米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレ5つのリドルストーリーにあるはずのない結末5文が見つかってそれが現実の事件と、繋がってるという話。ひとつの話の中に5個の短編があって、小説の中で小説を読むという不思議な体験をした。一つ一つの話が、「黒白叶」が書いたという個性がはっきり分かって米澤穂信さんの書き分け力が素晴らしいなと思った。これは結局、母親が「死んでやる!」と言ってじさつをほのめかし、それを4歳だった娘が実際にやってしまって、父親がそれを隠したということで合ってるのかな?すごい、家族愛というか。それを隠し通したのはすごい娘への愛を感じた。でも結局、「俺は本当はやってないんだ!」って言うことをアピールしたかったんだなあ、と思い、ほ
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ネタバレ米澤穂信の<小市民>シリーズの第3弾が本作になる。前作で主人公である常悟朗と小佐内の互恵的関係が切れた後の展開を描く本作だが 初の上下感ということで登場人物が多くかなり大掛かりな話となっている。
前作までは2人が一緒に行動していたために基本的には1人称で物語を語ろうが、3人称で物語を語ろうがあまり違いはなかったのだが。本作では2人が別々に動くので それぞれの人間模様が交互に描かれという形をとっている。そして驚くことに 本作では冒頭から2人がそれぞれカップルになるということもあり、二人の恋愛模様も描かれると....期待したのだが,この小市民シリーズではそんな甘い話は全く起こらない。
常悟朗も -
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ネタバレわたしたちの伝説の一冊
最後の一文は前作の段階でそうなる事は分かっていたけれど、その文字に込められた意味合いが予想と正反対の熱いもので面食らった すごいな
中盤あたりまで苦々しい展開でどんな風に着地するんだろうと考えていたけど、その息苦しさを吹き飛ばす終盤のカタルシスがすごく良かった そんな前向きな決断だとは おもしれ〜
長い休日
この短編に今までの古典部における俸太郎の全てが詰まってて良い
最後の姉の言葉がじんわり染み入る
米澤穂信作品全般もそうだし"いまさら翼と言われても"にも強く感じるんだけど、どの作品も終わりの一文に深みがあって余韻が心地いい
遠回りする雛 -
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全編面白かった〜
なんて豪華な作家陣なの…!
ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。
夫の余命
余命わずかと知りながら結婚した2人。
時間を遡りながら思い出を振り返るが…
崖の下
スキー場で遭難した4人。
そのうち1人が他殺体で見つかる。
この何もない雪原で凶器は一体何…?
誰が殺したのか?
投了図
将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。
孤独な容疑者
23年前に殺人を犯した男。
事件が再調査され…。
2020年のロマンス詐欺
コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の -
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『栞と嘘の季節』では、堀川と松倉という頭のキレる二人が、小さな違和感を手がかりに真相に迫っていく様子がとても面白かったです。ただの学生同士のやり取りに見えて、実は鋭く相手を観察し、淡々と推理を重ねていく、その静かな頭脳戦に引き込まれました。
さらに今回は、そこにもう一人キャラクターが加わることで、会話のテンポがぐっと良くなり、物語全体が軽やかになった印象を受けました。登場人物それぞれの個性も際立ち、やり取りの中にユーモアや緊張感もあって、読んでいてとても心地よかったです。
たった一枚の栞から、思いもよらない方向に話が広がっていく展開がとても面白かったです。日常の中に潜む違和感を、少しずつ拾い集 -
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最近になってすっかりハマってしまった米澤穂信のノンシリーズ作品の一つが、本作『Iの悲劇』だ。往年の本格もののような雰囲気を匂わせるタイトルだが、このタイトルの”I”は「Iターン」のIである。過疎に悩む地方が、都会に住んでいる人間を呼び寄せる取り組みを行う……という、地方活性化施策の一つだ。
本作は、限界集落となってしまい現在は無人となっている山間地域である蓑石への移住希望を推進する、「南はさま市Iターン支援推進プロジェクト」を舞台に、主人公たちの悲喜こもごもを描く短編集だ。このプロジェクトを推進するのは、通称「甦り課」に所属する主人公・万願寺と、彼の同僚・観山(かんざん)、そして上司の西野で -
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──あんたはこれから、長い休日に入るのね。そうするといい。休みなさい。大丈夫、あんたが、休んでいるうちに心の底から変わってしまわなければ……。
──きっと誰かが、あんたの休日を終わらせるはずだから。
とうとう読み終えてしまった〈古典部〉シリーズ。今作は全6篇の短編集からなる作品でしたが、どの作品も〈古典部〉のメンバーに焦点を当てた、いや、各メンバーのそれぞれを主人公として描いたような短編集だったように思います。
特に奉太郎の代名詞『やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に』の誕生秘話が描かれていた物語【長い休日】はかなり好きでした。
そして表題