米澤穂信のレビュー一覧

  • 黒牢城

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    唯の歴史小説ではない。そこにミステリーの要素がドッキング。 史実に沿うものがあるのかどうか知らないけど、ハラハラしながら読み進めることができる。 黒田官兵衛はホントにレクター博士だね。

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    2026年07月30日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    この本はSNSで話題になっていて気になった、新潮文庫夏の100冊の50周年記念で刊行された書き下ろしのアンソロジーです。
    有名な作家さんばかりですが、意外と読んだことのない作家さんも多かったので、好きな作家さんを見つけるきっかけになればいいなと思って読みました。
    短編集なので育児の合間にも読みやすく、一編ずつ楽しめました。
    ミステリーや人の心に問いかけるものなど様々で、薄い文庫本ですがすごく濃厚でした!
    私は梨木香歩さんの「見越しのマツ」という作品が一番面白かったです。
    「見越しのマツ」は離婚して実家に帰ってきた主人公の部屋から見える隣の豪邸の松の木を通して近所の方との関係性が描かれていたり、

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    2026年07月30日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    新潮文庫50周年記念の『夏』をテーマにしたアンソロジー。
    宮部みゆきさんは初めて読む方(ブレイブストーリーはアニメで拝見)でした。

    一番印象深かった短編
    ◎米澤穂信さん:『無明』

    『無明』は、酷暑の東京で起こる殺人未遂事件でしたが、容疑者の背景や環境が重なって起きてしまったのには今の日本のリアルさ。
    母親はここまで苦しんでいるのに、助けてくれないんだと。
    ラストはゾッとする中に母親が子へと伝える言葉には、
    一縷の希望が見えていたのではないかと思った。
    それは子どもに生きる希望を与えるような、母親としての視点が心苦しく感じ一番強烈だった。

    さまざまな視点の、さまざまな思いを巡らせた物語。

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    2026年07月30日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    繋がっていないようで全ての物語が繋がっている、富裕層のサイコパス短編集。
    「玉井五十鈴の誉れ」が鳥肌たった❗️
    初の短編集、時間をあけて読めるのもよかった。
    次は一気見したい。

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    2026年07月30日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

    個人的ベスト3
    ・見越しのマツ 梨木香歩
    ・きっとあの日の光と同じ 町田そのこ
    ・無明 米澤穂信

    どの話もさくっと読めて良かった。

    『ウッドペッカー荘事件』伊坂幸太郎
    ・尊くんとヨフネの会話の感じが面白い
    ・穴があったら入りたいのくだり、鉄分かな貧血っぽいんだのくだりが特に好き
    ・犯人のことを恨みながら生きていくのは、辛くてしんどい。ヨハネの行動の裏側・気持ちを想像すると、すごく苦しい。
    ・最後、ヨフネが表情を歪ませながら、尊くんに質問を投げかけるシーンは涙が込み上げた。

    『二つの宇宙』江國香織
    ・登場人物みんな癖っけぇ
    ・主人公の男は、彼女〈茉莉花〉のこともおばあちゃんのことも、理解し

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    2026年07月30日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    これは傑作の連作短編集
    ハズレなし

    ベストは「玉野五十鈴の誉れ」

    「バベルの会」がいまひとつスッキリしないので星をひとつ減らした

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    2026年07月30日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    audible
    小市民としての原点が…
    アニメで観ていて犯人はわかっているが、結末はあやふやだった。中学時代と現代が交差していて、楽しく読めた。
    小鳩くんがずっと気になっていたことに終着ができて良かった。彼の優しさをしみじみ思った。
    ただ、本人は納得しているようだが、大学受験ができないってちょっとモヤモヤした。代償が大き過ぎる。

    小佐内さんは謎少女のままだった。

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    2026年07月29日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    クリーム色の表紙に赤の箔押しというなんとも素敵な装丁。それに加えて、新品の新潮文庫は手触りが良すぎます。
    いつまでも撫でていたくなる紙質、目にやさしい印字、おしゃれな天アンカット、スピン……。新潮文庫を手に取るたびに言及している気がしますが、文庫本の中で最も大好きな手触りの新潮文庫に敬意を表して☆4つです。

    「これまで小説を愛してきてくれた人へ、そしてこれから小説の世界に一歩踏み出す人へ贈るプレゼント」という趣向で、すべて書き下ろされた一冊。
    私が未読なのは町田その子さんのみという豪華なラインナップで、発売日に書店に走りました。

    読んだことがあるといってもご無沙汰な作家さんが多く、中でも学

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    2026年07月30日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「新潮文庫の100冊」50周年記念作品
    7人の豪華作家陣によるアンソロジー

    全体的には、夏にオススメのちょっとホラーぽい背筋が寒くなるような作品が多めでした❗️

    個人的には、江國 香織さんの『二つの宇宙』、宮部 みゆきさんの『真実のトランク』、町田 そのこさんの『きっとあの日の光と同じ』の3編が気に入っています❗️

    伊坂 幸太郎さんの『ウッドペッカー荘事件』と米澤 穂信さんの『無明』はちょっと切ない作品でした❗️

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    2026年07月29日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    狂気さと毎度のどんでん返しで気持ち悪さと清々しさを同時に味わえる五篇からなる短編

    古典オマージュはその古典を知らずともしっかり愉しめる作品(知っていればなおおもしろいだろう)

    大正昭和×大富豪の特殊環境×どんでんホラーで沼
    類似作がなく斬新

    最終話だけ個人的にちょっと強引かな感
    評判良い4話の"玉野五十鈴の誉れ"は唸る

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    2026年07月28日
  • 王とサーカス

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    異国の空気に浮かれていた視界が、王族殺害事件と一人の死で一気に現実へ引きずり戻される感じがたまりませんでした。
    フリーに転じた取材者が「書くこと」の正しさと残酷さの間で揺れ、読んでるこっちも胃がきゅっとなります。
    謎解きの面白さはもちろん、観光地の喧騒や貧しさまで手触りがあって、ページが勝手に進みました。
    一方で、終盤は思想やテーマが前に出すぎて、人物の感情がやや置き去りに感じる場面もありましたが、それでも読み終えた後は、ニュースや「異国の事件」を見る視線が確実に変わります。
    その余韻込みで、忘れがたい一冊でした。

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    2026年07月28日
  • 可燃物

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    どこまでも刑事の視点で書かれていた本格ミステリ。
    事件の内容がなかなかに後味悪くもやつくが、実際の事件ってそーいうものもいっぱいあるんだろーなと無理やり自分を納得させた。
    好きな話は「本物か」です。

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    2026年07月28日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    『二つの宇宙』予定不調和な世界観が面白い。世界観を見事に現すタイトルも良い。
    『きっとあの日の光と同じ』びっくりするくらいの予定調和。ただこのストレートな展開がとても心に響く。自分の中ではNo.1。きっと疲れてるんだと思う。泣けた。
    『無明』これは効く。効きすぎる。さすがインシテミル。『きっとあの日は』の後に持ってくる編成もとても良い。アンソロジーの醍醐味。
    出張帰りのお供が欲しくて東京駅の猿田彦で購入。
    装丁が良い。

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    2026年07月28日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    人気作家7人による「夏」をテーマにしたアンソロジー。私は梨木香歩さんの「見越しの松」が一番好きかな。でも他の作品も良かった。特に米澤穂信さん、江國香織さんはもっと読んでみたいなと思った。
    初回限定カバーもレトロで好き。

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    2026年07月28日
  • 追想五断章

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    バブルがはじけて失意のうちに亡くなった父親と、立ち行かなくなった家業のために学費を払えず、大学を休学している芳光。
    古書店を経営している伯父を手伝いながら居候している時に、ある女性から亡き父が書いた五つのリドルストーリーを探して欲しいと頼まれる。
    金が欲しい芳光は、伯父に内緒で引き受けるのだが…。

    ミステリの部分は、面白かった。
    亡き父が関係した未解決事件の真相や、五つの作品に込められた想いを推理しながら読むのは楽しかった。

    けれども、圧倒的に登場人物が、のっぺらぼうだ。
    実家に母だけを残し、大学に戻れず田舎に帰る気にもならないという宙ぶらりんな状態の芳光が、依頼された物語を見つけることに

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    2026年07月27日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    アニメを見ていたから2回目だけど、やっっぱり面白かった。
    「春季限定いちごタルト事件」とは違い、各短編集での謎解きを踏まえ、最後に全体を通した大きな事件につながっていく。
    この構成がなんとも綺麗で、米澤穂信だなあ(そんな知らんのに)とまで思わせる。感嘆。
    あとがきの解説?で知ったけど、こういう構成自体はあるらしいね。なーんだ。

    あと、単純に自分の語彙力が足りん。

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    2026年07月27日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    この一冊にこの作者のこの作品。
    どの作品も重厚でした。
    贅沢な一冊です。

    作家さんてすごいなぁ、と特に感じたのは
    一話あたりのページ数です。
    この短いページ数でこの内容を紡ぐことができて
    さらには登場人物たちのキャラクターをたたせる。
    どのお話も人物たちのキャラクターが現実にいるような
    リアルさがある。
    物語の構成もしっかりしていて、この頁数で
    よく物語のまとめができるな。
    と、そういう観点からもおすすめします。

    一話がしっかりしているので、一話読み終わると
    本を一冊読み切った感じがして、
    次の話にすすんだとき前の話を思い出すのが
    難しかったくらいです。

    それぞれの作家さんの別の未読本に

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    2026年07月27日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    今年公開された映画から本作を知って、所謂爽快ミステリー!という感じではないものの物語終盤の場面に漂う寂寥感が心に残り、村重という人物にはかなり興味を引かれた。今回原作を一通り読んだことで、改めて映画を観に行きたくなった。というか、個人的に原作小説は絶対に併せて読むべきものだと思っている。その順番は人に寄りけりだろうけれど。
    まず、わたしは映画鑑賞時に随分思い違いをしていた。村重はてっきり戦乱の世に疲れ果てて、武士というものの在り方に憂いを覚えていたのだと考えたけれど、小説を読むと異なる印象を受けた。業の深い生き様であると自覚しながらも、彼は己の選んだ道に悔いはなく、武士として、荒木としての誇り

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    2026年07月26日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    個人的傑作。
    最近「ホワイトカラー消滅」を読み、辺境の集落がいかに国の金食い虫になっているかを思い知らされたところ。
    そうは言っても、祖父母の家は限界集落にあり、他人事ではない。

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    2026年07月26日
  • ボトルネック

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    自分が生まれた世界と自分の代わりに誰かが生まれた世界を比べて後者の世界の方が良かった時、、私なら生き直すことができるか。

    この物語は主人公リョウと何らかのきっかけで別次元に生きる姉サキと出会い、姉が生まれた世界を3日間体験する。
    読み終わってターニングポイントとなった部分をいくつか読み直したら、作者が伝えたかったことがクリアになってきた。

    リョウは何事も受け入れるが性格は卑屈。
    対してサキはお節介で想像力が高い。

    サキに関わる人達は本人の意思に関わらずサキから何らかの影響を受けてその後の人生が変わっていく。サキと3日間過ごしたリョウはサキから受け取った何かで人生を好転していくことができる

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    2026年07月26日