米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔インシテミルを読んで以来の米澤さん。
この方時代物も書かれるのですね!!
で、そういうつもりで読み進めていたら、
なるほどこれはミステリー(笑)
歴史ものであると同時にミステリー。
よくここまでうまく融合させたなぁと感心しきり。
全体通して最初から最後で暗くて重苦しい。
そして嫌な湿気が作品全体を覆ってます。
なのに面白い。
村重の心理描写が詳しく描かれていることに比べ、
官兵衛の描写は最小限だったのですが、
逆に官兵衛の不気味さや妖しさを際立たせ、
物語の影を色濃くしてるのがよかったように思います。
物語の後に人物それぞれのその後が書いてあるのですが、
史実で知っているのとは違った -
Posted by ブクログ
我が家で勃発した「小鳩くんvs小佐内さん、どっちが頭良いか論争」。
小鳩くんを譲らない私と小佐内さんと言い張る息子子。結局折り合えずにいたけれど、本作を読んだ今、私の心は激しく揺らいでいる。「……もしかして、小佐内さんの方が一枚上手なのかも!?」と思わされる描写が多々あって、ちょっと傾いてきた。そしてこの本の小左内さん、なんだかかわいらしくて好き。時期的には夏期くらいなのかな?
小鳩くんと小佐内さんには、やっぱりこうしてスイーツを食べながら日常の謎解きをしていてほしい。個人的には『ジェラートの謎』がドストライク。こんな空気感のまま、シリーズが続いてくれることを願ってやまない。 -
購入済み
わたしのようなアニメからのファンにも嬉しい新作短編集。「夏」を前にした小鳩と小佐内のやりとりに微笑ましさも感じつつ、各篇と一冊を通しての味わいのビターさは流石の魅力だった。
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Posted by ブクログ
おおおおおお、なるほど。最後にぐるんっと風呂敷で全部ひと包みにされた感じ。ラストおよそ60ページほどを読むためにある物語ですな。
途中までは、正直なところイマイチだなぁと思っておりました。米澤さんはやはりミステリー作家だから、舞台を戦国時代にしただけのミステリーという印象で、歴史小説の一番の醍醐味である、登場人物それぞれの人間的な魅力が物足りないように感じていました。おもしろくないわけじゃないんだけど、ワクワクしなかった。
でもラストに向けてぐんぐん引きつけられていきました。ひとつひとつの謎は、壮大な伏線だった。ちょっと寂しくて切なくて、そしてさらなる最後が、良かったです。
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Posted by ブクログ
「なあ常悟朗。お前に頼んでいいことなのかどうかわからないんだが・・・小佐内を紹介してくれないか?」堂島健吾曰く、かつて絵の謎を解いた(ことになっている)小佐内さんに、もう一度知恵を借りたいのだという。──美術家の縞大我が、サンフランシスコ・ビエンナーレの黒熊賞を受賞した。健吾は地元のテレビ局に頼まれ学内を捜索、彼の在校時代の作品を発見するが、その作品は模写でありながら展覧会に出品された事実も掘り起こしてしまったのだ。果たしてこの作品は盗作か否か?小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの謎解きの日々。
大好きな小市民シリーズの短編集。雑誌で読んでいたものもあるけれど、こうしてまとまって手元で読めるの