あらすじ
小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。冬の巻ついに刊行。/解説=松浦正人
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Posted by ブクログ
小市民シリーズ
本当に最高だった
キラキラした青春というより綺麗なセピア色になりそうな雰囲気
アニメから入って、原作を読み始めた。
春夏秋と来て冬を今日、やっと読み終わった
アニメも面白かったけれども原作の雰囲気がやはり素敵でコーヒー片手にカフェで読んでいるような小粋さを感じる
Posted by ブクログ
日常系ミステリーと思って、侮っていた自分にビンタをしたい。
解決編に入った伏線回収速度と、過去と現在を絡めた構成に鳥肌が立ちました。
本当に米澤作品は、このスピード感があるからたまらない。
読み始めはエピソードゼロと侮っていましたが、そんなことはなかった。
至る所に叙述トリックが仕掛けられていて、見事に騙されました。
個人的には本作が色々と考えさせられる内容で好きだな。
なぜ小鳩君は小市民を志したのか、これが腑に落ちた。
また本書あとがきで、ぼんやり思っていたことを言語化されていて満足。
続編が4月に出るようなので、これまた楽しみが増えました。
Posted by ブクログ
ついに小市民シリーズ最終章。
冒頭でいきなり小鳩くんが轢き逃げに…大学受験もふいになり、文字通り動けない入院生活を強いられることに。
もて余す時間を埋めるかのように、小鳩くんの意識は3年前へと向かう。
小山内さんとの“馴れ初め”であり、また自身の封印したい過去でもある事件と向き合う。
過去の追想と現在を行き来する形で、物理的には動けない小鳩くんが躍動する。
全4作のうち、一番本格的なミステリーの印象。
過去のトラウマと向き合ったことで、小鳩くんの内面的な成長が感じられるラストも感慨深い。
過去の出来事が語られたことで、ここから1作目の「春期限定〜」を再読するのもまた味わい深そう。
Posted by ブクログ
小市民シリーズは小佐内さんがどうしても好きになれなかったけど、今作はシリーズ集大成な内容で大満足でした。2人が小市民であろうとするきっかけが描かれていてたり、ラストの展開は緊張感があり、結局最後まで小市民であろうとしている2人がよかった。
Posted by ブクログ
高校三年間、探り合い騙し合ってきた二人に最後にこんな爽やかな気持ちにさせられるとは。。 それでもって喪失感。
でも京都の街には美味しいスイーツがたくさんありそうだし、京都スイーツセレクションでもつくって歩きまわる二人が浮かびます。
小鳩くん、小佐内さん京都でも仲良くね。
その後の二人(妄想)
本編終了から、一年と数ヶ月後。
晴れて大学生となった小鳩くんは、京都市内でようやく小山内さんを見つけて駆け寄った。
小山内さんは、同年代くらいの男性と一緒だった。
小鳩 「小山内さん、ようやく見つけたよ」
小山内「小鳩くん、紹介するね。こちらが私の最善のカレ…」
小鳩 「…(会わない間に何が起こった)…(>_<)…」
とは、ならないか…。
Posted by ブクログ
小市民シリーズ第4巻。
小鳩くんが交通事故に遭い、入院生活を送ることに。実は似たようなひき逃げ事件が中学3年生の時に起こっていて…小鳩くんと小佐内さんが3年越しのひき逃げ事件の真相を探す話。
小鳩くんと小佐内さんの中学生の時の初めての出会いも知れて、長い2人の関係性をなんだか羨ましく思った。
これからも続いてほしいシリーズ!
Posted by ブクログ
小市民シリーズの中で1番面白かったです!
今までとは少し変わり、過去の回想であったりと主人公たちが大きく動くということはないものの、過去の話と絡めながら面白く、そしてミステリー要素ありでよかったです。
Posted by ブクログ
再読。小山内さんと小鳩くんの、高校生活と小市民の時代の終わりの物語。小鳩君が轢き逃げに遭うショッキングな始まりだったけれど、病院で安楽椅子探偵状態の小鳩くんと犯人を探す小山内さんの連携プレーはさすが。小鳩くん達が小市民を目指すきっかけとなった苦い過去も絡んでくる展開が面白かった。これで完結と思うとすごく寂しい。大学生編もあると良いのになあ…
目次が親切
紙の本と比べて電子書籍の不便なところの一つが、イラストのページを見返したいときに、ページをパラパラとめくってイラストページを探すことができないことだ。しかし、本書は、章のタイトルだけでなく、事件「現場周辺図」などの図版(イラスト)を、目次の中に含めてくれている。これはとても便利なので、是非他の本も見習ってもらいたい。
Posted by ブクログ
これ、アニメ化が決まったときはまだ影も形もなかったってすごくないですか。そこからこの前日譚を書き起こして、小鳩-小佐内コンビがなぜ小市民をめざすに至ったのか、小鳩くんがなぜ謎解きをするとき、いつも軽い自己嫌悪を感じるような振る舞いをするのか、とても納得のいく事件を設定する……。
それだけでなく、秋期限定では復讐の女神ネメシスなのかという、底知れぬこわさを感じさせた小佐内さんに、グッと来るせりふを言わせ。米澤穂信さん天才ですか。
わたしは「春季限定」だけ発売当時に読んで、あとはアニメをぜんぶ見終えてから順に読んでいったのだけど、ほんとにすばらしいシリーズだなと思う。「日常の謎」というのは、かならず、探偵じゃない者が人の秘密に首を突っこんであれこれさぐるという作業につながるわけで、そこに生じる忸怩たる気持ちを深堀りすることで、人間の功名心とか承認欲求とかを描きつつ、さらにそこを超えて純粋に謎やロジックを愛する心も描いているのかなと思う。
そんな複雑な心性を持つ小鳩-小佐内コンビ、もう会えないのかな。大人になったふたりにひょっこり再会できる日を夢見つつ、ありがとう。
Posted by ブクログ
アニメで春夏だけ見て小説は初でしたが非常に楽しめました!
まさに求めていた青春ミステリ!!
3年前の轢き逃げ事件の捜査と今回轢かれた小鳩くんの病院内での心情が交互に描かれている。
ボンボンショコラとかノリでつけたのかな思ってたらきちんと伏線上にあったのもすごい。
推理の小鳩くん、行動力のおさないさんの魅力が文字だと語れないくらい好きでした!
春夏秋も本で読んでみます!
Posted by ブクログ
2025/07/04
p.239
車椅子のタイヤの固定が甘かったのだろうか。ぼくが座ろうとした瞬間、車椅子はわずかに後ろに下がった。
椅子に座るつもりで腰を下ろし、寸前で椅子を引かれれば、誰でもろくに受身も取れずに倒れ込む。声にならない悲鳴が、喉の奥でくぐもる。心拍数が跳ねあがる。
瞬間的な恐怖という尺度で言えば、車にはねられた時よりも怖かったかもしれない。けれど幸い、車椅子が動いたのはほんの少しだった。看護師さんがハンドルを握り、車椅子は止まって、ぼくは無事に座面に腰を下ろす。
2025/07/21
p.231
見つめていてもサンデーが復活したりはしないという現実を受け入れたのか、小佐内さんはサンデーグラスを少しテーブルの端に寄せる。
ここまでの話をまとめると、日坂くんは交際相手の岡橋さんではない誰かからお守りをもらった可能性が高い。
そして、自分が車に轢かれたとき一緒に歩いていた人のことを、隠そうとしている……。
考えられるパターンは、ざっと7つぐらいはある。そのうちのどれが真実なのか知るために今日できることは、もうなさそうだ。
初夏の日は長く、外はまだ夕暮れの気配さえもない。今日はいろいろあった。防犯カメラの映像を見て、堤防道路を歩き、学校まで戻ってきて牛尾くんの協力を取り付けた。
ぼくがいま思っているのと同じことを、小佐内さんが呟いた。
「あとは明日。今日は、おしまい」
2025/11/18
p.416
「小鳩くんは、どこの大学に行くつもりだったの?」
「名古屋だった、近いし。でも、志望校も練り直さないと」
「わたし、京都がいいと思う」
藪から棒だ。びっくりして、ほんの少しだけ眠気が引っ込んだ。
「なんで?」
「わたしが京都の大学を受けるから」
なんだ。ぼくはちょっと息をつく。
「そう。受かったら教えてよ。お祝いのメッセージぐらいは送るから」
「教えない」
ベッドの端に、小佐内さんの手が置かれる。
「小鳩くんはさっき、わたしをとんでもない陰謀家みたいに言ったでしょう。わたし、心が傷ついたの」
「……それはどうも」
「それに、なかなか意識が戻らなくて、わたしをとっても不安にさせた。だからその報いがいると思う。来年小鳩くんが来るまでの間に、京都に迷路を作ってあげる」
静かな夜に、小佐内さんはくすくすと笑う。ぼくはまぶたを開けているだけで精いっぱいだ。
「おししいお店も探しておく。だからきっと、わたしを捜してね。そうしたら……最後の一粒をあげるから」
小佐内さんがぼくの枕元から、最後に残されたボンボンショコラの一粒を取って口に運ぶ。ぼくはまた、抗いがたい眠気にとらわれる。薬のせいではない、自然な睡魔に。
「おやすみ小鳩くん。わたしの次善。あなたが生きていてよかった。お大事にね。そうしてどうぞ、よいお年を」
ぼくの目は閉じていく。
――夜の底から、鐘の音が聞こえてくる。
小市民シリーズ完結 残念です
今回は甘味成分がボンボンショコラだけで、他の話と比べるとスイーツ度が少ないけれど、密室の謎あり最後に犯人との対決ありと、このシリーズでは一番推理小説らしくて面白かった。これでシリーズ完結らしいけど、米澤作品のヒロインでは小山内ゆきチャンが一番好きなので、ちょっと残念です。京都を舞台に大学生編も読んでみたい気もするけど、蛇足かな?でも、マカロンみたいにこれまでの事件の間に起こった事を短編で出して欲しい気もします。
Posted by ブクログ
待望の! 鯛焼きが食べたくなりました。
ついに小市民シリーズ最終章なんだ…さみしい、でも楽しみ、と読み始めたら、最終章の間にエピソードゼロも挟まってるじゃないか!なんてにくい演出!
小鳩くんたちがなんで大々的に活動しなくなったか、ちょいちょい後悔してたっぽい記述はあったけど中学時代にこういうことがあったらそりゃね。
小市民シリーズ、完結
ショッキングな事件、小鳩君と小佐内さんの馴れ初め、緊張感のあるラストと、シリーズ完結作として文句ない出来。
アニメも盛り上がって最後までやってもらえたら、そして他のシリーズもこれくらい綺麗に完結してもらえるといいなぁと思います。
Posted by ブクログ
解説に15年ぶりの小市民シリーズ、とあって、
うっそー!と思ったけど、
周期限定栗きんとん事件が2009年、
本作が2024年、ほんまやー。
こちらも発売直後に読んでる訳じゃなし、
しかも途中、古典部やら嘘やら栞やら、
あちこちつまみ食いもしてるので、
そんなに空いてるとは感じなかった。
一気読み。
小山内さん、怖いよ。
Posted by ブクログ
春期限定から20年、小鳩くんに降りかかる不幸から始まるミステリでした。シリーズで一番好きだと感じた。二人が小市民を目指すきっかけとなった中学生時代の事件も描写されて、シリーズファンには見逃せない(見逃さないか)。道路と逃げ去った自動車の謎を追ってゆく様は密室トリックみたいで興味深かった。小山内さん、牙が抜けたかな?と思わせてからの静かで確かな狂気も大満足でした。
Posted by ブクログ
<目次>
略
<内容>
とりあえず小市民シリーズの最終巻。そして小鳩くんと小佐内さんのなれそめも語られる。小鳩くんは命のピンチ…。けっこう第10章でどんでん返しも…。
Posted by ブクログ
小市民シリーズ、読破しました。
もうこの二人の物語の続きに触れることができないのは寂しい限りです。
ミステリーにおいても、その読みやすさにおいても、米澤穂信らしさ(かぶりを振る、のことではなく)を多分に感じられて、古典部シリーズが好きな私としては読んでいてとても満足度が高いお話でした。
各作品に感想はありますが、これは冬季限定の評価感想欄なので、それにだけ触れるとするならば
小鳩くんが置かれた特殊な状況を、特殊であるからこそ推理の穴とする手法は、感心させられました。
評価はシリーズを通してということで、星4とさせていただきます。
Posted by ブクログ
小市民シリーズの最終巻。
今回は主人公の小鳩君が車に轢かれて入院するところから始まり、回想によって過去二人が小市民を目指すきっかけになった事件が語られます。
過去の失敗、そして現在の入院生活の物語なので過去のシリーズに比べると全体的に暗いです。これまでは全体を通しての事件や謎がありつつも日常の謎を解いていましたが、そういった軽い謎解きのようなものがなく雰囲気がだいぶ違います。
ただ、過去の2人が出会い小市民を目指すきっかけになった事件が語られ、その事件が現在の事件に関わってくるというシリーズの締めにふさわしい内容だったと思います。
Posted by ブクログ
ひき逃げにあった小鳩くんの経過と並行して、これまでの2人の何かあったなと思わせることがここでわかっていく。人には事情があって、良かれと思ってしたことでもかえって迷惑なこともある。生きててそういうことたくさんありますよね。小鳩くん、本当に危うい立場にいたものです。無事でいてくれてよかったです。小山内さんさすがだなあ。早く良くなって二人でスイーツ巡りに行って欲しいものです。これで終わりではなく大学に行った2人の活躍も見られたら嬉しいな。
Posted by ブクログ
冒頭から小鳩君と小山内さんが堤防道路を歩くところからスタート
そしていきなり小鳩君がひき逃げされてしまい入手してしまう!
そこから物語が始まっていくが、小鳩君の3年前の
中3の頃のエピソードも回想されながら進展する
中3の頃に小鳩君と小山内さんが出会い、そこで今の高校の互恵関係になっていくという、小市民シリーズの肝が丁寧に描かれている。
中3の頃に起きたクラスメートの日坂君が巻き込まれた事件を小鳩、小山内ペアで解決しようとするが
意外な点まで掘り下げてしまい、これが、小鳩君と
小山内さんが小市民になろーと誓うきっかけだったのかと納得できた。
小山内さんの探偵っぷりも素晴らしい
Posted by ブクログ
やっと読めたあああああああああ!!!!
小市民シリーズの冬期。
主人公の小鳩常悟朗が、小佐内ゆきと下校している時にひき逃げにあってしまって入院を余儀なくされるところから始まる。
今回の事件の真相を考えながらも、過去の因縁?の事件を思い出しながら、徐々に真相に近づいていく、という形。
実は先にアニメを見てしまっていたので、結末とかは知ってたけど、やっぱり字で読むと細かいところが分かっていいよねー
あの時の間、とか、空気感とか、読み終わってからこそちゃんとアニメを見返したいっ!て思えますん
何よりも何よりも、今までのシリーズのタイトルで「限定」ってついてる意味がちゃんと解説されてて、ほわぁそうゆうことかぁぁあ!ってなったの、よかったの
出来れば大学生編とかも見たいんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
ついに過去の事件の全貌&2人の出会いが明らかに!
現在と過去の行ったり来たりも楽しかった
受験諦めはショックだけど、
なんやかんや京都の大学編始まらないかな〜
ここで終わりは寂しい〜
Posted by ブクログ
3年前と現在が交じりながら展開。
3年前の小鳩君がこんなにポンコツ?少なくとも2年前の小鳩君は隙のない名推理を披露してたけど、と少し疑問はあったし、加害者の動機に全く同感できなかったけど、病室という狭い空間を感じさせない展開は面白かった。あとがきを読んで初めて番外編がある事を知ったので、終わってしまった喪失感からすぐに復活。
Posted by ブクログ
春から始まって、とうとう冬。
終わってしまうと思うと惜しくて大事に読んだ。
一つ一つの経験が、感情が、その人を形成していくんだ。
どんなときも思考し続ける小鳩君、小佐内さんの前で泣いた小鳩君、褒めてもらいたかった小鳩君、小鳩君が大好きになった。
爪を研ぐ余り牙まで鋭くなった小佐内さんも好きになった。
小佐内さん視点のお話が読めたら、もっと好きになれるかもしれない。
今まで知りたかったことや読みたかったことが書かれていて、締めくくりとしては大満足だったのだけど、最後に小鳩君と小佐内さんの会話を読んでいて、ものすごく大学生(あるいは浪人生)編が読みたくなった。
それだけ二人の未来が明るく感じられたからだと思う。
ビターな味わいだったけど、そればかりじゃなかった。
――――
アニメを見終えたが、小鳩君の語り(心の声)がなく残念だった。
そこが好きだったのになあ。
岐阜の街並みは素敵だった。
Posted by ブクログ
小鳩くんが轢き逃げに遭い、3年前の日坂くんの轢き逃げ事件と重ね合わせ真実に近づく。小市民を目指す二人の序章から終焉までが鮮やかに繋がる。最後は春夏秋と回想。お互いを必要とする気持ちもよく伝わって◎。
Posted by ブクログ
小市民シリーズの完結作(現時点ではなりますが)
主人公の二人の出会いの事件と現在の事件と交互に展開されます。
最終章まで所々ヒントが散りばめられており、楽しかったです。
こんな主人公が周りにいたら、ちょっと困るかも、と改めて思いました。
Posted by ブクログ
いわゆる小市民シリーズの最終章らしい。
終わり方はまだなんとなく次があるような気もするが・・
本作品は主人公の小鳩君と小山内さんの馴れ初めの事件と現在進行中の事件を交互に語る形で進む。
とにかく本作は暗い。
小鳩君が轢き逃げに遭い生死を彷徨う。その轢き逃げ犯をいわゆるアームチェアーディテクティブとして探していくお話なので仕方ないとも言えるが。
入院したことがある人なら、おそらくかなり早い段階で違和感を感じるはずだが、その違和感がどう事件に絡んでいくのか分からないままに話は進む。
一応事件は解決するのだが、動機の点では納得できないし、小さい?はたくさん残る。
冒頭にも記したが、このシリーズはこれで完結かもしれないが、二人の人生はまだまだ長い。この先の展開も楽しみにして、次作を期待したい気持ちもある。
Posted by ブクログ
シリーズものと知らずに最終巻の冬だけ
読んでしまったので、
これまでのを読んでいたらもっと
独特の言い回しとか伏線とかが理解できて
面白かったかもしれない。
3年前の事件と極似しているひき逃げ事件だが
犯人は全然違って、現在の方が現在進行形で怖いことになっていたのは予想外だった。
小山内さんと小鳩くんのこれからの関係が気になる終わり方だった。
Posted by ブクログ
季節は冬。
たい焼きを食べなる小佐内さんと並んで歩く小鳩くん。
微笑ましい空気だな〜とにやにやしながら読んでいたら、まさかの轢き逃げ……
入院生活を送る小鳩くんと、犯人を探す小佐内さん。
3年前の事件の回想を通して、ふたりの出会いと「小市民を目指す理由」が明かされる大事な幕で、読んでいて関わる人の気持ちに胸がぎゅっとなる場面も多かったです。
そして入院中のふたりの繋がり方――まさかあんな形とは。
ずっと小佐内さん推しだったけど、今回さらに好きが更新されました。あの異常さ込みで最高に魅力的。
看護師さんも「怪しいな」とは思っていたけど、真相にはさすがに驚き。
正直、そこは少し“出来すぎ感”もあったけど、それでもほどよいミステリー感で面白い。
「来年小鳩くんが来るまでの間に、京都に迷路を作ってあげる」
「わたしの次善」
これ、もう告白じゃない?
最高のラブコールでしかない。
シリーズの締めくくりとして大満足の一冊でした。
大学生編を出して欲しいな。