米澤穂信のレビュー一覧

  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    小市民シリーズ!冬期!!
    これを読んでしまったら、小市民シリーズが終わってしまうと思ってずっと温めていましたが、『倫敦スコーンの謎』が発売されたので読みました。

    面白かったです!最高!やっぱり米澤先生すごい!!!
    ずっと気になっていた、小鳩くんと小佐内さんの過去のお話に触れられていました。
    現在と過去で同じ場所で同じような事件が起こって、それを交互に描写していくスタイルを読むと、やっぱり『水車館の殺人』が浮かんできますよね。現代版水車館ですね。

    中学時代の小鳩くんと小佐内さん。はじめましての会話も見られましたが噛み合ってない(笑)どちらも変わり者、というかどちらもそれぞれの考え方を強く持っ

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    2026年07月22日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    小鳩くん轢き逃げ事件という衝撃の内容から始まり、過去回想へと繋がる面白い書き方になっていた。
    秋から冬にかけて小鳩くんと小山内さんの関係性が少しずつ変わっているのが見て取れたし、小鳩くんと事故後初めて話すシーンとか最後の一言とか、きちんと小山内さんが小鳩くんを好き始めていることが分かって人間味が出てきてとても良かった。

    小鳩くんの過去はかなり衝撃だった。傲慢で不遜だった。

    個人的には最後の小鳩くんが最後にきちんと謝るシーンで小山内さんが影で涙していたのが、アニメオリジナル描写だったことが意外だった。

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    2026年07月20日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    身内に不幸がありまして
    村里夕日
    吹子
    丹山因陽
    高人
    軽子
    宗太
    大旗神代
    満美子


    北の館の罪人
    六綱早太郎
    光次
    虎一郎
    内名あまり
    千代
    龍之介
    正一
    恭一郎
    詠子

    山荘秘聞
    辰野嘉門
    前降
    屋島守子
    越智靖巳
    原沢登
    歌川ゆき子

    玉野五十鈴の誉れ
    玉野五十鈴
    小栗純香
    香子
    蜂谷大六
    太白

    儚い羊たちの晩餐
    大寺鞠絵
    馬渕
    黒井

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    2026年07月13日
  • インシテミル

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    町屋良平さんの『生きる演技』を途中で挫折して読み続けられなくなり、米澤穂信さんの『インシテミル』に淫してみた。圧倒的なエンターテインメント性の差でグイグイ物語に引き込まれ、こちらは最後まで一気に読み終えてしまった。面白かった!中田秀夫監督で映画化もされているようだから観てみたい。

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    2026年07月12日
  • 本と鍵の季節

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    二作目と同様、おもしろかった。

    一作目を知らずして二作目を読み、その後にこの一作目を読んだが、二人の仲を深く知れた。

    おそらく、三作目があったとして、その後に一作目を読んでも、同じようにおもしろいと感じたと思う。

    この作家の本は、この二冊しか読んでいないが、他にもシリーズものがあるなら読んでみたい。
    そして次回作も楽しみに待ちたい。

    また、堀川と松倉のコンビに会えるのを楽しみに。

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    2026年07月12日
  • 栞と嘘の季節

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    おもしろかった。
    堀川と松倉のコンビが絶妙。

    一作目を知らずして先に読んでも、特に一話完結もののドラマのようで、おもしろいと感じた。

    次は一作目を読んでみようと思う。

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    2026年07月12日
  • 本と鍵の季節

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    松倉がいい塩梅にサイコパス。最後「友よ知るなかれ」で二人の距離感が定まっていくところ、息をのみました。当人たちには大変申し訳ないのですが、堀川と松倉にはずっと分かり合えないままでいて欲しい。

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    2026年07月07日
  • 満願(新潮文庫)

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    ミステリーを初めて読んだが滅茶苦茶面白かった。
    飽き性な自分でも読めるくらい1話が短く、かつ内容も程よく濃いので楽しめた。
    いい本に出会えました。

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    2026年07月06日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    5つのストーリーセラーと5人の女性。それぞれの女性たちがバベルの会に入会しているわけでもなく、どこかしら関係があるという、物語の核との絶妙な距離感。そして登場人物たちは文学を知り、気品を備え、どこか儚い。めちゃくちゃ面白い、という風な物語ではないので、この慎ましくも謎に満ちて刺激的な雰囲気を楽しめる人におすすめ。

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    2026年07月05日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部シリーズ第6弾。6章からなる短編集。あーこの感じやっぱり好き。奉太郎の過去がいろいろみえて、なんだかんだ優しいいい奴だと再確認。
    高校生っていう多感な時期だし悩みはつきないだろうけど、千反田さんの悩みは高校生には重たいなー。
    続きでますかね?

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    2026年07月02日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    どれも面白く、サクサク読めた!特に荒木あかねさん、初読み作家さんでしたがその他の作品も読んでみたいと思いました。事件自体の謎についてや犯人につながる気になるポイントがうまく散りばめられていて、先が気になり読んでいて面白かった。今度他の作品を買いに行こうと思います!そして方丈貴恵さんのはキャラのアクが強くて最高。好きですね。文春文庫さんのアンソロジーは他にも色々あることを知り、他のシリーズもぜひ読みたい。

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    2026年07月02日
  • 王とサーカス

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    風景の描写が秀逸でカトマンズの温度や質感、臭いまでも感じ読み始めから引き込まれました。
    ページを捲る手が止まりませんでした。

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    2026年07月01日
  • ボトルネック

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    思春期ならではの過剰すぎる自己認識が、彼にとって最悪の世界へ導いてしまう。
    自分だけが違う世界において彼の周りは180°好転してしまっている。

    もしそんな世界を見てしまってもどう自分を保ちどう生きていくべきか。
    ラストがオープンエンドではなく決定論的に自分には見えてしまったのが残念だったが、自分とは何か、変わるけど変わらない世界で自分はどう向き合っていくのか改めて考えさせられる小説だった。

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    2026年06月28日
  • 巴里マカロンの謎

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    倫敦スコーンと間違えて買ってしまった。悔しい記録(笑)

    初版が5年くらい前なので気づくべきでしたが、途中まで気づかず読み進めていました。
    いえ、最初の表題作巴里マカロンの謎からおかしいなとは感じていたのですが、これは雑誌掲載作だったので雑誌の方もチェックしてたからだと勘違いしてました。
    最後のフィレンツェシュークリームの謎の冒頭おしるこの美味しそうなシーンにも既視感があり、これは書き下ろしなのにおかしいと思い調べてみたら、という顛末。
    珍しいマヌケな読書体験でした。

    何度読んでも面白いので良いのですが次はちゃんと倫敦スコーンの謎を買います。

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    2026年06月27日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    特殊設定ミステリって読むまでどうかと思っていた。走狗(ミニオン)の設定とか、それってアリなの?って。犯人もその設定からメタ的にあたりがついてしまったし。しかし犯人の告発と対決シーンは今までの設定と歴史的背景を踏まえた説得力があり、モヤモヤがすべて吹っ飛ぶ美しさ。その後二人が語り合うラストシーンは清々しくも少し寂しい。

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    2026年06月27日
  • 本と鍵の季節

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    殺人事件みたいな大きな出来事は起きないけど高校生2人が謎を解いていく。和やかだけどどこか不穏でビターな感じが良かった。

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    2026年06月26日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    ボトルネックは、私たちの想像力を試している。
    この結末を読んだあとで、
    私たちが「イチョウを思い出して」の意味を想像することで、
    リョウが辿り着けなかった真実に辿り着いた時、
    ようやくこの作品が完成します。

    ノゾミの言った「死んじゃえ」とは、
    フミカに対しての気持ちではないだろうか?

    ラストシーン、
    ノゾミはリョウを誘っていたのではなく、
    助けを求めていたのではないだろうか。

    リョウが諦めずに想像力を働かせていれば、
    自分の存在意義を見つけることはできたのでは無いだろうか?

    この物語は、絶望のラストを突きつけることで、
    読者はそれでも希望を探せるか?という挑戦だと考えました。
    諦めてし

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    2026年06月25日
  • 折れた竜骨 下

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    これはいいファンタジー。
    これはいいミステリー。

    読んでて楽しかった。
    上巻ではあんまり解決することないけど必要な登場人物の認識や問題はあるからそこを乗り越えれるなら楽しいかな。
    個人的には文体が合う作家なのでスラスラ楽しく読めた。

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    2026年06月23日
  • 折れた竜骨 上

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    うわわわ、面白い……!この世界観、たまりません。

    このところ『黒牢城』映画化で露出が多いからか、〈米澤穂信欠乏症〉のワタクシ。米澤先生の書いたものならなんでも読みたすぎて、つい既読の『米澤屋書店』の文庫版もぽちってしまいましたし、なんなら先生のTwitterでもいいから出版してくれないかと考える始末。
    本書『折れた竜骨』は、以前手に取ろうとしたものの二段組みの単行本にびびってしまい、さらに「魔術と剣と謎解き」の構成にもどうにも食指が伸びなかったんですけども、いやはや、やはり本には”読むべき時”があるのです。ゲーム『TES V:Skyrim』を通った私には、この中世ヨーロッパの物語がわかる、わ

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    2026年06月21日
  • ボトルネック

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    読者をそっと誘導しつつ、肝心な部分は読者の解釈に委ねるというスタンスが魅力的だと思った。淡々としていながら、主人公や登場人物の苦しみも伝わってくる文章が印象的だった。すっきりとした読み心地の中に、鈍い痛みとずっしりとした重みが心にしがみついてくるような感覚は初めて経験した。ミステリを読んだ経験が少ない私でも読みやすく、考察がとても楽しい1冊だった。

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    2026年06月17日