米澤穂信のレビュー一覧
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日常系ミステリーと思って、侮っていた自分にビンタをしたい。
解決編に入った伏線回収速度と、過去と現在を絡めた構成に鳥肌が立ちました。
本当に米澤作品は、このスピード感があるからたまらない。
読み始めはエピソードゼロと侮っていましたが、そんなことはなかった。
至る所に叙述トリックが仕掛けられていて、見事に騙されました。
個人的には本作が色々と考えさせられる内容で好きだな。
なぜ小鳩君は小市民を志したのか、これが腑に落ちた。
また本書あとがきで、ぼんやり思っていたことを言語化されていて満足。
続編が4月に出るようなので、これまた楽しみが増えました。 -
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ネタバレ本と鍵の季節とは全く違った作風でびっくりしました。同じ人が書いてるとは思えなかったです。5つの短編作品はどれも前半の穏やかさからは一変して、中盤で一気に不穏になり、この話どうなっちゃうんだ?という思いが強まり、一気に引き込まれました。語り部の皆さん、一見常識人っぽくて実はめちゃくちゃ狂ってて、読み手をすっごくゾクゾクさせてくれます。
どの話も読む手が止まらなくなりましたが、「山荘秘聞」次いで「玉野五十鈴の誉れ」が好きです。山荘秘聞は、中盤で凄まじい違和感が出てくるのですが、語り部のお手伝いさんは一切そこに触れないので、なんか読み飛ばしたのか?って思ってしまいまいました。最後で一気に回収され -
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ネタバレ9年ぶりの感想登録であることに驚愕。
久々に、「著書」ではなく「作品」を読み、自分なりに思うことがあったのでネタバレありで書いてみる。
前提として、当方は、秀逸なオチを提供してくれるなら読後感問わず評価する雑食系であることを断っておく。
この前書きから察せられるとおり、本作には痛快な話運びや登場人物への深い共感といったエンタメ要素はほぼないと言ってよいだろう。読み手の心に仄暗い陰を落とすような物語を、丁寧な心情描写と起承転結でくるんで、この世界のどこかで起きているかのようなリアリティに浸してお出ししてくる小説である。
前述した当方の価値観に照らすと、本作品に対する評価は文句なしの☆5である -
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歴史もの特有の文体ではあるが、一文が簡潔に纏められていて読みやすい。その文体もかっこいい。
ミステリー4冠史上初制覇、だったり本の裏のあらすじにも2人の探偵が四つの事件を推理する、と銘打たれていて、かなり謎解きに期待していると、それは満足できないかもしれない。
けれど、物語として、おもしろい。
この本はいつか読もうと思っていて、
積まれたままになっていたが、
2026年3月に映画化されるということでその前にと、漸く読んだ。
あらすじにも書かれているようにこの話には四つの事件があり、そのため、映画よりドラマの方が合うのでは、と素人ながら思っていたが、
読み終わってみると映画も合うのかもし -
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荒木村重殿は織田信長に反旗を翻し、強固な有岡城にて籠城しています。
織田信長に反乱を目論みるも、同盟を組んだはずの毛利家は来ず、織田に攻められた家来たちは続々と開城(降伏)していきます…
攻めたいのになかなか攻められません!
悶々とする将達ですが、そんな中城内でも色々なことが起きます。
戦国時代を舞台とした物語なので、てっきり敵との戦闘描写がずっと続くものかと思っていましたが、そうではありませんでした。
村重と一緒に塾考していきますが、もう無理…となったタイミングで囚人•黒田官兵衛に策を求めるのです。
官兵衛はとんでもないキレ者で、話を聞くやすぐに答えにたどり着いてしまいます。
戦国時代もので