米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
audibleにて。
以前から読んでみたかった作品
新聞社を辞めてフリーになったばかりの主人公・大刀洗万智は海外旅行特集の事前取材のためネパールに滞在していた。
そこでネパール皇太子による王族殺害事件に遭遇する。
事件の取材をするために会った軍人も、その後すぐに殺されてしまった。
2つの事件の謎を追うとともに、報道のあり方の是非を問う物語。
王室事件の詳細を暴くミステリーなのかと思っていたけど、話の主軸は報道のあり方を問うというものだった。
「自分に振りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽」
この物語で言えば、王の死をサーカスの見せものみたいに扱う報道と、それをエンタ -
Posted by ブクログ
ネタバレ米澤さんの作品は「氷菓」「本と鍵の季節」を読んであまり刺さらなかったけど、これはすごく好きなタイプの話だった。(そもそも米澤さんの文体が私にはあまり合わない。今回は選書サービスで届いた本だったので読んでみた)
事件の記事のあたりからもしかして…と思ってたことが的中してやるせない気持ちになると同時に、ミステリーはこういうのがあるからクセになるんだよな、とも思う。
なんとなくガリレオの「真夏の方程式」を思い出した。
娘のことを邪魔だとは思ったけど無碍にもできない、真相を告げることもせずなんだかんだで守り育てたというのが、人間らしくてよかった。
最後の掌編だけ明確な答えが提示されてないのも余韻が -
Posted by ブクログ
久しぶりの王道ミステリー。
米澤穂信さんは「儚い羊たちの祝宴 」がかなり好きで、その後「満願」を経ての三冊目。
サクッと楽しめました。読後、映画も見ましたが、とっても美味しそうな和食(須和名目線だと改善の余地ありって細かいオチ好き)という、遊び好きだったのに普通に洋食を割り箸で食べてて残念(笑)というか全体的にこの小説の私にとって良いところを全部無しにして王道クローズドサークルってる感じでした。
インシテミルのタイトルは私は感じとれなかったのですが、あとがきを読んで作者なんか粋で良きでした。
『オーソドックスなミステリー空間に根底から揺さぶりをかけること。それについて著者は、「ミステリ