米澤穂信のレビュー一覧

  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    短編集。表題作「可燃物」は、個人的には我が地元岡山の言葉で言うところの「やっちもねえ動機」って感じがしてしまって、哀愁と緻密さを感じながらも拍子抜けしてしまったけど、それより前の「ねむけ」やラストの「本物か」を筆頭に読んでよかったと思わせてくれる、リアリティ重視でじんわりワクワクできる逸品でした!

    表題作が「ねむけ」だったら語感だけでサイコホラー感が出るし、「命の恩」や「崖の下」では昭和風味が出すぎるしとかで、「可燃物」で丁度よいのかなと邪推。

    葛刑事は現実にいたら煙たがられないで欲しい人です

    0
    2025年12月19日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう一気食い、あ、しまった、タイトルに引っ張られてしまった、一気読みでした。
    面白い。なんと巧みな構造。

    あ、以下、ネタバレしますので、未読の方はご遠慮ください。

    恋愛関係にも依存関係にもないけれど、互恵関係にある小鳩君と小山内さんの高校二年生の夏の出来事。
    二人は今日も今日とてこの不可思議な関係を維持して、小市民を目指すべく日々を穏便に送っていく・・・はずだった。

    なのに、はじめっから違和感が。
    第一章の「シャルロットだけはぼくのもの」は二人の腕試しのような可愛らしいエピソードでしたが、違和感。
    ・なぜ小山内さんは急に行けなくなったと連絡してきて小鳩くんにおつかいを頼んだのか
    ・なぜ小

    0
    2025年12月19日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    軽やかですっと読める
    長編だと勝手に思ってたからちょっと拍子抜けした
    こんな思慮深すぎる高校生いる??
    と思いきや懐中電灯をあごの下から当てて同時にやめたところで高校生〜ってなってかわいかった

    自殺した先輩の回、二万冊の本は自殺を留まる理由にはならなかったみたいなところぐっときた

    0
    2025年12月19日
  • Iの悲劇

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつの章はまあまあだねぇとか思いながら進めてたら最後には鮮やかにひっくり返る。
    なんか2人怪しいなとは思っていたが、、、
    某名作とは関係ないんかい!

    0
    2025年12月17日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    「このミス」「週刊文春」「ミステリが読みたい!」の各ランキングで1位を獲得し3冠を達成した作品。また米澤穂信としては初の警察ミステリでもある。
    とにかく主人公の葛警部がいい。刑事としての腕はピカイチで事件の筋読みは抜群だが、上司には疎まれ部下には嫌な顔をされる。食事はカフェオレと菓子パンで手早く済ませる(ブラックコーヒーではなくカフェオレなのが胃の刺激を気にしていて微笑ましい)。こんなパンチの効いたキャラクターを産み出したからには是非シリーズ化してほしい。
    作品自体はどの短編もミステリとして上出来だったが、特に「命の恩」が秀逸だった。犯人が何故死体をバラバラにしたのか?その理由はこれまで読んだ

    0
    2025年12月17日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    群馬県警の葛警部が活躍する短編集
    ラストが地味ではあるが、それがより
    リアル感を醸し出す
    【小説みたいにうまく綺麗に解決するわけないよね】みたいな
    だからよりリアルなんだ
    命の恩が一番好きだった
    読み応えがあった

    0
    2025年12月17日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    警察もののミステリーとしは、視点と機転が面白かった。短編集であるが、同じ主人公で長編ができると、読み応えがありそうだなと思いました。

    0
    2025年12月15日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小市民に俺はなる!!と言っておきながら、相変わらずどう見てもその気が感じられない小鳩、小佐内コンビ。
    学校に名を残したい小佐内さんの彼氏とそれを操って悦にいる犯人、承認欲求という自意識の葛藤という共通のテーマが(たぶん)ありました。

    「コケティッシュ」というこの小説ではじめて知ったワードの自分の中での代名詞が小佐内さんになりました。
    コケティッシュ小佐内。ズルいなこのキャラ。(アニメでも存分に発揮されてましたね)

    このシリーズ、なんでスイーツを絡ませるんだろうと思ってましたが、大抵ビターな感じで着地する謎解きをスイーツを食しながら行うアンバランスさがミソなのだと勝手に解釈しました。

    0
    2025年12月15日
  • 巴里マカロンの謎

    Posted by ブクログ

    時系列的に夏期の前にこの短編が入るということで先にこちらを読みました。

    小市民シリーズは小鳩くんのモノローグのノリが軽妙ですごく好きです。

    0
    2025年12月15日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人間の捩れた一面が静かに淡々と明かされて終わる後味は微妙な短編が続きます。
    明かされる過程に論理パズルの要素があるものもあるが、そうでないものもあって、これがミステリとして非常に評価されたことに、改めてミステリとは何なのかと思わされました。

    「満願」、特に「夜警」が好み。この二編も後味は微妙ですが、論理ががっちりハマっていく爽快さと混じってなんとも言えない読後感がありました。
    連作短編集ではなく、一つ軸となるテーマにそれぞれ違うカテゴリーの材料を肉付けした短編の集まりという完成度の高さがすごかった。

    0
    2025年12月15日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ✩4.5

    面白そうでずっと読まずに置いてただけある、めっちゃ良かった

    私的推しは最初の「夜警」と中盤の「柘榴」
    夜警の若者、私もミスを上手いこと隠したいと思っちゃうけど、そこまで考え及ばへん

    0
    2025年12月12日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    読書家のお嬢様が集うバベルの会という共通項をもとに、夢想に生きる乙女たちのクセのある短編ミステリー集。
    読後感は世にも奇妙な物語に近い。
    各ストーリーは交わることがなく、またどのストーリーも全体的に仄暗いが多いが、それぞれの話が向いている方向が違うため退屈せずに楽しめる。
    ちょっとした隙間時間に楽しむミステリーだと思う。

    0
    2025年12月12日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    堀川と松倉の二人の図書委員が持ち込まれた色々な謎を解決するミステリー。
    頭の動きのジャンルが微妙に異なる二人の天才が掛け合いをしながらお話が進行するため、テンポ良く話が進む。
    個人的には何気ない一言から結末までが推理で導き出される「ロックオンロッカー」が一番好みだったが、どの話も面白かった。

    ただ何というか、堀川と松倉は男子高校生っぽくないなと感じた。
    自分や知り合いがそうだっただけかもしれないが、こんな本音を直接言葉で交わしはしないよなぁなどと思った。

    0
    2025年12月12日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一章ごとが長くて、米澤穂信にしては珍しく文章も固くてなかなか読み進まなかった。でも最後の、謀叛人はいなくて千代保が裏でいろいろやっていたとわかったときはなんというかゾワッとした。一章ごとに謎解きして終わりじゃないのが米澤穂信だよねと思った瞬間。4つ目は新たな謎が出てくるのではなく、今まで解いていなかった謎が残されていてそれが解かれるおもしろさ。

    0
    2025年12月11日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    2人の男子高校生の会話がとても良かったです。面白かったです。米澤穂信さんの作品は、緩やかな、日常的な会話だとか、することだとか、サスペンス的なこととは、関係ないかも〜とか思って飛ばし急ぎ読みしてしまうのですが、その、普通の会話を楽しみながら、ゆっくり読み進めると、最後に、伏線をちゃんと拾ってくれる感じです。続編も読みたいです。ゆっくりと味わって読みたいです。ナレーターもとても良かった❣️オーディブルは、自分とナレーターが合わないとちょっと読むのがムリな時ありますね。単に、自分の好みの問題ですが。耳から直接、入ってくるので。

    0
    2025年12月11日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    最初の方は別の世界に存在する姉とのやり取りが面白く、キャラに魅力を感じていた。
    しかし読み進めるにつれ不穏さを孕んでいき…
    「自分」についてよく考えせさせられ、考察のしがいのある作品。

    0
    2025年12月11日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    上流階級が集う読書サークル「バベルの会」で連なる短編集。
    ダークな作品群ですが、不思議とさらっと読めます。
    ホラー寄りのミステリーが読みたい人は是非。

    0
    2025年12月10日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    堀川松倉の図書委員コンビ好きだなぁー
    認め合ってるけど、干渉しすぎない
    シリーズとしてぜひ続いて欲しい

    0
    2025年12月10日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の高校生、リョウがひょんなことからパラレルワールドである自分の生まれてこなかった世界線であるサキの世界に迷い込む話。と言っても異世界モノではなく、両親が不倫、ネグレクト、恋心を抱いた相手の死など、がっつりダークテイスト。

    作中、自分の世界と違う点を見つけてはサキ持ち前の「想像力」で解説が入る展開。その異なる点が悉く先の世界線では好転しているというのがポイント。

    傷ついた末に「何もしない」を選んだリョウと「オプティミスト」になることを選んだサキで変わってしまった現実が結構シビア。

    ラストは考えさせる系だが、タイトルの「ボトルネック」という文言から全てが察せられるかと…。

    0
    2025年12月10日
  • いまさら翼といわれても

    Posted by ブクログ

    登場人物がみな高校生とは思えないほど感受性豊かで感心するけど、むしろ高校生だから大人になって失った感覚を持っているのかも

    0
    2025年12月10日