米澤穂信のレビュー一覧

  • 倫敦スコーンの謎

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    目次
    ・桑港クッキーの謎
    ・羅馬ジェラートの謎
    ・倫敦スコーンの謎
    ・維納ザッハトルテの謎

    勝手からずっと寝かせていたので、楽しみすぎて一気に読んでしまった…。
    一見バラバラな事件が四編、と思ったら、最後の謎が他の謎ともつながっていることに気づき、「しまった、もっとじっくり読むんだった」と後悔しきり。
    ミステリはね、焦って読んではいけないのよ。

    小佐内さんの、らしさがよく表れたのは『羅馬ジェラートの謎』かな。
    美味しくはないジェラートを食べさせられただけではなく、店長のジェラートへの姿勢に怒りを感じているだろうから、今後この店に対する小佐内さんの恨みを思うと、心が寒くなる思いでございます。

    『桑港クッキーの謎』と『倫敦スコーンの謎』はなんとなく私でもわかった。
    でも『維納ザッハトルテの謎』はちょっと難しいというか、ややこしい。
    学校の先生も人間だけど、生徒の前であまりブラックな思いを見せないでほしいなと思った。

    私、このシリーズの、小鳩くんのモノローグが好きなんだなあと、しみじみ思った。

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    2026年09月27日
  • 倫敦スコーンの謎

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    面白かった。日常の謎を本格ミステリとして。もはやここまでくると現実世界でも使える思考方法メソッドの雰囲気すら。ビジネス書としても通用する。
    たわごとはほどほどに。最後の謎はちょっといまいちだったかな。美術品搬入としては考えづらい。作品の価値を定義すると破綻しちゃうんだ。大事なものならそもそも生徒に触らせないし、大事でないものなら動機と罰が弱くなる。。全体の構成を考えるとどうしようもなかったかな。作品としてこうなっている以上全体構成に唸るのが正解と思う。

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    2026年09月27日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説アンソロジー。

    一話目は米澤穂信さん。
    可燃物の葛警部が登場。同期の手柄話を聞いているはずが…。という話。

    二話目は方丈貴恵さん。
    シリーズ作品のような設定だけど、そうではないらしい。
    怪異好きなせいで出世を逃がしたキャリアが意外と名探偵。
    今後シリーズ化しそう。

    三話目は荒木あかねさん。
    新作待ってた!
    警察署内での拳銃自殺事案が発生。ところが拳銃が行方不明になった。それを探す話。
    荒木さんらしい作品だった。

    四話目は松嶋智左さん。
    予期せず『ヤギノメ』の続編で嬉しい。
    ストーリーは『相棒』のドラマにありそうな感じで面白かったけど、意外と弓木さんの活躍は薄かったかな。

    五話目は芦沢央さん。
    現職警察官ではなく、退職後に探偵となった2人の話。
    イジメに絡んだ調査だけど、ラストがちょっとボヤッとしてたかな。
    これも他短編で出てきた登場人物の話らしい。

    自分的には、荒木さんの新作読めたのとヤギノメ続編が胸アツだった一冊。

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    2026年09月27日
  • 栞と嘘の季節

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    主人公2人のテンポのいい掛け合いがたまらなかった。2作目だと知らなかったので、前作も読んでみようと思う。

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    2026年09月27日
  • 可燃物

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    やはり米澤穂信さんの作品は読みやすい。そして面白い。
    『崖の下』は読みながら展開がどこかで見たもので不思議に思っていたら、アンソロジー作品『神様の罠』に収録されていたものでした。
    それにしても葛さんがキレ者過ぎてかっこいい。

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    2026年09月27日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    意味が判るとゾーッとする短編集。
    Jホラーのようなミステリー作品。

    ホラー映画は怖くて、あまり見ないですが、個人的なイメージとして…
    海外物は分かりやすく気持ち悪いとか、来るぞ!という前触れを感じさせつつ怖がらせようとしてくる感じ。
    一方で日本のホラー映画、所謂Jホラーはジワジワとくる不気味さや不穏さが迫ってくる怖さのイメージ。
    このJホラーのようなジワジワくる不穏さを味わえる短編集です。
    夏にはもってこいですね。
    上流階級の人々の話なので、一昔前の雰囲気が。
    近代文学を読んでいるような優雅さと、各話とも話が進むごとに気持ち悪さも漂ってくる。
    ちょっとクセになりそうな一冊でした。

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    2026年09月26日
  • 談話室米澤

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    2026/9/26
    好きな作家さんのエッセイ本。
    物事を捉える感性が素晴らしいというか、丁寧だなと思った。目の前にあるものをしっかり堪能する、こんな生活送りたいなー

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    2026年09月26日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    5つの短編からなるが、それぞれが読書サークル「バベルの会」を通じて緩くつながっている。どの話も密度が高く同時に湿度も感じるが、ジメジメの一歩手前のしっとり感が絶妙で心地良さすらあり、短編とは思えないほど充実した深い余韻を楽しめる。米澤穂信作品は初めてだったが、他の作品も読んでみたい。

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    2026年09月26日
  • 巴里マカロンの謎

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    4編からなる連作短編集。

    「巴里(パリ)マカロンの謎」
    「紐育(ニューヨーク)チーズケーキの謎」
    「伯林(ベルリン)あげぱんの謎」
    「花府(フィレンツェ)シュークリームの謎」

    前情報なく読み始め、すぐにあれ?と違和感。
    こちらは『秋期〜』の後にそれも11年ぶりに発売されたものですが、調べてみると時系列的には『春期〜』と『夏期〜』の間のお話なんだそうで。

    そして最新作の『倫敦スコーンの謎』も春と夏の間のお話で、つまり時系列では春→巴里マカロン→倫敦スコーン→夏→秋→冬なんだそう。
    ちょっとややこしい…

    夏から秋へと段々とダーク味が増していってる気がしましたが、こちらは日常の謎解きといった感じでライトな読み心地でした。

    いちばん好きだったのは「伯林あげぱんの謎」
    真相が分かると可哀想なような、でもくすっと笑えて、ほっこりしました。
    ドイツのあげぱん、ベルリーナー・プファンクーヘンをググったら美味しそうで食べたくなった〜
    ミスドのエンゼルクリームの中身がジャムになったような感じかな?

    さて、あと読んでないのはスコーンと冬だけど、
    どうしようかと思案中です。

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    2026年09月26日
  • 黒牢城

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    内容が長めだし言葉遣いが戦国時代の様になってるので多少読みづらくもあったけどゆっくりと日にちをかけることで読み終えることができた。
    内容は主人公である、戦国武将の荒木村重が織田信長に対して謀反を起こしてからの話し、となってる。戦国武将としてどう生きるべきか?
    的な内容。

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    2026年09月25日
  • これが最後の仕事になる

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    書き出しの一文が同じで、これほど沢山の作家さんの話が読めるのは嬉しい!
    良かったな!と思った作品は小川さん、方丈さん、多崎さん、金子さん、米澤さんの5作品です。特に金子さんのは終わり方が良かった。

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    2026年09月24日
  • 可燃物

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    ネタバレ

    かなり面白い。
    米澤穂信の引き出しを多さに驚かされる作品だった。

    葛警部を探偵役とした短編が5つ収録されている。
    それぞれタイプの違ったミステリーで、凶器、動機、犯人を推理する面白さが凝縮されていた。

    文体も比較的硬派で、幅広い年代に迷いなくお勧めできる作品であると感じた。

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    2026年09月24日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    202609220 Audibleにて。
    長距離移動で一気に聴いた。
    後半の展開はホラーやん!小佐内さん怖すぎて、小鳩くんかわいそう。と思ってたけど、2人が別れる直前の会話で小鳩くんも小鳩くんでこいつ人間の心ないんか!?ってなった。
    要所要所で、分かりやすく伏線を示してくれていたので、推理しながら楽しめた。
    内通者と、ボイスチェンジャーを自力で見破れたのは嬉しかったが、録音だと見抜けなかったのが悔しい。

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    2026年09月23日
  • 黒牢城

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    いやーめちゃくちゃよかったな〜。
    時は戦国、有岡城に籠城中の人物たちを取り巻く密室ならぬ籠城ミステリー小説。

    言葉遣いの違いや、重厚な雰囲気もあり作品に入り込むまでに結構時間かかったけど、終盤の黒田官兵衛と荒木村重の会話辺りからさらにぐぐっと
    入り込めた!
    武士の言葉遣いの響きの数々も、とても美しくよかった。

    個人的にここ最近、戦国時代は本当に壮絶な時代だったんだなと感じていた事もあり、作中の時代背景や価値観、宗教観、文化などの細やかな描写も楽しめた。

    今回はオーディブルだったけど、細かい漢字も
    気になるので書籍の方でも読んでみたい。
    映画の方もどこまで映像化されているのか気になる。

    もし読む前に作中の登場人物たちの歴史を知らないのであれば、そのまま調べずに読んだ方がより楽しめるかもなとも感じた。(自分はそうだった)

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    2026年09月23日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編集です。殺人の動機に焦点が向けられた作品が主にまとめられています。こういった作品を読むことが少ないため、斬新に感じました。
    良い意味で、後味の悪い作品を創るのが上手い作者だと思います。結末は悪いものだと分かっているのに引き込まれる…。

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    2026年09月23日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    ミステリー初心者の自分でもスラスラ読める内容で、犯人を考察しながら読み進めるのが面白かったです。最初に皆に配られている武器を金庫へ格納しておけば、最初の自殺者以外が死ぬことは無かったのでは…と思ったのですが、当事者の思考だとそれは悪手なのか…?
    これを機にミステリー小説に手を出してみようかな、と思うくらい、導入として良い作品でした。

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    2026年09月23日
  • 満願(新潮文庫)

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    ミステリーの短編集。どの話も少しずつ違った怖さがあり、最後まで楽しめた。

    特に印象に残ったのは、タイトルにもなっている「満願」。真相が分かると、それまで抱いていた優しい下宿の管理人さんへの同情が一気に揺らいだ。今までの親切も、裏のない優しさだと思っていたが、すべて計算された行動だったのかもしれないと思うと、見方が変わってしまう。
    複雑な気持ちが残る短編だった。

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    2026年09月22日
  • 黒牢城

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    ミステリーと時代小説が合わさった傑作。
    関西出身ということもあり、地名に馴染みがあり物語に入りやすかった。
    信長の野望をプレイしたくなる小説。

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    2026年09月21日
  • 可燃物

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    群馬県警の葛警部を主人公にした連作短編集。派手な仕掛けよりも、現場に残された小さな違和感から事件の構図を崩していくタイプのミステリで、いかにも米澤穂信らしい。山岳を舞台にした二編やファミレスの一編など、群馬という土地柄もよく効いている。無愛想ながら観察眼の鋭い葛警部も魅力的。五編のなかでは「命の恩」がいちばん好みだった。続編もぜひ読みたい。

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    2026年09月21日
  • インシテミル

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    クローズドサークルで行われるデスゲーム。
    参加者一人一人に与えられた武器。
    そして、スピーディな展開。

    ミステリーって推理しながら読めるから、
    純粋に読書を楽しめる感じがする。

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    2026年09月20日