米澤穂信のレビュー一覧

  • 氷菓 (10)

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     長きにわたり連載の続いた「クドリャフカの順番」完結編となる10巻である。他にはただ奉太郎とえるがイチャイチャしている「連峰は晴れているか」と「心当たりのある者は」が収録されている。
     相変わらず、本当に漫画として面白いなと感心させられる。特に、内容的にかなり不気味さが演出された小エピソードの二話は、安楽椅子探偵方式で動きがないのに、物語の動的展開が話を引っ張っている。そのストーリーを描く手並みは本当にさすがとしか言えない。
     個人的にはあまりコミカライズの類は読まないのだが、ここまで見事にコミカライズしてくれている作品はどれだけあるだろうか。テンポ良く進む様は本当に心地いい。
     今回も星五つ

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    2016年07月28日
  • 氷菓 (2)

    購入済み

    千反田の『怒り』とは?

    『大罪を犯す』での千反田の怒りはオジの周りの兎たちと同じに成りそうな自分に対する憤りだったのかも知れない。

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    2015年11月01日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

     名作「ボトルネック」と同じように,思春期の子どもを主人公とした青春ミステリ。「ボトルネック」と同じように非常に残酷な話である。
     主人公は中学一年生の女の子である越乃ハルカ。彼女は、実の母親ではない母と母の連れ子であるサトルと同居している。実の父親は,会社のお金に手を付け,バレそうになると借金を残して失踪した。この設定だけでも,ご飯が3杯くらい食べれそうな,絵に書いたような辛い話である。
     ハルカが辛い生活を送る舞台は家庭だけではない。学校生活も相当辛いものが予想される。米澤穂信が描く子どもの世界はとても残酷でつらいものである。子どもの世界特有のルール,ヒエラルキー。子どもの世界で「ある程度

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    2025年02月11日
  • 氷菓 (6)

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     アニメオリジナルにさらに変更を加えたプール回と、そしていよいよ始まるクドリャフカの順番編を収録した巻である。
     実はアニメをあまり観ていないので、新鮮な気持ちで楽しめたし、最後の落としにも腹を抱えて笑った。いや、さすがと言うべきか。私気になっちゃったんだなと、笑ってしまった。
     全体的にテンポ良く進む物語には変わりなく、演出が小気味良い。群雄劇としての性質が色濃いクドリャフカの前座に、前日の夜を描いた一話が挟まっているが、これもまたある種の予告としてきちんと機能している。

     さすがの一言である。楽しませていただいた。まだまだこれからだから星四つ半くらいかな、とも思ったが、期待も込めて星五つ

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    2015年01月11日
  • 氷菓 (5)

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     愚者のエンドロールの解決編。
     実は小説を読んだ際、入須先輩への奉太郎の(最後のシーンでの)返答が了解がいかず、どうも据わりが悪くて読後感が悪かったが、この漫画のおかげでようやく落ちた気がする。
     その後の二つのチャットシーンといい、物語そのものも小説以上に上手く落ちている印象を受けた。
     ここまではあくまでコミカライズとして評価してきたのだけど、この巻で一個の漫画として評価できる内実を揃えたと思う。本当に良い巻だった。続巻にも強く期待したい。

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    2013年10月29日
  • 氷菓 (4)

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     話の回り方が本当に良い。愚者のエンドロールが始まっているが、三人の推理を聞いて回るシーンはそれぞれがよく描かれていて、推理の過程として読み込まなければならない展開に苦労が要らない。すっと入ってくるのだ。
     やや尺を食ってしまっているが、一つの小説をコミカライズするとなるとこれはどうしようもないところだろうね。描かれている内容は質の高いものだから、文句はない。

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    2013年10月29日
  • 氷菓 (4)

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    2013/09/05
    【好き】「愚者のエンドロール」の続き。 夏休み中、入須先輩経由で2年生が作った未完成映画のオチを考える事になってしまった古典部。 探偵役は断るがオブザーバーにされ関係者3人(中城・羽場・沢木口)からオチ推理を聞くところまで。 この巻ラストは沢木口の衝撃発言「別にいいじゃない、鍵ぐらい」。 うん、確かに3人の中では一番面白いオチだと思う…思うが(笑) 奉太郎がいろいろ凹まされる次巻が早く読みたい。 この漫画は地味で大人しめではあるけどキャラクターはアニメ絵に近く、展開は原作準拠なので安心して読めるところが好きだ。

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    2013年09月09日
  • 氷菓

    購入済み

    氷菓面白いね

    これは面白い。登場人物の価値観や微妙な関係性などが魅力的。ファンになった!
    リディオで読んでいるが、読みやすい。通勤時間に読むのが格好良く感じる。

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    2013年03月10日
  • 氷菓 (2)

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    2013/01/16
    【好き】「事情ある古典部の末裔」「大罪を犯す」「由緒ある古典部の封印」「栄光ある古典部の昔日」の4話を収録。 「大罪を~」でえるの人柄を掘り下げてから、文集「氷菓」とえる伯父の謎解きが始まった。 えるの為にやる気を出したホータローがトイレで謎を考える所で次巻へ。 決着は次巻に持ち越し。 このコミカライズは原作やアニメの雰囲気をちゃんと受け継いでいるので読んでて楽しい。 しかし…この巻で一番驚いたのは、あとがきで原作の米澤さんが男だと判明したこと。 なぜかずっと女性だと思ってました(^^;)

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    2013年05月13日
  • 氷菓 (1)

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    2013/01/15
    【好き】古典部シリーズのコミカライズ。 設定がアニメ準拠なので入り込みやすかった。 「伝統ある古典部の再生」「やるべきことなら手短に」「名誉ある古典部の活動①」「名誉ある古典部の活動②」の4話が収録。 ホータローの行動が漫画だと更に分かりやすくなっていたのが好感持てたのだけど、それは原作とアニメを見たからなのかな? そこら辺はもうよく解らないが次巻を手に取りたいと思える出来映えで良かった。 1巻はキャラ紹介的な触り部分なので、次巻から「氷菓」の謎解き話で徐々に盛り上がっていくことを期待。

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    2013年05月13日
  • 氷菓 (2)

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    氷菓コミカライズ第2弾。「事情ある古典部の末裔」「大罪を犯す」「由緒ある古典部の封印」「栄光ある古典部の昔日」が収録されています。原作で「三十三年前」となっているところが「四十五年前」になっていますが、これはアニメ版の設定を踏襲しています。時系列になってて対応してる短編が入っているとはいえ、文庫本一冊分がまだ消化しきれないとは。それだけアニメ版もコミカライズ版も丁寧にエピソードをなぞらえたということだろう。

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    2012年09月10日
  • 氷菓 (1)

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    アニメ化された「氷菓」のコミカライズ版。アニメのキャラクター原案を生かしているので、アニメ版が好きな方なら気に入るのではと感じます。ストーリーはアニメ版同様時系列に進んでいき、1巻には「伝統ある古典部の再生」「やるべきことなら手短に」「名誉ある古典部の活動」が収録されています。

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    2012年09月10日
  • 氷菓 (2)

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    ネタバレ

    うっかりアニメで解決編を先に観た話の導入部。
    核心部なのに本当うっかりだ。
    でもアニメの雰囲気そのままだから、読み進めるのは楽しい。

    そういえばこれもきょうだいで同じ部活の話ですね。卒業後の姉と現役弟だけど。
    部活が舞台だと前にいた人とのつながりというのがなにかポイントになるのかな。

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    2012年08月30日
  • 氷菓 (1)

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    原作ファンでも間違いなく楽しめる逸品!
    「わたし、気になります」でお花飛ばしまくりなえるちゃんが可愛い。そのえるちゃんにタジタジな奉太郎もなかなか可愛い。里志くんも摩耶花ちゃんも可愛くて嬉しい。
    次巻が楽しみ♪

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    2012年05月01日
  • 氷菓 (1)

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    あの原作を漫画にすると、こうなるのか……!

    もちろんアニメが下地になっているのでしょうが、独特の空気が思った以上に『氷菓』らしい気がしました。
    小説で感じた、「地味なんだけど、何だか気になってしまう」あの感じ。

    キャラクターはそれぞれ容姿を与えられていて、今まで以上に動きや立ち位置が分かりやすくなりました。

    アニメは未視聴ですが、漫画はとても素敵だと思います(*´▽`)

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    2012年04月27日
  • 倫敦スコーンの謎

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     <小市民>シリーズの2冊目の短編集。高校生が主人公の日常系ミステリで、殺人事件などは起こらない。作者の高校生を主人公とした<古典部>シリーズよりはダーク、<図書委員>シリーズよりはライトな印象を受ける。
     
     4つの短編からなるが、巻末に収録されている書下ろしの「維納ザッハトルテの謎」が一番のお気に入り。ちなみに維納はオーストリアの「ウィーン」の漢字表記である。

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    2026年07月05日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    夏をテーマにしたと言うだけあって、少し背筋が冷たくなる話が多いかも?
    しかし、決してホラーではなく、心に残る「プレゼント」ばかりでした。

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    2026年07月05日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    アンソロジーはじめてだった。
    初回限定版をゲットできたので装丁が素敵で読む前から満足感あり。

    著書を読んだことある人もない人もいたけど、ほのぼのしてたり仄暗かったり色々だったが短編でもグッと引き込まれる話ばかりで面白かった。

    伊坂幸太郎の話が好きだったな!

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    2026年07月05日
  • 黒牢城

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    ⭐️3.5
    ずっと気になっていた作品。
    映画化もされ、今読まねばと思い読み進めるも、分厚いわ読めない漢字あるわでサクサク進まない笑
    でも歴史は好きで豊臣兄弟も観ているので、半兵衛の菅田将暉が官兵衛かぁ…とイメージしながら楽しみました。
    肝心の内容はというと……面白かった!
    けど、史実を全く知らない方が純粋にストーリーを楽しめる気がしましたね。特にラスト。
    しかしこの作者の引き出しはすごいな。

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    2026年07月05日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

     珠玉のアンソロジー。まさに物語のプレゼントだった。このアンソロジーを「プレゼント」と名付けた方はきっと天才である。
    「新潮文庫の100冊」の50年分の願いがぎゅっと詰まっているように思った。多くの人に物語よ届け、という切なる願いが⋯

    [ウッドペッカー荘事件]
    「名探偵・白河ヨフネ」シリーズ、読んでみたいなぁ。そんな風に呑気に構えていると、想像の遙か先をいくオチにやられた。
     見事な伏線。その鮮やかな回収。なんて贅沢な短編なのだろうと思った。これだから、伊坂幸太郎作品はやめられないんだ。

    [二つの宇宙]
     江國香織さんの作品は初めて読んだ。
     恋愛小説でもあり、家族小説でもある。今まで読ん

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    2026年07月04日