米澤穂信のレビュー一覧

  • 可燃物

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    ネタバレ

    すき!!!!!
    葛さん好き!!!!!!!

    短編一つ一つが面白い。
    推理小説すきなので、この短さだとなんとなく伏線とかに気づいてオチを想像しながら読むけれども、それが当たっても外れても面白い!

    描写に無駄がないのもいい。
    小説全般、たまに冗長すぎてイライラすることがあるので(私がせっかちなだけ)、スパンスパンと葛さんが斬っていくさまは痛快そのもの

    作品中で葛さん、菓子パンとカフェオレ、緑茶しか摂取してない。心配…

    無駄はないんだけど、たまに「ここには緑茶を淹れるのが上手い署員がいるらしい」とか「六歳男児の死体は見たくない」みたいな人間性が見られるところもいい。少しだけ垣間見える、というの

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    2025年12月09日
  • 王とサーカス

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    初めは、人との触れ合い的な感じで、淡々と進んでいったのですが、主人公に降りかかった事件の真相が、明かされていく過程がワクワクスリルで面白かった。種明かしは、悲しかった。でも、やはり、日本にいるとなかなかわからない「貧しい」の基準が違うよね。先進国が、良かれと思ってやっていることって、本当にその国のためになるのかとか、考えさせられた。そんな中でも、少年と主人公の中に愛のような思いやりのような、友情だとか信じるものとか、そんなものが、ほんの少しあったのかな。憎しみや悲しみがあったとしても、人と関わるってことはそこに、何かがあるのかな。ネパール王族の殺害事件が、物語の下地にあり、それを取材するときに

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    2025年12月07日
  • インシテミル

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    時給112,000円といういかにも怪しいバイト
    この時点で「命」にかかわることが予見されるが、果たして殺し合うことに…
    冒頭から有名ミステリーのメタファーが散りばめられているが、本作の根本ではなく、ミステリー好きとそうではない人の知覚の違いを浮き彫りにする仕掛けだった
    "真犯人は誰だ"的なミステリーというより、"犯人であり、探偵であり、被害者"でもある12人の参加者の思惑の探り合いが見どころ
    あっという間に読み切った

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    2025年12月06日
  • Iの悲劇

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    "仕事を頑張る"とはどういうことか自分の人生で芯になっている本。
    BtoCの仕事では会社の利益と顧客の利益とで相反することがある。
    社会に出たばかりの人々は自己の利益と目の前の人に奉仕したい気持ちに悩みながらも、営利目的である企業での立ち振る舞いを学んでいく。
    しかし、本作の主人公は公務員である。
    出世志向が強いと直属の上司に評価されていたにもかかわらず、顧客(市民)に寄り添い実直に仕事をする姿は尊いものであった。
    簑石村の結末はああなってしまったとはいえ、蘇り課でともに働いた2人は評価してくれたことは救いではないだろうか。
    全ては無駄な努力だとしても。

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    2025年12月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    上下巻を一気読みしてしまった…
    今回も面白かった。なんとなくだが、前作から少しずつ犯行というか謎が大規模なものになっているなと思った。日常にある非日常な感じですごく良い

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    2025年11月30日
  • 栞と嘘の季節

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    堀川と松倉の幼馴染でも親友でもないクラスメート(クラスメイトと表現しないところがまたよき)という関係性が面白さを加速させてくる。会話をみると淡々としていて、でも情に厚いところもある。学校という小さな社会で起こる事件で、違和感は気付けたり気付けなかったり、ほとんど後者だけど、確かに言われてみれば違和感で、だけど淀みなく進み、終始楽しめました。

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    2025年11月29日
  • Iの悲劇

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    ネタバレ

    人が住まなくなった集落・蓑石を舞台にIターンでやってきた移住者に起きるトラブルを市の職員・万願寺が解決していく物語。
    これぞ米澤作品というべき、濃厚なミステリーでした。
    移住者たちに降りかかるトラブルに対応する万願寺だが、その甲斐もなく蓑石から離れて行ってしまう。その徒労が不憫で偶然と思いきや実は...。という展開に驚かされました。限りある財源を正しい方向へ...という正義とそのために移住者をわざと追い出すという冷酷な行動。事業を正すためとはいえ何も知らない移住者を追い出し、それを止めようとした万願寺の努力を無に帰すようなことをしたのはいただけないかなと思いました。万願寺はもう働かずに辞めるん

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    2025年11月29日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    上巻に続く解決編。展開が早いので飽きることなく楽しむことができた。
    小市民を目指す2人がスイーツを食べながら話すところを再び見れたのが嬉しい。

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    2025年11月29日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    今回も面白かった。小鳩が吉口さんの事を忘れていて笑ってしまった。私も忘れていたけど、「顔を見たことがあるお前は忘れるなよ!」と思った。
    それまでは小佐内さんが何を考えているのか、何をしてるのか考えていたのに、最後の仲丸さんの情報に意識が全部持っていかれた。

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    2025年11月29日
  • 〈小市民〉 春期限定いちごタルト事件(1)

    絵が可愛いく描かれていて、

    米澤穂信先生のテレビアニメ化作品第二弾(だよね?)のコミカライズ。第一弾の方は、アニメ終了後も、終了後のエピソードに至るまでコミカライズされているが、今作品は冬季限定まで描かれるのかな?まあ、それはさて置き、この作品の魅力つーか、極みつーかは、ヒロインちゃんの本性ですよねぇ。このコミカライズもすごく可愛らしく描かれているから、その瞬間的表現が見所ですよね。

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    2025年11月29日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    読みやすくて、結城が序盤は出来ないやつかと思いきや、実はキレるやつってところや先に監獄行ってた〇〇と共に推理して犯人を探していく流れが最高でした。

    誰がどの武器なのかとか、ルールやら12人いて最初は覚えられるか心配でしたが杞憂でした。
    テンポよく話が進んでいくので飽きる事なく読み終える事ができました。

    最初から武器を彼に披露したあの女性が怪しいと思っていたので、真犯人にびっくりしました。
    細かいことを考えたら突っ込みどころも多少ありますが、概ね満足することができました。
    続編ありそうなのにないなんて〜!!

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    2025年11月25日
  • 折れた竜骨 下

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    下巻は怒涛の展開で一気に読んでしまった。
    さりげないヒントをもとに事件が紐解かれて行ってやられた~という感じ。ちゃんとヒントあるのにいつも全然気付けないんだよなぁ。

    最後はなんとも悲しい終わり方で、米澤穂信の作品後味がなんともどんよりなのよなぁーという。でもこの暗さが好きなのですが。

    中世ヨーロッパが舞台だし、登場人物も多いしとっつきにくそうと思ったけどすごく読みやすかった。アミーナの一人称だからかな??

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    2025年11月22日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    これもアニメで大体の展開は知ってたんですけど、やっぱり小説で読むと別物だな。
    最後に畳み掛ける時の小鳩くんの心情とかひねくれの中に確かに情がある感じがたまらなく好き。

    関係をひとつ進めるためには、今の関係を終わらせないといけないんですよね。
    それがどれだけ心地いいものだとしても。
    いや、だからこそ。
    お互いに見ようとしなかった諸々と向き合わなければならない。そういう痛みが確かに宿っている。

    一生パフェ食べられないでいて欲しい。

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    2025年11月21日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    非常に面白かった。
    同作家の古典部シリーズの登場人物が好感が持てるキャラクターが多いのと正反対で、この小市民シリーズは好感が持てる人物が全くいない。好感が持てるのは堂島くんぐらいで、メインの2人はクセの塊でサイコパスだとさえ感じる。そして、人が死なないだけで扱っている事件の題材も重めだ。
    それでありながら10代の未熟さと青春の爽やかさがあり、不思議な読み応えがある。
    そして読み終わって思ったのは小山内さんは絶対に敵に回したくないなでした。

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    2025年11月16日
  • 王とサーカス

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    ミステリーの中の人間ドラマでした。
    ジャーナリズムとは何か、中堅記者の主人公が身の回りで起こる事件に巻き込まれながらも、ひたすら考え抜く姿勢がとても好きだなと思った。
    この時代は、まだ1人一台携帯電話を持っていない時代。情報はテレビ、新聞、ラジオ、雑誌に頼るしかなく、今より拡散もされにくい。
    そんな主人公がまさに国際的な大事件の最前線にいる。冷静も持ち合わせながら、行動力もすごい。そのモチベーションは、記者としての使命感なのか、出世欲も垣間見えるのが人間らしくていい。
    自分が報道する意味を問われ、悩みながらも、最終的に答えを見出す。
    ミステリーとしてももちろん、こういう人間ドラマも熱いところが

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    2025年11月15日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    アニメ化されていない短編集(「連峰は晴れているか」だけはアニメ化された)ですが、脳内では各キャラクターがそのアニメの姿で登場し、各場面を思い描くことができました。特に挿絵もない本なのに、京アニさんのキャラデザはやはり素晴らしいですね。
    奉太郎が省エネ主義になったいきさつも語られますが、姉の言葉を思い出したときに彼自身も「長い休日」が終わっていることに気づいたのではないでしょうか。
    それゆえに、友の窮地をあれほど必死に助けようとしたのですね。
    ☆一つ減らしたのは、あの終わり方はないよ!という抗議?です。
    すっきり終わらせてくれ~。
    (追記)
    「このミステリーがすごい!2025版」で古典部シリーズ

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    2025年11月09日
  • 黒牢城

    購入済み

    直木賞には歴史物が有利

    知勇兼備の名将荒木村重が織田信長に叛逆し、有岡城で籠城。籠城中に様々な事件が起きるものの、牢に囚われた名軍師黒田官兵衛が安楽椅子探偵風に謎解きをしていく。歴史&ミステリの直木賞作品で、悪くはない。🏯しかし、米澤穂信の青春ミステリファンとしては、米澤が落選続きの直木賞受賞を狙って、受賞に「有利な」歴史物を、あえて執筆したような気がした。本作は軽妙洒脱な「いつもの」米澤成分が足りないのだ。果たして、受賞第一作は青春ミステリ。ライト文芸ファンの想いが垣間見れる。🏯

    #タメになる

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    2025年11月01日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    小市民シリーズ第4巻。

    小鳩くんが交通事故に遭い、入院生活を送ることに。実は似たようなひき逃げ事件が中学3年生の時に起こっていて…小鳩くんと小佐内さんが3年越しのひき逃げ事件の真相を探す話。 

    小鳩くんと小佐内さんの中学生の時の初めての出会いも知れて、長い2人の関係性をなんだか羨ましく思った。

    これからも続いてほしいシリーズ!

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    2025年10月15日
  • 巴里マカロンの謎

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    なんとなくで読んでなかったことを後悔するくらいおもしろかった
    この2人の話を読み終わってしまったのは寂しいけど
    読めてよかった

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    2025年10月09日
  • いまさら翼といわれても

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    これまでより古典部のメンバーの内面に踏み込んでいくお話が多く、読んだあとはほろ苦さのを感じる。奉太郎の過去の話はなんだか不憫だけれど奉太郎らしいなとも思ったり。「連峰は晴れているか」「私たちの伝説の1冊」「いまさら翼といわれても」が同率で好き。思いがけず開けた未来を前に立ちすくんでしまった千反田のこの後が気になるのに、新作が出ずこの続きをもう6年待っている…。そろそろ古典部メンバーにまた会いたいなあ

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    2025年09月30日