米澤穂信のレビュー一覧

  • ボトルネック

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    ネタバレ

    曇り空の様な締めくくりであるのに、何故かモヤモヤを感じさせない不思議な収まりの良さを感じる。それは恐らく、広げられた風呂敷が主人公の絶望一点に向かって綺麗に折り畳まれていくような、何とも言えぬ満足感があったから。

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    2026年06月14日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    積読していたが、映画化されると聞いて手に取る。歴史小説は苦手意識があったが、読み始めると短編になっていたのと、米澤穂信さんの読みやすい文章で思っていたよりスルスルと読めた。映画の公式ホームページの相関図を見ながら読めたのもあって、イメージが湧きやすかった。歴史ならではのミステリーになっていて、全体を通してじわじわと感じる違和感みたいなものに急かされて一気に読み終えた。

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    2026年06月13日
  • 黒牢城

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    歴史小説とミステリが見事に融合した作品。
    各事件の首謀者は見当がついたが、さらに奥深くで動いていた策謀には全く気付かず。そういう意味では気持ちよく騙された。
    いわゆる「動機」が史実を踏まえて構成されているので物語に迫力・説得力がある一方、後日談に今度は時代背景を逆手にとった逆転劇が用意されていて、大満足の読書体験ができた。
    この面白さをどう映像化するのか?映画の公開が楽しみ。

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    2026年06月14日
  • 本と鍵の季節

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    美人のせなさんについて。常に周りをざわつかせるほどの美人ているかな?と思いました。「美人」は容姿だけで人を惹きつけるのではなく、やはり中身の魅力、中身とのバランスに惹かれるのだと思います。米澤作品は『満願』にもすごい美人が出てきて、その「美人さ」が話の軸になりますが、ハッとするほどの美しさって刹那的だからハッとするんであって、継続的な美しさはやはり中身あってのものでは?と思ってしまいました。
    とは言いつつも、めちゃめちゃ面白かったです。

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    2026年06月10日
  • 王とサーカス

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    主人公を通して、情勢が大きく変わるカトマンズの情景や生活を垣間見られるところが、まずよい。主人公の思慮深く落ち着いた性格もよい。伏線が多く、話の展開は先に読めるが、筆力で引き込まれて物語を楽しめた

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    2026年06月10日
  • 満願(新潮文庫)

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    ミステリーというか不思議なオチがある短編集。どの話も面白かった。出だしから状況がつかめて、静かなトーンながら迫力ある描写が続き、最後は意外な方向へ。スリルもありますが、話自体に惹きつける力があり没頭させられる。誰かの願いが完全に叶う。だから満願。大好き度❤️❤️

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    2026年06月10日
  • 倫敦スコーンの謎

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    完結した小市民シリーズの番外編を読むことができて嬉しい。

    小鳩くんは何を考えているのか分からない子だと思っていました。でも、小市民シリーズの完結を見届けた後に読むと傷ついた人に寄り添う心ももっている子なのかなと新しい気づきがありました。
    もう一度、最初からシリーズを読んで小鳩くん、小山内さんの日常を振り返りたいです。

    最近、日本1になったジェラートを食べる機会があり、羅馬ジェラートの謎の小鳩くんのジェラートの表現がしっくりきました。米澤先生はミステリーだけでなく味の表現も素晴らしいと思います。

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    2026年06月09日
  • 倫敦スコーンの謎

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    完結したのにまた読めるなんて嬉しい!!
    相変わらずの距離感の2人が愛おしい。相変わらず出てくる食べ物全部食べたくなる。
    少しビターな真相も好き。
    短編ながら最後に繋がってくるところがたまらない。
    全部面白いけど、ジェラートがより好みかも。
    終盤の先生との会話がめっちゃ小鳩って感じで最高でした。

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    2026年06月09日
  • 王とサーカス

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    記憶をなくしてもう一度読みたいくらい、個人的に好みの作品でした。
    ただのミステリーではなく、日本かは遠く離れた国で起きた事件を通して、報道のあり方を問いかける物語。情報を伝える仕事に携わる人間として、ジャーナリストである主人公の葛藤に共感するとともに、「伝える」とはどういうことなのか、その責任や意義について考えさせられました。

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    2026年06月08日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    見事としか言いようのないミステリだった。
    長編かと思って読み始め、途中短編集かと思ったら、やはり長編ではないか。文章が読みやすく、言葉遣いも鼻につかないが格好良い。こんなに賢い高校生いないだろと思う反面、高校生だからこそ本気で知識をフル活用したら難解な謎解きもできるだろうとも思えた。
    こんな友達がいたらさぞ楽しかろう。高校生のときに何となく仲の良い友達となんとなく過ごしなんとなく卒業したことを後悔するほど、堀川と松倉の不思議な友情が羨ましい。
    中国文学を専攻している者として、詩と礼で五分の三、というところの推理だけはできて良かった。他は何もかも彼らの方が上手で、なるほどミステリを読む楽しさは此

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    2026年06月08日
  • 氷菓 (17)

    購入済み

    実現しない続編アニメの救い

    アニメ2期が絶望的な中、漫画だけが救いです。読んでいて小説では得られない情景の補完とキャラクターの表情が素晴らしく、コミカライズを敬遠している人にもおすすめしたいです。
    今巻はすごくいいところで終わりましたが次巻が出るのがいつのことやら・・・。
    面白すぎて我慢できず小説を読み直してしまいました。やはり氷菓は素晴らしいです。
    やっぱりここに映像と声が入ればより素晴らしいものになると思います。
    私と同じアニメ難民の方はぜひ漫画版氷菓を手に取ってみてはいかがでしょうか。

    #癒やされる #ハッピー #切ない

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    2026年06月07日
  • 倫敦スコーンの謎

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    満足!

    小市民シリーズの番外編集。
    完結?もう出ない?と思っていたので本屋で新刊を見つけたときには思わず声が出てしまった(笑)

    相変わらず小鳩くんの考え方というか、価値観というかがしっくり来すぎて、読むのがとても心地いい。
    私もミステリー読書の弊害か(笑)、真実を追求したい、はっきりさせたい、気づいたことを披露したい人間で、でもそれによって失敗したことも多く、今でも葛藤している。自己満になった瞬間、正義ではないんだよな。時には誰かを傷つけたり、白い目で見られることもある。

    特にザッハトルテ回の「配置の指摘」をためらってるシーン、小鳩くんの葛藤に共感しすぎてニヤニヤしてしまった…あるよねそ

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    2026年06月06日
  • 倫敦スコーンの謎

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    「〇〇限定」シリーズで春夏秋冬が巡り、完結なのかなと寂しく思っていたところでの新刊。また彼らに会えたことが、まずは何より嬉しい。「小市民」を自称しながら、いざ日常の謎を前にすると、どこか楽しそうに活き活きと動き出す変わらない2人が愛おしい。お菓子の歴史と謎の背景が重なる「維納(ウィーン)ザッハトルテの謎」が印象的だった。青春はほろ苦い。

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    2026年06月05日
  • 倫敦スコーンの謎

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    巴里マカロンの謎よりも道中に違和感が散りばめられておりミステリーとしては好き。小佐内さんがスイーツを褒めなかった羅馬ジェラートの謎の伏線回収が特に良い。そしてライトな短編集かと思いきやザッハトルテは最後に苦かった。最初は着ぶくれして二人でお出かけだったのが、季節が進むにつれてだんだんと小佐内さんの影が薄くなっていく。そうか、もう夏が近いんだ。

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    2026年06月04日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    二つの事件が重なりつつ、二人の過去と現在が描かれる構成。中学生の頃の思い出に苦い思いをしながらも、小佐内さんが現在に残したメッセージの意味が回収される現在の解決編が気持ちいい。そして緊迫の場面を終えた後のラスト。この本の評価は白馬の王子様が現れるまでの「次善」といたします。

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    2026年06月04日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    二人の再開はまだかまだかとやきもきしつつ読み進めて、最後に驚かされてしまったのは私が小市民、もしくは瓜野君サイドの器だからか。夜の公園でかわす婉曲な言葉のやりとりがなんとも二人らしい。メインの事件を追うのも楽しいが、合間に挟まる小鳩くん仲丸さんのエピソードには苦笑しきり。

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    2026年06月04日
  • ボトルネック

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    つらい
    他の米澤作品と比べて、主人公は特に推理力や洞察力に優れている訳ではなく、また行動力や想像力もあまりない。しかし実際の人間なんてそんなものだろう。その点で主人公に強く感情移入してしまい後半の展開はとにかくつらかった。だけれど今まで読んだ中で一番印象に残ったし、心から大好きだと言える。

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    2026年06月04日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    小佐内さんって『スイーツセレクション』なんてキャラだっけ?解決する事件とはうらはらに拭えない違和感は、次に食べたいものの答えで頂点に達する。そして二転三転するラストは春から読んできた人には十分すぎる、しかし甘くないデザート。

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    2026年06月04日
  • 王とサーカス

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    久しぶりに読み返した。初読の衝撃が蘇ることはなかったけれど、楽しめるし緊張感がある。
    5はちょっとおまけだけど、4だと他の本に埋もれるから。

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    2026年06月02日
  • 倫敦スコーンの謎

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    大好きなシリーズの短編集

    小鳩くんはあいかわらず小鳩くんだったし小山内ゆきはあいかわらず小山内ゆきだった

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    2026年06月02日