米澤穂信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすき!!!!!
葛さん好き!!!!!!!
短編一つ一つが面白い。
推理小説すきなので、この短さだとなんとなく伏線とかに気づいてオチを想像しながら読むけれども、それが当たっても外れても面白い!
描写に無駄がないのもいい。
小説全般、たまに冗長すぎてイライラすることがあるので(私がせっかちなだけ)、スパンスパンと葛さんが斬っていくさまは痛快そのもの
作品中で葛さん、菓子パンとカフェオレ、緑茶しか摂取してない。心配…
無駄はないんだけど、たまに「ここには緑茶を淹れるのが上手い署員がいるらしい」とか「六歳男児の死体は見たくない」みたいな人間性が見られるところもいい。少しだけ垣間見える、というの -
Posted by ブクログ
初めは、人との触れ合い的な感じで、淡々と進んでいったのですが、主人公に降りかかった事件の真相が、明かされていく過程がワクワクスリルで面白かった。種明かしは、悲しかった。でも、やはり、日本にいるとなかなかわからない「貧しい」の基準が違うよね。先進国が、良かれと思ってやっていることって、本当にその国のためになるのかとか、考えさせられた。そんな中でも、少年と主人公の中に愛のような思いやりのような、友情だとか信じるものとか、そんなものが、ほんの少しあったのかな。憎しみや悲しみがあったとしても、人と関わるってことはそこに、何かがあるのかな。ネパール王族の殺害事件が、物語の下地にあり、それを取材するときに
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Posted by ブクログ
"仕事を頑張る"とはどういうことか自分の人生で芯になっている本。
BtoCの仕事では会社の利益と顧客の利益とで相反することがある。
社会に出たばかりの人々は自己の利益と目の前の人に奉仕したい気持ちに悩みながらも、営利目的である企業での立ち振る舞いを学んでいく。
しかし、本作の主人公は公務員である。
出世志向が強いと直属の上司に評価されていたにもかかわらず、顧客(市民)に寄り添い実直に仕事をする姿は尊いものであった。
簑石村の結末はああなってしまったとはいえ、蘇り課でともに働いた2人は評価してくれたことは救いではないだろうか。
全ては無駄な努力だとしても。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人が住まなくなった集落・蓑石を舞台にIターンでやってきた移住者に起きるトラブルを市の職員・万願寺が解決していく物語。
これぞ米澤作品というべき、濃厚なミステリーでした。
移住者たちに降りかかるトラブルに対応する万願寺だが、その甲斐もなく蓑石から離れて行ってしまう。その徒労が不憫で偶然と思いきや実は...。という展開に驚かされました。限りある財源を正しい方向へ...という正義とそのために移住者をわざと追い出すという冷酷な行動。事業を正すためとはいえ何も知らない移住者を追い出し、それを止めようとした万願寺の努力を無に帰すようなことをしたのはいただけないかなと思いました。万願寺はもう働かずに辞めるん -
絵が可愛いく描かれていて、
米澤穂信先生のテレビアニメ化作品第二弾(だよね?)のコミカライズ。第一弾の方は、アニメ終了後も、終了後のエピソードに至るまでコミカライズされているが、今作品は冬季限定まで描かれるのかな?まあ、それはさて置き、この作品の魅力つーか、極みつーかは、ヒロインちゃんの本性ですよねぇ。このコミカライズもすごく可愛らしく描かれているから、その瞬間的表現が見所ですよね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ歴史関係に全く疎く、そのテの時代小説も避けてきた。ただ、本作はミステリ、米澤穂信、そして直木賞受賞ということで、読んでみるかぁと手に取った。
時代小説特有の言い回し、序盤はやはり苦手だったけど、最初の事件が発生してからするすると読んでしまった。それぞれの事件もちゃんとミステリだし、気になっていた火鉢の描写もちゃんと伏線として回収されたし、さすが。明かされた真相、犯行理由がこの時代、背景ならでは。ミステリとしてだけでなく、作品として最高に面白かった。
陳腐なことしか言えないが、黒田官兵衛の遺訓も心に残った。よもやこんな結末になるとは。言葉で表現できない自分の国語力が悔やまれる。残酷な時代に救いが