米澤穂信のレビュー一覧

  • 満願(新潮文庫)

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    これぞ本格ミステリの短編集という趣きでした。
    どの話もクセがあり、スッキリ謎が解けるものもあれば、余韻を残すものもありました。

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    2025年11月12日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    6遍のミステリー短編小説は人間の不可解で複雑な心理を読むに仕込まれた内容だ。「柘榴」では精神的に疲れ果てた母親を守ために親の親権を敢えて無職の夫に姉妹が選んだ事、「満願」では夫の借金の山を自ら殺意を持って守った妻、更に妻の思いは先祖代々の掛け軸を他人に渡さないと言う先の行方を行動した心理を図ったことだ。気になる言葉は:
    「学があるというのは大きな事です。この世はとかくままならぬもの。でも学があれば
    世が世なら臍を噛むときもきっと少なくなりましょう」

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    2025年11月11日
  • さよなら妖精

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    ユーゴスラビアから来た少女と、彼女と出会い友誼を結んだ学生達の交流と別れを描いたミステリ小説。

    日常系ミステリを挟みながらの少女と学生達の和気藹々としたお話と、ユーゴスラビアへ帰国した少女の謎を追う話を並行して読み進める構成。メイン登場人物が絞られており、登場人物が増えすぎると誰が誰だかわからなくなる自分としては読みやすかった。

    国際情勢も交えたミステリというのはまた新鮮で、謎解きと一緒に色々と考えさせられる物語でした。なかなか心に残るラストです。

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    2025年11月07日
  • 栞と嘘の季節

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    何となくこのシリーズ好きだな。

    他シリーズと共通していない独自の部分は、
    どこなんだろう。
    背景に、明らかに、リアルで社会的な問題が横たわっているのは良い。そしてそれに各人物がどう向き合うか、というところに、人物の書き分けとしても使われている各自の行動原理や信条が絡んでくるというところも面白い。
    けど、それは小市民シリーズや古典部シリーズもそうか?どうだろう。
    やっぱり松倉という存在が、このシリーズを規定している気がする。

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    2025年11月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    小市民になりたい小鳩くんと小佐内さんのお話し
    人が死なないミステリーだから心が重くならずに読めて良い

    瓜野くんはずっと掌の上で転がされてるなーってことがわかるからちょっとかわいそうにもなってしまう。。。

    小鳩くんと小佐内さんの組み合わせが大好きだから
    とっても嬉しい終わり方でホッとしました。

    最後の火災現場での2人の出会いと、その後の公園でのやりとりの情景は美しいなと思うと同時に木の後ろで「もういいかい」をして待ってる小鳩くんを想像すると笑えてしまう。

    「糠に釘、「他愛無い」で声をだして笑ってしまった 笑

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    2025年11月04日
  • 栞と嘘の季節

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    前作は読んでないのですが。

    堀川と松倉の2人の掛け合いが、高校生らしからぬ感じもあるけども面白くてとても好き。
    読みやすくてどんどん読み進めることができた。

    そういう最後か〜という感想。

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    2025年11月03日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    良い。
    作者の幅広い作風に驚かされる。SF的入り。
    純小説ぽい。10代の多感な少年の感情を取り上げた内容。

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    2025年11月08日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    短編ミステリーではあるが、小市民シリーズとして長編作品として見てもかなり面白い。
    登場人物が好きで、掛け合いも面白いため最後まで退屈せずに読めた。
    終章は少し悲しくなったとともに、続きが気になった。

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    2025年11月02日
  • インシテミル

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    ミステリー好きの皆様、オススメします。
    ネットでどんでん返し系ミステリーを探していて本書に辿り着きました

    テンポよく展開が進むため、サクサク読み進めることができた。推理パートが複数あって何度も楽しめる。
    登場人物の豹変振りも人間臭くていい。

    終盤はどんでん返しがあってもよかったなと思う。この人裏があるだろうと予想していたが...
    メンテナンスルームは一体何だったんだろう。

    疑問点、モヤモヤが残るところもあり⭐︎-1といたしました

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    2025年11月01日
  • 犬はどこだ

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     とても面白い。流石は米澤先生です。探偵とその助手がそれぞれ別の依頼を受け仕事を進めることに。所々でリンクしていく事件、だが独立して動く二人は気付かない。最後に情報を交換した時に謎が綺麗に解け…といった趣向の作品。
     犬のモチーフの使い方がとても上手で、読んでいて気持ちがいいです。別にそれが活躍するわけではないけど、要所は犬で締める。素敵です。先生みたいなおしゃれな文章が書けるようになりたいです。
     

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    2025年10月30日
  • 王とサーカス

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    途中まで実話かと思っていたけど、完全なるサスペンスだった。カトマンズの情景や問題とリンクして勉強にもなりながら、ゾクゾクする場面もあり、読み進めるのが楽しかった。

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    2025年10月30日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人にオススメされて長らく眠らせていた《満願》。
    なぜもっと早く読まなかったのだろうと後悔するのは本を読む上での避けて通れない道だ。
    もともとミステリーはあまり読まないほうだが、どの話も巧みに構成されていて、ぐいぐいと引き込まれた。記憶力に自信がないので人物名を覚えるのに必死になったり、時系列の前後に置いていかれそうになったりしながらも、読み進めるうちにその世界の中に取り込まれていた。



    「夜警」
    渋いおじさまの枯れたような雰囲気の中にも、罪悪感という炎が滾っているようで、その視界を通して世界を見ている気分になった。
    登場人物たちの「嫌い」「警戒」といった感情がひしひしと伝わり、まるで自分

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    2025年10月30日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    これほどまでに救いのない物語だとは思わなかった。
    自分が存在していない世界がみんなが生存している世界だったら……
    こんなの辛すぎる。

    最後、あのメールを見てどういう選択をしたのか気になる。
    パッと見は悲しい結末になりそうな気がするけど、どうなんだろう。

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    2025年10月28日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    マロングラッセと小市民になりたい小佐内さんの比喩が印象的。
    小市民志向を捨てたように見えるが、次巻以降の2人のスタンスが気になる。

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    2025年10月26日
  • 満願(新潮文庫)

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    アニメ小市民シリーズで知った米澤氏
    理路整然とした謎解きが心地よい作風だと思ったので読んでみたいと思った
    「夜警」と「万灯」はドラマで見た記憶

    【夜警】鬼の居ぬ間におイタしちゃった新人が企てた計画と失敗
    【死人宿】遺書の主を探すミステリー よかったと思いきや…
    【柘榴】うわぁ…親子でも女の敵は女やなぁ(^▽^;)
    【万灯】ビジネスマンってのは…
    【関守】都市伝説を追った先に
    【満願】動機が意外

    ひと昔前な感じが郷愁を誘うセピア色なイヤミス短編集
    どれも背景からしっかり語られていて読み応えがある

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    2025年10月24日
  • 本と鍵の季節

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    図書委員の堀川と松倉のバディもの、高校の図書室と本にまつわる6つの短編ミステリー。人が死なないミステリーなので安心して読める。
    堀川も松倉も平均的な男子高生に比べて思考が大人びていて、どことなく斜に構えた雰囲気。
    この2人の関係性は一見踏み込みすぎずドライに見えるけど、常に互いへの信頼とリスペクトが感じられて心地良い。大小様々な事件を解決していく毎に少しずつ友情も深まっていく様子にほっこり。最終章の締め方が哀愁が漂うビターな空気で◎

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    2025年10月24日
  • 栞と嘘の季節

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    図書室に返却された本に挟まれていたのは猛毒のトリカブトの花の栞。男性教師が中毒で救急搬送されて以降、校内でも同一の栞が次々と出回るように。

    前作が日常の謎を解き明かす青春ミステリだったのに対し、今作は猛毒のトリカブトという文字通り毒気の強いモチーフがテーマ。
    タイトルにもあるように作中の各所に嘘が散りばめられており、この数々の嘘が物語のポイントになっている。
    嘘はよくない。でも必ずしも嘘をつくとが悪いこととは限らない。嘘をつくことで自分や誰かの身を守ることになるなら、誰がその嘘を咎められるだろうか。

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    2025年10月24日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    高校の図書委員の男子二人が、身の回りで起こる事件を解決していく日常青春ミステリ。

    持ち込まれる謎は不穏な感触を持つ、舌に残る苦さが印象的なものばかり。
    特に終盤の展開はシビアで、切なくなりました。

    深く踏み込むことはせずに、相手を尊重して心地よい距離感を保つ二人の関係が素敵ですが、相手が闇落ちしそうな時はきちんと言葉の力で踏みとどめようとする。
    尊いね…!

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    2025年10月24日
  • インシテミル

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    映画の評判が良く無いからどうかな〜と思ってたけど普通に面白かった。
    ミステリ好きな人が書いたんだなぁと思える内容。
    映画はだいぶ中身変わってるみたいなので特に観なくてもいいかな。

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    2025年10月24日
  • インシテミル

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    おもしろかった!デスゲームとかは別に好きじゃないけど、ミステリとして謎があってそれを解く形式だととってもおもしろい。インシテミルが米澤穂信なの知らなかった。

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    2025年10月23日