米澤穂信のレビュー一覧

  • 本と鍵の季節

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    堀川と松倉の、皮肉のきいたテンポのいい会話が面白く、時々ふふっと笑ってしまう場面もあった。
    ミステリとしては、複雑過ぎてわからなくなることもなく、張り巡らされた伏線もきちんと回収されていて読みやすかった。
    どの話も最後には、事件は解決するけどちょっとビターな?ほの暗い?雰囲気で終わるのが好みだった。
    もっとライトな小説かと思っていたので良い意味で裏切られた。
    続編も出ているとのことなので、ぜひ読みたい!

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    2026年03月22日
  • 満願(新潮文庫)

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    初米澤穂信作品。とても面白かった。短編集で読みやすい。物語の方向性に予想がつくものもあったけど、最終的に驚くがほとんど。人間の業の深さを感じたし、最後にザワっとする感じがとても楽しかった。ほかの作品も読んでみたい。

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    2026年03月22日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    最初に氷菓を呼んだのは中学生のころだった.アニメから原作に入った勢.そこから遠回りする雛までは発売直後に購読していたが,いろいろあって読書から離れてしまった.続編が出ていたことは知っていたがようやく読むことができた.
    本当に面白かった.高校を舞台にした内容のせいなのか,また氷菓シリーズを中高の教室で読んでいた私自身の記憶のせいなのか,強烈なノスタルジアが襲ってくる.教室の埃のにおいと木の机のにおいが漂ってくるよう.大した青春時代なんで過ごしていないのにねえ.
    中身は短編集でどれも面白かった.学校生活で生じたちょっとした謎をホータローや古典部の面々が解決していく.中々千反田さんがでてこないと思っ

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    2026年03月22日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    面白かった。
    ミステリーとしてはチーズケーキの話が1番好き。
    あげぱんの話もアニメで見た時から大好き。

    古城さんの家族周りの事や小山内さんとの距離感の話などから、あまり明るいオチにはならないんじゃないかと思っていたけどそんな事はなく、暗いものもありつつもかなりハッピー(主に小山内さん)な終わり方で清々しい。

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    2026年03月19日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    小市民シリーズの短編集。
    発売日に買ってからかなり寝かせてしまい…メインストーリーは完結済みだが、近々短編集の第二弾が出るとのことで追いつきたく。

    久しぶりにダークな小鳩君と小山内さんを垣間見つつ、相変わらず面倒臭いなこの二人と笑
    謎は手堅いが、そこまで重々しくもなく、ちょうど良い塩梅。圧倒的な読みやすさ。

    次はとうとう冬。完結が寂しく寝かせてしまったが、いよいよ読もうかな。

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    2026年03月16日
  • 満願(新潮文庫)

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    満願とは望みが満たされること。
    彼や彼女らは望みが満たされたのだろうか。背中がすーっと薄ら寒くなるような「死人宿」にページを捲るたびに状況が悪化する「万灯」など1編ごとに深呼吸が必要な緊張感溢れる珠玉の短編集。
    全部が面白い短編集は中々ないですよね。

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    2026年03月14日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    米澤穂信の文体はするする読める。高校卒業後もふたりの関係がきっと続いていく感じ、素敵だなあ。最初の頃の殺伐とした感じとはずいぶん違うよね。感情がある。
    そしてどんどん事件が大きくなってきたけど、これはもう続編てないのかな。ここで終わりなのかな。さみしいけど、きれいな終わり方かなとも思ったり。

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    2026年03月14日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    わたしたちの伝説の一冊がなんとも言えず心に残った。多分アニメのクドリャフカの順番の回を思い出して、なんだと思う。

    ところで、これで古典部終わりじゃないよね!?米澤さん!

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    2026年03月13日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    最後の放火現場でのシーン、終盤まで体面しなかった2人がようやく出会い、不謹慎ながらも目の前での火災や建物の破壊など高揚を感じてしまう異様な状況も加わり独特な楽しさがあった

    瓜野君が小山内さんにボコボコにされている様子は可哀想でもあるがまあ正直それまでの振る舞いを思うと痛快
    氷谷君が犯人だったと知った時や月報船戸の放火事件締め括り記事を読んだ時のリアクションも知りたい それはあんまりにもあんまりか

    最後小山内さんと小鳩君が独自の言い回しで相手への想いを告げるのがとても良い

    面白かった

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    2026年03月12日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    アニメを先に見ています
    アニメでは小鳩君の心理描写や仲丸さんとの謎解きが省略されていたのでそこのところ新鮮で面白い
    堂島健吾、それまでもかっこよかったが部長としての振る舞いがまたかっこいい
    小鳩君の最後の仲丸さんへの興味の薄さ?と言っていいのか びっくりしちゃった

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    2026年03月12日
  • 黒牢城

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    まさか黒田官兵衛を安楽椅子探偵ものにするとは…

    ミステリあんまり読んだことない日本史、特に戦国時代大好きな人に超オススメできる。米澤穂信さんらしく、ダークな雰囲気が戦国時代の牢獄とベストマッチしてます。米澤さんにハマるきっかけとなった本、ぜひまだの人は読んでみてほしい。

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    2026年03月11日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

    読書中知らない単語が出てきたら字引で調べる習慣は多くの読者が抱えているだろうが、本著では話に夢中になるあまりそれを後回しにしていた。して、それが幸いする話だった。

    各話それぞれに共通点は『バベルの会』以外特段無かったが仄暗い生活の中に猟奇を見出す令嬢、小間使い達に魅了された。

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    2026年03月10日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    主人公にとてもとても共感した。
    共感しすぎて、もはや自分自身のことを書かれているような気がした。
    どうすることもできないと思っていたことが、実は自分のせいだったと理解したときの苦しさ。
    想像力と行動力のあるサキのいる世界と大抵のことを受け入れ何もしなかったリョウのいる世界との違いを見せつけられるのは辛過ぎる。

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    2026年03月09日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    場面展開は少なく一場面での情報量が多いはずなのに、すっと入ってくる上手さに驚きました。
    また、2つの世界の異なる点が徐々に明らかになることで、リョウの考えやこれまでの行動が否定され、自分が唯一本物だと思っていたノゾミへの気持ちも自己愛だったことに衝撃を受けました。
    一方で、リョウの世界の方が好転的になっている側面もあったかもしれないけど、最後のメールによってその僅かな可能性すらも否定されたような気持ちになりました。
    今のリョウにどんな言葉をかけても、兄のような薄っぺらいものにしかならないと思うけど、遊歩道の道を歩んで欲しいなと思いました。

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    2026年03月07日
  • 本と鍵の季節

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    この本はら図書委員を務める堀川と松倉による青春ミステリー小説だった。2人ともタイプの違う高校生だがそれぞれの視点から謎解きをする様がおもしろかった。
    特に913と最後の2話が面白かった。どちらとも思いもよらない最後でサクサクと読み進めることができた。

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    2026年03月07日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    こ、これは、やば…。
    米澤穂信とは一体何者なのか…
    ちょっとそこらの作家とは格が違うわな。
    いや、すごい。小説の持つ本来の力を再認識させられましたわ。
    ミステリーがどうの、どんでん返しがどうの、とか云うレベルの小説ではないよね、これ。
    一流のミステリーであることは当然として、本作は知性、知識のみならず、反道徳、反社会的な毒気まで内包してましてね。
    米澤穂信がミステリーに精通しているのは理解できるのだが、作中ではバタイユや澁澤龍彦まで言及しとる訳で…。そいや昔、悪い事でもしているかの様にドキドキしながらバタイユを読んだことを思い出しましたわ。
    いやー、最近は読書をいち娯楽としてしか扱ってなかった

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    2026年03月07日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部員たちの葛藤や成長に触れられた。
    そんな作品でした。

    彼らの変化、成長のきっかけとなってくれた
    彼女に対して、
    次は彼らが向き合う番なのかもしれないですね。

    短期的な利害関係でなく、
    本気で向き合うことができるって青春だな〜

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    2026年03月03日
  • 黒牢城

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    重厚な作品ではあるが読み易く、ページをめくる手が止まらないとても面白かった作品
    ミステリーと歴史小説の良いとこどりで楽しめた
    全体的に既視感をずっと感じていたが解説で納得、ラストもとても良かった

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    2026年03月01日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    文体も構成も素晴らしい。短編なのに全話に感想を言いたくなってしまった。

    身内に不幸
    毎年、兄の命日に死者が出る! なんでかっていうとね、合宿に行きたくないから! ってなんじゃそりゃ。悪くないが中では最下位。

    北の館
    自らの利益のためなら他者を殺すことに躊躇いがないという六綱の血。早太郎、光次郎、詠子の兄弟は上流家庭で育ったせいで牙が鈍化したが、貧乏なあまりがその血を最も濃く受け継いでいたことに納得。

    山荘
    恐怖小説のふりをした、おもてなし大好きメイドの話。見事な逆ドンデンでした。誰も殺してないじゃん。それどころか金塊あげてる笑

    五十鈴
    五十鈴がとにかくかわいい。しかし赤子蒸し焼きはグロ

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    2026年02月28日
  • 折れた竜骨 下

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    ファンタジーそしてミステリー、早く先が読みたいと強く思わせる作品でした。ファンタジーばかり読んできましたが、この小説がミステリー小説を読むきっかけをくれました。

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    2026年02月28日