米澤穂信のレビュー一覧

  • 禁断の罠

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    文春文庫のアンソロは面白い!
    前作の「神様の罠」が好きだったので今回も購入。

    新川帆立「ヤツデの家」
    初読みだったけど読みやすかった。アンソロの最初のとっかかりに最適。内容も好みで二回読んだ。

    結城真一郎「大代行時代」
    こちらもまた初読み作者だったけど面白かった。ありえそうな話だ。
    こういう新入社員おるおる~。最後のオチもよかった。

    米澤穂信「供米」
    この話を読めただけで大収穫です。大好き米澤穂信。愛してる米澤穂信。
    3ヶ月ぶりに本を読んだんだけど、2023年最後にこのお話を読めてよかった。やっぱ本読むの大好きだ。
    最初読み始めたときは「うわっ苦手な歴史ものだ!」と若干引いたものの、あれ

    0
    2024年01月05日
  • 神様の罠

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    2020年の7月〜に書かれた短編で、各作家さんがコロナ禍と戦った記録なんだな、作家さんの闘い方なんだなと思いました。
    どの短編も後味が悪すぎることはなく、内容はみちっと詰まっていて面白かったです。

    0
    2024年01月03日
  • 可燃物

    購入済み

    シンプルな短編警察ミステリ物
    質の高いトリックをテンポよく解いていく様が主人公のキャラクターと相まって心地良い読後感

    可燃物の後日談が特に好み

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #深い

    0
    2024年01月02日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    違和感が積み重なって確信に変わっていく感じが気持ち悪いけど心地良い
    まさかそんなわけないよな...と思ってたことが本当になっていくことで変な意味で爽快さを感じる

    にしてもこういう街ぐるみでとんでもないことするっていうのは現実でもあり得るんだろうか
    この時代明らかになっていない情報なんてないように思うけど、関係者が全員消されてたとしたら...という想像までしてしまう

    自分の知っている世界なんてほんの一部でしかないんだよな

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    2023年10月28日
  • 氷菓

    匿名

    購入済み

    アニメから

    初めて観たのはアニメの氷菓です。雰囲気やストーリー、キャラクターが気に入り原作を購入しました。
    アニメと比較して登場人物同士の掛け合いにややドライな部分を感じつつも、そのドライさにキャラクターの感性・性格が滲み出ているように思います。
    また、アニメでは描き切れない心情描写も主人公折木主観で垣間見る事が出来たのも良かったと思います。
    文章も読みやすくサクサク読めます。
    続巻読破が楽しみです。

    #深い #切ない

    2
    2023年09月08日
  • 氷菓(14)

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     14巻なので基本構造は割愛。
     15巻を読もうとしてこの本が未読だったことに気付く。
     刊行ペースが長いとこういうことがよくある、この表紙何度も本屋で見かけたけど「コレは買ったはず」と何度もスルーしていたが、買ってなかったのか…。
     未読本棚の奥から出てくるかも知れないが…刊行間隔が長いと間違って何冊も同じ缶を買ってしまうことも多いので…。
     奉太郎の誕生会から漫研騒動の導入辺りまで。
     原作者の直木賞辺りの刊行か、こんな賞を取ると従来シリーズのペースがどんどん落ちるので、ファン的にはかなり複雑である。

    0
    2023年09月06日
  • 氷菓(15)

    匿名

    購入済み

    ホータローかわいそう過ぎる…。

    一冊通してあまり出番がないのもともかく、後半の文集の話は…。
    自分がされたら同じ心境になるのは間違いない。
    オチ自体は、ホータローの独白から早めに予測できただけに、余計に追い詰められていく過程がきつかった。
    まぁ、他人事(で漫画)なので楽しめたわけですが。

    #笑える #切ない #ほのぼの

    0
    2023年09月03日
  • 氷菓(15)

    購入済み

    漫画

    長らく新巻が更新されていなかったので、ものすごく期待してました。
    期待より上の面白さでストーリーも理解でき、自分の考えていたのと違う展開で面白かったです。

    #深い #カッコいい #笑える

    0
    2023年08月15日
  • 氷菓(15)

    ネタバレ 購入済み

    漫研騒動

    なかなか騒動だった摩耶花の漫研の騒動がまだ続いていてびっくりした。結果的には良かったけど文化祭でまた人騒動ありそう。
    作文はかなり笑えて面白かった。

    #笑える #タメになる

    0
    2023年08月08日
  • 氷菓(15)

    購入済み

    幸せの一冊

    氷菓のこのメンバーがこのキャラクター達のお話を漫画で続きが読める幸せな事よ。
    それにしても後輩ちゃんがよく動いてキーマンになってくれていますね。
    漫画ならではの新たな表現の追求も継続していてニヤニヤしちゃいましたw
    ※巻末の本表紙についての一文にもびっくりしました!深い。
    姉みたいに結構グイグイ来るのにホウタロウは流されやすいと思うので
    ホウタロウに興味津々な後輩ちゃんの存在は危ない。
    エルちゃん、もっと積極的にならないと。

    #アガる #癒やされる

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    2023年07月29日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれ独立した短編集。
    主人公はベテラン世代の男性ビジネスマンが多く、時代も自分が知らない昭和がほとんど。
    令和では身近にあるスマートフォンやSNSといった単語、ワークライフバランスを実現しようとか多様性が大事だとか、そういう思想は一切ない。
    なのに、なんの違和感もなく物語に入っていける不思議なリアルさが絶妙で、ちょっと怖い。
    展開が広がる前に、すでにそういう怖さがあるのに、読み進めるごとに物語そのものの怖さが加わって、ラストまでずっと緊張は上がりっぱなしだった。

    この物語に共通する怖さは、目的を成し遂げるために、とんでもないことをしてしまう人間の欲深さ。
    真相には、いつもじわじわと辿り着

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    2025年12月07日
  • リカーシブル

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    日常の平凡系と思いつつ読み進んでいくので、最初の方はちっと微妙なのかも?とか思ってたわけです。が、微妙な違和感が少しずつ溜まっていくこの不快感は好きなんよ。
    あえて例えさせて頂くならばテクノなんかでジワーッと次の曲に繋げていく際に少しだけ音階をずらしながら行くけど段々と次に繋がって行ってあれいつの間にか次の曲にキレイに流れているというあの爽快感が!
    と勝手に例えつつ、田舎にはありそうななさそうなしきたりだかなんだか分かんない世界とか全体的にドカンとなるようなネタではないんだけどだからこその絶妙さが職人っぽいというかいや適当にフィーリングだけど自分的にはずっぽりハマったですよ。

    0
    2023年07月09日
  • 犬はどこだ

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    最初は主人公の変化メインの話なのかなと思ったけど、読んでると想像よりミステリ感が強くて最後はちゃんとミステリーの読後感だった。
    意外と重い面もあって、犯罪の緊迫感もあって、ちょっとブラックなところもあって、面白かった。
    はんぺーの抜けた感じが面白かったし、全体的に軽い雰囲気だったからこそ最後で少しびっくりしたかも。紺屋の折木感がよくて、やっぱり心の声が好き。
    米澤さんはやっぱりミステリの中でも人間を描くのが上手いと思うから登場人物を好きになったし続編を読みたい。

    0
    2023年06月24日
  • 氷菓(13)

    購入済み

    学年が進んで

    この巻からアニメ化されていないエピソードになります。
    アニメの終わり方が一つの物語として、すごく綺麗でしたがその先の学生生活も見てみたかったので、楽しめました。
    美しい絵で卒業後のエピソードまで描いてもらえることを期待して…。

    #ほのぼの #癒やされる

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    2023年05月14日
  • 米澤穂信と古典部

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    短編の『虎と蟹,あるいは折木奉太郎の殺人』目当てだったけど、対談やインタビューなど盛りだくさんで短編以外にも楽しめた。古典部メンバーの本棚を覗いてみよう企画が好き。みんな充実した読書をしていてすごい。

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    2023年05月06日
  • 折れた竜骨 下

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    ストーリー・情景追うのに夢中でミステリ成分忘れ油断してた。解決編で「えっ?!」って声出た。いいエンタメだった

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    2023年02月24日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    民間信仰の関係してくる小説は問答無用で好きってことに気付いた本
    タイトル回収というかタイトルの意味を理解したときは鳥肌立った

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    2023年02月20日
  • 真実の10メートル手前

    K

    購入済み

    『王とサーカス』のあとに読んだ。この小説は、ジャーナリズムについてではなく、他人の悪意や、自分自身の罪の意識によって潰されてしまった人々を、推理小説のフォーマットを用いて、どのように描き出すか、に重点が置かれている気がした。それは『黒牢城』まで続く米澤先生の一つの小説哲学なのだと思う。現実ではもっとひどいことが起こっているのかもしれない。現実には太刀洗万智は存在せず、被害者はただ潰されて、誰にも意識されることなく消えていくのかもしれない。それでも、というかだからこそ、この小説は輝きを放っているんだと思う。

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    2023年02月13日
  • 王とサーカス

    K

    ネタバレ 購入済み

    歴史に疎く、物語中、ネパールの王宮で事件が起きたとき、フィクションにしては妙にリアリティがあると思い調べてみると史実だった。それから万智はジャーナリストとして、これを好機とし、記事にするため事件について調べていくが、その途中、万智が王宮事件を調べていたせいで殺されたとしか思えないような死体が現れる。そうして万智は職業としてのジャーナリズムの正しさについて考える。その中で、事件の謎は明かされていく。坊主が麻薬を密輸していることには気づけたが、サガルについては思いもよらず、驚いた。純粋に面白かった。いい小説。

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    2023年02月13日
  • ふたりの距離の概算

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    高校2年生になった主人公達と新入生とのちょっとしたトラブルについてのお話。
    奉太郎の推理パートを読むのはやっぱり面白いと感じました。

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    2023年01月21日