米澤穂信のレビュー一覧

  • 倫敦スコーンの謎

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    アニメ化によって人気上昇中である(と思いたい)小市民シリーズの魅力は、謎そのもの以上に、文体や行間から漂う人形劇のような無機質さと凪のように起伏のないストーリーラインだと思ってます。
    そしてそれは本という媒体だからこそ楽しめるもので、このシリーズが大好きな理由の一つです。

    小鳩、小佐内はもちろんのこと、自分は特に毎話新登場するネームドモブキャラが気に入ってます。
    今回も何人か出てきました。

    小鳩くんの視点を通して描写されるそのモブキャラたちは、アンドロイドのようにプログラムされて動いてるかのようで、それによって世界観が余計に無機質に映る。
    その割にどいつもこいつも気は強いんですよね。
    その

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    2026年05月23日
  • ボトルネック

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    4.0
    悪くない。壮大な話ではないが、SFが入った人生を考えるストーリーとして、面白かった。『違っていることは、それだけでは価値を生まない。』というセリフには考えさせられた。

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    2026年05月23日
  • 犬はどこだ

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    初米澤さん。
    完璧にタイトルに惹かれて購入してた。

    いつもの如く主に通勤時間で読んでいたが、とてもゆっくりな展開だなと思っていた。
    だが中盤以降はページを捲る手が速くなり、読み終えた後も、この先の彼らをもっと見ていたいと思わせる余韻のある作品だった。
    続刊は出ていないとのことで残念。
    ぜひこの続きをシリーズで読んでみたい。

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    2026年05月22日
  • 倫敦スコーンの謎

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    米澤穂信さんの日常の謎学園本格推理小説ですね。
    『小市民シリーズ』の番外編の二冊目です。
     小鳩君と小佐内さんの絶妙な会話から、見事な推理で謎を解く。このパズルがたまらなく好奇心を擽る絶品本格推理に痺れますね。
     作家の米澤穂信さんもこの二人のキャラクターの化学反応を楽しみながら、物語を紡いでいるように思えます。
     二人に混じ合う学園のキャラクターも存在感が頗る高く、小鳩君と小佐内さんがこの物語を引っ張って面白くさせてくれているのを、米澤穂信さんも面白がって作品が仕上がるのを感じます。

           目次

       桑港クッキーの謎
       羅馬ジェラートの謎
       倫敦スコーンの謎
       維納

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    2026年05月22日
  • リカーシブル

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    米澤穂信のトークショーがあるらしくて、これを期にまだ読んでない作品全部読んじゃお!と思って読みました。
    内容全然知らなくて、なんとなくタイトル似てるインシテミルみたいなデスゲーム系?(インシテミルも読んではないけど、藤原竜也の映画は観た)と思ってたら全然違った。尚、トークショーは落選した。
    あとはボトルネックとインシテミルと犬はどこだを読んだら米澤穂信制覇出来るぞ!(たぶん?)頑張る。

    後味悪すぎるー!!!いや裏表紙のあらすじに青春ミステリって書いてあるけど青春にしては重すぎる辛い。
    面白かったけど子供達が可哀想なので−1です。
    ミステリとしても面白くて、弟サトルの予知能力?みたいな不審な言

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    2026年05月21日
  • 可燃物

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    ネタバレ

    5話の短編集。
    「崖の下」雪山で遭難し、崖から落ちた二人のうち一人が首を刺されて死亡した。状況からもうひとりの重傷を負った人物が殺したはずだが、凶器が見つからない。
    これは読んでいる途中で凶器が分かったので、推理が当たってちょっと嬉しかった。

    「ねむけ」強盗致傷事件の容疑者が夜中に交通事故を起こした。赤信号で交差点に進入したのであれば危険運転致傷罪で別件逮捕できる。真夜中の事故だったが、目撃者が複数いたので逮捕は容易そうだが。
    タイトルで結末を予想出来てしまった。

    「命の恩」観光名所でバラバラ死体が見つかる。被害者は嫌われ者だが、殺されるほどではない。遺体が解体された理由は何か。
    この話が

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    2026年05月19日
  • 可燃物

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    葛警部の推理で事件を解決していく短編集。
    少しの違和感から慎重に事件を解決していくので物語としての盛り上がりはやや少ないが、短編なので読みやすい。

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    2026年05月18日
  • 黒牢城

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    読み応えあり
    歴史に疎いながらも、戦国時代に興味あり
    登場人物はどんな関係だっただろうと調べながら読む
    戦国時代のミステリーは、私にとって新しい分野であった
    1回では理解ができていない部分が多い
    映画で振り返ることができるので、楽しみ

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    2026年05月18日
  • 本と鍵の季節

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    仲良いやつとは言葉のキャッチボールが速くなるのあるある
    知識の守備範囲が似ているようであればなおさら

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    2026年05月17日
  • 禁断の罠

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    有名なミステリー作家さんたちの短編集。
    さすがにどの作品もおもしろかった!
    個人的には迷惑行為による炎上の裏側を書いた「妻貝朋希を誰も知らない」が良かった

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    2026年05月16日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    上流階級の令嬢が集う読書サロン「バベルの会」。
    気品と優雅さに包まれた、語られる五つの物語は、やがて思いもよらない結末へと収束していく――。

    「大どんでん返し」の帯に惹かれて手に取った一冊。

    五つの短編、全部予想を裏切られた…。
    見抜きたい!当てたい!と願いながら読み進めてきたはずなのに、最後の一編では、どうか外れていてほしいと祈る自分がいた。

    読み終えた後に残るのは、言葉にしきれない感触。
    ぐわりと、ぞわりと、内側に広がっていくような、どこか毒にも似た余韻。でも美しい。

    次に手に取った本の内容が頭に入ってこないほど、後を引いた一冊。

    明るい時間帯に読むのがおすすめ。
    雰囲気を出そう

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    2026年05月14日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    前作と同様、日常の謎を解くのんびりした感じかなと思っていたが後半空気が怪しくなった。
    読後感があまりよくない。小山内さん誘拐事件が解決したあと、小鳩くんと小山内さんの会話で気分をぐっと下げられた。
    はっきりいって二人は高校生らしくない。とことん冷静だけど中途半端に感情が残っている。その人間味漂う感じがこちらをしんどくさせる。もう修復不可能かな。今後どうなっていくのかなと不安になる。

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    2026年05月12日
  • 本と鍵の季節

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    小市民よりも好きな感じでした。歳を重ねて筆致に優しさが増していてよき。対局な2種類の推理を聞き進む構図がさすがで、学生のどこかのんびりとしたまどろみと、殺伐とした事件の対比が絶品です。この雰囲気で時代物めっちゃ好みかもと次は直木賞の黒牢城でも読も

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    2026年05月10日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の短編目当て。やっぱりよねぽらしくて余韻が残る。
    他の作品もどれも良かった。
    『大代行時代』は時代を風刺していて好き。許される代行とそうでない代行の線引きって、確かになんだろうなとは思った。
    ある人にとってはどうしてもやりたくないこと…それを請け負うのがビジネスになる世の中かぁ

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    2026年05月08日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編集。
    阿刀田高や星新一のショートショートを長くしたような感じだった。
    「万灯」は最初ちょっと自分の中に拒否反応があったが、一番印象に残った。

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    2026年05月08日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    「また拉致」って表現出てくるけど、拉致されるのは高校2年生で、この話は高校1年生だからまだだよね?
    春期限定の中では拉致はされてないよな…?
    短編はどれもおもしろく読めました。日常の謎というには少し大きめな事件もありつつ。
    「マロニエ」ってよく聞くような気がしてたけどいみなんてなんも知らなかったよ。
    「花府シュークリームの謎」の小山内さん、ガンガン行こうぜで好きだった。

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    2026年05月06日
  • 本と鍵の季節

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    日常の謎×ビブリオミステリ×友情
    ミステリとしての面白さと友情が綺麗に融合した作品だった。

    図書委員の男子高校生二人が、持ち込まれる謎を解いていく短編集。
    暗号、アリバイ、過去の未解決事件など――それぞれ異なるミステリの型で飽きずに楽しめる。

    ジャンルとしては「日常の謎」で、気負わず読める軽やかさだが、奥にあるのは人の欲や怖さ。
    犯罪一歩手前のような危うさから、現実と地続きの不穏さがじわっと残る。

    二人の関係も印象的で、会話は淡々としているのに、お互いを冷静に見て評価している気配がある。
    だけど、そこに友情があると断言できるのか曖昧で、はっきり見えない距離感が、かえってリアルだった。

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    2026年05月06日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    一作目はキャラクターやその関係性を描きつつ、この作品がどのような方向性かを示していたと思う。
    二巻目は2人のキャラクターがわかっている分、狐vs狼が堪能できる「シャルロットだけは僕のもの」みたいな日常ミステリーがとても面白かった!
    一作目の小佐内さんの「狼」ぶりも衝撃だったが、今回は小鳩くんとの対決もあって、これで小市民は無理だろうとしか思えない。
    今作に関しては、前作よりも小市民というキーワードが後退していて、2人の本性が表だったストーリー展開だったと思う。それゆえ、スリリングな展開も多く、2人のキャラクター性が前作よりも前面に出ていたように思う。
    スイーツ巡りそのものも楽しく、ダイエッター

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    2026年05月05日
  • リカーシブル

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    怖い。。不気味
    ちょくちょく不穏な描写があって、段々とわかっていく感じを書くのが上手いし
    主人公のハルカは一見まともそうに見える(実際めっちゃしっかりしてる)けど、どこか歪んでるから
    そこに肩入れして見てはいけないな……と思った
    インシテミルほどわかりやすいホラーとかサイコキラーな話じゃないけど、静かに怖い感じが好きだった

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    2026年05月05日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    関守の、主人公が眠くなるにつれて真相が明らかになっていく絶望感が印象的。
    どの話も面白かったですが、個人的に儚い羊たちの祝宴のほうが好みでしたので少し物足りなさを感じました

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    2026年05月04日