米澤穂信のレビュー一覧

  • 儚い羊たちの祝宴

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    こ、これは、やば…。
    米澤穂信とは一体何者なのか…
    ちょっとそこらの作家とは格が違うわな。
    いや、すごい。小説の持つ本来の力を再認識させられましたわ。
    ミステリーがどうの、どんでん返しがどうの、とか云うレベルの小説ではないよね、これ。
    一流のミステリーであることは当然として、本作は知性、知識のみならず、反道徳、反社会的な毒気まで内包してましてね。
    米澤穂信がミステリーに精通しているのは理解できるのだが、作中ではバタイユや澁澤龍彦まで言及しとる訳で…。そいや昔、悪い事でもしているかの様にドキドキしながらバタイユを読んだことを思い出しましたわ。
    いやー、最近は読書をいち娯楽としてしか扱ってなかった

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    2026年03月07日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部員たちの葛藤や成長に触れられた。
    そんな作品でした。

    彼らの変化、成長のきっかけとなってくれた
    彼女に対して、
    次は彼らが向き合う番なのかもしれないですね。

    短期的な利害関係でなく、
    本気で向き合うことができるって青春だな〜

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    2026年03月03日
  • 黒牢城

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    重厚な作品ではあるが読み易く、ページをめくる手が止まらないとても面白かった作品
    ミステリーと歴史小説の良いとこどりで楽しめた
    全体的に既視感をずっと感じていたが解説で納得、ラストもとても良かった

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    2026年03月01日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    文体も構成も素晴らしい。短編なのに全話に感想を言いたくなってしまった。

    身内に不幸
    毎年、兄の命日に死者が出る! なんでかっていうとね、合宿に行きたくないから! ってなんじゃそりゃ。悪くないが中では最下位。

    北の館
    自らの利益のためなら他者を殺すことに躊躇いがないという六綱の血。早太郎、光次郎、詠子の兄弟は上流家庭で育ったせいで牙が鈍化したが、貧乏なあまりがその血を最も濃く受け継いでいたことに納得。

    山荘
    恐怖小説のふりをした、おもてなし大好きメイドの話。見事な逆ドンデンでした。誰も殺してないじゃん。それどころか金塊あげてる笑

    五十鈴
    五十鈴がとにかくかわいい。しかし赤子蒸し焼きはグロ

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    2026年02月28日
  • 折れた竜骨 下

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    ファンタジーそしてミステリー、早く先が読みたいと強く思わせる作品でした。ファンタジーばかり読んできましたが、この小説がミステリー小説を読むきっかけをくれました。

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    2026年02月28日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    小市民シリーズ
    本当に最高だった
    キラキラした青春というより綺麗なセピア色になりそうな雰囲気
    アニメから入って、原作を読み始めた。
    春夏秋と来て冬を今日、やっと読み終わった
    アニメも面白かったけれども原作の雰囲気がやはり素敵でコーヒー片手にカフェで読んでいるような小粋さを感じる

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    2026年02月28日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    母が亡くなった真相は父親だけが知っていた。22年後に娘は父が書いた小説を探す。
    解説を読んでこれは、リドルストーリーという形式だと知った。結末がない物語という意味らしい。その中で東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」が上がっていたが、そういえばあれは最後の変わった話だったと思い出した。なんだか消化不良になりそうな感じだったが、そういえば似たようなものも読んだことがある、そういう形式のものだったのか。それで結末はどうなるの?自分で考えるの?というコメントも見たことがある。

    読後感が余りよくなかったので、形はなんとも言い切れないが、この「追想五断章」は面白かった。

    結末はある、真相も分かる。でも

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    2026年02月28日
  • 時の罠

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    時の流れをテーマにした短編で面白かった。女性二人はタイムカプセルの話だったが、作風のように優しい読後感が残っている。万城目学さん、米澤さんは才能かなぁ着想が面白かった。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    読書は甘辛で行く。ソフトとハード。刺激と慰撫、頭とハート。その他いろいろで、ほろりとしたり、背筋が凍ったり、一日の出来事だったり何世代にもわたる大河が流れていたりする。でも日常の読書の味付けは甘辛が気分転換にいい。

    この短編集は、甘辛がミックスされそれもいい塩梅な配合で出来がよく、読後のレビューも書きやすくて、ありがとうと一礼をした。時の

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    2026年02月28日
  • 満願(新潮文庫)

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    ぞくっとさせるのがうますぎる米澤穂信。
    特に設定が面白かったのは夜警と万灯。
    万灯は連続ドラマ化してほしいくらい。(その時はドラマ用の脚本で、主役を殺人事件の刑事にしてほしい。警察目線で追って、小説の内容を真相の回想にしたら面白そう)
    米澤作品は短編しか読んでいないので、そろそろ長編にも手を広げたいな。

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    2026年02月26日
  • 巴里マカロンの謎

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    小市民シリーズ。
    日常に出てくる謎に巻き込まれる小佐内さんとその謎に挑む小鳩くん。いいコンビだなー。
    人が死なないミステリなのに完成度が高い。そして色々なことに心の中でツッコミを入れる小鳩くんがたまらない。

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    2026年02月24日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編集として1人の作家にふれるという意味でもとても良かった1冊
    表題の満願もとても良かったが個人的には柘榴の流れがとても良かった
    見える場面見せない場面の余白はミステリーだと特に顕著にものとして差が出てくるなぁと改めて思えて前編読後感としてはいい意味で引っ張られた

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    2026年02月22日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    日常系ミステリーと思って、侮っていた自分にビンタをしたい。
    解決編に入った伏線回収速度と、過去と現在を絡めた構成に鳥肌が立ちました。
    本当に米澤作品は、このスピード感があるからたまらない。

    読み始めはエピソードゼロと侮っていましたが、そんなことはなかった。
    至る所に叙述トリックが仕掛けられていて、見事に騙されました。

    個人的には本作が色々と考えさせられる内容で好きだな。
    なぜ小鳩君は小市民を志したのか、これが腑に落ちた。

    また本書あとがきで、ぼんやり思っていたことを言語化されていて満足。
    続編が4月に出るようなので、これまた楽しみが増えました。

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    2026年02月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

     本と鍵の季節とは全く違った作風でびっくりしました。同じ人が書いてるとは思えなかったです。5つの短編作品はどれも前半の穏やかさからは一変して、中盤で一気に不穏になり、この話どうなっちゃうんだ?という思いが強まり、一気に引き込まれました。語り部の皆さん、一見常識人っぽくて実はめちゃくちゃ狂ってて、読み手をすっごくゾクゾクさせてくれます。
     どの話も読む手が止まらなくなりましたが、「山荘秘聞」次いで「玉野五十鈴の誉れ」が好きです。山荘秘聞は、中盤で凄まじい違和感が出てくるのですが、語り部のお手伝いさんは一切そこに触れないので、なんか読み飛ばしたのか?って思ってしまいまいました。最後で一気に回収され

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    2026年02月21日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    この物語は放火犯を推理するものではなく、あくまで小鳩くんと小佐内さんの物語なんだとわかる素晴らしいストーリーでした。

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    2026年02月22日
  • 黒牢城

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    古典部シリーズを書く著者が、この作品も書けるのか。
    戦国時代を舞台にした推理小説でもあり、人間ドラマでもある。

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    2026年02月19日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    なんて..なんて至高のミステリー作品なんだ。
    ダークミステリー、考察が捗る短編集。
    キーワードと暗示が散りばめられていて解読絵画を見ているよう。本編には多くの小説が登場し、オマージュがあります。

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    2026年02月19日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編集でも全ての作品に読み応えがあって圧巻の一冊だった。どれか一つと言われても中々選べない、こんな短編集は珍しい。どの作品も文学的に感じるのは米澤先生ならではだと思う。とても楽しめました。

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    2026年02月19日
  • 王とサーカス

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    とても面白かった。政治的な緊張が伝わってきてアクションありちょっとした謎解きありで最初から最後までダレることなく読み切れた。書くことって難しい。

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    2026年02月18日
  • 本と鍵の季節

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    高校生の日常ミステリーという米澤先生ピッタリの話はやはり面白かった。謎解きの面白さも勿論あるけど、作品通しての空気感がとても良かった。

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    2026年02月18日