米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    (シリーズ第一弾は未読)
    高校生(堀川)視点で書かれているので、読みやすい。
    淡々として進むので、期待してたのと少し違う印象だった
    けど、第三章の後半あたりからミステリー感が強くなって
    面白くなった。
    栞にするというアイデアは、怖いけど面白いと思った。

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    2026年07月06日
  • 倫敦スコーンの謎

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     <小市民>シリーズの2冊目の短編集。高校生が主人公の日常系ミステリで、殺人事件などは起こらない。作者の高校生を主人公とした<古典部>シリーズよりはダーク、<図書委員>シリーズよりはライトな印象を受ける。
     
     4つの短編からなるが、巻末に収録されている書下ろしの「維納ザッハトルテの謎」が一番のお気に入り。ちなみに維納はオーストリアの「ウィーン」の漢字表記である。

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    2026年07月05日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    この本の結末こそがまさにリドルストーリーだったとは。可奈子が母を殺めてしまったのかは父にしか分からないが、彼が雪の花と題して真実を葬ったという事実だけを可奈子には受け止めて欲しい。
    母が雪の花の中で手に入れようとした正しく雪の花と呼ばれたものは、もう失われかけた夫婦愛を永遠にするための手段としての自殺であり、父は母への愛があるかは答えなかったが、可奈子が殺人を行ったかを述べないことで可奈子への愛を伝えたのかなぁ。

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    2026年07月04日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    知らなくていいことってあるよね。というのが率直な感想。自分は無実だと訴えたいけどそれを話すと娘のことがバレてしまうかもしれない。真実は雪の中に閉じ込めておきたいという父親の気持ちは娘への愛だ。お話と結末が違い確信に踏み込んでいくページは鳥肌もの。主人公が頭がよすぎてバイトの女の子の影が薄すぎたけど話がとっちらからないからこれくらいがいいのか。でも結局誰も幸せにならなかったな。主人公もおじさんも何も解決してないし、きっと今以上に良くなりたいとも思ってなさそう。ページ数にしては読み応えもあるし余韻も残ったが気持ちが落ち込んでしまうから少しでも希望がほしかった。

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    2026年07月01日
  • 本と鍵の季節

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    図書委員の高校2年生堀川次郎と松倉詩門が、状況証拠と合理性を積み重ねて日常のちょっとした違和感を紐解いていく。勘が冴え渡り、大人びた発言が魅力な連作短編集。

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    2026年07月01日
  • 満願(新潮文庫)

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    どの短編も読みやすく、すぐに読み終えました。
    ぞくっとしたり、うなずいたり、驚いたりとどの話も読みごたえのあるものでした。
    「柘榴」がいちばん印象が強く記憶に残りました。

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    2026年07月01日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編のミステリー。どれも結末は予想外で面白い。
    満願はストーリーテラー3だったかに収録されてた気がする。

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    2026年06月30日
  • 満願(新潮文庫)

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    とても読みやすい短編集だった。
    一見すると理解できない行動や選択も、その背景にある感情や事情を知るとまったく違って見えてくる。登場人物たちの複雑な心理を、わずかなページ数の中で鮮やかに描き切る作者の力量に圧倒された。

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    2026年06月28日
  • 倫敦スコーンの謎

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    小市民シリーズの中の
    「謎」シリーズなんですね。

    前作のマカロンと同様に短編集です。

    2話目以外は、
    ゆるっと繋がってます。

    相変わらず、
    殺人などの大きな事件が起きるわけでもなく、
    多くの人は見逃しそうな事を
    拾って謎を解いています。

    派手さはないけど、
    小市民らしい作品でした。

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    2026年06月28日
  • インシテミル

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    苦手なクローズドサークルミステリー。
    にもかかわらず読めた。

    タイトルの意味がわかって、且つなんとなく後味は良くて唸らせられた。
    いい読書体験でした。

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    2026年06月27日
  • 巴里マカロンの謎

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    求めていた爽やかミステリ!!!!

    日常にある「ナニコレ事件」を解明する話。
    2,3話目が特に面白い。
    高校時代って良いなー

    殺○事件じゃないんだけど、小佐内さんの不気味さがなんとも…。

    シリーズ完結してるらしいけど、小鳩くんと小山内さんが大人になって「探偵小鳩 vs 快楽犯罪者小佐内」の対立展開になったら震えてた笑笑

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    2026年06月27日
  • さよなら妖精

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    「インシテミル」に続き、2作品目

    日本の高校生と海外から来た少女マーヤとの異文化交流、だけでは無い。
    主人公と同様、自分の無力さを突きつけられる話でした。
    旧ユーゴスラビアについて学び直しをしたい。

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    2026年06月25日
  • 倫敦スコーンの謎

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    本編からは少し外れた短編集
    二人の関係性がと、小さな謎解きが心地よい
    あと、小佐内さんが、小佐内らしくて良い

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    2026年06月25日
  • 満願(新潮文庫)

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    短編でサクサク読めて面白かった。ジャンルとしてはミステリーだが、どの話にも人の怖さというよりは人間の信念の強さのようなものが感じられて良かった。
    個人的には「夜警」「柘榴」「関守」が好きかもしれない。

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    2026年06月25日
  • 栞と嘘の季節

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     登場人物に無駄がないので、犯人に限らず、謎の人物枠に誰がハマるかはだいたいわかる。「あっと驚く」ことよりも、高校生たちの正義感や優しさや、悲しみや苦しみや憤りの発露にはっとさせられた。
     発端にどんなおぞましいことがあったのかや、このあとどうなったかは、「ここから先は別の物語だ」という割り切りで描かなかったり「まあわかるよね」とぼかされたりしている。これは、品良く露悪を避けていて、苦しくならない良い距離感だ、ともいえるし、踏み込み不足、もっと訴えてほしいと感じたともいえる。でも主人公の立ち位置からすると、やはり適切だったのだろう。このシリーズは、彼自身の話にこれから迫っていくのだろうか。家庭

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    2026年06月24日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    米澤穂信、方丈貴恵、荒木あかね、松嶋智左、芦沢央『裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。

    5人の作家による警察小説アンソロジー。文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは様々な作家の短編が味わえるところに魅力があるのだが、当たり外れが大きい。

    このアンソロジーで一番面白かったのは、松嶋智左の『ヤギノメ』シリーズの1編である『家につく猫』だった。他の短編は並みか、それ以下という感じで、文春文庫の警察小説アンソロジー『捜査線』シリーズは他の出版社の警察小説アンソロジーに比べるとレベルが低いなと感じた。


    米澤穂信『お見通し』。人気ミステリー作家の1人であることは認識している

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    2026年06月24日
  • 満願(新潮文庫)

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    丁寧な筆致に好感が持てる作品で、派手さはないものの十分に楽しめました。オチや仕掛けを意識しすぎると、もしかしたら肩透かしをくらうかもしれませんね。

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    2026年06月21日
  • 倫敦スコーンの謎

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    完結したシリーズの新作短篇はやっぱり嬉しい。
    甘くて美味しいスイーツが登場するのに、二人が遭遇する《日常の謎》には苦味がある。
    五寸釘…とまではいかないけど針で心臓を刺すような痛さなんだよな。
    読みながら「そうそう、これこれ」と懐かしい気持ちになった。
    ただ、小鳩君の食レポが秀逸だったわ。
    こんなに上手だったっけ?とこちらが困惑するほど。
    ジェラートもザッハトルテも食べたくなってしまった。

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    2026年06月21日
  • 折れた竜骨 下

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    休日に一気読み。この世界観が好きすぎるので、単行本も買って本棚に並べたいですね……。

    上巻に続いて取り調べかと思いきや、下巻からはアクションが加わり物語が一気に加速する。
    「剣と魔法の世界」にも関わらず、「読者への挑戦状」も「名探偵みなを集めて『さて』と言い」もあって興奮してしまいました。
    思わず上巻を確認するほどさりげなく張られた伏線の回収もお見事。
    上巻から星が一つ減っているのは、結末があまりにつらすぎたからですね……。かっこよすぎるよ。

    アミーナも、このままソロンに留まるには惜しい人物。
    米澤先生、アミーナとニコラにまた会いたいので続編、いかがでしょうか?


    めも:《修道士カドフェ

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    2026年06月21日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    こーーーれは…。文章は読みやすくてスラスラ読んだんだけど、これはたしかに元気な時にしか読めない読後感。凄いズシンときている…。1週間くらい考え込みそう。
    自分が生まれていなかった世界線。自分の世界では水子として亡くなっていた陽気でお節介で頭のきれる『姉』が、その世界では意識的にも無意識的にも、自分が生きていた世界線をいい方向にしている。自分の世界で亡くなっていた恋人も兄も生きていて、両親も仲が良く、周りの店すら活気があり…。生まれてこなかった方が良かったのは自分なんじゃないか?元の世界に戻ったとて、今後どう生きていけばいいのか?それでも生きていればまだ世界を変えられる?
    いやー私なら耐えられな

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    2026年06月21日