米澤穂信のレビュー一覧

  • 満願(新潮文庫)

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    短編集として1人の作家にふれるという意味でもとても良かった1冊
    表題の満願もとても良かったが個人的には柘榴の流れがとても良かった
    見える場面見せない場面の余白はミステリーだと特に顕著にものとして差が出てくるなぁと改めて思えて前編読後感としてはいい意味で引っ張られた

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    2026年02月22日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    日常系ミステリーと思って、侮っていた自分にビンタをしたい。
    解決編に入った伏線回収速度と、過去と現在を絡めた構成に鳥肌が立ちました。
    本当に米澤作品は、このスピード感があるからたまらない。

    読み始めはエピソードゼロと侮っていましたが、そんなことはなかった。
    至る所に叙述トリックが仕掛けられていて、見事に騙されました。

    個人的には本作が色々と考えさせられる内容で好きだな。
    なぜ小鳩君は小市民を志したのか、これが腑に落ちた。

    また本書あとがきで、ぼんやり思っていたことを言語化されていて満足。
    続編が4月に出るようなので、これまた楽しみが増えました。

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    2026年02月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

     本と鍵の季節とは全く違った作風でびっくりしました。同じ人が書いてるとは思えなかったです。5つの短編作品はどれも前半の穏やかさからは一変して、中盤で一気に不穏になり、この話どうなっちゃうんだ?という思いが強まり、一気に引き込まれました。語り部の皆さん、一見常識人っぽくて実はめちゃくちゃ狂ってて、読み手をすっごくゾクゾクさせてくれます。
     どの話も読む手が止まらなくなりましたが、「山荘秘聞」次いで「玉野五十鈴の誉れ」が好きです。山荘秘聞は、中盤で凄まじい違和感が出てくるのですが、語り部のお手伝いさんは一切そこに触れないので、なんか読み飛ばしたのか?って思ってしまいまいました。最後で一気に回収され

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    2026年02月21日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    この物語は放火犯を推理するものではなく、あくまで小鳩くんと小佐内さんの物語なんだとわかる素晴らしいストーリーでした。

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    2026年02月22日
  • 黒牢城

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    古典部シリーズを書く著者が、この作品も書けるのか。
    戦国時代を舞台にした推理小説でもあり、人間ドラマでもある。

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    2026年02月19日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    なんて..なんて至高のミステリー作品なんだ。
    ダークミステリー、考察が捗る短編集。
    キーワードと暗示が散りばめられていて解読絵画を見ているよう。本編には多くの小説が登場し、オマージュがあります。

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    2026年02月19日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編集でも全ての作品に読み応えがあって圧巻の一冊だった。どれか一つと言われても中々選べない、こんな短編集は珍しい。どの作品も文学的に感じるのは米澤先生ならではだと思う。とても楽しめました。

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    2026年02月19日
  • 王とサーカス

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    とても面白かった。政治的な緊張が伝わってきてアクションありちょっとした謎解きありで最初から最後までダレることなく読み切れた。書くことって難しい。

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    2026年02月18日
  • 本と鍵の季節

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    高校生の日常ミステリーという米澤先生ピッタリの話はやはり面白かった。謎解きの面白さも勿論あるけど、作品通しての空気感がとても良かった。

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    2026年02月18日
  • 栞と嘘の季節

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    前作から変わって栞の謎を追う長編だったが、謎にまつわる嘘を見抜きながら、謎解きが加速していく様はかなり読み応えがあって面白かった。米澤作品の高校生が醸し出す空気感も相まってとても良作だった。

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    2026年02月18日
  • 巴里マカロンの謎

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    スイーツ(と復讐)が大好きな子佐内さんに最高のご褒美を!

    今回は番外編ということで、陰で暗躍する子佐内さんはお休みでした。
    代わりに子佐内さんのかわいい様子を一冊丸々楽しめました。

    謎解きが少し物足りない気もするのは、子佐内さんに飼いならされているかもね。

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    2026年02月16日
  • 真実の10メートル手前

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    短編としての完成度が素晴らしい一冊
    そして太刀洗万智というキャラがわたしの好みど真ん中なので☆5にしました♡

    表題作の「真実の10メートル手前」のみ太刀洗万智の一人称で残り5編は太刀洗と行動を共にした人物からの事件、太刀洗の行動、手腕が語られます。

    ちょっと違和感を感じましたが米澤さんのあとがきで納得♪

    太刀洗の初出である「さよなら妖精」
    そして土瓶さんが高評価笑笑「王とサーカス」
    この二作品は絶対読まなければ!!

    久しぶりの米澤穂信だったけどこの方やっぱ上手いなぁ…

    偉そうにいいました( ̄▽ ̄)笑


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    2026年02月14日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    9年ぶりの感想登録であることに驚愕。
    久々に、「著書」ではなく「作品」を読み、自分なりに思うことがあったのでネタバレありで書いてみる。

    前提として、当方は、秀逸なオチを提供してくれるなら読後感問わず評価する雑食系であることを断っておく。
    この前書きから察せられるとおり、本作には痛快な話運びや登場人物への深い共感といったエンタメ要素はほぼないと言ってよいだろう。読み手の心に仄暗い陰を落とすような物語を、丁寧な心情描写と起承転結でくるんで、この世界のどこかで起きているかのようなリアリティに浸してお出ししてくる小説である。

    前述した当方の価値観に照らすと、本作品に対する評価は文句なしの☆5である

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    2026年02月14日
  • 王とサーカス

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    ミステリーとしてはイマイチ納得と理解が伴わなかったが、ジャーナリズムに対して日々感じている違和感や欺瞞といったものが描かれていて、単純に物語やメッセージとして興味深かった。

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    2026年02月12日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    皮肉の利いた会話を楽しむなら、やはりこの二人が一番。

    放火事件の犯人は予想していた通りだった。
    しかし今回も子佐内さんが何枚も上手...というか、やり方が狡猾だと思ったけど
    最後の一文で笑ってしまった、そうだ、彼女も女の子だったと。

    これに気付かないのは、私も小鳩君側の人間だったのかもしれない。

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    2026年02月11日
  • 黒牢城

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    歴史もの特有の文体ではあるが、一文が簡潔に纏められていて読みやすい。その文体もかっこいい。

    ミステリー4冠史上初制覇、だったり本の裏のあらすじにも2人の探偵が四つの事件を推理する、と銘打たれていて、かなり謎解きに期待していると、それは満足できないかもしれない。

    けれど、物語として、おもしろい。

    この本はいつか読もうと思っていて、
    積まれたままになっていたが、
    2026年3月に映画化されるということでその前にと、漸く読んだ。

    あらすじにも書かれているようにこの話には四つの事件があり、そのため、映画よりドラマの方が合うのでは、と素人ながら思っていたが、
    読み終わってみると映画も合うのかもし

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    2026年02月11日
  • 黒牢城

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    荒木村重殿は織田信長に反旗を翻し、強固な有岡城にて籠城しています。
    織田信長に反乱を目論みるも、同盟を組んだはずの毛利家は来ず、織田に攻められた家来たちは続々と開城(降伏)していきます…
    攻めたいのになかなか攻められません!
    悶々とする将達ですが、そんな中城内でも色々なことが起きます。
    戦国時代を舞台とした物語なので、てっきり敵との戦闘描写がずっと続くものかと思っていましたが、そうではありませんでした。
    村重と一緒に塾考していきますが、もう無理…となったタイミングで囚人•黒田官兵衛に策を求めるのです。
    官兵衛はとんでもないキレ者で、話を聞くやすぐに答えにたどり着いてしまいます。
    戦国時代もので

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    2026年02月11日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    気付けば掌の上で転がされていた。所々に伏線が張り巡らされていてもっと丁寧に読めば良かったなと思った。前作の春期と異なり、長編ミステリになっており全てが繋がった時に各章を読み直してしまうほど面白かった。

    小山内さんは自分が拉致され連れていかれる場所を予め知っていたのだろうか。予測していたのだろうか。
    そうでないのにあのメールを小鳩君に送っていたのなら天才すぎる。

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    2026年02月09日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    登場人物の操る糸が、幾重にも折り重なった蜘蛛の巣のような上巻だった。
    探偵役の小鳩君がどのように紐解いていくのか非常に楽しみである。

    もちろん幾重にも罠を張って、獲物が引っかかるのを待つのは彼女だろう。
    ただもがけばもがくほど、蜘蛛の糸は絡まるもの。
    彼女の忠告が下巻でどのように絡めとるのか、展開を考えている時間が楽しい。

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    2026年02月05日