がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体

がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体

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二〇〇二年、著者は、『ぷちナショナリズム症候群』で、皇太子夫妻第一子誕生に熱狂する人々、ワールドカップ日韓大会にわく若者たち、などを観察し、「ニッポン、大好き」と言ってしまう日本人に対して、右傾化とファッショの萌芽なのか、と警鐘を鳴らした。一三年たった今、「愛国ごっこ」は「ごっこ」ではなくなり、あの時の心配はすべて現実に起きてしまった。安倍内閣から、ネトウヨ、ヘイトスピーチ、反知性主義、安保改正まで、現代日本の「愛国」の現状と行く末を改めて分析する。

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がちナショナリズム ――「愛国者」たちの不安の正体 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年06月20日

    第5章 「日本は"発病"しているのか」の安倍の傲慢症候群の考察は非常に的確で楽しく読めた.普通に怒って,政権を批判する正常な考え方がなくなってきていることへの危機感は同感する部分が多い.嘆かわしい事態だと思う.

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月15日

    どんなことを言っても「反日」「売国奴」と罵倒されないような自由な社会であって欲しい。他人との違いを認める余裕ぐらい持とうよ。

    やたらと香山さんをdisるのを見てたので気になってた。裏が分かって納得した。

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月27日

    自分の目で見て
    自分の耳で聴いて
    自分の足で歩いて
    自分の頭で考えること

    改めて
    自分に言い聞かせながら

    「本」を読むことは
    「考える」ことだなと
    改めて 思いました

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月03日

    大きな国民国家形成、ナショナリズムの形成には人間の心のメカニズムを知り操ることでスムーズに政治を動かせるのだとわかった。「反動形成、躁的防衛などの心のメカニズムによってより強いものを求め自らを擬態させ内なる不安を打ち消そうとする=同一化」人間は自らのアイデンティティの揺らぎを政治的批判を行うことで、...続きを読む

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