米澤穂信のレビュー一覧

  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    裏切りの捜査線
    警察ミステリーをテーマにしたアンソロジー。

    お見通し 米澤穂信
    有名な芸能人のコンサートに殺害予告が届く。警察はコンサート会場付近の公園で過去に逮捕歴のある男を見つけ取調べをする。そして公園からは男が以前に持っていたものと同じナイフが発見される。
    警察官の葛と丸山の酒の席での会話だが、警察官同士受け持っている事件の共有は出来ないが、偶然という形で丸山は葛に今回の事件の不満点を相談する。ある意味後味の良い作品であるが、米澤穂信独特の短編描写が見受けられとても面白い作品だ。
     何故、「ナイフがその場所から見つかったのか」という一つの疑問から衝撃の理由に連なっていく。

    メゾン・イ

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    2026年07月18日
  • インシテミル

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    舞台設定や、それぞれに配られる固有の凶器といったデスゲームとしてのワクワク感があり、エンターテインメント小説としては結構面白かった。
    ​ただ、デスゲームのルールがガチガチに固まっているのが裏目に出ているように感じる。謎解きが「複雑なパズルのピースを手探りで探していく」ようなスリルに乏しく、どこか消去法的にピースを埋めていくだけの作業になってしまっており、トリックに対する驚きなどは全くない。
    ​このようにミステリー要素が物足りなかった分、人が殺されても、犯人が分かっても、心の底から引き込まれるような衝撃はなく「へーそうなんだ」くらいの感想しかなかった。そのため、解決編に差し掛かってからの失速感は

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    2026年07月17日
  • 倫敦スコーンの謎

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    桑港クッキーの謎/羅馬ジェラートの謎/倫敦スコーンの謎/維納ザッハトルテの謎

    何処のクッキー?何処のジェラート?
    目次にはルビがないけれど、中扉にはあったので読めました
    美味しそうなお菓子を読みながら小鳩くんと小佐内さんの推測を読むのも面白いかな
    時々二人の言うことが判らなかったけど……

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    2026年07月16日
  • 黒牢城

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    まさしく戦国ミステリ! 時代物の固い表現が苦手で、よく知らん単語ばかりでさぞ読みづらいんでしょうね……?と恐る恐る買ったが、会話も多く改行も多く、漢字は確かに多いものの、話はそこまで難しくはない。歴史を知らなくても、立ち位置がわかりやすく、織田信長だけ知っていれば取り敢えず物語にはついていける。

    人死にが出たあとは途端にミステリーになり、推理から種明かしまで思わずついて行ってしまうテンポの良さ。そして村重が部下の話し方や性格を分析するたびに、経営者だなあ、苦労してるな……と思わざるをえなかった(笑)
    殆ど推理小説として読んだが、戦国時代の思想やそれぞれの立場からの考え方も細かく描かれており、

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    2026年07月15日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    甘いお菓子のタイトルとは裏腹に、張り詰めた空気と巧妙な伏線が最後まで続く長編ミステリー。
    小鳩くんと小佐内さん、それぞれの思惑が交錯する展開に夢中になり、読み終えた後は「やっぱり米澤穂信さんはすごい」と思わずうなった。

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    2026年07月14日
  • 神様の罠

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    ミステリーのアンソロジー。色んな作家をお試しで読めるな、と思って古本屋で買った。たまに思い出したように行く小さな店。今回は、店主のマダムがしばらく留守にしていて、代わりにお客さんが「ちょっとそこまで出かけてらっしゃいます」と店番代わり。どうしよう買おうかなぁ、今日はやめようかなぁと思いながら、いつもは店主の背中側にあってなかなか手が出せない棚をじっくり見たりしていると、掘り出し物を見つけたり。やっぱ待つことに。おかげで買い過ぎず、少な過ぎず、良い本を買えた。

    さて、いきなり1話目からどんでん返し。これはやられた。短いこともあり、読み終わってすぐにまた冒頭から読み直した。乾くるみ『夫の余命』。

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    2026年07月13日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    米澤 穂信、方丈 貴恵、荒木 あかね、松嶋 智左、芦沢 央
    5人の人気作家によるミステリ短編集
    帯書きの「裏切り!衝撃!どんでん返し!!5人の人気作家が描く、珠玉の警察ミステリー」に惹かれて読みましたが・・・
    松嶋 智左の作品は警察小説?
    芦沢 央に至っては退職した刑事が探偵となって活躍・・・ま、面白かったけど(^_^;)
    重い話もありますが、概ね楽しめます。

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    2026年07月12日
  • 可燃物

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    米澤穂信さんの『可燃物』を読んだ。一切の無駄を感じさせない洗練された簡潔な文体が主人公にマッチして実に小気味よく、氏の地頭の良さを強く感じる。直木賞を受賞した『黒牢城』とはまったく異なる文章や世界観ながら根っこの芯が共通していて緊張感のある心理戦がたまらない。他の作品も読みたい!

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    2026年07月12日
  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ

    安定した面白さがあります。

    話の流れとしては同じような形ですが、少しずつ変化があり、シリーズを通して楽しめます。

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    2026年07月12日
  • 黒牢城

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    安楽椅子探偵・黒田官兵衛の爆誕!
    それと大河ドラマ見てるので、ずっとトータス松本さんが浮かんでました。

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    2026年07月12日
  • いまさら翼といわれても

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    マストではないとこは極力やらない主義を嘯く折木奉太郎君の本質に迫る短編集。
    元来の細かなことまで気づいてしまう観察眼と推理小説から小学生の頃は便利屋に使われるほど、まさに奉仕の奉を名前に持つ性格だった彼が何故省エネ主義になったのか、そしてその殻を徐々に破る様子がほろ苦い経験を通して描かれています。
    表題作のラストも良かったですが、走れメロスの感想文が秀逸でした。

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    2026年07月10日
  • 満願(新潮文庫)

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    タイトルである「満願」を含む、異なる6つの短編ミステリーという構成でした。それぞれの物語が短編であるため内容を圧縮して作成されていました。

    それぞれの内容に思いは違えども、全てに共通するものは「願い」だと気づきました。

    計6編の各人生における「願いを達成させたい」という思いが必死さが伝わってきました。

    それぞれの短編の中で、文章の横に点て表示されている内容がキーワードになり、ゾクッとする場面もありました。

    全編が「満願」=「願いが叶うこと」を意図しているのかと感じました。

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    2026年07月10日
  • 黒牢城

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    大河でもこの話をしていたので、想像しやすかった
    それにしても、なんでこんなに読みやすいんだろう?
    なんとなく感覚で理解出来るので没入感があって映像が浮かぶ

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    2026年07月10日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

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    2026年07月10日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    バベルの会という読書サークルでつながる5つの短編集。短くても濃い話。ずっと不穏な空気が流れていてこの後どうなるの?と最後までしっかり楽しく読める。
    知らない言葉がたくさん出てきたけどスラスラ読めて面白かったー◎

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    2026年07月08日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    アニメからですが、アニメではあまり語られなかった小鳩くんの心の内がたくさん知れて面白かった。

    小山内さんの過去は語られないのかしら…

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    2026年07月08日
  • 黒牢城

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    荒木村重のお話、裏切りとは?とちょっも考えさせられる。織田信長、明智光秀についてももっと知りたくなった

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    2026年07月07日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    前作から一年後。
    アニメ「小市民シリーズ」でいえば、第1期後半、第6話から第10話まで。
    確かアニメを見たときは、え、10話で終わりなの!? こんなヤベェ女子教えてくれたのに!? 半年も待たせるなんて! と悶えていた。
    以下セルフ引用。
     @
    テレビで全10話視聴。
    米澤穂信でアニメといえば京都アニメーションの「氷菓」だが、本作は比較されてもしかたない状況を頭抜ける試みをいくつもしている。
    ・シネスコサイズ。
    ・会話シーンにおける、背景の移り変わり(イメージ映像ふう)。
    ・声優の芝居。
    ・設定や時間的前後関係の説明を排した、あえて不親切な作劇(互恵関係云々)。
    そのどれもが好み。
    そしてえるた

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    2026年07月07日
  • 黒牢城

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    お恥ずかしながら日本史には疎いもので、荒木村重なる武将も初めて聞いたくらいです。なので、史実からの結末がわからなかったのが返って〝ミステリーを読む〟としては良かったのかもしれません(さすがに黒田官兵衛は知ってました)。
    連作ミステリーのようでしたが所々なんだかモヤモヤするところがあって(悪い意味ではなく)、読んでるうちに自然と村重の視点に立たされてる感じがし、最後にはモヤモヤが繋がっていきます。

    読み終わったら映画を観るつもりでしたが、血や色々なモノが飛びそうなので私には映像は無理と悟りました。

    ストーリーには関係ないですが、私にはわからない漢字や言葉が多くて、最初は調べてましたが途中で断

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    2026年07月06日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    5人の作家による警察小説アンソロジー。この手の本は面白くないのが相場で、本作は珍しく、米澤氏と芦沢氏の作品が面白かった。両作ともそうくるかという良い意味での裏切りが秀逸。特に芦沢作品は刑事をやめた探偵ものだが、終盤までどこに着地するのか全く読めず、久しぶりに面白い短編を読んだ感じ(先日読んだ芦沢作品短編集は今一つだったが)。松嶋氏の「ヤギノメ」シリーズは面白いのだが、本作は今一つ。

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    2026年07月06日