親子という病

親子という病

715円 (税込)

3pt

すべての親子は、気持ちワルイ。親が子の幸せを願う思いは無償なのか!? 子が親を慕う気持ちに偽りはないのか!? 「家族よ、ありがとう」「ビバ!親子」というメッセージが増加する日本社会。誰もが切実に悩み、求める「幸福な親子関係」はあるのか。親子の病理の根源を探り、処方箋を提言する。(講談社現代新書)

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親子という病 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年04月05日

    親子関係に悩んでるときにとにかく読んでみた。
    そういうのに悩んでる人には、結構オススメの本です。

    自分もこれを読んで今の親子関係に考えさせられたし、
    救われたとも思う。
    少しでも肩の荷が軽くなった。

    あと、家族関係への疑問と、イエ制度について個人的に興味がある。

    とても読みやすい本。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    家族や母性愛を全肯定しようとする
    現代の風潮に違和感を抱いている人には、
    おすすめの一冊です。
    親子である以前に、
    他人であることを認識したほうが
    心地よいと思います。

    やっさんさん 29歳男性 団体職員

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    Posted by ブクログ 2020年02月12日

     息子は母への幻想を抱き、娘は母に支配される。だから娘にとっては、「母がしんどい」ことが起こる。とても納得できた。
     また、母という存在は、子供を無条件に愛するものという〝幻想〟が、多くの母子を苦しめてきたのだと感じた。親子であろうと、愛せないことはある。その事実を知ると、心が楽になって、親とも肩の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月25日

    身近にも母娘依存の例が何件もいるので共感しきり。
    共通してるのは父の存在感が薄い(多忙、性格的に)。
    主婦のパワー(余暇)が子どもに向きすぎるのかしら?とも考えた時期があったけれど、きっとそんな単純なことでは無い。
    いちばん身近な例は叔母と従妹なのだけれども、長年見て来て最近強く思うのは、叔母の「認...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月16日

    親子の依存と支配と反抗と。
    P43 自殺の危険の高い人は、家族の中で「取り替えのきく子ども」という役割を与えられている、というのだ。
    P66 親にとっては子どもの難しい時期に苦しむ中での一瞬のうさ晴らしとなり、子どもの側にとっても親が受け入れられない時期に「本当の親じゃないのだから」と自分に言い聞か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月17日

    たくさんの著書をもっている香山リカさんの書。

    親を殺す子ども達や、なぜ生まれたかを問い続ける子ども達、母娘の依存関係、母性愛は幻想であることなど、近代以降の家族の仕組みが変化したために、かつてよりも柔軟性がなくなっている家族関係、親子関係に焦点を当てている。

    結論は、親子関係は健全なものはなくす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月06日

    親子という関係を改めて考えさせられる本です。よく考えると親子って不思議な関係なんだというのが分かります。

    目次
    第1章 親を殺す子どもたち
    第2章「なぜ生まれたのか」と問い続ける子どもたち
    第3章 母に依存する娘、娘を支配する母親
    第4章 母の愛は無償なのか
    第5章 母性が加害性を持つとき
    第6章...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本において家族という存在はなんと尊いものとされてきたんだろう。知らず知らずのうちに環境や社会通念の中で親子の意義を定義づけられていることを痛感させられる1冊。生きづらいなーなんて思っている方に一度読んでいただきたいかな

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    読みやすい。
    なかなかの名著です。
    「病」という表現が強烈なので
    びっくりするが、
    内容は、精神科医からみた実例がたくさん。
    説得力がある。

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    Posted by ブクログ 2023年12月17日

    ゼミの課題に使うために読みました。
    それ以前から買っていたので読んだのですが、
    著者なりに客観視しているつもりなのでしょうが、その客観に固定観念が入っていたりで、私にはあまり納得のいく内容ではなかったように思います。
    いつだったか学校の教科書で著者の作品を見たので買ったのですが、ちょっとズレていまし...続きを読む

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