとの質疑を通して昭和史の教訓を今後にどう生かしていくかを考えてきました。今回は2012年11月25日に保阪正康、姜尚中、香山リカの三氏を招いて札幌の道新ホールでおこなわれたフォーラムの詳報です。 ≪道新フォーラム≫活字化 第4弾 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 明日がちょっと楽しみになるコツ 友だちのひみつ
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ちょっと変えれば友だちともっと仲よく! 「友だちが少ない」「友だちとうまくいかない」 ・・・そんななやみがあるキミに読んでほしい。 友だち関係のなやみをちょっと軽くするヒントがギューっとつまっています! 香山リカ先生が、明日友だちと会うのが楽しみになるようなコツや方法を教えます。 ●友だちのことでなやむのはあたりまえ! ●友だちはぐうぜんできる!? ●友情を続けるには、知りすぎないことが大事!? ●ちがうタイプの人とも仲よくなれる! ちょっとびっくり、でも読めば納得の“友だち付き合いのひみつ”を知れば、きっと友だちとうまくいく! ※本書は、2010年刊行『こどもスーパー新書 こうすれば友だちと仲良くできる』を加筆修正し、装い新たにした改題新版です。 ※この作品はカラー版です。 (底本 2021年6月発行作品)
  • アントニオ猪木とは何だったのか
    3.3
    2022年10月1日、享年79。 不世出のプロレスラー、アントニオ猪木は死んだ。 わたしたちは「猪木ロス」を乗り越えて、問わなければならない。 わたしにとって、あなたにとって、プロレス界にとって、時代にとって、社会にとって、アントニオ猪木という存在は何だったのか。 アントニオ猪木とは果たして何者だったのか。 哲学者から芸人まで独自の視点を持つ7人の論客が、あらゆる枠を越境したプロレスラー、アントニオ猪木という存在の謎に迫る。 全て書き下ろし。 ◆目次◆ 壁抜けしつつ留まる猪木――入不二基義 馬場派からの猪木論――香山リカ A LONG TIME AGO……――水道橋博士 存在無意識に生きたプロレスラー――ターザン山本 1000万人に届く言葉を求めた人――松原隆一郎 アントニオ猪木 あれやこれやの語――夢枕 獏 猪木について考えることは喜びである――吉田 豪
  • 生きづらい〈私〉たち 心に穴があいている
    -
    もはや一億総「心に穴が空いている」状態。若者どころか現代の日本を広く被う「生きづらさ」、心が安直に悲鳴をあげてしまうメカニズムとその裏にあるものに切り込み、それでも現実と折り合う道を模索する。(講談社現代新書)
  • 「いじめ」や「差別」をなくすためにできること
    3.8
    自分が直面しなくても、誰かが「いじめ」や「差別」の被害にあっていると気づいた時、どうすればいいの? 見ないふりをしないで、見ること、そして同意しないこと。そして、もしも被害にあったら逃げ出すことも大事!!
  • いじめるな! ――弱い者いじめ社会ニッポン
    4.1
    いじめはなぜ起こり、なぜなくならないのか? あなたは無意識にいじめに荷担していないか? インターネットなどを通じてさらに陰湿化していく日本の「いじめ」の実態から、その真の原因を探る
  • イヌネコにしか心を開けない人たち
    3.0
    「人間は見返りを求めるけれど、この子だけは無償の愛を私に注いでくれる」――もはやペットなしでは生きられない現代人。いい大人がなぜ恥ずかしげもなく溺愛ぶりをさらしてしまうのか?なぜもっと人間には優しくできないのか? 動物愛護運動はなぜ暴走するのか?イヌ一匹・ネコ五匹と暮らす著者が自らのペット偏愛歴を初告白。「人間よりペットを愛してしまう心理」を自己分析しながら、ペットブームの語られざる一面に光をあてる!
  • いのち問答 ――最後の頼みは医療か、宗教か?
    4.0
    現代医学は人の身体を診るが、苦悩まで見通しているか?かたや宗教者は心を見つめるが、身体への科学的視点は持ち得ているか?「生と死」を徹底的にとことん考え語り尽くした異色問答エッセイ。
  • いまどきの「常識」
    3.4
    「反戦・平和は野暮」「お金は万能」「世の中すべて自己責任」……。身も蓋もない「現実主義」が横行し、理想を語ることは忌避される。心の余裕が失われ、どこか息苦しい現代のなかで、世間の「常識」が大きく変りつつある。様々な事象や言説から、いまどきの「常識」を浮き彫りにし、それらを形作る日本社会を鋭く考察する。

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  • イミダス 現代の視点2021
    4.0
    日本の「現在地」を俯瞰する! 現代用語事典として1986年に刊行が始まった「情報・知識事典imidas」は、現在はオピニオンやコラム、エッセイを掲載するウェブサイト「情報・知識&オピニオンimidas」として運営されている。本書には最近の掲載記事から24本を厳選して収録。執筆陣にはジャーナリストや弁護士、研究者、活動家など幅広い分野の専門家が集結している。新型コロナウイルス、政治経済、環境、労働、教育、差別、ハラスメント、全体主義……。日々に流されがちな問題の一つ一つを掘り起こしてみれば、私たちがいま、さまざまな局面で岐路に立っていることがわかるだろう。日本の現在地を俯瞰し、一歩先の未来を読み解くための一冊。
  • うつで困ったときに開く本
    3.5
    あなたや、あなたの家族や部下が、「うつ」になってしまったら……? 今や、7人に1人がかかるともいわれ、国民病となった「うつ」。症状や治療法、職場や家庭での患者への接し方、リハビリなど、まだまだ世間の知識や理解は不足している。豊富な臨床経験をもとに、社会病理についても活発に発言を続ける気鋭の精神科医がシーン別、Q&A形式で、あなたの悩みに懇切に、ときにユーモアをまじえて回答。これ一冊で心は軽くなり、話題の「新型うつ」もよくわかる!

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  • 運に選ばれる人 選ばれない人
    4.4
    運は求めてやってくるのではなく、"運が人を選ぶ"。運が欲しいと願う人に運命の女神は微笑まないのである。でもそれなら、どうすればよいのか? その答えは日々の生活の中に無数に潜んでいる。それに気づいて自分の中で消化していけば、おのずと「運を求める人生」は「運に選ばれる人生」へと変わっていく。希代の勝負師がはじめて明かす運とツキの究極の答えがここにある。
  • 運は「バカ」にこそ味方する
    4.5
    雀鬼流・嵐の時代を生き抜く方法48 20年無敗の「勝負師」が教える、運と生き方の究極の因果律! 「世の中には利口ぶったバカは掃いて捨てるほどいるが、バカになれる利口はまずいない」‐桜井章一 いまつかんだはずの「運」が、次の瞬間には消えている、壮絶な賭け麻雀の世界。 そこで、20年間無敗の記録を残した著者が、どんなタイプの人間に、「運」が次々やって来るのかを教える一冊。 あらゆる局面の“ここ一番”において、「運」を逃してばかりいる現代人に贈る、的を射た鋭いアドバイスの数々。 本書を読めば、あなたは「運」に好かれる人になっているはず。 ●「どうしてもうまく行かない」 ●「なぜかツキがめぐってこない」 ●「この先不安で仕方がない」 ◎そんな方は、ぜひ本書をお読みください! ※本作品は当文庫のための書き下ろしです。
  • 運を支配する
    4.1
    なぜ運は特定の人に集中するのか? 東証一部上場のベンチャー経営者と、無敗伝説の雀鬼が突き止めた39の“ツキの極意”とは。勝負でたまにしか勝てない人と、勝ち続ける人ではいったい何が違うのか――。麻雀でも、ビジネスの世界でも、懸命に努力したからといって必ず勝てるわけではない。勝負に必要なのは、運をものにする思考法や習慣である。その極意を知っている人と知らない人とでは、人生のあらゆる場面で大きな差がつくのだ。「『ゾーン』に入る仕掛けをつくる」「パターンができたら自ら壊せ」「ネガティブな連想は意識的に切る」「違和感のあるものは外す」等々、20年間無敗の雀鬼・桜井氏と、「麻雀最強位」タイトルホルダーのサイバーエージェント社長・藤田氏が自らの体験をもとに実践的な運のつかみ方を指南。
  • オジサンはなぜカン違いするのか
    3.7
    「長年マジメに一生懸命やってきて、いまも変わらないつもりなのに、最近なぜか周囲の目が冷たい」 若者や女性とのコミュニケーションにうっすらとした不安を覚える、昭和半ば生まれのオジサンたち。 ズレの根源は、オジサンたちが無意識のうちに引きずっている「昭和」な価値観にあります。 昭和の常識は令和の非常識なのです。 たとえば 「『お前のためを思って』とシビアに指導」 「休日にLINEで女性部下を励ます」 「ふつうの生活を守るために連日残業」 「『いつまでもヤンチャ』にあこがれる」 「『次のおすすめ』に従って動画を見続ける」 これらがなぜNGなのか、わからないオジサンはズレています。 もし本書の解説に「イラッ」ときたら、それはもう赤信号! 何がカン違いで、どうすれば地雷を避けられるのでしょうか。 若者の心理にも詳しい精神科医による、厳しくも温かいアドバイスが詰まった、現代のオジサン必読書です。

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  • 恐れない技術
    3.7
    なぜ、君はそんなことでビクビクするのか? たった一晩で天文学的な金銭が動く壮絶な代打ち(賭け)麻雀の世界。 そこで、20年間無敗の記録を残した著者が、何が起きても“恐れずにいられる心”のつくり方を伝授する一冊。 リストラ、収入格差、情報過多……。 不安材料が山積みの現代では、ちょっとのことでも大きく動揺し、すぐに「恐怖感」を覚えてしまうのが、現代人の特徴のひとつ。 そういった様々な問題や、イヤな現実から“逃げてしまいがち”な現代人に、恐れずに最良の行動を取る秘訣を教えてくれるのが本書です。 人生のあらゆる局面において動揺しやすいあなたに贈る、実践的で心に響くアドバイスの数々。 本書を読めば、あなたは「逃げない生き方」ができるようになるでしょう。 ※本作品は当文庫のための書き下ろしです。

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  • 堕ちられない「私」 精神科医のノートから
    3.0
    うつ病などの心の病にかかったり、ドラッグ、暴力などの問題を引き起こしたりするのは、実は「堕ちる力」を失った人である。私はそのことに診察室で気づいた──。 誰もが表向き「健全なクリーンさ」を演出する時代。 でも、人間ってそんなに明るく健全なものですか? 精神科医の説く21世紀の「新・堕落論」。 高学歴・一流企業に勤めるミナコ(20代)。不眠不休で働き続けて頭が真っ白になって来院。「そんなにがんばらなくていい」というアドバイスに、ミナコは言った。 「その、がんばらない方法を教えてください!」 居酒屋チェーン店の過重労働で様子がおかしくなっているのをみかねた妻に連れられてきたハヤト(30代)。完全にマインドコントロール下にあるハヤトを見て著者は思う。 「昔、新興宗教が果たしていた役割を、今はブラック企業が担っているのではないか?」 インスタグラムの「いいね!」が減るのが怖くてたまらず、行きたくないところへ行き、食べたくないものまで食べてフラフラになっている女性患者・・・・。 30年もの豊富な臨床経験を持つ著者が、「いまだかつてない上昇圧力の強い時代」に生きる人々の悲喜劇を通し、「堕ちることをおそれない」生き方を探る。 理想の上司、理想の夫婦、理想の親子、理想の母親── もう、そんな理想の○○から思いきってストンと堕ちてしまおう。 堕ちてみないと、この快感はわからない。 香山リカの新境地ともいえる意欲作。
  • 男を磨く言葉
    4.0
    群れない、媚びない、迎合しない。しなやかで、やわらかで、強い。そんな「本物の男」になるためには、どんな生き方をしたらいいのか? 雀鬼の研ぎ澄まされた言葉から学ぶ。
  • 親ガチャという病
    3.4
    ネット発の流行語にみる 「息苦しい日本」の正体! 「親ガチャ」という言葉が話題を集めている。 まるでくじを引くかのように、生まれてくる子供は親を選ぶことができない。 人生が上手くいかないのは「ハズレ」を引いたせいだ――。 時に、そんな自虐や冷笑を含んだ思いも込められるというが、 そうした概念が多くの人の共感を集める背景にあるものとはいったい何なのか? 本書では、日本社会の表層に浮上しつつある違和感や陋習(ろうしゅう)、問題点などに着目し、 7つのテーマに沿ってそれぞれ識者が掘り下げる。 第1章 親ガチャという病 生きづらさのなかで固定化されゆく“自己像” 土井隆義(社会学者) 第2章 無敵の人という病 「真犯人」は拡大自殺報道を垂れ流すマスコミ 和田秀樹(精神科医、評論家) 第3章 キャンセルカルチャーという病 被害者への過度な感情移入が議論をシャットアウトする 森達也(映画監督、作家) 第4章 ツイフェミという病 フェミニズムを攻撃や誹謗中傷の「隠れ蓑」にしてほしくない 室井佑月(作家) 第5章 正義バカという病 スケープゴート叩きの裏に潜む「不都合な真実」 池田清彦(生物学者) 第6章 ルッキズムという病 「相手ファースト」で委縮し“素顔”を覆い隠す若者たち 香山リカ(精神科医) 第7章 反出生主義という病 「人生の虚しさ」の大衆化により蔓延している苦しさ 中島義道(哲学者) 「はじめに」より抜粋  生まれた地域や属性、性別などが、その人生に大きな影響を及ぼすことは間違いない。けれど、「ガチャ」というあまりに無機質な言い方にショックを受ける人も少なくないはずだ。そこには、自らの運命をせせら笑うかのような自虐、諦めのムードが漂う。内に秘めたとてつもない悲しみをごまかしているかのようにさえ感じられる。日本を覆う、閉塞感や生きづらさ。そういったものが一種、病理のように「ことば」として社会に浮上している側面はないだろうか?  本書はそんな思いを出発点とし、令和ニッポンにおいて注目を集めている流行語を軸に、6人の識者にインタビューを試みた。第1章に限っては、「親ガチャ」にかんする論考をまとめ、大きな反響を呼んだウェブ記事「『親ガチャ』という言葉が、現代の若者に刺さりまくった『本質的な理由』」(現代ビジネス、2021年9月7日配信)を執筆した社会学者・土井隆義さんに寄稿して頂いている。 「時代を一言で象徴するキーワード」など、あるはずがない。  しかし、話題を集めている言葉を突破口に、その背景にあるかもしれない何かを手探りで捉えようとする試みに意義を見いだしたい。  本書が照射しようとするものは、日本を覆う「空気」の一片だ。
  • 親子という病
    3.6
    すべての親子は、気持ちワルイ。親が子の幸せを願う思いは無償なのか!? 子が親を慕う気持ちに偽りはないのか!? 「家族よ、ありがとう」「ビバ!親子」というメッセージが増加する日本社会。誰もが切実に悩み、求める「幸福な親子関係」はあるのか。親子の病理の根源を探り、処方箋を提言する。(講談社現代新書)
  • 女はみんな「うつ」になる
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 個性的な生き方をしていると誰もが認める女性が増えてきたが、彼女たち自身は「生きやすい」と満足しているわけではなさそうだ。旧態依然とした人間関係に苦しみながら、仕事や趣味に「生きがい」「自分らしさ」を見つけようと必死に努力する女性たち。彼女たちの間に、プチうつなど心に問題を抱える人が急増しているのである。そこで、恋愛、仕事、母娘関係などにスポットをあて、女性を悩ます「うつ」について考える。
  • 勝つ人間の「見切る」技術
    -
    百戦錬磨の勝負師が、その日常で行っている「見切り」とは? 20年間無敗の、百戦錬磨の勝負師と呼ばれる桜井章一さんの「見切り」とは、 無責任に何かを投げ出すことでも、やみくもに捨て去ることでもありません。 物事をシンプルにするという、前向きな「決断」――それが「見切る」ということ。 潔く捨て、断ち切れないものをあきらめ、ときに逃げるという手さえ打つ。 そんな「上手な見切り」が人生にどれほど大切かを教えてくれる本です。 桜井章一さんのファンの方はもちろん、まだその言葉に触れていない方もぜひ手に取っていただきたい一冊です。 *目次より ◆ 「満たす」ことをあきらめる    「あといくつ?」で考えるな    足りていない、とは「すでに何かは足りた状態」 ◆ 「壁」からいったん逃げる    頂が見えず苦しいならば、いったん壁から離れよ    腹を決めたら難事の「ヘソ」に飛び込め ◆ 「プロの肩書き」をあきらめる    本当のプロは「プロでありつつアマチュア」の人    「プロ」の枠にとどまって甘んじるな ◆ 「大きな夢」をあきらめる    大きな夢は持つな    目標は「前に」ではなく、「横に」置け ◆「悟り」を捨てる    安易に悟ったような顔をするな    「未完」を求めよ
  • 体を整える ツキを呼ぶカラダづかい
    4.1
    桜井章一の流儀はこうだ! 変化に合わせて生きていけば動きは柔らかくなる/いい仕草は「流体のカラダ」から生まれる/「一口食べる」感覚で力を抜く/強い人は動作が見えない/耳で見ろ!/軸は取ったほうが勝つ/カラダが消しゴムになって、いい動きを消してしまう/底力を引き出すカラダの整理術<実践編>等々……かつて棲んでいた「感覚の世界」を取り戻そう。
  • 考える力をつくるノートLecture5-2 世界で通用する、あなたの「ブランド」のつくり方
    -
    世界で通用する、あなたの「中身(ブランド)」をつくる方法。市場価値を見極め、魅せ方を工夫し、人間関係を大事にする、この3つのステップで、揺るぎない「自分ブランド」をつくる! 慶應丸の内シティキャンパス、人気講座待望の単行本を分冊化。
  • 考える力をつくるノートLecture6生き延びるための心理学
    -
    「強い心」を手に入れる! 心の病は時代とともに変わる。「2週間、辛かったらウツ」が判断基準に。精神科医・香山リカが語る、世の中に蔓延している「情動優位」の「ウツ気分」を、理性でコントロールする訓練方法とは? 慶應丸の内シティキャンパス、人気講座待望の単行本を分冊化。
  • 感情を整える ここ一番で負けない心の磨き方
    3.0
    怒り、不安、迷い、焦り、嫉妬、欲望…、無敗の雀鬼が教える、己に克つ心の持ち方とは。現代人は、経済的に利益になるかどうかで判断している。だから、迷いや焦り、不安が生じるのだ。怒りだって同じだ。怒るべき時に怒らないから悶々とし続け、結果的に人間関係すら悪化させてしまう。損か得かでなく、気持ちがいいかよくないか、楽しいか楽しくないか、好きか嫌いか、そんな感情をもっと優先させながら行動していけばいい。お金とモノを豊かにする生活でなく、感情を豊かにする。豊かな感情は生活や人生そのものを豊かにし、可能性を大きく広げていく。損得で生きるな、理性を捨てて、好き嫌いで生きろ。

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  • 感情を整える(PHP文庫) ここ一番で負けない心の磨き方
    3.3
    麻雀は東南西北の順番で回っていて、勝っても負けてもまた自分に返ってくればいいという感覚で打つものだという。点では考えないのだ。感情も同じで、マイナスの感情に強くとらわれたときは、プラスの感情と円でつながっている感覚をもてばいい。苦しさの反対には楽、悲しみの反対には喜び、不安の反対には確信がある。そうやって感情を重ねていくと円が描けるというわけだ。つまり、いつまでもマイナス感情が続くわけではない。同じように、プラスの感情も続かないようになっている。悲しみに浸りすぎても、喜びに浸りすぎてもよくない。感情に振り回されずに、力みを抜くコツはここにある。湧き上がっては消えていく、この感情とはいかなるものか。どのようにバランスをとればよいか。自分の力をじゅうぶんに発揮するにはどのような方法があるのか。「二十年間無敗の伝説を持つ雀士」といわれる著者が、自らの経験のなかから生まれた言葉でじっくり語った一冊。

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  • カンの正体 「直勘力」で逆境に強くなる
    3.5
    運やツキというのは、自分でコントロールできるものである。運やツキといった流れを感じる力、感性、つまり「直勘力」があれば、逆境であっても生き抜くことができるのだ。 どんな逆境であろうとも、つねに冷静でいることは非常に重要だ。冷静になれば、問題の本質と解決のための道筋が、カンとして浮かび上がってくる。 「人生の本質」を知れば、どんな修羅場でも生き残れる!
  • がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体
    4.3
    二〇〇二年、著者は、『ぷちナショナリズム症候群』で、皇太子夫妻第一子誕生に熱狂する人々、ワールドカップ日韓大会にわく若者たち、などを観察し、「ニッポン、大好き」と言ってしまう日本人に対して、右傾化とファッショの萌芽なのか、と警鐘を鳴らした。一三年たった今、「愛国ごっこ」は「ごっこ」ではなくなり、あの時の心配はすべて現実に起きてしまった。安倍内閣から、ネトウヨ、ヘイトスピーチ、反知性主義、安保改正まで、現代日本の「愛国」の現状と行く末を改めて分析する。
  • 「頑張らない」から上手くいく
    -
    若者が成長するために大人ができること。一度の挫折から立ち直れず、人生を諦めてしまう青少年。彼らを救うために、周囲の大人たちができることとは? 「伝説の雀鬼」と呼ばれた男の人間育成論。
  • 傷ついたまま生きてみる
    3.7
    家族や友人とのかかわりといった“ふつう”の生活の中にも、人と比較したり、ちょっとしたすれ違いがもとで、心が傷つくことがあります。他にも、誰かを失って悲しくなったり、子ども時代に親に言われたことを思い出して泣けてきたり、私たちは毎日どこかで心を痛めているのです。でも、安心してください。それはあなたが心優しい、繊細な心の持ち主だからこそ抱く感情なのです。そんなときは、「一刻も早く立ち直ろう」とあせらないこと。時間をかけて傷を修復することで、「自分って本当はこういう人間だったのか」「こういうことを大切に生きてきたのか」という新たな発見につながります。本書は「まず体を休める」「ちゃんと傷つく」など、自分の心とゆっくり向き合うことで、失われた自信を取り戻すための方法を、精神科医が優しく紹介します。

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  • 気にしない技術
    3.8
    世間、流行、テレビ、職場……もう、ふりまわされたくない!「前向きなのはとにかくいいことだ」――ポジティブ・シンキングの絶対化は、いつしか「前向きでなければいけない」という強迫観念となった。すべてにおいて「頑張らなければいけない」私たち。明るく人づきあいができなければ人格的に否定され、ツイッターや朝活、婚活ブームに乗らなければ無能と見なされる。周囲の同調圧力に耐えかねて「うつ」になったり、やる気を失くしてしまう人が増えるのも当たり前。心が悲鳴をあげている。自分をだますのはもうよそう。世間や職場にふりまわされず、平凡な日常に幸せを感じるコツ。目標は小さくアバウトでいい/責任感は強ければいいわけでもない/「テキトー」って、そんなに悪いことですか?/ギスギスした職場で「心を通わせる」必要はない/健康志向もいきすぎれば体に悪い/あえて情報ツールを駆使しない/焦って「絆」をつくるのはやめましょう……

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  • きびしい時代を生きぬく力
    4.0
    出口の見えない不況,きつい人間関係などで悩む人は多い.そのことが,さらに他者を排除していく.このようなきびしい時代を,どのようにして生きぬいていったらいいのか.困難に直面した人達が絶望せずに生き続けたのは,なぜか.人間の心の中の回復していく力とは.誰もが「弱者」になりうる時代に届けたい1冊.

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  • 究極の選択
    3.0
    人生は選択の積み重ねである。勝負の世界のみならず、進学、就職、ビジネス、結婚、生活習慣等、無数の選択が今のあなたを形作っている。これまでの自分の選択に自信がある人はどれだけいるだろうか。難問や苦境を前にしたとき、常に「正解」を選ぶことは難しいが、少しでも納得いく道を選ぶためには何が必要なのか? 麻雀の裏プロという真剣勝負の世界で20年間無敗の記録を築いた雀鬼が、43の問いを通し、究極の「選ぶ作法」を語る。【目次】はじめに/第一章 未来が突き付ける答えなき選択/第二章 「道徳」が生む危うい選択/第三章 極限の状況における究極の選択/第四章 「生き方」が根本から問われる選択/おわりに
  • キレる大人はなぜ増えた
    3.5
    見て見ぬふりをせず、マナー違反の他人を「怒鳴る」、泣き寝入りをやめ、堂々と「クレーム」、気にくわなければいきなりトップに「謝罪要求」……。公共の場で居丈高に振る舞い「自分は正しい」と思い込む、いい年をした大人たち。いつから、どこから、日本人は、こんなにもキレやすくなったのか。「正義感」と「妄想」の境界線はどこに? 希代の「世相ウォッチャー」である精神科医が、臨床での経験を元に現代社会の病理を読み解き、キレないための処方箋を示す。

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  • 金メダリストの条件
    -
    東京五輪に、もの申す。 商業化した名ばかりの平和の祭典と、 “金”に走るアスリートを斬り、 真に強くなりたい選手たちに、 人間本来のしなやかな心身を 育む方法を伝授する。 著者は、以下のように述べています。 昔とは違い、今や政治経済の論理に蝕まれてすっかり商業化してしまった近年のオリンピックには、“金”と欲望が渦巻き、人間の汚さや醜さがはびこっているように私の目には映る。テレビなどでオリンピックの各種競技を見ていても「勝つためなら何をしてもいい」という勝利至上主義ばかりが際立ち、オリンピック憲章の掲げる本来のフェアプレー精神などはほとんど感じられない。 だが、2020年はオリンピックイヤーということで「金メダルを獲れる人と獲れない人では何が違うのか? それを一冊にまとめたい」という話があった。本書では、超一流の人に共通した体の動かし方や心の整え方、さらには勝負勘、勝負運といったことに関する私なりの考えを述べさせていただいた――本文より
  • 比べずにはいられない症候群
    3.9
    「あの人は幸せそうなのに、自分は……」「私の人生、こんなはずじゃなかったのに……」――自分にないものを他人が不自由なく持っているように見えたときに襲われる、「みじめ」「悔しい」「私ってダメだ」の感情。さらに、嫉妬している自分にも嫌悪感。そして、鬱々とした状態へ……。そんなスパイラルにハマっていませんか? 結婚・恋愛、子ども、友人・親子関係、お金、仕事、向上心、メンタルの強さなどなど、日常で巻き起こるさまざまな「比べあい」を考察。周りの雰囲気や他人の基準に振り回されずに、肩の力を抜いていろいろな視点から考えてみましょう。必要以上に「自分のせい」だと思わされる〈比べあい地獄〉から脱出するだけで、あなたのココロもきっとラクになりますよ。
  • 決断なんて「1秒」あればいい
    4.0
    雀鬼・桜井章一が教える、たった「1秒」で最良の決断を下すための考え方!! なぜ、君は自分で決められないのか? 1秒たりとも“迷ってなどいられない” 壮絶な代打ち(賭け)麻雀の世界。 そこで、20年間無敗の記録を残した著者が、どうすれば迷わずに物事を決められるのか、一瞬でベストの選択を導き出す考え方とは何か、を伝授する一冊。 仕事、結婚、人間関係、子育て……。 一般常識や他人の意見・顔色などをあまりにも気にするあまり、“自分で決められない”のが現代人の特徴のひとつ。 そんな様々な局面で、問題を先延ばしにしがちな読者に、最良の選択をする秘訣を教えてくれるのが本書です。 人生のあらゆる局面において迷いっぱなしのあなたに贈る、あまりにリアルで実践的なアドバイスの数々。 本書を読めば、必ず「自分で決断できる哲学」を身につけることができるでしょう。 ※本作品は当文庫のための書き下ろしです。

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  • 決断の作法
    3.5
    決められないヤツは、もはや生き残れない! 雀鬼・桜井章一が初めて語る一瞬で最良の選択ができる考え方!! なぜ、君は自分で決められないのか? 1秒たりとも“迷ってなどいられない”壮絶な賭け麻雀の世界。 そこで、20年間無敗の記録を残した著者が、いかに物事を決めるべきか、 ベストの選択を導き出す考え方とは何かを伝授する一冊。 仕事、結婚、人間関係、子育て……。 人生のあらゆる局面において迷いっぱなしの現代人に贈る、あまりにリアルなアドバイスの数々。 本書を読めば、あなたは決断できる哲学を身につけることができるはず。
  • 皇室女子 “鏡”としてのロイヤル・ファミリー
    -
    平成31年4月30日。天皇陛下が退位され、皇太子殿下が即位します。それは、雅子さまが新たな皇后となられる日でもあります。本書は、さまざまな社会現象を精神科医の立場から鋭く論じてきた香山リカ氏が、日本女性の写し鏡である女性皇族たちの家族・女性・子どもといった心理的な問題を客観的に分析します。皇室女子を通して、日本女性のあり方、結婚や子育てといった女性ならではの悩み、自分らしい生き方について論じる異色作です。
  • 「心とおなか」の相談室 生活人新書セレクション
    -
    あなたの「食卓」はハッピーですか?食べる、作る、片付ける……。身近すぎてだれもが見過ごしていた「食」にまつわる心理を、Q&Aでやさしく答える〈相談室〉と〈解説〉編で丁寧に分析します。

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  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)
    3.7
    私と同世代の男たちが失ったものは何か。 かつて50代男性といえば、間違いなく「おとな」だった。しかし、いま周囲を見渡すと、その世代の男性の幼さ、頼りなさが目立つ。特に気になるのは、社会人としての自覚のなさ。知識もあり、機転も利いて、話している分には楽しいかもしれないが、世の中に貢献したり、公に発言したりする気概が感じられないのだ。テレビや新聞でも、公共の場所でキレる、覚醒剤に溺れる、家族に愛想を尽かされる「50オトコたち」のことが報じられることが多くなった。 団塊世代の「その後の世代」といわれる彼らは、物心ついたときは高度成長のまっただ中。世の中は順調に右肩上がりに推移し、バブル絶頂期に就職難もなく企業人となった。組織になじんでそつなく仕事をこなし、家庭もそれなりに充実させていたが、元号が昭和から平成に替わる頃から徐々に始まっていた変化ーー男女平等が浸透し、ツールはアナログからデジタルになり、長引く不況ーーに対応できなかったのではないか。60歳まで勤め上げてあとは悠々自適ともくろんでいたものの、終身雇用制度もおぼつかなくなったばかりか、年金もすぐにはもらえなくなった。このまま迫り来る“老後”にただおびえるばかりでいいのか。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • さよなら、母娘ストレス(新潮文庫)
    -
    「あなたを生んだのは、この私」何かにつけ、印籠を見せるようにそう言い放つ母親たち。かたやその言い分にぐうの音も出ない娘たち……。心底憎らしいのにどうしても嫌いになれない、そんな矛盾に苦しむ女性はあなた1人ではありません。診察室を訪れた8名の娘たちのエピソードと著者の実体験を軸に綴る、母と娘の現実。娘(あなた)が幸せになるための6つの処方箋を収録。『怒り始めた娘たち』改題。
  • 幸福の胸のウチ
    -
    こころから幸せになりましょう。 いまを生きる幸福っていったいなんなのだろう。 家族? 恋人? お金? その答えをみつけたくて、精神科医・香山リカが綴った初めての幸福論エッセイ。

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  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    3.5
    資本主義の曲がり角を経験し人々は平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと気がついた。自慢しない。お金、恋愛、子どもにしがみつかない――新しい幸福のルールを精神科医が提案。
  • しがみつかない死に方 ――孤独死時代を豊かに生きるヒント
    3.7
    単身者の孤独死は年間3万人。既婚者・未婚者誰ともに孤独死の可能性を秘める今、脅迫的に孤独死を怖るのではなく、自らの死と向かい合い、満足死を実現するための準備情報を豊富に紹介。
  • 就職がこわい
    3.8
    就職に希望を持てないばかりか、逃げ続けようとする若者たち。そこに潜む「もっと根本的な生き方の悩み」に気鋭の精神科医が“メス”を入れ、現実の解決方法を探る!
  • 執着 生きづらさの正体
    3.3
    なぜストーカー事件がたびたび起こるのか。なぜ母親は娘を束縛するのか。なぜモノが捨てられないのか。なぜ若さにしがみついてしまうのか。他人には理解しがたい異様なこだわり、それを「執着」という。本書では、私たちが感じる「生きづらさ」の理由を、現代人が決して手放すことのできない「執着」に求め、その解決法を探していく。

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  • 瞬間は勘と愛なり
    5.0
    違和感こそ「勘」の入り口! 世界的な新型コロナウイルス感染拡大で、これまで安定した経営をしてきた大企業ですら、足元が大きく揺らいでいる。寄らば大樹の陰のごとく、その傘の下にいれば、安泰の人生を送れるという考えは、もはや幻想と化している。そんなカオスの時代に必要なのは、個々人が己の感性で判断していく「勘」の力。 数々の修羅場を潜り抜け、裏麻雀の世界で、20年間無敗という類まれなる勝負強さを誇った“雀鬼”が、大事な場面で「勘付ける」人になるためのキーポイントを指南する。
  • 知らずに他人を傷つける人たち ~モラル・ハラスメントという「大人のいじめ」~
    3.0
    職場や家庭でのいじめや嫌がらせを表すことばとして新たに登場した「モラル・ハラスメント」。加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとする。被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるという。  モラハラは病気なのか。モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。 ※本書は2007年に小社から刊行された『知らずに他人を傷つける人たち ― モラル・ハラスメントという「大人のいじめ」』を文庫化したものです。文庫化にあたり、新たにプロローグを書き下ろしています。
  • 「実戦」で身につけた本物の教養
    -
    20年間、無敗!伝説の勝負師が教える超実践的インプット!教養は身につけるべきもの、必要なものと誰もが思い込んでいる。しかし、古今東西の名著を読み込み、あらゆる芸術を見たとしても、基本の「気づき」がなければ、それはただの知識のガラクタ、残骸に過ぎないという。では、教養を真の教養たらしめる気づきとは何か? 伝説の勝負師であり20年間無敗の雀鬼が、学者やエリートには絶対書けない「真の学び」を伝授する。
  • 〈じぶん〉を愛するということ 私探しと自己愛
    3.5
    本当の〈じぶん〉探しとは何かを率直に説く。多重人格などへの関心、癒しブームなど、90年代的こころの問題の流れの中で見た〈じぶん〉探しとは。自己愛幻想からの解放と〈じぶん〉とのつきあい方を語る。(講談社現代新書)
  • 弱者はもう救われないのか
    3.4
    大企業優遇の経済政策、生活保護費など社会保障費の削減、社会全体に浸透する「人の価値は稼ぎで決まる」という価値観……国による「弱者切り捨て」が進み、人々もそれを受け入れつつある日本社会。この流れは、日本だけでなく、グローバリズムに席巻された世界全体の潮流でもある。私たちは人類が苦闘の末に獲得した「自由と公正を柱とする福祉国家」のモデルを、このまま手放してしまうのか? 古今の思想・宗教に弱者救済の根拠を探り、市場経済と多数決を乗り越える新しい倫理を模索する、渾身の論考。
  • 雀鬼語録――桜井章一名言集
    -
    【内容紹介】 「不調こそ我が実力なり」 「敗北の99%は自滅である」 「運が人を選ぶ」 一度しかない人生を、あなたはどう生きるか。 本当の強さとは何か? 「運」の正体とは? 20年無敗・伝説の雀鬼・桜井章一が語る「負けない」人生哲学。 【著者紹介】 [著]桜井 章一 1943年東京・下北沢生まれ。大学時代に麻雀を始め、裏プロとしてデビュー。以後、圧倒的な強さで勝ち続け、20年間無敗の「雀鬼」の異名をとる。現役引退後は、「雀鬼流漢道麻雀道場 牌の音」を開き、麻雀を通して人としての道を後進に指導する「雀鬼会」を始める。モデルになった映画や漫画も多く、講演会などでその雀鬼流哲学を語る機会も多い。著書に『負けない技術』『流れをつかむ技術』『運を支配する』『感情を整える』『群れない生き方』など多数。 【目次抜粋】 風の章/見えない道を歩け/今度、はない/考えるな、感じろ ほか 火の章/「失う練習」をしておく/背骨で語れ/「答え」より「問い」を見つけよ ほか 水の章/運は偶然ではない/流れを読んで、変化をつくれ/一生における運の量は決まっていない ほか 土の章/敗北の99%は自滅である/悪手で勝つ誘惑を絶て/「守り」は攻めである ほか
  • 10代のうちに考えておくこと
    3.8
    どうすれば親や友だちとうまくつき合っていけるんだろう? 将来どんな進路に進もうかな? 自分のことを好きになれない…,同世代の少年事件にショックを受けた….中高生の誰もが直面するココロの悩みや疑問に答え,その解決法をアドバイスします.精神科医カヤマさんが提案する10代のための実践的生き方ガイド.

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  • 女性の「定年後」
    3.3
    様々な女性たちが迎える「定年」、その準備と心構えを自身を振り返りながら描く。夫や子がいても、いなくても、女が「老いていくこと」について、全方位から考えました。
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    3.7
    ■慶應丸の内シティキャンパス、人気講座待望の単行本。あなたは絶対、もっと賢くなれる!本書には、脳科学者、ビジネスコンサルタント、経営者、精神科医、新規事業プロデューサーなどその道のトップランナーたちが行き着いた、賢く生きるためのメッセージ!
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
    3.3
    いまスピリチュアルが大ブーム。「守護霊」「前世」「魂」の話題は、オウム真理教事件で徹底的に懲りたはずなのに、いままた軽く明るく普通に語られるようになったのはどうしてなのか? そこには「人は死んでも生き返る」と信じる人たちの増加、「科学のお墨付き」を売りにした「脳トレ」「健康食品」ブーム、「自分の幸せ」だけが大事な内向き志向などとの隠れた共通点があった――。占い、パワースポット、神社仏閣めぐりなど、ブームの深層にひそむ、日本人のメンタリティの変化を解き明かす。
  • スロー思考入門
    3.0
    自分を苦しくする“自己啓発的生き方”は、もうやめませんか?常識に自分を縛りつけて、苦しんでいませんか?すべての人が「高い成果」を求めて生きる必要なんかない――
  • 精神科医・香山リカのわかりみが深いココロの話
    3.0
    ラク~に生きたいアナタへの人生相談 義家族問題! 結婚! 汚部屋! 子供の勉強! 発達障害……etc あなたの相談ゆるっと回答 義母ともめている、働きたくない、ママ友にはぶられる、子供が勉強しない、汚部屋がツライ、70代だけど作家になりたい……etc 『懸賞なび』のメイン読者である、40代・50代のリアルな悩みに、ふわっとゆるっとした回答ながら、なるほどという「わかりみ深い」解決方法を提示する精神科医・香山リカ先生の人生相談が待望の書籍化! ま、いいか……とか、がんばらなくていいと思える1冊です。 著者プロフィール 精神科医・立教大学現代心理学部映像身体学科教授。1960年北海道生まれ。東京医科大卒。豊富な臨床経験を生かして、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。専門は精神病理学。 <目次> 第1の部屋 父よ! 母よ! 家族がツライよ 親族のお悩み 第2の部屋 結婚! 運命! ネトスト! 恋って苦しいね 恋愛のお悩み 第3の部屋 上司! 新入社員! 言うこと聞いてちょーだい 職場のお悩み 第4の部屋 ママ友! 友人! ヘルパーさん 私が悪いのでしょうか? 人間関係のお悩み 第5の部屋 私はどこ? そして何者? 私を連れて進め 自分自身のお悩み
  • セラピストのためのやさしい精神医学
    -
    1巻1,540円 (税込)
    人々の心と身体をケアする、 癒しのプロたちに役立つ知識と方法 セラピストと医師は、協力し合いながら人を幸せに導く仲間である。 医学的診断や薬の処方とは別の方法でクライアントに寄り添う、健康生活の統合的な支援者になるヒントが満載! 心理カウンセリングの第一人者浮世満理子氏との対談も収録! アロマセラピスト、リフレクソロジスト、心理カウンセラー、整体師…etc. 必読の1冊!
  • 「育てない」から上手くいく
    3.8
    「教えすぎ」「構いすぎ」が人を潰す。わが子に、社会で生き抜く真の力を持せたいなら、親は「育てない」を肝に銘じろ! 「伝説の雀鬼」と呼ばれた著者が若者との交流を元に語る、独自の「人育て」論。
  • そんなこと、気にするな 20年間無敗・伝説の雀鬼の「惑わされない生き方」
    4.3
    人を見抜く技術』『負けない技術』などがベストセラーとなっている著者の、待望の書き下ろし最新刊が登場! 20年間無敗の雀鬼が仕事と人生で勝ち抜くための方法を伝授。 不透明な時代の中で苦しんでいるビジネスマンに、どう強く生きるべきか教えてくれる一冊。 鬼気迫る熱いメッセージが満載!

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  • ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか
    -
    ツイッター、フェイスブック、LINE……。今やSNSは生活に深く浸透しているが、それに息苦しさを感じている人も多い。ネット上でのつながり、賞賛やその反対にある悪意や炎上。SNSへの違和感の正体と、SNSが変えつつある人間について鋭く迫る。
  • 「大」を疑え。「小」を貫け。
    -
    現代。こんな時代に、大樹に寄ったり大きな流れに身を任せる生き方でいいのだろうか。勝負師として生きてきた桜井氏は「大」を疑えと示す。地道なことを厭わない鍵山氏は「小」を貫けと説く。心の汚さを徹底して嫌う二人の言葉は、自分自身の力を見つめ直し、人生哲学を持って生きる大切さに気づかせてくれる。※本作品は2005年3月に東洋経済新報社より刊行された『人生を掃除する人 しない人』を改題、再編集したものです。
  • 「だましだまし生きる」のも悪くない
    3.0
    「逃げ場」になるものを、人は持つべきだと思います――。幼少時代、受験失敗、仕事、「香山リカ誕生秘話」、恋愛・結婚、老い・別れまで、いま初めて語られる、知られざる半生。
  • 超絶・裏プロ伝説 天風の戦士 (1)
    値引きあり
    -
    歌舞伎町の代走屋・北澤辰海。その代牌は天風を巻き起こす。人呼んで“かげろう打ち”!! そのとき青き炎が燃え上がる!! 最強の麻雀劇画!! 「負けるのが死ぬことよりも怖かった……!!」
  • ツキを呼ぶ言葉
    4.3
    「敗北の99%は自滅である」「きびしさはお守りである」「今度は、ない」「苦しみの本質は期待する心である」「勝ちを譲る人ほど強い」など、含蓄に富んだ珠玉の名言から学ぶ、ツキを呼び込む生き方。
  • テロリストの心理戦術
    -
    日本人人質が殺害された後、診察室では恐怖で心をうち震わせて涙をこぼす人が大勢いた。心を病んだ患者さんばかりではない。彼らが感じた恐怖を私も感じた。決して相手が見えないからではない。「敵」の姿は見えている。それにもかかわらず、この得体の知れない恐怖心は何なのか。  「イスラム国」の残虐さは私たちの想像を絶する。テロリストはなぜそこまで残忍になれるのか。なぜ世界中から多くの若者が「イスラム国」を目指すのか。  私たちの心に起こっていることを導きの糸に、これらの疑問に精神医学の立場から考えてみる。事件の現場は私たちの心なのだ――
  • デジタル依存症の罠
    3.0
    知らず知らずにデジタル情報の虜(とりこ)に! 著者が精神科医になった頃、テレビゲームは楽しみと同時に癒しやなぐさめなどの効果があるものだった。それから25年余、社会は爆発的にデジタル化に突進。インターネットとスマホの驚異的普及は、生活をガラリと変えた。なかでも、スマホの衝撃は計り知れない。それによるコミュニケーションの形、人とのつきあい方の変容は、子どもから高齢者まで、どれほどの影響を受けているか。デジタルの恩恵は大きく、多分野に加速度的に拡大。もはや誰もがデジタルから離れられなくなっている現状に、精神科医として、どうしても悪影響や危険性、潜んでいる問題に言及しないわけにはいかない。そして、それらにどう対応すればいいのかを具体的に語る。デジタル漬けからリアルな自分を守る本!
  • 突破力
    4.0
    明日の見えない「現代」という時代を、不安にならずに生きていくためにはどうしたらよいのか? 「伝説の雀鬼」と呼ばれ、数々の名勝負を制してきた著者が、いかにして失敗を成功に変え、不幸を幸にしてきたか、その逆転の方法を教える。※本作品は、ゴマブックスより刊行された『壁をブチ破る最強の言葉』、および『運命を変える本物の言葉』を、文庫収録にあたり再編集したオリジナル版です。
  • どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか?
    3.0
    現代人は、時間に追われ、人間関係と仕事にストレスまみれで四苦八苦の日々を送るばかりですが、その対極にあるような「無為自然」で生きる雀鬼・桜井章一氏。精神科医・香山リカ氏が、そんな生き方を貫くコツに迫ります。「世のため、人のためになんかならなくていい」と言うその哲学は、現代人にとって常識をくつがえすようなものばかり。幸せをつかみとりたいと願うすべての人に贈る、新時代の生き方バイブル!
  • 「独裁」入門
    3.7
    最近、著者の診察室を訪ねる初心患者の九割が、漠然とした不安感とイライラを訴える。経済大国の地位を失い、震災・原発事故に見舞われ、近隣諸国との摩擦も激化。将来への展望を失った国家を、不信と苛立ちに満ちた「民意」が覆っている。不寛容な大学生、言葉の真意によらず過剰反応するツイッターの世界、想像力の欠如したメディア報道など、様々な場面から日本の現状を考察。苛立つ「民意」をすくい取る嗅覚に優れた独裁型ヒーローの誕生に警鐘を鳴らす、今こそ必読の書。【目次】はじめに――ツイッターのアカウントとしての「独裁者」/第一章「ふわっとした民意」/第二章 独裁待望の背景にある心理/第三章 「独裁型ヒーロー」の手法/第四章 ハシズムを超えて/おわりに
  • 努力しない生き方
    3.7
    努力をしてもそれが正当に報われない現代。苦境を打開しようとあがき、もがくほどに状況は悪化の一途をたどる、そんな経験をした人は少なくないだろう。「頑張っているのに」「力を入れているのに」うまくいかないのはなぜなのか? 麻雀の裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持ち、雀鬼と呼ばれた著者によれば、そんな蟻地獄から脱出するためのヒントは「努めて力まない」やわらかな生き方にある。執着から離れ虚心に生きることで、逆にツキが巡ってくることがある、そんな雀鬼の気付きの世界。これは「努力」というトラウマからの“解放”の書である。【目次】はじめに/第一章 「努力しない」から、いい結果になる/第二章 「何もない」から、満たされる/第三章 「求めない」から、上手くいく/第四章 「つくらない」から、いいものが生まれる/第五章 「計算しない」から、負けない/あとがき
  • 流れをつかむ技術(インターナショナル新書)
    4.0
    川や風に流れがあるように、勝負事にも流れがある。場の流れ、運気の流れ、人の感情の流れ……それらを見極められるかどうかで、勝負の明暗は分かれる。仕事や生き方においても、流れは重要である。好不調の波や幸運・不運の巡り合わせを的確に感じ取り、いい流れをつくり出すことができれば、物事は自然とうまくいく。麻雀の裏プロの世界で二〇年間無敗の伝説を持つ桜井章一が、勝負の場で身につけた「流れのつかみ方」を伝授する。
  • なぜあの人は、仕事中だけ「うつ」になるのか
    3.0
    職場において心の病で休職する人たちが増えている。その年齢層は、三〇代が約六割。彼らの特徴は、学歴は高く、まじめだが、やや自己中心的。そして、仕事以外の趣味には精力的で、休職中にパラセーリングの免許を取るために海外に出かけた人もいたという。この症状は、果たして病気なのか?本書では、時代の空気を鋭く読み解くことで定評のある精神科医が、急増中の「新型うつ」を分析する。著者がこの「フシギなうつ病」に気づいたのは十年ほど前であり、「30代うつ」と名づけた。それまでに多かった中年以降のうつ病と比べて、「私生活では元気」という特徴が顕著なのだ。なぜこのような現象が生まれたのか。それは今の三十代は、晩婚化、ニートなどの広がりとともにアイデンティティが育ちにくかったことも要因なのではないのか。数々の症例をふまえて、彼らへの対応や治療のあり方についても解説した注目の書。

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  • なぜ眞子さまのご結婚はバッシングされたのか 皇室女子と「個人の意思」
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    本書は、小室圭さんとご結婚された眞子さまの、世間で言われる「駆け落ち婚」から浮かび上がる、皇室女性たちのメンタルヘルスの問題、日本の女性の自由と「個人の意思」の問題などに焦点を当てる。
  • 逃げたっていいじゃない
    3.4
    逃げたっていい。 いや、逃げなきゃいけないときもある。 そして、逃げればたいていのことは解決する。 精神科医で「逃げの達人」が教える 香山流“逃げ方のコツ” バブル以降の閉塞感あふれる現代社会の闇から 逃げ遅れて心を病む人、自殺したりする人が後を絶たない。 こうした不幸をなくすためには、兎にも角にも逃げることだ。 人間関係だけにとどまらず、SNSなどで流される噂、 同調圧力、他者の目が気になるルッキズム、 現代人が直面するさまざまな「圧力」から 軽やかに逃げる生き方を提案する。

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  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?
    3.5
    ときどき悔やむ。ときどき寂しい。 でも大丈夫。これが私の選んだ道。私の幸せのかたち。 さまざまな理由で、生涯子どもを持たない・持てない女性が全女性の3割とも言われています。 「女は子どもを産み育てて一人前」「女の本当の幸せは子どもを持つこと」という伝統的価値観はまだまだ強く、さらに最近は、少子化対策が国をあげての課題となり、子育ても仕事も頑張る「ワーキングマザー」が礼賛されます。 そんななか、子どもを持たない人生を選んだ「ノンママ」は、何を思い、どんなふうに生きているのでしょうか? 子どもを持たなかったそれぞれの事情、悩みと葛藤、後輩ワーキングマザーとの軋轢、介護と自分の老後の不安等々。「ノンママ」のリアルな胸のうちを、自身もノンママである精神科医の香山リカ氏が、ときに切なく、ときに明るく描きます。 ママもノンママも、シングルも既婚も、すべての女性を応援!!
  • 「発達障害」と言いたがる人たち
    3.5
    いま、過熱する「発達障害バブル」。専門外来では、予約から診察まで3か月待ちは当たり前といった状況が続いている。 わが子の行動やコミュニケーションに不安を抱く親たち。 仕事や人間関係の尽きない悩みに原因を求めるおとなたち。 皆、「生きづらさ」のよすがとして、「発達障害」という記号を求めているのではないか、と精神科医の香山さんは指摘する。 早く診断を受けて、適切な支援を受けさえすれば、この「生きづらさ」は軽減されるのか? 発達障害に関する分類や考え方は、まだまだ大きく変動しており、精神科医でさえ、その変動についていくのは難しい。 過熱する患者や家族の心理と変動し続ける発達障害診断。 「発達障害」はどこへ行くのか? 精神科医・香山リカさんが、生きづらさの原因を「発達障害」に求める人たちの心理と時代背景に斬り込んだ意欲作!
  • 母親はなぜ生きづらいか
    3.5
    日本の「母親中心」の子育ての歴史をたどる。「子育て」要求の声が確実に強まっている。「少子化解消のために子どもを産む」「出産後は仕事に復帰」など両立不可能な期待に燃え尽きていく母親へのメッセージ。(講談社現代新書)
  • 半知性主義でいこう 戦争ができる国の新しい生き方
    4.0
    おバカな権力者、お利口なだけの“リベラル”――この国には独善か偽善かしかないのか?  「反知性主義」的罵詈雑言にさらされながらも、発言をやめない著者がたどりついた答えとは。小利口な傍観者にならず、権力者の論理やお仕着せの正義に洗脳もされず、希望を持って考え、前向きに行動するために。
  • 人を見抜く技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」
    3.6
    私は雀鬼会という麻雀道場を主宰しているが、道場生たちを見ても、緊張した対局の場面より、対局が終わってホッとしているときにしばしば素顔を覗かせる。意識が習慣化されればそれは無意識となり、そこにその人の動きや思考が表れる。日々の暮らしの中で習慣化され、ごく自然に動きや思考となって出てくる。たとえ端から見て不自然なものであったとしても、その人にとってはそれが自然なままの姿なのだ。
  • 貧乏クジ世代
    3.4
    その数、なんと1900万人!「第2次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ、いま20代後半から30代前半の彼らは、ひそかに「貧乏クジ世代」とも揶揄される。物心ついたらバブル景気でお祭り騒ぎ。「私も頑張れば幸せになれる」と熾烈な受験戦争を勝ち抜いてきたが、世は平成不況で就職氷河期。内向き、悲観的、無気力……“自分探し”にこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない。「下流社会」「希望格差社会」を不安に生きる彼らを待つのは、「幸運格差社会」なのか?

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  • ピンチの本質
    4.0
    逆境の時代にどう生きればいいのか? ピンチとはそもそも何なのか? 東日本震災後、被災者をはじめ、多くの日本人が元気を失っている。 社会への絶望感、先の見えない不安感など、戦後最大の危機に押しつぶされてしまっている状況が続く……。 本書では、麻雀界で20年間無敗・伝説の雀鬼と呼ばれた著者が、こんな時代だからこそ、チャンスを掴めるワザを伝授する。 仕事や人間関係、人生に役立つ雀鬼流の実践哲学書。
  • 〈不安な時代〉の精神病理
    3.5
    東北関東大震災と原発事故。重なる大惨事は、私たち日本人の心と社会にも深い傷を残した。だからこそ、この国をあきらめない、希望を失わずに生きるよう、と著者は強く感じる。希望は一人では実現できない。支え合う心、守るべき命の尊さを共有しながら、日本がどのように立ち直ればいいのか、私たちができることは何なのか、精神科医が緊急提言する。
  • 不安をとかす技術 「本当の自信」が身につく考え方
    完結
    -
    “自信”という字は、「自分を信じる」と書く。この世の中に真の意味で「自分を信じる」ことのできる人は本当にいるのだろうか? 私自身も含め、そんな人がこの世にいるとは思えない。 本当に自分を信じ、自信を持って生きていれば“不安”とはまったくの無縁であるはずだ。 しかし、人は緊張もすればパニックにもなるし、大なり小なり、“不安”は誰もが持っているものである。 夢や希望、あるいは目標。世間ではそういったものを持つことが「いいこと」とされるが、そういったものを持つから人間は“不安”になるのである。 何か新しいことを始めようとする時、未開の地へ足を踏み出そうとしている時、「この先大丈夫だろうか?」と人は不安を感じるものだ。 ほとんどの人に“不安”があるのだから、真の意味の“自信”、それを「本当の自信」と言い換えてもいいかもしれないが、その「本当の自信」を持っている人もこの世にはほとんどいないということになるのではないだろうか。 外からは自信満々に見える人も、その内実は不安でいっぱいで、自信満々に見えるのは虚勢を張っているからという人も多い。 会社の上司や先輩など、自分の地位や立場を利用して威張り腐っている人間がいるとしたら、それは自信がないことの裏返しだと思っていい。 まわりの人たちが作り上げたものを、さも自分が成果を挙げたかのように振舞い、窮地に追い込まれれば何の責任も取らずに脱兎のごとく逃げ出す。この社会で威張り腐っている人間はそんな輩ばかりである。  本書では「本当の自信」とは何なのか? 「自分を信じる」とはどういうことなのか? そもそも自信は本当に必要なのか?「本当の自信」というものがあるとすれば、それをどのように身に付けていけばいいのか? 自信と不安のはざ間で人間はどうあるべきなのか? そういった“自信”に関する諸々のことに関して、私なりに思うところを述べさせていただいた。  自信がないからといって自分自身に否定的になったり、ネガティブになったりする必要はまったくない。  自然体で、気持ちよく生きていれば、後から自信は付いてくる。本書を読めばそれがきっとわかってもらえるはずである。
  • フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する
    3.5
    AKB48、地方自治体の萌えキャラ、村上隆や会田誠の現代アート、AV強要問題、そして「慰安婦」問題……。さまざまな性の表象があふれ、社会問題を抱えている現代ニッポン。たとえば二次元エロをめぐる議論は「表現の自由派vs表現の規制派」という対立軸だけに安易に回収されてしまうようなこの国で、「女でいること」はなぜこんなにも息苦しく、難しいのだろうか。精神科医とフェミニストが、いま日本社会で「問題」と感知できなくなっている性の「問題」をめぐり、改めて女たちにとってのエロスを考えていく白熱対談。
  • 振り回されない生き方
    3.7
    お金・結婚・学歴・人間関係…いつの間にか振り回されて、不幸を嘆いていませんか? それは、社会の価値観や“幸せの基準”に囚われて「自分で決められない」から。自分を見失わずに生きる方法を精神科医が提案する
  • ほどほどの恋
    3.1
    この本は、次のようなかたにとくにおすすめです ・ストーカーの気持ちがわかるかも…という方 ホントの幸せをつかむために、香山リカが苦い経験を踏まえてすべての男女に捧ぐかつてない画期的な恋の指南書。

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  • 負けない技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」
    3.7
    相談の中で多いのが、「勝つための技術を教えてください」というもの。「格好よく勝つにはどうしたらいいんですか」などと聞いてくる人もいる。そんなとき私はこう応える。「格好よく勝とうなんて100年早いよ」と。これは私も含め、すべての人に言えることだ。「勝ちたい」という欲に囚われてしまっている人の「格好いい勝ち」は、ひどく醜い。しかし、「醜い勝ち方」が「格好いい勝ち方」だと多くの人が錯覚してしまっている。
  • 雅子さまと「新型うつ」
    3.0
    仕事中はうつでも、私生活では活動的――。働き盛りの男女に増えている「新型うつ」。従来型うつの常識が通用しない新たな国民病に、医師も患者も周囲もとまどっている。なぜ、雅子さまの療養生活はこれほどまでに長期化したのか。「皇室」という日本社会の映し鏡を通して、気鋭の精神科医が現代人の「心」の病の深層に迫る。

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  • マンガでわかる 人を見抜く技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンガ 観察力を磨けば、誰でも見抜ける  第1章 「クセ」は心を丸裸にする   マンガ クセを読んで勝ち続けてきた  解説  自分のモノサシと直感          クセはその人の真実を表す      誰もクセからは逃れられない      無駄な力みで両手の親指が反る      自然に生きる人はクセが少ない      性格ではなくクセを直す コラム 自分も見抜かれている1          心のバランスを整える「三つの要素」 第2章 体の動きを見れば、すべてわかる  マンガ 観察力はこう身につける  解説  不要で違和感のある動きの警告      揺れは心の支点が外れた証拠      増える「動かない」人々      横に開いた目の人が増えている      現代人の偏った歩き方の理由      「歩く」ことにもレベルがある      牌を捨てる行為に美醜が表れる コラム  自分も見抜かれている2          実践してきた「勝負の三原則」 第3章 立ち居振る舞いからタイプを見極める  マンガ 人の心理のウラを見抜け!  解説  内面の格好をつける生き方      「自分を売る人」は格好が悪い      「心の装い」を解けば楽になる      「狂」の世界に迷い込んだ人々      「存在感がある」とは何か コラム  自分も見抜かれている3         よい人間関係を築く「十字ライン」 第4章 人の本質を見抜く方法  マンガ 自分を磨き、人を育てる  解説  人を捌く感覚を磨け      厚みがどんどん薄くなる現代人      平気で嘘をつく人々      勝ったら、譲る  マンガ エピローグ ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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