米澤穂信のレビュー一覧
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ネタバレ9年ぶりの感想登録であることに驚愕。
久々に、「著書」ではなく「作品」を読み、自分なりに思うことがあったのでネタバレありで書いてみる。
前提として、当方は、秀逸なオチを提供してくれるなら読後感問わず評価する雑食系であることを断っておく。
この前書きから察せられるとおり、本作には痛快な話運びや登場人物への深い共感といったエンタメ要素はほぼないと言ってよいだろう。読み手の心に仄暗い陰を落とすような物語を、丁寧な心情描写と起承転結でくるんで、この世界のどこかで起きているかのようなリアリティに浸してお出ししてくる小説である。
前述した当方の価値観に照らすと、本作品に対する評価は文句なしの☆5である -
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歴史もの特有の文体ではあるが、一文が簡潔に纏められていて読みやすい。その文体もかっこいい。
ミステリー4冠史上初制覇、だったり本の裏のあらすじにも2人の探偵が四つの事件を推理する、と銘打たれていて、かなり謎解きに期待していると、それは満足できないかもしれない。
けれど、物語として、おもしろい。
この本はいつか読もうと思っていて、
積まれたままになっていたが、
2026年3月に映画化されるということでその前にと、漸く読んだ。
あらすじにも書かれているようにこの話には四つの事件があり、そのため、映画よりドラマの方が合うのでは、と素人ながら思っていたが、
読み終わってみると映画も合うのかもし -
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荒木村重殿は織田信長に反旗を翻し、強固な有岡城にて籠城しています。
織田信長に反乱を目論みるも、同盟を組んだはずの毛利家は来ず、織田に攻められた家来たちは続々と開城(降伏)していきます…
攻めたいのになかなか攻められません!
悶々とする将達ですが、そんな中城内でも色々なことが起きます。
戦国時代を舞台とした物語なので、てっきり敵との戦闘描写がずっと続くものかと思っていましたが、そうではありませんでした。
村重と一緒に塾考していきますが、もう無理…となったタイミングで囚人•黒田官兵衛に策を求めるのです。
官兵衛はとんでもないキレ者で、話を聞くやすぐに答えにたどり着いてしまいます。
戦国時代もので -
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戦国時代の籠城する城で起こった様々な事件のミステリ
史実を元に、明確になっていない部分を創作で補完したお話
時代小説、ミステリ、軍略、宗教、哲学など、様々な要素を含む
石山本願寺と織田信長の戦いの中、毛利が援軍に来ると見込んで有岡城にて信長に反旗を翻した荒木村重
謀反を辞めるように説得しにやって来た小寺官兵衛(後の黒田官兵衛)
使者はそのまま帰すか、斬り捨ててしまうのが戦国の習わしだが、村重は官兵衛を捕らえ、地下の土牢に監禁する
いざ籠城が始まり、季節ごとに起きた4つの架空の事件
まずは自分で考えた村重も答えを出しかね、牢の中の黒田官兵衛に話をしに行き、事件のヒントらしきものを仄めかされる -
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ネタバレ「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、
静かに刑に服したが。。。
鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、
恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、
美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、
ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、
「夜警」「関守」の全六篇を収録。
史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。
山本周五郎賞受賞。
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短篇集。
どれも読みやすくて面白かった。
最初の「夜警」。
事件とかは普通やねん。
旦那