米澤穂信のレビュー一覧

  • 米澤屋書店

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    おかげさまで、読みたい本が増えました。
    以下、自分語りですが、自身が進む道として選んだコトで、うまくいかなさに苦しんでいる現状の中読みました。「それにもかかわらず」でわたしも取り組んでいこうと励まされましたし、純粋に読んでいて楽しく気が紛れました。良い読書になりました。

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    2025年01月12日
  • Iの悲劇

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    一度死んだ村に人を呼び戻す。移住者を募り町を甦らせる町おこしの担当(その名も「甦(よみがえり)り課」という時点でふざけた名前!)となった市職員の万願寺氏、昼行燈課長と現代っ子部下と共に移住者の苦情処理にあたって、移住者達との悲劇いや喜劇を巻き起こします。そのやり取りが面白い。またミステリーの体をとっているが、本当にこういうトラブル。行政の実態や、過疎化問題が自然にも起きそうだなと思った。移住者の心理面、行動をうまく引き出した話しだった。
    そして最後が強烈な終わり方でした。
    米澤穂信さんの5冊目ですが、今までのベスト1です(他の作品もどれも良いです)。

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    2025年01月12日
  • 折れた竜骨 上

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    異世界ファンタジー本格ミステリというのか。魔法が存在する世界だが、「それなら何とでもできるやんけ」とはならない。魔法の使用にも明確なルールが設けられており、ロジカルに犯人当てができる。中世ヨーロッパの世界観もワクワクする。タイトル回収も気持ちいい。
    さすがは俺たちの米澤穂信。

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    2025年01月05日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

    真実の10メートル手前を先に読んでしまったので、太刀洗万智シリーズを読むことにした。
    心にぐーーーーぅときました。
    藤柴市に住む高校生の、守屋路行が主人公。
    同級生の太刀洗万智と歩いていると、見覚えのない異邦人、マーヤと出会う。
    ユーゴスラビア連邦共和国からきたマーヤは、他国との繋がりを学ぶために日本に来たという。
    そんなマーヤと共に守屋達が過ごす2ヶ月間を描いた作品です。
    前半部分は、とにかく日本の文化(郵便ポストの〒マーク、紅白大福の彩りの意味等々)に興味を示しまくるマーヤを中心に、日常に秘められた謎を解いていくミステリ。
    心穏やかでない真相もありますが、それすら他国の飾らない姿がみれたと

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    2025年01月02日
  • 折れた竜骨 下

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    全く予想していなかったラストに驚かされました。剣と魔法が存在する世界を舞台にした物語ですが、推理物としてもファンタジー物としても非常に面白い作品だと思います。是非読んでいただきたい。

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    2024年12月31日
  • Iの悲劇

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    初めて読んだ『満願』にピンと来て米澤穂信さんをコツコツ読み進めて5冊目。途中、『米澤屋書店』では、冒頭から著者の読書歴がわたし好みど真ん中だったことを発見!作品を好きな理由にも納得がいったところで、本作の登場人物の名前や立ち居振る舞いにくすりとさせられ、物語の展開にどきどきひやひや。「甦り課」万願寺さんの健闘を祈る!

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    2024年12月30日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    一気読みでした。駆け足で読みすぎてトリックの辻褄がよく分からず上下巻あわせて再読してしまいましたが。。

    結果はハッピーエンドという訳にはいかなかったですが、致し方ないのか。。アミーナはこの先もソロン島できっと強く生き抜いていくのでしょう。ニコラともまたいつか再会する日もあるのかもしれません。

    ファルクの最期は本当に残念でした。よいキャラだったのに。でも彼の名誉のためにも、騎士団の面目のためにもこうなるしかなかったのか。。いつの日か彼の亡骸をきっとニコラがトリポリに戻してくれるかもしれません。でも、もしかしたらトリポリ伯国が滅びる方が先か。。

    今ひとつ分かりきれてないことがあるのですが、そ

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    2024年12月20日
  • 犬はどこだ

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    おお、犬はどこにいるかなんて話じゃねーぞこれ、ってな展開で。
    いやね、じんわりとゆるふわな展開かなー、って思って読み進めてると最終的にはハンペーもビックリなハードボイルド展開でこの最後に向かっていく狂気はゾクゾクして大好き。
    彼女の狂気もも良かったしお兄さんの切り返しも渋かったし、いろんな意味でアレだ、結末がスゴイでしょう大賞でいい線いけるやつだ。
    しかし出てきた犬は子どもを襲う野犬のみというね、これはイヌ派にはひどい仕打ちですよ。

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    2024年12月14日
  • いまさら翼といわれても

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    摩耶花の奉太郎に対する妙に冷淡な評価の理由と、その裏にあったものが描かれた「鏡には映らない」が胸熱。

    おなじく摩耶花視点の「わたしたちの伝説の一冊」も、『クドリャフカの順番』以来の漫画研究会モノで、ある意味しっかり決着まで描かれている。

    「長い休日」は奉太郎の「やらなくてもいいことはやらない」の原点の物語。省エネ思想の裏にあった傷つきと、休日の終わり。

    そして表題作「いまさら翼といわれても」は、「遠回りする雛」につらなる、千反田さんの物語。地方の旧家の娘であることの懊悩が描かれていて、よい。高校2年生なんだから「いまさら」なんていわないで羽ばたいてほしい。

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    2024年12月10日
  • 真実の10メートル手前

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     本書の単行本版は既に読み終えていて、文庫版だけの新作が入っているわけでもなく、米澤穂信さんのあとがきも単行本版のままということで、それでは何故再読したのかというと『さよなら妖精』を読み終えたからであり、つくづく私は「太刀洗万智」という、架空のキャラクターに魅せられてしまったのだなということを思い知るが、これはどうしても今年中に私がやりたかったことである。

     そして、当たり前なことかもしれないが、『さよなら妖精』を読んだ後に読んだ方が、太刀洗の人間性がより鮮明に映し出されるのがありありと分かることで、あの出来事の後、太刀洗はどんな心境で生きてきて現在に至っているのかということを推測しながらも

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    2024年12月08日
  • Iの悲劇

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    世の中のものはすべて「不変」ではない。
    「無常」であり、「無情」だ。

    大好きな米澤穂信さんの作品。
    主人公の出世を祈らずにはいられない。

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    2024年12月07日
  • 真実の10メートル手前

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    ネタバレ

    続編とは知らず途中から読んでしまった、、。はやく最初の「さよなら妖精」も買わねば。米澤穂信さんの話は学生の男の子が主人公となって謎を解くものというイメージがあったので、今回はとても新鮮に感じた。シリーズ物の比較としては古典部シリーズや小市民シリーズよりかはとても大人に近く複雑な心境も織り交ぜられていると感じた。恋累事件がとても好きです。

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    2024年11月26日
  • 氷菓(16)

    購入済み

    さすがの面白さ

    面白いです。ずいぶん前に「ふたりの距離の概算」を読みました。
    前巻からその部分のコミカライズで、思い出しながら読んでいましたが原作の面白さを充分に表現できていて、本当にこのコミカライズはあたりだと思いました。次巻で概算も終わりでしょうが、待ち遠しく思います。

    #ハッピー

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    2024年11月16日
  • いまさら翼といわれても

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    これまでのシリーズ通してそうだったかもしれないが、今回は特に登場人物それぞれのパーソナリティに迫る内容だった。
    みんなが何を大切にしているのか、主義というか考え方に個性を感じて、愛着が持てる作品でした。

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    2024年11月12日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

    이거 추억의추리만화답네여

    仮角で謎が待っている鎌倉市事件
    これは推理漫画であり、興味深く奇妙な推理漫画です
    私もこの推理漫画は好きですが面白いです。

    #じれったい #カッコいい #共感する

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    2024年11月12日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    初めて米澤穂信を読んだ。

    前評判なしに「古典部」や「小市民」シリーズのイメージで読み進めたので、最初の話を読み終えてそういう感じ?と驚いた。

    少し昔の名家を舞台とした独特の雰囲気が各話ともとても良かった。

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    2025年12月01日
  • 真実の10メートル手前

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    記者が事件を記事にしようと現場に赴き、事件の真相を明らかにしていく短編小説集。
    個人的に記者というと、あることないことを記事にして人の人生を狂わせていき、いい印象がない。
    だが、この小説に出てくる主人公は当事者を尊重していることが感じられるし、真相をみるみる暴いていくのには爽快感があった。
    王とサーカスを先に読んでいたが、是非そちらもオススメしたい。

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    2024年09月14日
  • さよなら妖精

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    個人的にはミステリ要素を余り感じませんでした。
    ただ、物語自体は非常に良かったです。
    読み終わった後に感傷に浸りたくなりました。

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    2024年09月12日
  • 神様の罠

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    裏表紙に書いてある通り、珠玉の6作だと思いました。
    アンソロジーは初めて読みましたが、1冊で様々な話を読めて非常に楽しかったです。
    どの話も面白かったんですが、特に有栖川有栖さん作の話と辻村深月さん作の話が印象に残りました。

    有栖川有栖さん作の話は主人公たち推理研がパズル研の人たちから出題された論理パズルをお互いに知恵を出しながらパズルを解いていく、というものでした。
    探偵役はずば抜けた推理力であっさりとパズルを解いてしまいます。
    この探偵役の鮮やかな推理も痛快で面白いのですが、探偵役でないその他の推理研メンバーがお互いに知恵を出し合ってパズルを解こうとしている様子を見るのが非常に楽しかった

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    2024年08月31日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日