米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

    冒頭は堀川と松倉の窮屈でくだらないやり取りが物語の大半を占め読むのをやめようかと思うほどに退屈。大の男2人が瀬野にわざわざ謝罪を要求した時はあまりの女々しさに咎めたくなったほどだ。根本的に考えが合わない。昭和の運動部でしごかれて欲しい。ただ、本格的にミステリパートに入ってからは気にならなくなったので、古典部、小市民、図書委員シリーズに共通するこの鬱陶しさはミステリという流れの中であればスパイスとして楽しめ、それ自体がメインになるとあくどいという知見を得た。後半の面白さもあり満足度として星の通りに高い。あらゆる作品の中で、図書委員シリーズは著者が好き勝手書いているのか彼の作品のなかで手癖と好みが

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    2026年05月03日
  • 犬はどこだ

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    面白かった!
    こんな終わり方もあるのかと意外だったけど、嫌な気分にはならなかった。
    ハンペーがいい味出していてすごくいい。
    犬が出てくる話が苦手な私でも問題なし(笑)
    タイトルが秀逸!

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    2026年05月02日
  • 満願(新潮文庫)

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    ⭐️4
    どの作品も面白かったけど、「死人宿」と「万灯」が特に好きかな。
    「関守」はもはや『世にも奇妙な物語』ですね。
    グイグイ引き込まれる文章のうまさがすごい。

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    2026年05月01日
  • 満願(新潮文庫)

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    第27回 山本周五郎賞
    第27回 このミステリーがすごい!

    ゾワっとする短編集。
    すごくおもしろい、というわけではないけど、不穏な空気が漂っている感じが悪くない。

    皆さんのレビューを見ると、1番人気は「万灯」だという印象。
    私も同感で、バングラデシュの天然ガスの開発拠点にしたい村に交渉をしに行くという、自分には未知なお仕事が面白いし、どんな展開になっていくのか気になり惹きつけられる話だった。
    「関守」はなんとなくオチが読めてくるだけに怖くて、気味の悪い感じがおもしろかった。

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    2026年04月29日
  • インシテミル

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    飛行機の中で一気読みした。面白かったけど、ある種の殺人ゲームの話なので一時期流行った系だという理解。
    車が欲しくて怪しいバイトに参加するようなちょっと抜けている主人公の結城だが、実はミステリー好きだし割と鋭いところもある。ただダメな奴ではないという人物描写がいい。
    他に出てくるキャラもいい。カップルの大迫&若菜とか、美しいのに性悪な箱島など、キャラクターが生き生きしていて読んでいて面白い。
    最後まで、ヒロイン?的なポジションの須和名はいけ好かない奴だなあと思ったのと、どう見ても普通の参加者ではない感はあった。

    時給10万円超えという破格の待遇の中、お互い知らないもの同士なのになぜ殺し

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    2026年04月29日
  • 満願(新潮文庫)

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    2026.4.29
    久しぶりに短編小説を読んだ。短い中でもいろいろ考えさせられたり、中身が詰まっていて面白く読めた。柘榴は嫌な話だった。

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    2026年04月29日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    玉野五十鈴の誉れ ラスト一文にゾッとした
    暗いのに読みやすいのは上品だから?
    自分に文学知識があればもっと楽しめたのだろうなと

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    2026年05月28日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    古典部シリーズが好きで読んでみた
    好きな話は身内に不幸がありまして
    伏線回収とラストが印象的
    バベルの会を中心に話が展開していき、どの話も繋がってはいないが物語を構成している
    短時間でミステリーを楽しみたい時に読みたい

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    2026年04月26日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    この手記は誰にも見られてはなりません。

    もし見られたら、私はとても生きてはいられないでしょう──。
     
     
    説明が難しい舞台設計ですが…
    本編の中では『蓼沼の別荘地で合宿が行われている』ことや『資金力のある名家の子どもたちで構成された団体』であること。それ以外の直接的な描写は殆どない、とある大学にある「バベルの会」という読書会を共通項に添えた、全5篇の短編集です。
    時代背景も難しいのですが、携帯電話でのやり取りの描写のない様子や、使用人を雇った屋敷等の描写から、恐らく現代よりは過去の時代背景であり、それぞれの館や屋敷で起こる不条理や儚い復讐心等、人間の仄暗い負の感情を物語の『核』として描かれ

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    2026年04月25日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    良い。
    短編を繋いで最後のオチに導く作者らしい。
    何かしら最後にサプライズがあると思っていたが、同僚二人がやり手でプロジェクトを収束させるとはうまい。

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    2026年04月25日
  • 満願(新潮文庫)

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    ミステリーは長編の方が面白いという持論があったのですが、この持論は著書を読んだ段階で崩れ去りました。
    短編で6話あるのですが、全部違うテイストで、全部面白かったです。
    好みが分かれますが、自分の好みの作品は必ずあると思います。
    短編ミステリーも、これからどんどん手を出していこうと思いました。

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    2026年04月24日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    タイトルにある「儚い羊」とは、美しく着飾った令嬢たちのことでしょうか。それとも、彼女たちの犠牲になった者たちのことでしょうか。
    読書会「バベルの会」が最終的にたどる運命は、高慢な人間が神に近づこうとして崩壊した伝説の塔のように、滑稽で、かつてないほどに虚しいものでした。しかし、その崩壊の跡にすら、抗いがたい美しさを感じてしまうのは、著者の筆力がなせる業だと言わざるを得ません。

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    2026年04月22日
  • インシテミル

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    時給11万2000円の人文科学実験に参加した12人の男女。
    それぞれに与えられた武器と、規則。
    クローズド・サークルのミステリーの定番と言った形で話が進んでいきます。

    終わりが物足りなかったという評価も散見されますが、自分は結構面白かったと思います。
    続編が来そうな終わり方でしたが……どうなんでしょうか?

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    2026年04月21日
  • 満願(新潮文庫)

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    人間の内面に潜む「業」を扱ったミステリ短編集で、全体的には読みやすかった。特に印象的だった「柘榴」では、愛する人のためなら全てを捧げる女性の情念に、美しさと共にどこか切なさを感じた。妹にまで手をかけてしまう後味の悪さはとても印象的だった。ただ、表題作の満願についてはストーリーが個人的にはあまり響かなかった。また、自分の不勉強ゆえではあるが、普段使わない言葉ばかりだったためスマホで調べながら読み進めるのが大変だった。人によって好みが分かれる部分だろう。

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    2026年04月19日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    アニメから。
    小鳩くんは思ったよりウキウキカップルライフを楽しんでるかと思いきや最後に仲丸さんへの興味のなさが浮き彫りになったな〜
    小市民でもあり得るカップルライフをしてみたかったそして楽しいだけだから、相手は誰でも変わらないのかな?

    そして小山内さんはもうなんかずっと怖い笑

    堂島くんは本当に高校生か?中間管理職こなしてそう

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    2026年04月16日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    本の帯と、あらすじに惹かれて購入しました。

    収録されている5本のお話は、登場人物や出来事の舞台こそ異なっていたものの、「バベルの会」という読書サークルの存在のおかげで、小説内での全体の繋がりを感じることができ、とても読みやすかったです。

    また、一人称視点で物語が進んでいくのですが、上流階級に関わる方たちの視点になるため、あまり深く感情移入をせずに読めたことも私の中では大きく、彼女たちより少し離れた場所から物語の行く末を見守るような姿勢で読み進められました。

    最初の1、2本目くらいはお話の進むまま読んでいたのですが、3本目あたりから何となく文字には明確にされていない彼女たちの思惑や、欲望を

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    2026年04月15日
  • 可燃物

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    事件がありヒントがあり解決するお手本のようなミステリー。
    開示された情報は主人公の葛と読者とで差はないため、ギリギリまで真相について考えてしまった。真相に及ばずに悔しくも真実が知れる快感は何度でも味わいたいです。

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    2026年04月15日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    公務員系のお仕事ものの様相ながら、米澤穂信らしさも感じられる作品。
    プロジェクトに現実感が薄いと思われただけに、ある意味納得の収束だった。

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    2026年04月15日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    自分が産まれなかった世界線

    こんなにも自分はいらない人間だったのか…

    ラストの2度と帰ってくるなはキツイ
    いらない子供なんていない

    今世間を騒がせている事件もあるし
    いろいろ考えてしまい読むのが辛かった

    "1番いけない事は自分をダメだと思う事"

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    2026年04月15日
  • 本と鍵の季節

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    本と鍵の季節は、図書委員の堀川次郎と松倉詩門が日常の謎を解決していく物語である。
    読み始めは身近で小さな謎を扱っているように思えるが、読み進めるうちに人間関係や内面に踏み込んだ、想像以上に重みのある問題へと繋がっていく点が印象的だった。

    また、この作品で特に良いと感じたのは二人の関係性である。互いに干渉しすぎず一定の距離を保ちながらも、確かな信頼関係が築かれており、その絶妙なバランスが心地よかった。物語が進むにつれて少しずつ親密になっていく様子も感じられ、今後もこの関係を見守りたいと思わせる魅力があった。

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    2026年04月13日