米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    高校生にしては博識すぎるが、ミステリーとしてはよかった。猛毒と可憐な見た目を併せ持つトリカブトを栞に閉じ込めるそのセンスが素晴らしい。

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    2026年05月24日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    面白かった。氷菓のイメージが強かったのでああいったソフトなミステリーかと思ったが、バンバン人が死ぬタイプでよかった。
    私がミステリーに疎いのかもしれないが、「殺人です、犯人は誰でしょう」というフォーマットに収まらない話ばかりで、先が読めずとても楽しかった

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    2026年05月24日
  • 倫敦スコーンの謎

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    「レモラ」ってあそこじゃん!
    と一番最初に思います笑
    短編集ならではの2人の掛け合いがより一層好きになれました。
    小佐内さんの悪魔的一面が垣間見える表現に面白みを感じながら、作品を楽しませてもらいました。

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    2026年05月22日
  • ボトルネック

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    これを中学生の時に読んでいなくてよかった
    完全に性格がひん曲がったと思う
    ある程度人格が形成された大学生だからセーフ
    青い、とても青い小説
    まだ若いうちだから楽しめたのかも…
    大人になって読んだらイタいって思うのかな
    暗いラストが好きな人にオススメ!

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    2026年05月22日
  • さよなら妖精

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    古典部シリーズや小市民シリーズみたいな感覚で読み始めたら、最後にズドンとものすごく重たい話だった。

    「ユーゴスラビアってなんか戦争とかしてた辺りだよね」くらいの知識とも呼べない知識しかなく、調べながら読んだ。
    “なんか戦争とかしてた辺り”と思ったことが、読後すごく恥ずかしく感じた。
    たった一人でも大切な人がいるだけで、何もできないけど、だからこそ心乱れる気持ちを忘れずにいたいと思う。
    今だって世界のあちこちで、戦争や紛争が日常の場所があって、それでも日本で知るニュースでは「まだ戦争やってんのか」と感じる程度。
    大人になると仕方ないで済ませてしまうこの気持ちを、10代のひたむきな目線で感じられ

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    2026年05月22日
  • さよなら妖精

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    過去に読んだものでも同じような感動があるとは限らない。だが、過去に読んだ本を再び開いた時、ああ、確かにこの本のここで感動したのだと思い出す事はある。
    米澤の作品はいつだって甘くない。甘いものが作品のあちこちに登場するのは今の内に甘いものを食べて苦さに備えておいて下さいよ、という気遣いなのかもしれない。
    遠い国からやって来たマーヤと出会うおれたち、そのやりとりは謎と異文化に溢れている。物語は突然、橋を外されたかの如く顔色を変えて結末に向かう。この展開が実にらしいのだが、今の時代を見ると悲しみに胸を打たれる、どころではなく刺されたような気持ちになる。

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    2026年05月21日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    ○ 特殊設定への期待
    「自分は新たな”新本格”運動のはじまりを目にしているのだろうか?」との思いを抱きながら本書を読んでいた。
    新装改訂版の『十角館の殺人』の解説で「新本格が一般化して現代本格となり、時間が経つとその型を破る新たな新本格が現れてくる」という流れが過去何度も繰り返されてきたことを知った。綾辻らから始まった現代の新本格も30年(= 一世代)を優に超える時間が経ち、新しいムーブメントがいつ起きてもおかしくない頃合いであると思っている。本書も含む2010年代後半からの硬派な特殊設定ミステリーの秀作達の出現は、次のミステリーへの動きなのかもしれない。

    すでに『十角館の殺人』内でも問題に

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    2026年05月21日
  • 王とサーカス

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    ジャーナリストや報道の在り方を、そしてそれを受け取る側の本心を、こんなにも深く考えさせられる。
    中途半端な手の差し伸べ方は、何もしないよりも残酷なのかもしれない。

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    2026年05月20日
  • 倫敦スコーンの謎

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    「小市民たれ」という願いのもとに互恵関係にある小鳩くんと小山内さんが高校一〜二年の時に遭遇した謎 4編

    久しぶりの小市民シリーズ、
    相変わらずの小鳩くんと小山内さんの雰囲気に落ち着く
    美味しそうなお菓子たちも描写がクドくなくて、そしていつのまにか小鳩くんもスイーツ好きになって、食べることを堪能している

    「冬期限定ボンボンショコラ」で完結したかと思ってたからまた読めて嬉しかった

    忘れた頃にまた刊行してほしい
    その時はまた読むと思う

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    2026年05月20日
  • 倫敦スコーンの謎

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    短編4話。またこの2人に会えて嬉しい!コージーミステリと甘いスウィーツ、そして後に残るほろ苦さが最高。表題作の謎と羅馬ジェラートの伏線が良い。食べたくなったのはジェラート。『車に気をつけて』にドキッとした。表紙の小佐内さん可愛い!

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    2026年05月20日
  • 倫敦スコーンの謎

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    待ってました!の米澤穂信:小市民シリーズの第二作品集!
    高校二年の夏までに小市民シリーズ主人公:小鳩君と小佐内さんが遭遇した四つの謎を描くシリーズ第二作品集です。
    文句なく、超絶楽しくて面白かったです。
    ちと重めのテーマもありましたが・・・・・

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    2026年05月19日
  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ

    高1から高2春の間に小鳩くんと小佐内さんの周りで起こった出来事に焦点を当てた四編の作品からなる連作短編集。どの作品も高校時代の青春の一場面を描きながら、最後には何とも複雑な気持ちにさせられるところが、やはりこのシリーズらしいなと思いました。この後に「夏季限定」が起こるのか…。それにしても、第四話最後に先生が小鳩くんに告げた「車に気をつけて帰りなさい」という一言は意味深というか、何とも皮肉が効いているなと感じた次第。そして、いつかまた、小鳩くんと小佐内さんに出会えますように、と祈るばかりです。

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    2026年05月19日
  • インシテミル

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    高額報酬に惹かれて集まった参加者たちが、閉ざされた暗鬼館で極限状況に置かれていく心理サスペンスとして、とても読み応えがあった。特に印象に残ったのは、結城の視点で進みながらも、登場人物それぞれの思惑が少しずつ見えてくる構成。終盤に向かうほど作品全体の緊張感が増し、読者として「誰をどこまで信じるべきか」を常に考えさせられ、とても面白かった。
    また、須和名の存在感が独特で、前面に出続けるタイプではないのに、ふとした場面で空気を変える不気味さが強く記憶に残る。
    全体として、派手な演出だけで押し切るのではなく、人間の疑念や欲望を丁寧に積み重ねていくタイプの作品で、先の読めなさと不穏さが楽しめた。

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    2026年05月19日
  • 黒牢城

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    10か月におよぶ籠城という閉ざされた空間で起きる怪事件を、城主荒木村重が城内の土牢に監禁していた当代きっての知恵者黒田官兵衛に助力をあおぎながら解決していくという、もっとエンタメに振り切った戦国ミステリーなのかと思ったら、ミステリー味のある堂々たる歴史小説だった。

    あまり幅広い作家の歴史小説を読んでいるわけでないので正確な指摘ではないかも知れないが、武将たちの作法の細かい描写(対面の時に会談の内容やお互いの身分によってどういう部屋が使われているか、戦時下なので武具を装備しているが、その時それらのどこまでを身に着けてどこは外しているか、軍議や伝令の合図の陣太鼓の使われ方や音の伝わり方、砦や城内

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    2026年05月19日
  • 黒牢城

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    歴史物と聞いてしばらく読まずにいたが、とんでもない。やはり米澤穂信だった。歴史物にこんな形で米澤穂信ミステリーが織り込まれるとは。史実を知らぬ方が最後まで楽しめた(だろう)。村重や官兵衛の情報が何もなくても最高のエンターテインメントを味わえるでしょう。

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    2026年05月18日
  • 倫敦スコーンの謎

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    どの話も面白かったけれど、羅馬ジェラートの謎が一番好きかな。あれはとても巧みだった。
    人が死なないミステリの面白さって、米澤先生から教えられてる気がする。

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    2026年05月18日
  • 倫敦スコーンの謎

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    推理小説ですが、ちょっとした悪意を推理するというのが私にとってちょうど良いです!小市民シリーズの好きなところですね。

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    2026年05月17日
  • 可燃物

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    葛刑事が事件をするまでの過程が丁寧に描かれており、実際に自分が刑事になって事件を解決していく気持ちになれて面白かった。
    事件を解決していくにあたり、関係機関から情報を集めていくのも、簡単に提供して貰えなかったりとリアルに描かれていたのが印象的だった。

    本作は表題作を含めた短編5作品となっているが、刑事側の登場人物は共通であり、事件の種類も異なっていて飽きずに読むことが出来た。
    どれも事件性が異なり、推理している気持ちになって面白かった。

    警察を志す人にはぜひ読んでほしい作品である。

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    2026年05月15日
  • ボトルネック

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    かなり読みやすかった。ミステリは添えられているだけで,タイトルを回収するための作品だった。
    米澤さんは,はじめにこの作品の構想があって,古典部シリーズなどで作文力を付けてから書いたらしく,昔から作品に込めたかったメッセージというものは強く感じた。
    高2くらいの時に読みたかった。

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    2026年05月15日
  • 倫敦スコーンの謎

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    待ちに待った「小市民シリーズ」相変わらずかわいいけれど鋭い小山内さんと小鳩くんの淡々としたやりとりが楽しい。長年にわたるシリーズなので読み直してみてもいいかなと思ったりする。

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    2026年05月15日