米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    図書委員会シリーズの第二作。
    米澤穂信特有の読後のほろ苦い感じが絶妙。

    第一作にて、松倉のその後がどうなったか気になっていたので、今作で元気な姿を見ることができて大満足。
    相変わらず息を吐くようにしっかり嘘をついてて安心した。

    瀬野さんも始めはとんでもない奴だと思っていたが、話が進むにつれて内面が深掘りされていき、読み終わる頃にはすっかりお気に入りのキャラになってしまった。
    次回作があれば、是非瀬野さんにも再登場していただきたい。

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    2026年04月11日
  • 黒牢城

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    直木賞もうなずける面白さ。普段はあまり読まない時代劇物だが、ミステリーとの融合と相まっての小説。
    これが映画化。それも黒沢清監督となるとどうなるんだろう?しかも、しかも時代劇は初。
    黒沢清監督は当たり外れがあるからな。それが心配だ
    26/04/08 18冊目

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    2026年04月09日
  • 栞と嘘の季節

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    本当か嘘かわからない会話の中で深まる謎。少しの違和感も見逃せない。
    お互いの関係に執着せず一見淡白に見えるが、関わった人が悪い方向に転がって行くのを黙って見過ごせない堀川と松倉の物語がまた読めて嬉しい。

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    2026年04月07日
  • リカーシブル

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    面白かった。
    劇的なことも起こらず前に進んでいくその世界観は、少し陰鬱でありながら思春期の人間の心に寄り添ってくれているような不思議な魅力があり、さわやかな読後感だった。

    「赤いトマトのことを考えているとき赤信号に引っかかったからといって、この二つを結びつけて考えるなんておかしなことだ。」作中に出てくるちょっとした一文だが、リカーシブルを象徴するようなフレーズだと思う。本作のどことなく陰鬱で不気味な雰囲気の中でも、目の前の不思議な出来事に飛びつかず筋道立てて1歩ずつ論理が進んでいくのが面白い。

    同作者の『ボトルネック』でもそうだったが、もう一つ印象的だったのは作中の天気。曇っていたり雨が降

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    2026年04月07日
  • 黒牢城

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    歴史小説っぽい独特の入り方と言葉遣いなどがなかなかいい。形式は、他では見ない戦国の謎解き。
    後半に従い、徐々に殿と家来の気持ちが離れていく感じが面白い。死ぬのは怖くないが犬死には嫌だとする武士の考え方は、今の日本人の考え方にも影響している気がした。最後は少しほっこりして、これもいい。

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    2026年04月06日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    「よく考えたら怖い物語」が幾つかあっておそらく繋がっている。自分が思っているより深い意味が色々とありそう。個人的には雪山の章と五十鈴の章が好きで、最後の章の終わり方は難しくて上手く解釈できていない気がする。読者の教養が試される作品らしい、、!

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    2026年04月04日
  • 満願(新潮文庫)

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    いかにも男性が書いたお話だなぁという印象を受けるところがあったり、ただただイヤな話もあったが、「情景描写×先が気になる展開」のバランスが絶妙で読む手が止まらなくなった。

    立場は違えど他人事と思えない教訓になる話、ゾワッとする話など、色々自分の思いを巡らせながらの独特の没入感を味わえて、エンタメとして楽しめた。

    個人的には夜警、死人宿、万灯、関守がよかった。米澤穂信さんの本は初めてだったけど、他にも読んでみたくなった。

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    2026年04月04日
  • 黒牢城

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    主君・織田信長に謀反を企て、知将・黒田官兵衛を幽閉して籠城した荒木村重。城内で次々起きる不可解な事件。荒木が調査する過程で重要となる官兵衛との問答だが、真実は意外なところに・・・。歴史とミステリーの見事な融合がお見事。荒木の心の揺れ具合と官兵衛の重すぎることばに、終始うならされる。映画の完成が待ち遠しい。

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    2026年03月31日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    好き!!!!とっても好きでした!!!!ダークで残酷かつどこか美しさと儚さを感じる物語!!!!綺麗な伏線回収!!!!世界観!!!!とっても好みでした!!!!

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    2026年03月30日
  • インシテミル

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    ほんとに長編小説です。長くて読み応え抜群です。ひとつひとつの謎をきちんと理解していないと、気持ちよく納得できないと思いました。「淫してみる」ということらしいです。

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    2026年03月29日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ミステリー短編集。

    全体的に派手な盛り上がる所は無いけど印象がしっかり残る話ばかり。

    頭の夜警も蓋を開ければどうしようも無いミスの隠蔽が発端で人の愚かさが感じられる。

    個人的には関守が好き。

    色んな考え方や行動原理が見られる。
    もう一周読むのも良いかも。

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    2026年03月29日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    オチが俊逸。
    ラストの電話が面白い。サキはツユと言うことで、リョウに罪悪感を感じさせず、生きる事を選んでほしい。ただ、リョウに生きるか死ぬか選んでほしい。そこも汲み取ったうえで、もし違うと言うならあなたはもう死んでる。私たちと同じ。
    リョウは最後まで受け入れることに懸けた。誰かに選んでほしかった。それが皮肉にも、ノゾミが求めた「母」からのメール。彼はボトルネックである事を自覚して生きていくんだろうなと思う。

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    2026年03月28日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

    久しぶりのミステリー。
    以前から気になっていたもの。
    出だしから惹きつけられ、物語の世界に入る事が出来た。
    「身内に不幸がありまして」では清廉潔白そうなお嬢様の中の、邪悪な面が人間らしくていいなと感じた。

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    2026年03月28日
  • 本と鍵の季節

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    日常系ミステリーとでも言ったらいいのか、人が死んだりするような大きな事件は出てこない(とはいえ詐欺や窃盗等の事件は出てくる)けど、二人の高校生が様々な事件を解決する。淡々とテンポよく話が進んでいくので読みやすくて面白い。
    「昔話を聞かせておくれよ」の章を読んで引っ掛かるところがあったが、最後の章で見事に回収してくれた。そしてほろ苦い終わり方も良き。
    にしてもこの高校生二人、頭が良すぎる。

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    2026年03月28日
  • 神様の罠

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    アンソロジーはいつも読まない作家さんの作品に出会えるのでたまに読むのですが、正直一作のクオリティがイマイチだなと思うことがたまにあって。今回は作家さんが豪華で期待も大きくなってしまいましたが、見事に期待を超えてきました。さすが!
    大山さんだけ初読み作家さんでした(ドラマでは拝見してました。)が面白い‼︎他の作品もチェックしてみたいと思います。

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    2026年03月27日
  • 可燃物

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    ー どこまでもスタンダードに情報を集めながら、最後の一歩を一人で飛び越える ー

    葛警部がとにかく有能

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    2026年03月26日
  • いまさら翼といわれても

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    今までの古典部のみんなの心の成長と今の葛藤と過去の経験などがギュッと詰まった短編集。

    欲を言えば里志視点の話も読みたかった。

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    2026年03月25日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    短編ミステリー良いな
    かなりダークな雰囲気ストーリー一つ一つは短めなのに毎回「そういうことかー!!」を味わえた

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    2026年03月25日
  • 栞と嘘の季節

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     突然発見されたトリカブトの花の栞、生徒からの評判が悪い男性教師の中毒事件、連続する猛毒の栞の発見など一連の不可解な出来事を探偵役の二人と事件の関係者の同級生女子が捜査する展開と全体に漂う不穏な雰囲気が合わさって、ビターな余韻を残す青春ミステリーになっていて面白かった。

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    2026年03月24日
  • 王とサーカス

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    行ったことない国の風景をこんなリアルに感じられる小説。
    些細な違和感から相手のことを感じ取って行く様子が爽快。
    子どもは助かったけれど生きていくための仕事がない。きっと世界のどこかしこでそういった状況があるんだろう。

    米澤穂信さんの本は何気にはじめてで他も読んでみようと思える読後感でした。

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    2026年03月23日