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いまスピリチュアルが大ブーム。「守護霊」「前世」「魂」の話題は、オウム真理教事件で徹底的に懲りたはずなのに、いままた軽く明るく普通に語られるようになったのはどうしてなのか?
そこには「人は死んでも生き返る」と信じる人たちの増加、「科学のお墨付き」を売りにした「脳トレ」「健康食品」ブーム、「自分の幸せ」だけが大事な内向き志向などとの隠れた共通点があった――。占い、パワースポット、神社仏閣めぐりなど、ブームの深層にひそむ、日本人のメンタリティの変化を解き明かす。
Posted by ブクログ 2014年03月24日
高校時代の友人が突然「私にはオーラが見える」と言い出した。友人であるがよく分からない人だったから、私はすごく懐疑的になる一方、共通の友人はすんなり信じてしまったようだ。その違いは、どこにあるのか。この本を読めばわかるかも知れない。そんな期待を胸に手に取った本である。
様々な文献から引用しつつ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月29日
2006年に精神科医の香山リカが書いた最近の日本のスピリチュアル・ブームの現況を解説した一冊。江原啓介をスピリチュアル界の代表的存在として取り上げ、精神的・霊的に飢えた日本人、特に日本人女性の「自己主義」「自己肯定」への渇望に対するヒーラーとしての位置づけを分析的に紹介している。基本的に信仰をもたな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月12日
大人気の精神科医が「スピリチュアル」について論じた本。中立の立場ではなくて、スピリチュアルに批判的。特に江原啓之については、遠まわしに「詐欺師」と言っているのではないかと感じるほど。
それはともかく、著者の考える「スピリチュアルと宗教の違い」には凄く納得出来た。スピリチュアルを否定するつもりはな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月23日
この本を読むまで2年間近く怪しげなスピリチュアル関連の本をむさぼるように読んでいた。でもいまひとつスピリチュアルな本に書かれていることに信用を置けなかった。だって、だれもが同じことをしたら誰もが幸せになっちゃう。世の中そんなに公平にはできていないと思う。で、香山さんからスピリチュアルの中から引きずり...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この香山リカさんって前からテレビとかラジオで見たり聞いたりしておもしろそうな人だなって思ってたけど、本を読んでみるとなるほどやっぱりおもしろい。
この冷たい視線が、好きな人にはほんとたまらないと思う。
スピリチュアルブームを通して見る現代の社会について、
科学的正当性を求めるハードルが低くなってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
私は後者です
圧倒的に後者の立場です
だからこの本を手にとって読んだのでしょう
オーラとか
前世とか
来世とか
うんぬんかんぬん
信じません
目に見えるものしかなかなか信じない私は
今この世の中のマイノリティなのかしら
だってよくパワーストーンとか手首につけてる人よく見るもの
この本によ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月21日
スピリチュアルにハマる人の心理がわかるようでわからなくて、気になっていたので読みました。
無宗教のこの国では、救いを求めて利己的なスピリチュアル思考が流行するというのが非常に納得がいった。
江原さんが真に伝えたいことには耳を傾けてもらえないというのは少し切ないけど、スピリチュアルはあくまで信仰ではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月23日
精神科医の香山リカが、出版当時世間をにぎわせていたスピリチュアル・ブームにちくりと苦言を呈した本です。
佳川奈未らのあからさまな現世利益志向や、稲盛和夫らのビジネス界にはびこるスピリチュアル的言説をとりあげ、さらに村上和雄や飯田史彦らのアカデミズムにおけるスピリチュアルへの接近などにも触れています...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月13日
スピリチュアルに対する批判、もっとスパッと厳しく言い切ってほしいところではあるが、香山さんもtvによくでておられる有名人だし、かなり遠慮がちなのは仕方ないのかなぁと思う。
ともかく言いたいことを当たり障りない範囲で書きましたというところでしょうか。スピリチュアルに嵌っている人には是非読んでいただきた...続きを読む
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