米澤穂信のレビュー一覧

  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    上巻に続き、連続放火事件を追う本格的な長編。
    前2作にはない緊迫感があり、どんどん先が気になって進んでしまった。
    今回、過去作に比べると登場が少ない印象だった小山内さんが、結局相変わらずのサイコパス感を発揮。
    もうここまでくると逆に清々しい(笑)
    さて、次は冬か。
    自称小市民ふたりもそろそろ卒業?
    果たして最後にどういう展開が待っているのか?

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    2025年12月21日
  • 犬はどこだ

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    ネタバレ

    折木に近い、私の好きなタイプの米澤作品主人公。歴史が苦手なのでハンペーサイドの話がいまいち入り込めないなあと感じていたが中盤から2つの事件でリンクしていくので一気に読み進められた。この何とも言えない読後感が大好き。

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    2025年12月21日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    図書委員を引退した3年生から祖父が鍵を無くしたまま残した金庫を開けるように依頼された堀川次郎と松倉詩門。2人から離れない家族の不審な行動。「913」。 堀川が貰った美容室の割引券を使用するために一緒に美容室にやってきた詩門。客の少ない店内と店長の不審な行動「ロックオンロッカー」。 図書委員の後輩・植田からの依頼。窓を割り学校に侵入しようとした犯人が元々素行の悪い詩門たちの同級生である植田の兄ではないかと疑いを晴らして欲しい。「金曜に彼は何をしたのか」。

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    2025年12月20日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    おもしろかった!こういう伝承?とか民俗学系?なミステリ大好物すぎる。『犬はどこだ』を思い出した。ただハルカの状況は一向に良くならないといのは切なかったし悲しかった。米澤穂信は言い切らないことも残してたりしてそういうところもなんだかいい感じでボケる。いい。
    それにしてもハルカが中学までしか見てもらえなくてお金もすぐに払わないといけないとか世知辛すぎる。ママってそういう人なの?しんどい。

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    2025年12月20日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    話も面白いが、地の部分が面白いので時々クスッとなりながら読める。
    秋までを読んでから本作を読んだため、新聞部が出てくるのがなにか嬉しく、特に伯林あげぱんの話が好きだった。

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    2025年12月20日
  • 可燃物

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    短編集。表題作「可燃物」は、個人的には我が地元岡山の言葉で言うところの「やっちもねえ動機」って感じがしてしまって、哀愁と緻密さを感じながらも拍子抜けしてしまったけど、それより前の「ねむけ」やラストの「本物か」を筆頭に読んでよかったと思わせてくれる、リアリティ重視でじんわりワクワクできる逸品でした!

    表題作が「ねむけ」だったら語感だけでサイコホラー感が出るし、「命の恩」や「崖の下」では昭和風味が出すぎるしとかで、「可燃物」で丁度よいのかなと邪推。

    葛刑事は現実にいたら煙たがられないで欲しい人です

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    2025年12月19日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    もう一気食い、あ、しまった、タイトルに引っ張られてしまった、一気読みでした。
    面白い。なんと巧みな構造。

    あ、以下、ネタバレしますので、未読の方はご遠慮ください。

    恋愛関係にも依存関係にもないけれど、互恵関係にある小鳩君と小山内さんの高校二年生の夏の出来事。
    二人は今日も今日とてこの不可思議な関係を維持して、小市民を目指すべく日々を穏便に送っていく・・・はずだった。

    なのに、はじめっから違和感が。
    第一章の「シャルロットだけはぼくのもの」は二人の腕試しのような可愛らしいエピソードでしたが、違和感。
    ・なぜ小山内さんは急に行けなくなったと連絡してきて小鳩くんにおつかいを頼んだのか
    ・なぜ小

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    2025年12月19日
  • 本と鍵の季節

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    軽やかですっと読める
    長編だと勝手に思ってたからちょっと拍子抜けした
    こんな思慮深すぎる高校生いる??
    と思いきや懐中電灯をあごの下から当てて同時にやめたところで高校生〜ってなってかわいかった

    自殺した先輩の回、二万冊の本は自殺を留まる理由にはならなかったみたいなところぐっときた

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    2025年12月19日
  • Iの悲劇

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    ひとつひとつの章はまあまあだねぇとか思いながら進めてたら最後には鮮やかにひっくり返る。
    なんか2人怪しいなとは思っていたが、、、
    某名作とは関係ないんかい!

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    2025年12月17日
  • 可燃物

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    「このミス」「週刊文春」「ミステリが読みたい!」の各ランキングで1位を獲得し3冠を達成した作品。また米澤穂信としては初の警察ミステリでもある。
    とにかく主人公の葛警部がいい。刑事としての腕はピカイチで事件の筋読みは抜群だが、上司には疎まれ部下には嫌な顔をされる。食事はカフェオレと菓子パンで手早く済ませる(ブラックコーヒーではなくカフェオレなのが胃の刺激を気にしていて微笑ましい)。こんなパンチの効いたキャラクターを産み出したからには是非シリーズ化してほしい。
    作品自体はどの短編もミステリとして上出来だったが、特に「命の恩」が秀逸だった。犯人が何故死体をバラバラにしたのか?その理由はこれまで読んだ

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    2025年12月17日
  • 可燃物

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    群馬県警の葛警部が活躍する短編集
    ラストが地味ではあるが、それがより
    リアル感を醸し出す
    【小説みたいにうまく綺麗に解決するわけないよね】みたいな
    だからよりリアルなんだ
    命の恩が一番好きだった
    読み応えがあった

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    2025年12月17日
  • 可燃物

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    警察もののミステリーとしは、視点と機転が面白かった。短編集であるが、同じ主人公で長編ができると、読み応えがありそうだなと思いました。

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    2025年12月15日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    小市民に俺はなる!!と言っておきながら、相変わらずどう見てもその気が感じられない小鳩、小佐内コンビ。
    学校に名を残したい小佐内さんの彼氏とそれを操って悦にいる犯人、承認欲求という自意識の葛藤という共通のテーマが(たぶん)ありました。

    「コケティッシュ」というこの小説ではじめて知ったワードの自分の中での代名詞が小佐内さんになりました。
    コケティッシュ小佐内。ズルいなこのキャラ。(アニメでも存分に発揮されてましたね)

    このシリーズ、なんでスイーツを絡ませるんだろうと思ってましたが、大抵ビターな感じで着地する謎解きをスイーツを食しながら行うアンバランスさがミソなのだと勝手に解釈しました。

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    2025年12月15日
  • 巴里マカロンの謎

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    時系列的に夏期の前にこの短編が入るということで先にこちらを読みました。

    小市民シリーズは小鳩くんのモノローグのノリが軽妙ですごく好きです。

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    2025年12月15日
  • 満願(新潮文庫)

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    人間の捩れた一面が静かに淡々と明かされて終わる後味は微妙な短編が続きます。
    明かされる過程に論理パズルの要素があるものもあるが、そうでないものもあって、これがミステリとして非常に評価されたことに、改めてミステリとは何なのかと思わされました。

    「満願」、特に「夜警」が好み。この二編も後味は微妙ですが、論理ががっちりハマっていく爽快さと混じってなんとも言えない読後感がありました。
    連作短編集ではなく、一つ軸となるテーマにそれぞれ違うカテゴリーの材料を肉付けした短編の集まりという完成度の高さがすごかった。

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    2025年12月15日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    読書家のお嬢様が集うバベルの会という共通項をもとに、夢想に生きる乙女たちのクセのある短編ミステリー集。
    読後感は世にも奇妙な物語に近い。
    各ストーリーは交わることがなく、またどのストーリーも全体的に仄暗いが多いが、それぞれの話が向いている方向が違うため退屈せずに楽しめる。
    ちょっとした隙間時間に楽しむミステリーだと思う。

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    2025年12月12日
  • 本と鍵の季節

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    堀川と松倉の二人の図書委員が持ち込まれた色々な謎を解決するミステリー。
    頭の動きのジャンルが微妙に異なる二人の天才が掛け合いをしながらお話が進行するため、テンポ良く話が進む。
    個人的には何気ない一言から結末までが推理で導き出される「ロックオンロッカー」が一番好みだったが、どの話も面白かった。

    ただ何というか、堀川と松倉は男子高校生っぽくないなと感じた。
    自分や知り合いがそうだっただけかもしれないが、こんな本音を直接言葉で交わしはしないよなぁなどと思った。

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    2025年12月12日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    一章ごとが長くて、米澤穂信にしては珍しく文章も固くてなかなか読み進まなかった。でも最後の、謀叛人はいなくて千代保が裏でいろいろやっていたとわかったときはなんというかゾワッとした。一章ごとに謎解きして終わりじゃないのが米澤穂信だよねと思った瞬間。4つ目は新たな謎が出てくるのではなく、今まで解いていなかった謎が残されていてそれが解かれるおもしろさ。

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    2025年12月11日
  • 本と鍵の季節

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    2人の男子高校生の会話がとても良かったです。面白かったです。米澤穂信さんの作品は、緩やかな、日常的な会話だとか、することだとか、サスペンス的なこととは、関係ないかも〜とか思って飛ばし急ぎ読みしてしまうのですが、その、普通の会話を楽しみながら、ゆっくり読み進めると、最後に、伏線をちゃんと拾ってくれる感じです。続編も読みたいです。ゆっくりと味わって読みたいです。ナレーターもとても良かった❣️オーディブルは、自分とナレーターが合わないとちょっと読むのがムリな時ありますね。単に、自分の好みの問題ですが。耳から直接、入ってくるので。

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    2025年12月11日
  • ボトルネック

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    最初の方は別の世界に存在する姉とのやり取りが面白く、キャラに魅力を感じていた。
    しかし読み進めるにつれ不穏さを孕んでいき…
    「自分」についてよく考えせさせられ、考察のしがいのある作品。

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    2025年12月11日