米澤穂信のレビュー一覧

  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    高校生男子の友情というか会話の妙、良かったです
    意外と散りばめられている謎的なものも楽しめました
    軽く読めるのに雰囲気や奥深さを味わえます

    0
    2025年11月15日
  • 折れた竜骨 上

    Posted by ブクログ

    普段ファンタジー読まないし、中世ヨーロッパ?の話も読まないのでそんなに興味無かったのですが、米澤穂信の黒牢城がとても良かったので(普段戦国小説とか歴史小説全然読まないけど、丁寧にわかり易く、かと言って自然な感じで凄く良かった)、折れた竜骨も読んでみようと思いました。

    予想通り、普段読まない私でもとても読みやすかったです。中世ヨーロッパのファンタジーでミステリが成立するのか…!?って感じですけど、今のところすーっと違和感なく読めてます!!
    タイトルの意味がまだ?????って感じなのですが、これから回収されるんでしょうか?ワクワク!
    とても良いところで終わったので早く下巻も読みたいです!

    0
    2025年11月15日
  • Iの悲劇

    購入済み

    私的にヒット作品!

    なかなか面白かった!
    「蘇り課」の3人のキャラが個性あってとても良かったな。
    そして、そのうちの2人が只者じゃなかったこと…。
    そして移住者たちもこれまた個性的(笑)
    サクサク読めて私的には久々ヒットです!

    公務員…
    お役所仕事にもルールがあってなかなか大変なんだなと感じた。
    確かに住民に苦情は受けても褒めてもらえることはないもんね。。

    #笑える #ダーク

    0
    2025年11月14日
  • 王とサーカス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サガルがとっても切なかった。
    事件も複数で犯人も複数で複雑だった。単純なミステリじゃなくておもしろい。

    0
    2025年11月14日
  • 満願(新潮文庫)

    購入済み

    儚い羊たちの祝宴が好きな人は

    米澤穂信さんの"儚い羊たちの祝宴"が本当に大好きなので、気になってこちらも読みました。どの主人公も間抜けじゃないのがいい。短編だから読みやすくて、どこか上品な感じが本当に良い。タイトルにもなってる"満願"は構成や雰囲気が1番"儚い羊たちの祝宴"に近いと思う。面白いと思ったのは夜警と万灯。柘榴は綺麗な文章だなと思った。

    #ドロドロ #ダーク

    0
    2025年11月12日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これぞ本格ミステリの短編集という趣きでした。
    どの話もクセがあり、スッキリ謎が解けるものもあれば、余韻を残すものもありました。

    0
    2025年11月12日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6遍のミステリー短編小説は人間の不可解で複雑な心理を読むに仕込まれた内容だ。「柘榴」では精神的に疲れ果てた母親を守ために親の親権を敢えて無職の夫に姉妹が選んだ事、「満願」では夫の借金の山を自ら殺意を持って守った妻、更に妻の思いは先祖代々の掛け軸を他人に渡さないと言う先の行方を行動した心理を図ったことだ。気になる言葉は:
    「学があるというのは大きな事です。この世はとかくままならぬもの。でも学があれば
    世が世なら臍を噛むときもきっと少なくなりましょう」

    0
    2025年11月11日
  • さよなら妖精

    Posted by ブクログ

    ユーゴスラビアから来た少女と、彼女と出会い友誼を結んだ学生達の交流と別れを描いたミステリ小説。

    日常系ミステリを挟みながらの少女と学生達の和気藹々としたお話と、ユーゴスラビアへ帰国した少女の謎を追う話を並行して読み進める構成。メイン登場人物が絞られており、登場人物が増えすぎると誰が誰だかわからなくなる自分としては読みやすかった。

    国際情勢も交えたミステリというのはまた新鮮で、謎解きと一緒に色々と考えさせられる物語でした。なかなか心に残るラストです。

    0
    2025年11月07日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    甘美で陰惨なミステリ小説。
    読書サークル「バベルの会」に集う名家のお嬢様を軸に繋がりを見せる5つの短編集。

    現実逃避したい、読書モチベを上げたい、そんな方におすすめです。最高に浸れます。

    それぞれの話は独立しているものの、ひっそりと繋がりを見せて、どの話も救いはなく残忍で恐ろしい。甘美な世界観に読者を惹き込む力強さ。目を背けたい内容ではあるが、ページを捲る手が止まらない魅力の詰まった作品でした。
     悔しいのは自分にもっと教養があれば、作品全体を更に吸収して楽しめたと思う。どの話も魅力的で飽きさせない展開が待っているため、時間を置いて再読したいと思います。

    自分が好きな話は「北の館の罪人」

    0
    2025年11月07日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    何となくこのシリーズ好きだな。

    他シリーズと共通していない独自の部分は、
    どこなんだろう。
    背景に、明らかに、リアルで社会的な問題が横たわっているのは良い。そしてそれに各人物がどう向き合うか、というところに、人物の書き分けとしても使われている各自の行動原理や信条が絡んでくるというところも面白い。
    けど、それは小市民シリーズや古典部シリーズもそうか?どうだろう。
    やっぱり松倉という存在が、このシリーズを規定している気がする。

    0
    2025年11月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小市民になりたい小鳩くんと小佐内さんのお話し
    人が死なないミステリーだから心が重くならずに読めて良い

    瓜野くんはずっと掌の上で転がされてるなーってことがわかるからちょっとかわいそうにもなってしまう。。。

    小鳩くんと小佐内さんの組み合わせが大好きだから
    とっても嬉しい終わり方でホッとしました。

    最後の火災現場での2人の出会いと、その後の公園でのやりとりの情景は美しいなと思うと同時に木の後ろで「もういいかい」をして待ってる小鳩くんを想像すると笑えてしまう。

    「糠に釘、「他愛無い」で声をだして笑ってしまった 笑

    0
    2025年11月04日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    前作は読んでないのですが。

    堀川と松倉の2人の掛け合いが、高校生らしからぬ感じもあるけども面白くてとても好き。
    読みやすくてどんどん読み進めることができた。

    そういう最後か〜という感想。

    0
    2025年11月03日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    5篇の短編集ですが、どの話も好みでした。
    特に『玉野五十鈴の誉れ』はラストにゾワゾワして、思わず本書を投げ出すほどでした(苦笑)その点でいくと、『北の館の罪人』もラストが完璧。
    米澤穂信さんの作品はまだ短編集しか読んだことないけど、今度は長編も読んでみたい。

    0
    2025年11月03日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    作者の幅広い作風に驚かされる。SF的入り。
    純小説ぽい。10代の多感な少年の感情を取り上げた内容。

    0
    2025年11月08日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    5つの物語からなる連作短編集。全て明るい物語ではなく、黒く暗い毒々しいものばかりだった。
    ラストまではその後の展開に期待しドキドキするが、ラストの驚嘆や裏切りは小さい気がした。だけども内容は面白い!特に「玉野五十鈴の誉れ」はとても好みで、不謹慎かもしれないがラストはスッキリした!
    随所に先行する文芸作品について言及する文言があったため、ブッキッシュで読みづらく著者の意図が分からないことが度々あったのが残念だった。
    著者は「悪意」の演出に固執してきたそうだが、それが伝わる作品だと感じた。

    0
    2025年11月02日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

    Posted by ブクログ

    短編ミステリーではあるが、小市民シリーズとして長編作品として見てもかなり面白い。
    登場人物が好きで、掛け合いも面白いため最後まで退屈せずに読めた。
    終章は少し悲しくなったとともに、続きが気になった。

    0
    2025年11月02日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    ミステリー好きの皆様、オススメします。
    ネットでどんでん返し系ミステリーを探していて本書に辿り着きました

    テンポよく展開が進むため、サクサク読み進めることができた。推理パートが複数あって何度も楽しめる。
    登場人物の豹変振りも人間臭くていい。

    終盤はどんでん返しがあってもよかったなと思う。この人裏があるだろうと予想していたが...
    メンテナンスルームは一体何だったんだろう。

    疑問点、モヤモヤが残るところもあり⭐︎-1といたしました

    0
    2025年11月01日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    どの話も面白かったし
    どんでん返し内容も各話にありよかった。
    読みやすく一気に読んでしまいました。
    あの羊はなんだったんだろう・・・

    0
    2025年10月31日
  • 犬はどこだ

    Posted by ブクログ

     とても面白い。流石は米澤先生です。探偵とその助手がそれぞれ別の依頼を受け仕事を進めることに。所々でリンクしていく事件、だが独立して動く二人は気付かない。最後に情報を交換した時に謎が綺麗に解け…といった趣向の作品。
     犬のモチーフの使い方がとても上手で、読んでいて気持ちがいいです。別にそれが活躍するわけではないけど、要所は犬で締める。素敵です。先生みたいなおしゃれな文章が書けるようになりたいです。
     

    0
    2025年10月30日
  • 王とサーカス

    Posted by ブクログ

    途中まで実話かと思っていたけど、完全なるサスペンスだった。カトマンズの情景や問題とリンクして勉強にもなりながら、ゾクゾクする場面もあり、読み進めるのが楽しかった。

    0
    2025年10月30日