米澤穂信のレビュー一覧
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読み終えた後の満足感
上下巻ありますが面白く先が気になりすらすら読めます。
どうなるかハラハラしながら、意外な結末に驚き、読み終えたあとの満足感もあります。 -
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妖精さん
謎解きは軽快だった。ミステリーによくある殺人事件ではない、いわゆる「日常の謎」とされるものだった。
しかし、結末は哀しかった。タイトルから哀しい物語だろうと考えていたけれど、考えていたよりも哀しかった。
語り手の守谷は、若くて野心的で、自分が抱いている理想と、現実との間でじりじりと燻っていて、だから現実の外から来た(ように思えた)マーヤが輝いて見えたのだろう。大刀洗もまた、鋭く、冷たく、賢く、輝いて見えたのだろう。僕も男だから、いくつか心当たりのある、ごくありふれた幻想だ。
その脆い幻は、時を経て儚く壊れた。
マーヤは現実の外・幻想の中に住んでいる妖精ではなく、現実をどうにかし -
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摩耶花が事件に巻き込まれていく
なかなか女子たちの陰湿な面が描かれていますね。むぅー。
ハッピーエンド?というか無難な解決の落とし所に折木は関わってくるんだろうか?
製菓研の時みたいなふっとした謎解きとは違う、なかなかに急展開でドキドキ
して早く続きが読みたいですね。
頑張って!摩耶花ちゃん。 -
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原作の雰囲気
原作のイメージ・雰囲気のままコミカライズされているように感じます。少し台詞が多いような気がするけれど、そこそこ読みやすいです。次巻が楽しみ。