堕ちられない「私」 精神科医のノートから

堕ちられない「私」 精神科医のノートから

作者名 :
通常価格 815円 (741円+税)
紙の本 [参考] 825円 (税込)
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作品内容

うつ病などの心の病にかかったり、ドラッグ、暴力などの問題を引き起こしたりするのは、実は「堕ちる力」を失った人である。私はそのことに診察室で気づいた──。
誰もが表向き「健全なクリーンさ」を演出する時代。
でも、人間ってそんなに明るく健全なものですか?
精神科医の説く21世紀の「新・堕落論」。

高学歴・一流企業に勤めるミナコ(20代)。不眠不休で働き続けて頭が真っ白になって来院。「そんなにがんばらなくていい」というアドバイスに、ミナコは言った。
「その、がんばらない方法を教えてください!」

居酒屋チェーン店の過重労働で様子がおかしくなっているのをみかねた妻に連れられてきたハヤト(30代)。完全にマインドコントロール下にあるハヤトを見て著者は思う。
「昔、新興宗教が果たしていた役割を、今はブラック企業が担っているのではないか?」

インスタグラムの「いいね!」が減るのが怖くてたまらず、行きたくないところへ行き、食べたくないものまで食べてフラフラになっている女性患者・・・・。

30年もの豊富な臨床経験を持つ著者が、「いまだかつてない上昇圧力の強い時代」に生きる人々の悲喜劇を通し、「堕ちることをおそれない」生き方を探る。

理想の上司、理想の夫婦、理想の親子、理想の母親──
もう、そんな理想の○○から思いきってストンと堕ちてしまおう。
堕ちてみないと、この快感はわからない。
香山リカの新境地ともいえる意欲作。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春新書
電子版発売日
2015年02月20日
紙の本の発売
2014年11月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

堕ちられない「私」 精神科医のノートから のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年01月05日

    テーマとしてすごーく大切なことを書いているけど、どうにも著者の香山さんの表現が追い付いていないように感じた。
    でも、わたしもこれとおなじようなことを最近ずっと考えていて、ほんとうに、いまのひとたちは堕ちることができないくらいに努力とか成長とかいう目標を刷り込まれているように感じる。
    「ちからを抜くた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年12月07日

    こうしなければ、いけない。こうでなければ、いけない。自分探しをしないといけない。確かに、自分が好きでやっていることなのか、それとも、やらされていることなのか、分からなくなる時があります。

    本書は、気楽にいこうよ!と言う感じの本。具体的な処方箋と言うよりも、香山さんの元に訪れる患者などの具体例を見せ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月10日

    鬱と言ってもいろいろな鬱があって原因もいろいろ。エピソードを見て関心したり自分と比べたり…なんか微妙な気持ちになりました。

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月13日

    カウンセリングを通して感じた「堕ちる」ことの大切さを語った精神科医の香山リカ氏による一冊。「今の時代は見せかけの繁栄に満ちているが、私たちは、精神の荒野という新たな廃墟に立っている。今こそ真の「堕ちる力」を持ち、「堕ちる」ことによって人間が救われるときだ」(P9)という筆者の言葉にひかれて読み始めた...続きを読む

    0

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