米澤穂信のレビュー一覧

  • 折れた竜骨 上

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    エイルウィン家が治めるソロン諸島。エイルウィン家当主の娘アミーナは当主と話がしたいという騎士ファルクと出会う。
    その日傭兵の面接を行っていたアミーナの父である当主にファルクは、暗殺者に狙われていることを告げる。しかし翌日、アミーナは父に呼ばれ部屋へ入ると…剣を突き刺され絶命している父の姿が。
    騎士ファルク従者ニコラ、アミーナの暗黒騎士・父の敵を巡る探索が始まる。
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    さすが米澤穂信
    当主が殺されるのは序盤から香ってたのに、ぐんぐん引き込まれていく文章力がすごい笑
    試しで上巻だけしか買ってなかったの悔やまれる早く買って読まなきゃ

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    2024年08月19日
  • 折れた竜骨 下

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    米澤先生の作品の中でも珍しいというか、本格ミステリの印象が強いイメージがあるのですが、こういった特殊な設定のミステリも描かれるんだとは思いませんでした。
    舞台は、12世紀のイングランドに属するソロン諸島。領主であり、王でもあるローレントが誰かに暗殺されたところから物語が始まる。
    犯人探しから、呪われたデーン人との闘いから、まるでロールプレイングゲームの中に自分がいるかの如くストーリーは進んでいきます。
    私の個人的な意見として、ミステリとファンタジーが結びつくのか、魔法が出てきたら世界観が崩れるんじゃなかと最初は感じていたのだが、読み進めていくうちに、その魔法が事件の解決にいいアクセントで繋がる

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    2024年08月17日
  • 折れた竜骨 上

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    ファンタジー系はあまり得意ではない方なのですが、そんな私でも、スラスラと読めるいい塩梅で、ミステリとファンタジーの両方を楽しめる
    作品となっています。
    いい意味でドラクエの世界観に謎解き要素が隙間に差し込んでるような気がします。
    ソロン諸島を舞台に領主を暗殺したのは誰なのか、エイルウィン家の未来はどうなるのか、後半に
    続きます。

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    2024年08月16日
  • 時の罠

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    四人の作家によるアンソロジー。「時」を題材にした作品集。

    タイムカプセルの八年 辻村深月
    主人公は大学教授だが、自身の研究に没頭し、父親らしい姿は今まで見せられた事がない。
    どことなく自分に投影できてしまう人物で、息子のクリスマスプレゼントを買い忘れた際のいい訳もある意味で納得してしまった(笑)。父親というだけで煩わしい人間関係やコミュニケーションに巻き込まれていく事への疑問は自分勝手に感じるが通じる部分もあり彼の人間臭さを感じたが、合わせて「タイムカプセル」の事実を知り、行動してしまう矛盾、もう一度父親の会メンバーが集合し、意気投合する様子に温かみと少し滑稽な感じがした。
     彼自身が見る彼

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    2024年08月15日
  • 満願(新潮文庫)

    購入済み

    良質なミステリーの連続

    友人のススメで拝読しました。
    表題作「満願」だけでなく、全ての短編に共通した人間の心理描写に惹き込まれました。謎が解けていくに従い、登場人物の息遣いすら聞こえて来るほどのリアリティが迫る良作。あっという間に読み終えてしまう、貴重な体験でした。

    #共感する #ドキドキハラハラ #怖い

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    2024年08月15日
  • 折れた竜骨 下

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    12世紀イングランドの架空の島が舞台、しかも魔法あり。そこでしか描けない本格ミステリの素晴らしさ。
    マジックからロジックへと、流れるように繋がる美しい展開。理詰めで犯人を特定する鮮やかさ。
    キャラクター造形も魅力的で、完全無欠な読後の満足感。

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    2024年08月06日
  • 禁断の罠

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    短編のミステリーを読みたいと思い手に取った1冊。

    読みやすく、面白かったです。

    米澤穂信さんの『供米』が個人的に1番好きでした。

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    2024年07月27日
  • 折れた竜骨 下

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    折れた竜骨下巻

    全てにおいて秀逸。謎解きも、デーン人達との戦いも、登場人物達の動かし方も。物語の結末についても大団円に相応しい、余りにも完璧な完結だ。

    上巻では領主を殺害した犯人は誰かが一番の本筋だったが、下巻でそれを踏襲しながらもデーン人達と傭兵達との戦闘シーンが山場に据えられており、この場面の項数は限られているのだが小説一作分の面白さがあり、読みごたえ充分だ(ゲームやアニメ等、別媒体でも最高の物語になるだろう)
    胡散臭い傭兵達が余りにも見事に活躍し、これ程巧みに登場人物達を持ち味通りに活躍させる作家はいない。

    最後、真犯人の追及はあらゆる探偵小説に沿って行われているが、このパートで登

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    2024年07月27日
  • 折れた竜骨 上

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    折れた竜骨
    米澤穂信の長編。
    再読だが殆ど忘れている事に感謝。面白かった記憶のみ。

    剣と魔法と真理のミステリ。まるでロールプレイングゲームをしているようだが、塩梅が絶妙。上巻はどちらかといえばミステリによりながら下巻に向けての種蒔きぐされている。
     ロンドンから船に乗り三日程進んだ場所にあるソロモン諸島が舞台となり、1190年という時代設定が中世ヨーロッパのイメージとシンクロし、とても抒情的な気持ちになる。
     
    語り手は領主の娘であるアミーナ。
    敷地内で起きた老兵の死をきっかけに不穏な空気具漂エイルウィン家。
    領主であるローレントは来る日に備えて傭兵や騎士を雇っている。
    同じ頃、ソロモン諸島

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    2024年07月25日
  • いまさら翼といわれても

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     古典部シリーズのなかで、もっとも彼等の心のうちがわかる作品。「本書に収録されている短編は、どれも、いつか書かれねばならなかったもの」(あとがき)、シリーズの読者としては、いつか読むべき短編集。

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    2025年12月07日
  • 真実の10メートル手前

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    様々な事件などに対して取材し、人々の話を聞くフリージャーナリスト太刀洗万智の短編集。
    謎を解く探偵とは違う記者という立場。重く苦い事実を単に暴くのではなく、露悪的に示すのでもない物語。それは太刀洗の記者としての志に則したものだからだろう。

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    2024年06月27日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    長編ファンタジーミステリー小説の後編。
    とても面白かったです!魔法と魔術の世界できちんと伏線回収しミステリーとして成立していたのがとても良かったです。現当主殺害の犯人はだれなのか、トーステンはどう塔から消えたのか、傭兵達が隠す秘密などの要素もキチンと解決していて面白かったです。
    そして、ミステリーとしても面白いですが、陰の主人公とも言えるニコラの物語でもあるなと思いました。本当の真実にたどり着き、犯人であるファルクを斬るという最後はニコラがある意味師匠を超え成長していくための通過点なのでは無いかと思いました。タイトルの『折れた竜骨』の意味がアミーナとニコラの深い友情が垣間見える形になっていたの

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    2024年06月08日
  • 折れた竜骨 上

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    ネタバレ

    米澤穂信先生のファンタジーミステリー作品。
    魔法とミステリーという交わりづらい2つのジャンルが見事に調和し映像が浮かぶ様でとても良かったです。海の波の高さによって密室と化した所で殺害された領主、塔の中で20年幽閉されてきた人物の失踪、主人公を含めた怪しい登場人物、呪われた種族の襲来の顛末など後半に向けてのお膳立てをじっくりとやっていて後編がとても楽しみになりました。米澤穂信先生らしい信用できない語り部が今回でも発揮されており、実は潮の満ち引きの関係で渡ることが出来るなど隠している事実が明らかになるためミステリー作品としての醍醐味があってとても面白いです。後半でどんな真相が明らかになるのかとても

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    2024年06月02日
  • 氷菓 1巻

    購入済み

    気になりますっ!

    奉太郎の頭の回転の速さに驚きました……!
    千反田さんの好奇心の旺盛さもとってもかわいくて、どんどん読み進めちゃいました!
    続きも気になりますっ!

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年05月31日
  • 氷菓 2巻

    購入済み

    面白い

    コミカライズもめちゃくちゃ面白いです!
    「事情ある古典部の末裔」「大罪を犯す」「由緒ある古典部の封印」「栄光ある古典部の昔日」が収録されており、小説やアニメも見返したくなりました!

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年05月31日
  • 氷菓 3巻

    購入済み

    氷菓

    「氷菓」の真相がついに……!
    本当のことを知っていても、何度も読み返したくなるお話です。
    少ない資料だけで、ここまで推理出来る奉太郎くんスゴすぎます……!

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年05月31日
  • 氷菓 4巻

    購入済み

    結末

    愚者のエンドロール編開幕です!!
    沢木口さんに最後の最後で持っていかれました笑笑
    映画の結末がどうなるのか、とっても楽しみです!!

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年05月31日
  • 氷菓 5巻

    ネタバレ 購入済み

    愚者のエンドロール

    愚者のエンドロール解決です!
    入須先輩……さすが「女帝」の2つ名で呼ばれるだけありました!
    とっても策士でした……!
    奉太郎くんのお姉さんにも驚かされました。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年05月31日
  • 氷菓 6巻

    購入済み

    カンヤ祭

    プールのお話と、待ってましたカンヤ祭!
    文化祭くらいは平穏に過ごして欲しいですが、何やら雲行きが怪しいみたい……。
    あのペンも活躍するのか楽しみです!

    #ダーク #ドキドキハラハラ #笑える

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    2024年05月31日
  • 氷菓 7巻

    購入済み

    千反田える

    千反田さんがめちゃくちゃ色んな催しに惹かれててかわいかったです。
    お料理対決に間に合った摩耶花ちゃん!
    省エネ奉太郎も大声を出す展開に目が離せません!!

    #笑える #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年05月31日