米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
・「タイムカプセルの八年」辻村深月
大学講師の孝臣には妻の温子と小学校の教諭になった幸臣という息子がいる。
幸臣が小学6年の時に親父会に参加することになった孝臣は、小松ユカリの父親や洋菓子屋の主人、沢渡などと交流をもつようになる。その時の担任が比留間先生で、彼に憧れて幸臣は小学校の先生になりたいと話すようになる。タイムカプセルを埋めるといっていた比留間は土に埋めずに学校を移ったと知った孝臣は(幸臣は後輩に知らされる)、息子達に黙ってに親父会のメンバーでタイムカプセルを探しにいき土の中に埋めた。息子が憧れていた比留間先生が埋めてくれたことにして。
親父会メンバーで時々集まることにな -
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ネタバレ春夏秋冬の本編とは直接関わりがない
日常の謎のお話が短編4作で描かれています。
時系列的には
春→夏→秋→短編→冬の順番だけど
本編が面白すぎて短編を挟む余裕がなく
本編を読み切ってからこちらに手を出したけど
違和感なく本編、短編も楽しめました!
後輩の秋桜ちゃんを可愛がるちょっとお姉さんな小山内さん!可愛いですね〜✨
マカロンが増えたり、あげぱんが減ったり、忙しいな、と思いながら読んでました 笑
タバスコ入りあげぱんを食べた場合の推理について真剣に考えている皆の描写が面白い。
CDの謎は科学、雑学的な要素が強く
新たな知識を得られたお話でした。
最後のお話は人の嫌な部分をねっとり -
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ネタバレ季節は冬。
たい焼きを食べなる小佐内さんと並んで歩く小鳩くん。
微笑ましい空気だな〜とにやにやしながら読んでいたら、まさかの轢き逃げ……
入院生活を送る小鳩くんと、犯人を探す小佐内さん。
3年前の事件の回想を通して、ふたりの出会いと「小市民を目指す理由」が明かされる大事な幕で、読んでいて関わる人の気持ちに胸がぎゅっとなる場面も多かったです。
そして入院中のふたりの繋がり方――まさかあんな形とは。
ずっと小佐内さん推しだったけど、今回さらに好きが更新されました。あの異常さ込みで最高に魅力的。
看護師さんも「怪しいな」とは思っていたけど、真相にはさすがに驚き。
正直、そこは少し“出来すぎ感” -
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ネタバレジャケ買いし積読となっていたが先輩が同じ作者の本を読んでいたので読む気になれた。
先輩曰く米澤穂信は死人が出ないらしいが…笑
おもしろい話だった。
犬探しを謳ったはずなのに旧友のおかげで開業して直ぐ人探しと古文書調査をする事になった主人公紺屋、と高校時代の後輩半田。
紺屋の東京での生活で患った病気の話とか、直接物語に関係無い設定が細かくて、別に愛着が湧くとかではないのだけどそういうあんまり関係無い部分が自分は好きなんだなと思った。
ゲームで例えると RPG とかにあるメインクエストよりもサブクエストめっちゃやるみたいな。
佐久良桐子、すごい女だ。そう思わせる話も凄いけど、でももし自分がそ -
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ネタバレ小市民シリーズ二作目。夏を舞台にした半連作的なミステリで、甘味をモチーフに据えた日常の延長線上に論理の切れ味と人物同士の駆け引きが潜んでいる。主人公の小鳩常悟朗と小佐内ゆきは「小市民」を目指す互恵関係を結んでおり、前作ではその関係性をめぐる文学的な駆け引きが主題だったが、今作では冒頭でそれをはっきりと振り返り、第一章では倒叙ミステリの華やかさで読者を引き込む。物語の進路が、より推理的な方向へ舵を切られたのが少々意外で面白い。
第一章は前述の通り倒叙形式を採り、日常のささいな出来事から論理を立ち上げる端正な短編であると同時に、全体の方向性を示す導入としても機能している。第二章はやや作為的な印象 -
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全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。
「ヤツデの一家」新川帆立
疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。
「大代行時代」結城真一郎
Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。
「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
他人の本質は最後まで掴みきれない。果たして誰の罪だったのか。
「供米」米澤穂信
直木賞受賞後の小品ながら、丁寧に紡がれた物語。亡き夫の罠にかかりにいった妻。
「ハングマン」中山七里
副題の雛鵜は、無知ゆえ罪に落ちる若者の象徴か。操られた末の強盗事件。
「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
弟子は師匠作家の教えを実行する。作品と現実が重なる趣