米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

    図書委員シリーズ第二弾。高校で図書委員を務める堀川と松倉は返却本の中にトリカブトの栞を見つけた。密かに持ち主を探し始めたのだが,同級生の瀬野に焼かれてしまう。次に生活指導で厳しい横瀬が中毒で死にそうになった。中学の時の瀬野と奈々美の2人だけの考えを盗んで,栞を作ったのは誰なのかをわずかな手がかりから真相に迫っていった。「何があっても、誰にどんなことをされても、お前が生きていられるのはわたしが生かしてやっているからなんだと思うための切り札」中学くらいはこういう考えは心の支えになると思った。青春ミステリー。

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    2026年08月22日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    7人の作家が夏をテーマに書き下ろしたアンソロジー。ミステリー、SF、探偵もの、初恋、社会派……同じ夏でも、作家によって見える景色がまるで違う。

    中でも特に印象に残ったのが、米澤穂信「無明」。
    猛暑の新宿駅。自由通路で、泣き続ける赤ん坊の首を母親が絞めるという衝撃的な事件から始まる社会派ミステリ。

    気温が高くなると凶悪事件が増えるという研究があるという。確かに、暑すぎるとそれだけでイライラするし、疲れるし、考える力も削られていく。自分のことで精一杯になれば、他人への関心も薄れてしまうのかもしれない。

    私が子供の頃はまだそこまで暑くなく、夏といえば、海、花火、スイカ、夏休み、そんな明るいイメ

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    2026年08月21日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    アンソロジーって時にはちょっと微妙だなーと思うものも入ってるイメージだったけど全部面白かった!

    最後の伝説の季節/恩田陸は読みながら既視感あったけど6番目の小夜子の過去?if?
    読んだのがだいぶ昔なのでうろおぼえだけど読みながらワクワクした。

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    2026年08月20日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「新潮文庫の100冊」50周年記念作品。夏をテーマにした超豪華伊坂幸太郎、江國 香織、恩田 陸、梨木 香歩、町田 そのこ、宮部 みゆき、米澤穂信の短編集。町田そのこさんはコンビニテンダネス絡みの話だった。

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    2026年08月20日
  • 黒牢城

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    戦国時代ものでミステリー。歴史ものなのでやはり少し読み難いけど新鮮で面白かった。荒木村重と黒田官兵衛の駆け引き。城内で次々に起こる殺人事件。更にはなぜ織田信長に謀反をしたのか。歴史的なストーリーも入ってるので歴史が好きな人にもオススメです。豊臣兄弟でも荒木村重が出てきましたが、最近、見直されて評価が高まってますね。荒木村重は卑怯者にあらず。

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    2026年08月19日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    個人的には米澤穂信さんの「無名」と梨木香歩さんの「見越しのマツ」がお気に入り

    どちらも不器用な愛情について考えさせられました

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    2026年08月19日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    アニメから本作品を知ったため、内容を知った状態での読書となってしまいましたが、だかこそ物語のセリフが脳内で音声付きで再生され、楽しく読み切ることができました。
    ぜひ、ネタバレしていない状態で読んでほしい。
    何を書いてもネタバレになりそうですが、過去と現在を交互に移行しているのに、すんなり読めるのは、流石の構成力だと思います。

    ただ個人的にはいくら年末年始でも、病院関係者達があんなに連勤するとは思えないので、設定に無理がある気がしました。労働基準法的にね。

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    2026年08月19日
  • 倫敦スコーンの謎

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    短編集だったので、思ったよりスムーズに読めた。各話にスイーツ名が入ってて、食べたくなった。そしてふたりの想像力がすごいと思った。私は何も見てないな。これが小市民?

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    2026年08月17日
  • リカーシブル

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    面白かった。
    米澤穂信は地方特有の閉塞感というか村社会的な気持ち悪さを描くのがうまい。
    リカーシブルという言葉の回収の仕方も気持ちいい。
    血の繋がりの希薄さと姉弟の絆が対比のようで美しかった。

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    2026年08月17日
  • ボトルネック

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    ずっっと苦しいー!後味の悪さもピカイチ!
    ありそうでない話。あってたまるか!!!!
     東尋坊の崖から転落して亡くなった、恋人を追悼するために訪れた主人公のリョウ。何かに誘われるようにして崖から転落すると、見慣れた金沢の街にいる僕。。。

     パラレルワールドものの非現実的なお話ではあるが、人物たちの心情描写や起こる出来事に対しての人間関係の描写がリアルすぎて、読んでて物語のリアリティに圧倒された。

    "ボトルネック"という、タイトル回収はお見事すぎて秀逸さを感じつつも、そのタイトルがもつ意味と、物語の本質の先に待ち受ける結末には頭を抱えてしまう。 ほんと救いがない…

    主人公

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    2026年08月15日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

    イヤミスの定義をいまいちよく理解していないが、本作はミステリーというよりサイコパスものと理解している
    読書会「バベルの会」に関連する少女たちの猟奇的な物語の連作
    自分は「北の館の罪人」が好み

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    2026年08月15日
  • 満願(新潮文庫)

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    人って善人が瞬く間に悪人になるくらいに変わっていくよね。そんな人間の欲深さや隠れた狂気が最後現れてくるようなそんな6つのお話。
    謎というかただ人間が怖いミステリ。

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    2026年08月15日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    audible
    アニメ2期が始まるというので、取り急ぎ復習。
    《シャルロットだけはぼくのもの》が可愛いらしくて好きだった。こんなに愛らしかったのに、最後は憎々しい2人になっていて怖いくらいだった。拗らせてるのか、本性なのか…。

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    2026年08月14日
  • 談話室米澤

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    はじめににて「本書は随筆集である」とし、だからこそ手に取る方が減るかもと触れられていた点。私も購入見送りを考える1人でしたが、結果的には手に取って良かったと読み終えました。

    並行して読んでいた別の本での「エセーの形での断片的な考察」とも共通する話題があると感じましたが(筆者の世代的にも)、こちらはより深く我が身に刺さりました。「不変と可変と古川庭園」は2010年に書かれたもので30代前半ではまだその話題からは早い時期なものであるはずも、気力の持ち方については共通するのではないかしら。

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    2026年08月14日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    同じ冒頭一行から24人が物語を立ち上げるという試みは、短編という形式の中で作家の個性が極端に浮き上がる面白さがあった。特に米澤穂信「時効」は、わずか6ページで伏線と反転を成立させる職人芸で、静かな論理の美しさが際立っていた。一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」は、可愛い設定を使いながら、人生の節目と喪失を静かに描く大人の物語で、最後の任務の“ささやかさ”が逆に胸に残る。ミステリー、SF、ホラー、ユーモア、社会派…ジャンルが毎話変わる短編なのに長編級の余韻を残す、豊かなアンソロジーだった。④

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    2026年08月14日
  • 黒牢城

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    米澤穂信さんの戦国時代小説だと?!しかも装丁めちゃ好み!で、読んだらやっぱり良き戦国ミステリーでした。
    黒田官兵衛とのやり取りもうちょいないのかなー、長いなーと、中盤あたりまでは読んでましたが、最後まで読んでよかった読後感。

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    2026年08月14日
  • 倫敦スコーンの謎

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    お菓子がいちいちとってもおいしそうでうらやましくなる。小鳩くんと小山内さんの日常は常に何かがある。今回も面白かった。

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    2026年08月13日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    6作くらいからなるミステリー短編集。

    それぞれの話で核となる設定、ことの顛末が提示されるので冒頭から興味を惹かれるようなものばかりだった。特に印象に残ったのは、「柘榴」。父親は罪を犯したが、何の制裁も与えられず欲しいものを手に入れて、この先も罪を重ねるんだろうな。母親に同情した。例のドライブインに行って、道祖神に気づいて、おばちゃんに薬守られます様にと。

    派手な結末や展開はなくても、ねばつく様な後味を残す話しばかりで好みだった。

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    2026年08月12日
  • 黒牢城

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    なかなか良かった

    登場人物の名前や時代設定の関係で最初は慣れなかったが、途中からすっと入ってきてサクッと読めた。

    時代劇もののミステリーって珍しいので新鮮だった

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    2026年08月12日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    自分が生まれなかった世界で、自分の代わりにいる存在が、自分には成し得なかったことをことごとくしていたら、どんな気持ちになるだろうか。IFの世界ではあるが、死んだ人間が生きていたり、潰れたはずの店がまだあったり、と、自分ではない存在がいれば結果が変わったのかと思うと、自分とは何なのかと思ってしまう。生きていたくないと思ってしまうのも無理はない。しかしながら、主人公嵯峨野リョウは自分の世界に戻り、まだ生きていくことを決めたようだ。それは、自分にしか成し遂げられない使命を感じたのだろうか?ハッピーエンドではない気もするが、バッドなエンドではないと言える。

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    2026年08月12日