米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。
時代小説なのになんでこんなに読みやすいんだろう。不思議。スラスラ読み終わってしまった。
村重さん、最初は結構スマートに感じるし、周りの部下を存分に動かして事件解決に取り組むのがカッコいい。
あと一歩及ばず官兵衛に頼らざるを得なくなる。なるほど、羊たちの沈黙なのか。
次から次へと事件が舞い込む村重さんに同情してくる。とともに、こんなに事件解決に奔走していて大丈夫か?とも思う。相手はあの織田信長なので、読者目線はもう絶望しかない。
腕っぷしの側近たちはどんどん死んでいく。戦とは関係ない場所で。なんだこれは。
黒田官兵衛がとにかく不気味。こんなに気味の悪い安楽椅子探偵が唯一話の -
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ネタバレついにシリーズ完結!面白かったー。小鳩君と小左内さんの出会い、小市民を目指すきっかけとなった事件がようやく明かされた。そしてまさかの小鳩君が車にはねられたり、殺されそうになったりするという。今まで日常の謎を解いてきたのに。でも小左内さんは誘拐されたり暴行されたりしてたか。自ら仕組んでいるとはいえ。こんな急に憎んでた人間を見つけたとて、すぐ車で突っ込むなんてことができるんだろうか、とは思うけど。そしてそんなに小鳩君が恨まれる理由がいまいち腑に落ちないけど。兄弟がバラバラにされるのは珍しい気がするけど。そして日下君が自殺未遂したのはやっぱりショック。何でよ。そこがはっきりとはされてなかった。しかし
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Audibleにて。
高二の夏休み、小鳩君と小佐内さんは、スイーツ巡りに勤しむ…そんな、小市民のキラキラ青春ストーリーだと思っていました。
しかし、前作のラストで感じた不穏な雰囲気がまたしても!!
それも、春夏秋冬とシリーズは続くのだから、夏は起承転結の承でしょ、と思っていたのに、いきなりの転に気持ちがついていけませんでしたΣ ( °꒫°│ .′.′
二人の関係に変化が訪れます。
小市民になりたい、だけどなれない二人。前作でも思ったけれど、やっぱり自分を押し殺しているとムリが出てきますよね…
そんな、複雑な捻れた気持ちをお互い理解しすぎているからこそうまくいかないのか…でもそれこそが青春だよな -
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実際にあったネパール王族殺害事件。
海外旅行特集の取材でたまたまカトマンズに居合わせた大刀洗万智はさっそく取材を始めるが…。
いわゆる「探偵推理ものミステリ」への強烈なアンチテーゼとなっており、それが万智の苦悩と葛藤に繋がっていて心情に引き込まれました。
ただ事件を取材して記事を出したい万智に対し
・捜査権限のない記者がなぜ首を突っ込むのか
・「軍の恥」である事件を記事にする事はネパールにとってなんのメリットがあるのか
・王族殺害を「刺激的な娯楽」に仕立て上げてるのは誰なのか(王とサーカス)
無条件で真相解明する事が許されてる「探偵もの」対し、万智は記者としての存在意義を問われる。
事 -
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ネタバレ4.5くらい。
どれも面白かった。
お菓子と謎解き。
謎がお菓子の構造とかかった構成で面白かった。
「桑港(サンフランシスコ)クッキーの謎」
1年の2月の話。
p.25
「よし、焼こう」
「ばかやろう」
返しのテンポがいいなあ。
p.32
「小佐内さんのタイプってどんなひと?」
「ええと」
ひとしきり考えた、ようやく出てきた答えは、
「エカテリーナ二世……?」
だった。どうして。
この二つの場面が特に好き。
丹念に調べ上げるのが高校生離れしているけれど、これくらいの胆力が無いといけないものだよなとも納得できる調査と推理で面白かった。
美術=絵画という固定観念を造形という立体物として -
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読み終えて、強く残ったのは、主人公・荒木村重の「孤独」だった。
村重は有岡城の城主である。殿様であり、多くの家臣を率いるリーダーである。当然、周囲にはたくさんの人間がいる。命を懸けて戦ってくれる家臣もいる。
それなのに、村重は孤独である。
読みながら考えていたのは、「一人で決める」ということの重さだった。
第一章「雪夜灯籠」では、人質である安部自念をめぐる事件が起きる。
村重は自念を殺さないと決めた。しかし、その下知に背き、自念を殺した者がいる。
命令違反ならば処罰すればよい。だが、それほど単純ではない。
敵を殺した味方を処罰すれば、家臣たちはどう思うのか。処罰される者をかばう人 -
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ネタバレタイトル回収が秀逸。
米澤穂信さん作品で一番好き。
「想像力が足りない」「人生の岐路」という言葉はものすごく心に刺さったし生き方が変わった。
自分がいない世界や存在しない兄弟を想像した経験は少なからず皆あるのでは。
その答えが残酷すぎる。
主人公だって最初から無気力だったわけではないがあの夜を起点に打ちのめされたのだと思う。
最善の言動など分かるわけがないし、中学生に負わせすぎといった話だが。
あんな状態で元の世界に戻さないでやって!
恨むのも筋違いだろ… 悲しい。
個人的には主人公は元の世界で立ち直れていないと思う。
生涯ボトルネックのない世界と絶えず比較しながら進まざるを得ないの