米澤穂信のレビュー一覧

  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    古典部を中心とした6つの短編集でした。
    全て読みやすくオチについてもハッとさせられるものや、心から納得できるものが多く、日常に紛れた機微から真実を見つける様は圧巻でした。
    古典部シリーズは長く続いているので、トリックめいたものはやり尽くしていそうなのに凄いと思います。
    とくに「私たちの伝説の一冊」が好きでした。
    走れメロスの感想文に感心したとともに、現実の出来事とメロスの事象を重ね合わせ、真実が見えてくるところや、漫画への強い想いが短編の中でもヒシヒシと伝わってくることが、人情的な熱さを感じたからです。

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    2026年01月10日
  • インシテミル

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    クローズド・サークルかつデスゲームの設定は典型的とも言えると思うが、それで構えていてもなお面白い。
    ミステリ要素とは別に、様々な登場人物の丁寧な描写に引き込まれるからか。

    インシテミル───ミステリに、淫してみる。題名の通り、精巧な技術をもって真正面から提示された正統派ミステリだと思う。

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    2026年01月10日
  • 黒牢城

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    軍師官兵衛のファン

    私の一番好きな大河ドラマは軍師官兵衛です。なかでも好きな武将は荒木村重でした。
    やっぱり戦国武将に纏わるエピソードというのは美化されることが多いなか、荒木村重は2度の謀反に加え、城から逃げ出し武士らしく自害もせずに生き恥を晒す始末。ここに人間らしさを感じずにはいられませんでした。

    そんな私がこの作品に出会えたのは奇跡のような体験に思えました。あまり衝動買いする性格ではないのですが、これは迷わず即買いでした。

    もともと軍師官兵衛を観ていたので官兵衛は岡田准一さん、村重は田中哲司さん、だし様は桐谷美玲さんで脳内再生されてました笑。

    ようやく本の感想に入っていきますが、簡

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    2026年01月09日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    前作で互恵関係を解消した小鳩くんと小山内さんの、その後(高校二年生の秋あたり)からのお話です。上巻は、二人が高校三年生になった春で終わり、下巻に続きます。

    以下、ネタバレします。要注意です。

    本シリーズ三作目にして、二人はそれぞれ別のパートナーと高校生活を送ることになります。小鳩君は、告白され、仲丸さんと、小山内さんも交際を申し込まれ、ひと学年下の瓜野くんと。あぁ、青春。ビバ、青春。
    小鳩くん、瓜野くん、交互に視点が変わり、物語が進んでいきます。
    小鳩くんは小市民らしく仲丸さんとデートを重ね、デート呆けでもしているかと思いきや、バス内での座席取りに勝つべくご自慢の推理を働かせたり、仲丸さん

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    2026年01月06日
  • 栞と嘘の季節

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    図書委員シリーズ2作目で今回は長編のお話でした。
    堀川くんと松倉くんのかけあいは高校生とは思えないくらい知的なときもあれば、男子高校生っぽいかわいいやりとりなときもあって、なんだかかわいい。

    でもテーマはトリカブトの栞で、話の内容も死(実際死人は出てないが)を感じさせるドキドキした雰囲気。段々謎が解けていく感じも面白くてページを読む手が止まらず一気に読んでしまった!

    ぜひこの2人のお話はシリーズ化してほしいなあ。もっと2人と、2人に関わる人達のお話が読んでみたいと思いました。

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    2026年01月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    個人的評価は冬>秋>夏>春の順で好きだった。
    冬秋は長編、夏春は短編という違いがある。
    秋は小鳩くんと小山内さんがそれぞれ別々のパートナーができて、小山内さんのパートナーが新聞部部員として市内の放火事件を追っていくといった話。
    読みやすくデザートが食べたくなる事件でした!

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    2026年01月05日
  • 栞と嘘の季節

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    堀川と松倉のコンビ再来

    ほんと2人の掛け合いが好き
    干渉しすぎない距離感もいい

    第3弾もあって欲しい

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    2026年01月04日
  • 王とサーカス

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    ネパール王宮事件を始めて知り、事件について検索していたら、この作品を見つけ、興味を持って読むことが出来た。

    カトマンズの雰囲気や、ホテル内の様子が伝わり、読書中はカトマンズにいる気分になった。

    犯人探しも楽しんだ。
    女性1人であの環境にいるのは、かなり危険すぎて、現実味はない。
    現実味のなさが、ドラマチックでいいのかも。

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    2026年01月04日
  • ボトルネック

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    崖から転落したと思ったら
    気がついたときには元の世界にどこか似た
    異世界に飛ばされていた


    僕の代わりに”姉が生まれた異世界”では
    何もかもが上手くいっていて、
    もしかしたら”僕の存在”が周りを不幸にしていたのかもしれない・・・


    “この事実”を目の当たりにしたとき
    僕は何を思うのか?
    これまで通りに暮らすことができるのか?


    あまりにも主人公に厳しい事実が
    次々と明らかになり、
    『自分の存在を否定されているような展開』に
    打ちのめされそうになりました・・・


    さらに『ボトルネック』というどこか不穏なタイトルを
    作品全体ではっきりと表現されていて
    ただ暗いだけの作風じゃないんだなと感じ

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    2026年01月04日
  • 栞と嘘の季節

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    流石は米澤氏。と言わざるを得ない最高の物語。「本の栞1枚」からここまで話を発展させ、本格ミステリとしても遜色ない作品として仕上がっているのが本当にすごい。図書委員シリーズ1作目の連続短編「本と鍵の季節」よりこちらの方がすき。

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    2026年01月04日
  • 可燃物

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    5話からなる短編集。

    1話と2話では事件の意外な真相に
    そんな事もあるんだ…と
    びっくりさせられた。

    3話と4話では犯罪をおこす動機として
    人の良心が関わることもあるんだなぁ
    と切なくなった。

    最後の5話で
    やっとスッキリした。


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    2026年01月03日
  • インシテミル

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    そして誰もいなくなった、十角館の殺人を読んだ後やったからミステリーの知識もついていて、楽しく読めた。
    ページ数多いけど楽しく読める。

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    2026年01月03日
  • 可燃物

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    米澤さんの短編集って毎回ゾワ……ってなる。意味がわかると怖い話、みたいな。『満願』もそうだったけど今回も。
    人間の善意とか本能とかあぁ、あるよね…と思わざるを得ないものも扱われてたり。読みやすすぎてサクサク読み終わった!
    葛刑事の思考を追いながらどきどき読めるの楽しかったし映像化しても面白そう。

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    2026年01月02日
  • 本と鍵の季節

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    たった今終わったんだがこれはちょっと……予想外。1話終わる度に感じてた後味が最後にこんな形で繋がって心に沈み込むとは思わなかった……
    続き一緒買っといて良かった

    この人の本読んだのこれが初めてなんだけど(氷菓アニメだけは見てる)これまた読みやすくて一気でした。

    額面通りに受け取ってはこっちも無かったのでそこの驚きはそんなにだったんだが、え、4月に出会ったばっかで?週1回が基本で?
    ・・いやもうなんつーかそんな出会いもあるんだなって運命的すぎるなって。

    友よ知るなかれ、が連載(?)のひとつでなく書き下ろしだったのがまたエグい〜〜〜

    全てがここまでの布石だったとわかった時のゾクゾクが醍醐味

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    2026年01月02日
  • これが最後の仕事になる

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    作品紹介・あらすじ

    最初の1行は全員一緒。
    1編6ページ、24種の「最後の仕事」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。

    *****

    24編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで

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    2026年01月02日
  • 本と鍵の季節

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    米澤作品個人的ベストはやっぱりベルーフシリーズだけど、古典部、小市民に続きこちらの青春ミステリもとても良かった。連続短編小説で、どの話も同じ主人公2人で展開していくため内容が頭に入ってきやすい。特に、1番最後の松倉の謎に迫る回が好き。作中で、水上勉「飢餓海峡」、松本清張「ゼロの焦点」が出てきて嬉しくなってしまった。

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    2026年01月01日
  • さよなら妖精

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    ユーゴスラビアを検索して調べてみたりしました。今のウクライナの戦争を思ったりしました。物語は、マーヤと仲間と、日本の観光しながら、日本のものを学びながらと、ほのぼの進んでいきます。ですが、考えさせられる深い問題がありました。
    ユーゴスラビアからきたマーヤとの日々。マーヤは政治家になるための留学でした。友達にいろんなことを聞いて、メモするマーヤ。友達と楽しく過ごす日々。大切な仲間たち。小さな恋心。でも、マーヤと、友達は、見ているものが違いすぎた。
    面白かったです❣️

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    2026年01月01日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    実はもう何度も読んでて今また読んでるんだが、なんだろうな。
    過去に読んでよかった本って、だいたいその後で読んでもいいよな。
    そんな本です。
    これ登録してなかったのなんのミス?

    米澤さんの読みやすめな文体も、ちょっと漫画チックな描写も、これはほんっとにすらっとさらっと読める。
    し、世界観が本当に好きだし、話の進み方も好きだし、主人公の結城くん好き。
    友達に欲しい。

    ミステリー好き+密室で犯人探すの好きな人には、まずおすすめできます。
    でもちょっと切ない読後感が残るかも。
    なんか誰も悪くないっていうのが。
    生き残ったみんなが難しくても普通に生きていってくれればせめて良いんだけど、たぶん無理だっ

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    2025年12月28日
  • インシテミル

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    最後までだれることなくするする読めた作品でした。
    私の推しキャラはだいぶ冒頭でお別れしてしまったが、それでも続きが読みたくてたまらなかった。
    人がどんどん死んで行くのに、主人公の性格の影響を受けてどこか淡々としている。はっと衝撃を受ける場面はそんなに多くないが、むしろそれが現実的なようにも感じる。
    終わり方ははなんとも言えない。上手くは言えないが、スッキリとはしないけども、別に嫌な気持ちにもならない感じ。

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    2025年12月25日
  • 栞と嘘の季節

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     日常ミステリー。前作の『鍵と本の季節』の方が小さな謎から広がりを感じられたように思いますが、今回の方が一章毎にいろいろと明らかになっていく感じが爽快でした。主人公たちとともに少しずつ謎が解けていく感じを体験できるのが面白い。

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    2025年12月24日