米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は「本と鍵の季節」に続き〈図書委員シリーズ〉の第2作目です。
本書(2作目)から読まれても何もわからなくて楽しめないってことはないと思いますが、前作の事を語ったり、前作の事件の事を話題に出すととある人が顔をしかめると言った、細かい所でふふっとなる事ができますので、是非「本と鍵の季節」(1作目)から読まれることをお勧めします。
米澤穂信さんの小説はほんとにノリが好きでどんな場面でも常に面白いから大好きです。
あと語ってないし、物語には関係ないが気づいたら?嬉しいと言った隠し要素があったりしてそんなところも大好きです。
米澤さん!早くまたあの二人の話を読みたいです!
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Posted by ブクログ
米澤さんのショート集。小説をずっと読んできたが、ここで随筆的、リラックスして力が入ってない文章もまた、素晴らしい世界観を与えてくれる。
サッカーの中村選手の引退会見で、原動力を聞かれて、うまくなりたいから、と答えたこと。そして、よそいきの理由がその次に続く、サッカーが好きだから。でも、うまくなりたいというのは、その仕事を続けるやっぱり原動力んだなと感じたという文章が印象的だった。誰しも、うまくなりたいじゃないですか、でもそれをうまくなりたいから続けて行くことって、結構大変だ。それは、好きこそ物の上手なれ、という慣用句にもあるとおりで、好きだからというのが理由なんだと思っていた。でも、うまくなりたいという衝動こそが、その原動力でいいんだという風に思うと、自分の仕事もまたそうなんだろう。スパゲッティの最近の復権を喜ぶ話もまた秀逸。パスタという言葉よりも随分前からスパゲッティはその市民権を得て、ロングパスタの代名詞として活躍してきたのに、なんだか古いという印象与えてだんだん肩身の狭い思いをし、言語的には淘汰されかかっていたという話。言葉に注目して世の中をみると、なんと面白いんだろうか。
キッチンというくくりの食に関するショートもなかなか。お米を炊くという行為を土鍋でやられているということも共通点ながら、冬瓜がすきというコラムでも四川飯店を想像させる。
もうひとつ、圧倒的な作品はマリオについて。なぜ、マリオが穴に落ちても、1−1のスタートからやり直せるのか、この自明とも言える事態を、シナリオ別に考察するというバカバカしい内容。でも、ぐっと引き込まれる。なぜなら、マリオが穴に落ちていく、このシュールな状況を、子供ながらにシュールだなと思っていたからだ。
日常の日の当たっていない、面白いことに光を当てるエッセイ的な要素を談話集として集めた素敵な作品でした。 -
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葛
主藤
桜井
小田
桐乃
宮下
佐藤
村田
飯塚
笹尾
川村
榊野
新戸部四郎
年嵩
伊村
蓮井
三田村
崖の下
芥見正司
浜津京歌
後東陵汰
水野正
下岡健介
額田姫子
ねむけ
金井みよ子
田熊竜人
水浦律治
大島医師
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古賀久
岡本成忠
紙川翔祐
鈴木泰輔
命の恩
服部央
野末晴義…裕子
野末勝
荒川悠斗
宮田村昭彦…香苗…一彦…聡子
井沢登志夫
徳安康一郎
豊岡優美
可燃物
磯俣洋一
谷村康太郎
下西美礼…久太
坂田章清
三田高生
幡野
小河峰雄
大野原孝行
宇佐みどり…吾郎
藤谷
岩出友幸
高柳充
日比谷洋祐
本物か
小峰徹次
長菅麻奈美
横井なつめ
川野
志多直人…春太
代崎恵
倉本香里
安田明治
王春美
青戸勲
久島一伸
湯野有加里
鈴村照星
辻川花
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Posted by ブクログ
下巻は解決編。
作者の手のひらの上で転がされていたことは否めません。
ネタバレなしで説明することは難しく、どうにももどかしいのですが、いや〜面白かった!
小佐内さんと小鳩くんはやっぱり似たもの同士なんだなぁ、と。
2人で話すシーンに出てくるマロングラッセと栗きんとんの作り方の違い。
なるほど、題名の栗きんとんはここで回収されるのね。
栗きんとんをめぐる2人の攻防戦も楽しかった。
ラストは笑っちゃった。
この感じ、私は嫌いじゃない、いやむしろ好みです!
シリーズを重ねるごとに面白くなっていってる気がします。
次は冬へいきたいところですが、とりあえず刊行順に短編集『巴里マカロンの謎』を読もうかなと思います。