米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレ知らなくていいことってあるよね。というのが率直な感想。自分は無実だと訴えたいけどそれを話すと娘のことがバレてしまうかもしれない。真実は雪の中に閉じ込めておきたいという父親の気持ちは娘への愛だ。お話と結末が違い確信に踏み込んでいくページは鳥肌もの。主人公が頭がよすぎてバイトの女の子の影が薄すぎたけど話がとっちらからないからこれくらいがいいのか。でも結局誰も幸せにならなかったな。主人公もおじさんも何も解決してないし、きっと今以上に良くなりたいとも思ってなさそう。ページ数にしては読み応えもあるし余韻も残ったが気持ちが落ち込んでしまうから少しでも希望がほしかった。
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登場人物に無駄がないので、犯人に限らず、謎の人物枠に誰がハマるかはだいたいわかる。「あっと驚く」ことよりも、高校生たちの正義感や優しさや、悲しみや苦しみや憤りの発露にはっとさせられた。
発端にどんなおぞましいことがあったのかや、このあとどうなったかは、「ここから先は別の物語だ」という割り切りで描かなかったり「まあわかるよね」とぼかされたりしている。これは、品良く露悪を避けていて、苦しくならない良い距離感だ、ともいえるし、踏み込み不足、もっと訴えてほしいと感じたともいえる。でも主人公の立ち位置からすると、やはり適切だったのだろう。このシリーズは、彼自身の話にこれから迫っていくのだろうか。家庭 -
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米澤穂信、方丈貴恵、荒木あかね、松嶋智左、芦沢央『裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。
5人の作家による警察小説アンソロジー。文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは様々な作家の短編が味わえるところに魅力があるのだが、当たり外れが大きい。
このアンソロジーで一番面白かったのは、松嶋智左の『ヤギノメ』シリーズの1編である『家につく猫』だった。他の短編は並みか、それ以下という感じで、文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは他の出版社の警察小説アンソロジーに比べるとレベルが低いなと感じた。
米澤穂信『お見通し』。人気ミステリー作家の1人であることは認識している -
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休日に一気読み。この世界観が好きすぎるので、単行本も買って本棚に並べたいですね……。
上巻に続いて取り調べかと思いきや、下巻からはアクションが加わり物語が一気に加速する。
「剣と魔法の世界」にも関わらず、「読者への挑戦状」も「名探偵みなを集めて『さて』と言い」もあって興奮してしまいました。
思わず上巻を確認するほどさりげなく張られた伏線の回収もお見事。
上巻から星が一つ減っているのは、結末があまりにつらすぎたからですね……。かっこよすぎるよ。
アミーナも、このままソロンに留まるには惜しい人物。
米澤先生、アミーナとニコラにまた会いたいので続編、いかがでしょうか?
めも:《修道士カドフェ -
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ネタバレこーーーれは…。文章は読みやすくてスラスラ読んだんだけど、これはたしかに元気な時にしか読めない読後感。凄いズシンときている…。1週間くらい考え込みそう。
自分が生まれていなかった世界線。自分の世界では水子として亡くなっていた陽気でお節介で頭のきれる『姉』が、その世界では意識的にも無意識的にも、自分が生きていた世界線をいい方向にしている。自分の世界で亡くなっていた恋人も兄も生きていて、両親も仲が良く、周りの店すら活気があり…。生まれてこなかった方が良かったのは自分なんじゃないか?元の世界に戻ったとて、今後どう生きていけばいいのか?それでも生きていればまだ世界を変えられる?
いやー私なら耐えられな