米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
7人の作家が夏をテーマに書き下ろしたアンソロジー。ミステリー、SF、探偵もの、初恋、社会派……同じ夏でも、作家によって見える景色がまるで違う。
中でも特に印象に残ったのが、米澤穂信「無明」。
猛暑の新宿駅。自由通路で、泣き続ける赤ん坊の首を母親が絞めるという衝撃的な事件から始まる社会派ミステリ。
気温が高くなると凶悪事件が増えるという研究があるという。確かに、暑すぎるとそれだけでイライラするし、疲れるし、考える力も削られていく。自分のことで精一杯になれば、他人への関心も薄れてしまうのかもしれない。
私が子供の頃はまだそこまで暑くなく、夏といえば、海、花火、スイカ、夏休み、そんな明るいイメ -
Posted by ブクログ
ずっっと苦しいー!後味の悪さもピカイチ!
ありそうでない話。あってたまるか!!!!
東尋坊の崖から転落して亡くなった、恋人を追悼するために訪れた主人公のリョウ。何かに誘われるようにして崖から転落すると、見慣れた金沢の街にいる僕。。。
パラレルワールドものの非現実的なお話ではあるが、人物たちの心情描写や起こる出来事に対しての人間関係の描写がリアルすぎて、読んでて物語のリアリティに圧倒された。
"ボトルネック"という、タイトル回収はお見事すぎて秀逸さを感じつつも、そのタイトルがもつ意味と、物語の本質の先に待ち受ける結末には頭を抱えてしまう。 ほんと救いがない…
主人公 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分が生まれなかった世界で、自分の代わりにいる存在が、自分には成し得なかったことをことごとくしていたら、どんな気持ちになるだろうか。IFの世界ではあるが、死んだ人間が生きていたり、潰れたはずの店がまだあったり、と、自分ではない存在がいれば結果が変わったのかと思うと、自分とは何なのかと思ってしまう。生きていたくないと思ってしまうのも無理はない。しかしながら、主人公嵯峨野リョウは自分の世界に戻り、まだ生きていくことを決めたようだ。それは、自分にしか成し遂げられない使命を感じたのだろうか?ハッピーエンドではない気もするが、バッドなエンドではないと言える。