米澤穂信のレビュー一覧

  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    一昨年読んだのでこちらも粗筋程度しか覚えていませんでした。

    会話や思考の中に推理があるのですが、考えながら読み進めることが必要でそこが面白い、

    米澤穂信さんの作品ですね。

    0
    2025年06月01日
  • あなたも名探偵

    Posted by ブクログ

    タイトルや帯の通り、問題編の情報で犯人が分かるようになっているところがすごい!

    そのトリックもどれもよく出来ていて、考えるのがとっても楽しかったです。

    そしてトリックに注力させるために動機はシンプルなのがまた良い…!
    動機すらちゃんと教えてくれない作品もあるくらいで、そこも推理してみろよ、と言われている気分でゾクゾクしました。

    0
    2025年05月30日
  • 折れた竜骨 下

    Posted by ブクログ

    ミステリーとファンタジー、メジャーなジャンル同士の融合が、こんなにも新鮮で上質な読書体験になるとは!

    0
    2025年05月30日
  • 巴里マカロンの謎

    Posted by ブクログ

    春夏秋冬ときたので最後に巴里で締め括ったわけだが、どうやら順番が違うらしい。番外編感覚だったが、もう一度冬を読むべきか、、、。

    相も変わらず著者の言葉遊びは面白い。
    2人のやりとりも絶好調。
    いやいやしかし、引き止める為とはいえ首根っこ掴んだりはしないだろう普通。

    大学生もしくは社会人になった2人を描いていただきたい今日この頃。とても楽しめたシリーズでした。

    0
    2025年05月28日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

    Posted by ブクログ

    現在 NUMAnimation枠で放送している小市民シリーズの秋期限定栗きんとん事件が面白かったので読み返しました、
    楽しい ちょっとわからないこともありますが
    やはりこう云う作品が好きですね

    栗きんとんとマロングラッセの作り方の説明は小説とアニメでは異なるようですが枝葉のこと
    勘違いというか合っているというか
    マロングラッセの作り方は2回(下巻でも)出てきます、

    常悟郎くんは上手くかたをつけられるのでしょうか?

    0
    2025年06月01日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    本作はアニメと並行して読み進めていた。一つ一つのシーンを思い浮かべながらだと、ページをめくるスピードも早くなる。次第に犯人の予想はついてくる。途中途中に描かれている高校生らしい日常に学生時代を懐古させられるが、これも伏線と勘繰ってしまう。さて、そんなこんなで上下ともに読み終えて小山内さん。最後の一言は正直呆気に取られたよ。

    0
    2025年05月23日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

    Posted by ブクログ

    アニメが先行してるがもうすぐ追いつく。
    しかし日常ミステリーがこんなに面白いと感じるなんて。下巻に続こう

    0
    2025年05月21日
  • 折れた竜骨 下

    Posted by ブクログ

    中世ファンタジーとミステリの融合。
    剣と魔法の世界で殺人事件が。

    めちゃ面白かった˙ᴥ˙
    上下巻を1日で一気読み
    魔術あったらなんでもアリじゃん、って思ったけどしっかりミステリしてます。

    どんでん返しされすぎてコロコロコロコロ。
    結末予想外でした。これは解こうとは思わずにコロコロに身を任せると楽しい( * ॑꒳ ॑*)
    登場キャラたちも魅力的
    読後スッキリ

    0
    2025年05月21日
  • 米澤穂信と古典部

    Posted by ブクログ

    あー好きな本を読んだなあ〜と、大満足。

    特に講演録の4つの図!言葉では説明ができないから、是非見てほしい。
    線を一本引くだけで、まったく違う物語がうまれる。いや、目から鱗。

    あとは、キャラの本棚を想像する企画。
    奉太郎と千反田は、まさに!だった。
    他の作品でも是非見てみたい。

    米澤さんのトークイベントは何度か参加させてもらって、考え方とかいつも新しい発見をもらっているけど、今作もファンブックにとどまらず、ミステリ全体への考え方や視点がわかって、すごく面白かった。

    0
    2025年05月20日
  • さよなら妖精

    Posted by ブクログ

    私はこの手の話をアニメだったらこんな感じかなと想像する。その作品では、やはりマーヤは知的かつ好奇心旺盛で天真爛漫。太刀洗は、クールで口数が少ない。その他のキャラも個々に魅力があり、主人公は知能がではなく、バカである。

    米澤さんは、やはりオシャレだ。

    →濡れた路面に飛沫を上げる。その度におれは裾を太刀洗は靴下を濡らすのだ。

    →学校での他愛のない会話に価値を見出すとするならば、自分がなにを知っているか、ひいては何を知らないかを知ること。

    今月米澤作品しか読んでいない。

    0
    2025年05月19日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

    Posted by ブクログ

    米澤作品は日頃触れない言葉を紡いでくる。学生時代に辞書を引きながら英文を読んでいるような作業感も面白い。
    本書はアニメでも「えっ!?」と驚いた話であった。
    オチは知っていたが、文字でもこれだけ面白いのかと。また本屋に足を運んだ。『秋』を手に。

    0
    2025年05月16日
  • 王とサーカス

    Posted by ブクログ

    第28回このミステリーがすごい!第1位

    なかなかおもしろい!
    人がうっすら自覚しているけど考えないようにしている問題に切り込んでミステリーに仕上た唸る作品。
    フリーのジャーナリストとして訪れたネパールで、大刀洗万智が報道することの意義を問われる。

    改めて、世の中に報道されるニュースについて、自分が知ることの意味はあるのかを考えた。
    他人の不幸について、当事者とその近しい人達に不快な思いをさせてまでそれは世間に発表される必要はあるのか。
    「娯楽として悲しみを消費するだけ」というフレーズに衝撃を喰らった。
    疑問に感じたことは何度もあるのに、結局「へー!」とか「うわ〜」とか言いながらなんとなくそ

    0
    2025年05月14日
  • 王とサーカス

    Posted by ブクログ

    ネパール王族殺害事件をベースに、ジャーナリズムとは何か。
    ミステリーを融合させて読みやすさがありながら、読後の抉られた胸の痛みが収まらない。

    情報は娯楽なのだろうか。
    受け取る側として『知る』ということはこんなに重いものだったとは。
    私は知らずに多くの事件や歴史をサーカスとしてみていたかもしれない。
    今、この社会では情報に重みはなく、知ることは簡単過ぎる。
    恥じない選択をするしかない。

    伝えないことも選択していると思うと恐ろしいものもあるが、『俺達はもう絶対に、タクシーの運転手まで巻き込んではいけない』
    そして悲しみをサーカスにしない。
    これは記者の方々に忘れないで欲しいところですね。

    0
    2025年05月12日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    分厚いのに1週間で読んでしまった、
    ミステリーしか読まないけど昔の作品は全然知らないのでメモランダムはちょっと難しかったけど館の形を想像しながら読み進めると面白い!

    0
    2025年05月10日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

    Posted by ブクログ

    内容については言わずもがな。

    この作品、文章がとんでもなくないですか?
    読んでる間、麻薬中毒患者みたいに(麻薬中毒になったことないけど)ひたすら文字を追いかけることが気持ちよかった。気持ちよすぎた。
    センテンスを繋げることによって浮かび上がってくる意味が、すんなり入ってくる。言葉の組み方に無駄がないというか。

    これを読んだ後にそのまま秋季へ突入。(まだ冬季や番外編は発売されてなかった頃に読みました)
    文章に浸りすぎて、その後、他の作家さんの本がしばらく読めなかった(泣)
    なんか単調に感じてしまって。

    0
    2025年05月09日
  • 儚い羊たちの祝宴

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    独特な耽美な世界観と意外な結末なミステリ連作短編集。
    どの話も大変面白く、特に、「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」の2つがお気に入りです。

    0
    2025年05月04日
  • 儚い羊たちの祝宴

    ネタバレ 購入済み

    お耽美なイヤミスの最高峰

    お嬢様達の一言ひとことが美しい。
    私は教養がないので儚い羊たちの晩餐が1番面白かった。唯一明らかに主人公が図太くて面白い。玉野五十鈴の誉れは泣けるけど、生きたまま焼かれた弟が不憫すぎた。

    #ダーク

    0
    2025年05月03日
  • いまさら翼といわれても

    Posted by ブクログ

    基本的には2年生になってからの短編集。表題作を含め6作。
    摩耶花が奉太郎に辛辣だった理由がわかったり、摩耶花が漫研を退部するまでの話だったり、奉太郎が今のモットーになった理由を話したり。摩耶花は今後どんな漫画を描くんだろう。高校2年生の1年間で、どんな傑作を作り上げるのだろう。
    そして奉太郎の過去。そんな経験があったら……というか、その事実に気付いてしまったら、こんなモットーになるのも仕方ない気もする。
    アニメにもなった、奉太郎が「気になるんだ」と言い出す話も。この時の周りのリアクション、アニメで見た時面白かったなあ……
    来るはずのない奉太郎が来て動揺したえるが咄嗟にしたのが髪を整えることだっ

    0
    2025年04月30日
  • 王とサーカス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2001年に実際に起きた「ネパール王族殺害事件」をベースにしたストーリー。
    読み終わるまでそんな事件が実際にあったとも知らなくて、その事実も含めて改めて気付かされ、考えさせられる作品だった。今までに感じたことのない角度で心が揺らされて鳥肌が立った。

    ジャーナリストに限らず、何かを誰かに伝えるとき、表現するときに誰も傷つけないなんていう保証はできないから、「気をつける」しかなくて。
    正義と信じた時、その先に何があるかまで考えたか?
    飢えに苦しんでいる人を助けたとして、その人たちが生きてその先を一緒に歩んでいく社会まで見据えたか?
    知らなかった、気づかなかったですまされないことがたくさんある。こ

    0
    2025年04月29日
  • 犬はどこだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    ある人物の人物像が段々と浮かび上がり、最終的にイメージがひっくり返ってしまった。確かにそう言ってたわ。怖え。
    そして犬で締める。

    0
    2025年04月29日