米澤穂信のレビュー一覧

  • ボトルネック

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    ネタバレ

    曇り空の様な締めくくりであるのに、何故かモヤモヤを感じさせない不思議な収まりの良さを感じる。それは恐らく、広げられた風呂敷が主人公の絶望一点に向かって綺麗に折り畳まれていくような、何とも言えぬ満足感があったから。

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    2026年06月14日
  • 本と鍵の季節

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    美人のせなさんについて。常に周りをざわつかせるほどの美人ているかな?と思いました。「美人」は容姿だけで人を惹きつけるのではなく、やはり中身の魅力、中身とのバランスに惹かれるのだと思います。米澤作品は『満願』にもすごい美人が出てきて、その「美人さ」が話の軸になりますが、ハッとするほどの美しさって刹那的だからハッとするんであって、継続的な美しさはやはり中身あってのものでは?と思ってしまいました。
    とは言いつつも、めちゃめちゃ面白かったです。

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    2026年06月10日
  • 王とサーカス

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    主人公を通して、情勢が大きく変わるカトマンズの情景や生活を垣間見られるところが、まずよい。主人公の思慮深く落ち着いた性格もよい。伏線が多く、話の展開は先に読めるが、筆力で引き込まれて物語を楽しめた

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    2026年06月10日
  • 王とサーカス

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    記憶をなくしてもう一度読みたいくらい、個人的に好みの作品でした。
    ただのミステリーではなく、日本かは遠く離れた国で起きた事件を通して、報道のあり方を問いかける物語。情報を伝える仕事に携わる人間として、ジャーナリストである主人公の葛藤に共感するとともに、「伝える」とはどういうことなのか、その責任や意義について考えさせられました。

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    2026年06月08日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    見事としか言いようのないミステリだった。
    長編かと思って読み始め、途中短編集かと思ったら、やはり長編ではないか。文章が読みやすく、言葉遣いも鼻につかないが格好良い。こんなに賢い高校生いないだろと思う反面、高校生だからこそ本気で知識をフル活用したら難解な謎解きもできるだろうとも思えた。
    こんな友達がいたらさぞ楽しかろう。高校生のときに何となく仲の良い友達となんとなく過ごしなんとなく卒業したことを後悔するほど、堀川と松倉の不思議な友情が羨ましい。
    中国文学を専攻している者として、詩と礼で五分の三、というところの推理だけはできて良かった。他は何もかも彼らの方が上手で、なるほどミステリを読む楽しさは此

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    2026年06月08日
  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ

    今回のお話もよかった!
    特に最後の『維納ザッハトルテの謎』、小佐内さん
    と小鳩くんの2人の雰囲気が特に可愛くてホッとした。
    小市民シリーズ大好き!
    今後もずっと読んでいきたい

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    2026年08月15日
  • 氷菓 (17)

    購入済み

    実現しない続編アニメの救い

    アニメ2期が絶望的な中、漫画だけが救いです。読んでいて小説では得られない情景の補完とキャラクターの表情が素晴らしく、コミカライズを敬遠している人にもおすすめしたいです。
    今巻はすごくいいところで終わりましたが次巻が出るのがいつのことやら・・・。
    面白すぎて我慢できず小説を読み直してしまいました。やはり氷菓は素晴らしいです。
    やっぱりここに映像と声が入ればより素晴らしいものになると思います。
    私と同じアニメ難民の方はぜひ漫画版氷菓を手に取ってみてはいかがでしょうか。

    #切ない #ハッピー #癒やされる

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    2026年06月07日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    二つの事件が重なりつつ、二人の過去と現在が描かれる構成。中学生の頃の思い出に苦い思いをしながらも、小佐内さんが現在に残したメッセージの意味が回収される現在の解決編が気持ちいい。そして緊迫の場面を終えた後のラスト。この本の評価は白馬の王子様が現れるまでの「次善」といたします。

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    2026年06月04日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    二人の再開はまだかまだかとやきもきしつつ読み進めて、最後に驚かされてしまったのは私が小市民、もしくは瓜野君サイドの器だからか。夜の公園でかわす婉曲な言葉のやりとりがなんとも二人らしい。メインの事件を追うのも楽しいが、合間に挟まる小鳩くん仲丸さんのエピソードには苦笑しきり。

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    2026年06月04日
  • ボトルネック

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    つらい
    他の米澤作品と比べて、主人公は特に推理力や洞察力に優れている訳ではなく、また行動力や想像力もあまりない。しかし実際の人間なんてそんなものだろう。その点で主人公に強く感情移入してしまい後半の展開はとにかくつらかった。だけれど今まで読んだ中で一番印象に残ったし、心から大好きだと言える。

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    2026年06月04日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    小佐内さんって『スイーツセレクション』なんてキャラだっけ?解決する事件とはうらはらに拭えない違和感は、次に食べたいものの答えで頂点に達する。そして二転三転するラストは春から読んできた人には十分すぎる、しかし甘くないデザート。

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    2026年06月04日
  • 王とサーカス

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    久しぶりに読み返した。初読の衝撃が蘇ることはなかったけれど、楽しめるし緊張感がある。
    5はちょっとおまけだけど、4だと他の本に埋もれるから。

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    2026年06月02日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部シリーズ。今更なんですけど、古典部ってどんな活動してるんでしょうか??読んでもわからない。

    第1話 ひとりで焼きそばを食べていると里志から散歩の誘いが入る。里志は生徒会の選挙管理委員会をやっていて、票の数が有権者を上回ってしまったらしい。奉太郎は手段を見破る。

    第2話 折木奉太郎は卒業制作の鏡の額縁を彫るときに手を抜いた。それには鳥羽麻美が関係しているらしい。伊原が謎に挑む。

    第3話 中学の英語教師が雷に3回打たれて生きている話になった。奉太郎は調べてみることにした。その小木先生は登山家だった。

    第4話 まやかは漫画を書いて応募していて、今回努力賞をもらった。漫画研究会では読むだ

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    2026年06月01日
  • 王とサーカス

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    これはとても好みでした。前半はちょっと旅行記みたいで退屈かなぁと思ってたら中盤からちょっとハードボイルド味がでてきて面白い!
    王族の殺人は現地では大事件ではあるけど、あくまで主人公は直接目撃したわけじゃない。周りで起きたのはある意味地味な日陰の事件。でもじわじわ身に迫ってきているという不穏な感じ。
    巻き込まれた主人公は常に冷静で、自分に問いかけ続ける真摯な態度を持っていてかっこいい。エンタメとしても面白いけど、それだけじゃない。風景の描写が美しく、物語全体のテーマがあって主人公の迷いや悩みも描かれてて読書ならではの醍醐味があったと思う。

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    2026年06月01日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    マッチポンプ探偵か

    めっちゃ偏見だけど過疎地に移住してくる人は半分くらいは厄介なんじゃ
    課長の忖度はあったにせよ現実でやってもこんな感じのことは起こりそう

    予想外に公共について考えさせられた
    一人が秘境に住むだけで予算食うのな
    課長サイドの言い分はよくわかる
    ただし誠実な仕事をする人を蔑ろに許せんなぁ

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    2026年05月30日
  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

    個人的に前作よりおもしろかった。
    トリカブトの栞をめぐる物語は情緒不安定な高校生たちの影を描いていた。嘘の連続で一筋縄ではいかない人間の面倒くささがよくわかる。心が不安定な彼らにとってこうした切り札は必要なんだろうと思った。
    それに比べて堀川と松倉は安定感があって頭がキレるし、まるで高校生らしくない。二人は栞を持つ者たちの気持ちが分かるのだろうか。

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    2026年05月30日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    リカーシブル
    再起的な
    タイトルに尽きる本

    伝承が根強く残ってる街
    街全体が記憶を取り戻すための舞台装置

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    2026年05月28日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    満を持して冬期!いやあ、やっぱり面白かった。
    アニメで結末は知ってたんですけど、やっぱり小説のひたひたくるような迫り方はいいんですね。中学生の小鳩くんがちゃんとやな奴で、それをちゃんと自省しているのがとてもよい。

    細かい言い回しで本当にちゃんと犯人が示されてるんだよなぁ。この辺り本当に巧い。
    探偵の真実を暴かないといられない傲慢さにきちんと触れているところが、このシリーズは好き。

    小山内さんの「次善」はもう、「愛してる」でしょうよ!

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    2026年05月28日
  • 栞と嘘の季節

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    高校生にしては博識すぎるが、ミステリーとしてはよかった。猛毒と可憐な見た目を併せ持つトリカブトを栞に閉じ込めるそのセンスが素晴らしい。

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    2026年05月24日
  • ボトルネック

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    これを中学生の時に読んでいなくてよかった
    完全に性格がひん曲がったと思う
    ある程度人格が形成された大学生だからセーフ
    青い、とても青い小説
    まだ若いうちだから楽しめたのかも…
    大人になって読んだらイタいって思うのかな
    暗いラストが好きな人にオススメ!

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    2026年05月22日