米澤穂信のレビュー一覧

  • 王とサーカス

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    やはり長編の方が面白い!
    ストーリーもさることながら、ネパール王宮事件が実際にあった事件とは。。。
    実際の事件も描きながらサイドストーリーという形で進んでいきました。
    伏線もひとつひとつが丁寧。丁寧すぎて少し勘づくところもありましたが、面白かったです。

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    2026年01月14日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    下巻に入るとますます先が気になって気になって、どんどん読み進めることになりました。
    読み終えて思ったことは、ただひとつ。
    「瓜野くん、がんばれ・・・!」

    ネタバレしたくないのですが、どうしてもネタバレになりますので、以下未読の方は要注意です。

    連続放火事件については、小鳩くん、小山内さんともに違う方面からアプローチしていたようです。小鳩くんが新聞部の五日市君を協力者として仕組んでいたことには、さすがというか、すごいというか、そんなことをしていたのかという驚きがありましたが、小山内さんはやはり「復讐」のために動いていたということでしょうか。あぁ、本当に怖い子。
    久しぶりに向き合って話すことに

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    2026年01月13日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    以前から色々なところで紹介されていて、やっと読めた作品。とにかくラストが鬱という触れ込みだった。
    話の流れは私が好きなパラレルワールドだったので、丸3日程度のかなり早いペースで読めた。全体のテンポも好きだった。
    リョウではなくサキがいる世界での、リョウの世界との違い。始めは家庭でのひとつの出来事(とは言ってもリョウの人生でのかなり大きな割合を占める出来事)だっだが、行きつけの食堂の店主さんのこと、ノゾミの死のこと、兄の人生のこと、出て来る違いが積み重なっていくのは、リョウにとってかなり辛かったと想像できる。しかもリョウとサキの存在以外は全く同じ世界であるから、リョウの世界で起きている不幸は、サ

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    2026年01月13日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    戦国時代の荒木村重を主人公に、織田信長に離反し有岡城に籠もった1年間を描く。投降を促しに来た黒田官兵衛を幽閉したが、城内で起こる事件、実は城内でゆっくりと起こっていく村重への不信感に気づいた村重が、官兵衛に理由を尋ねる形からなる。これ以上は種明かしになるので辞めよう。戦国時代や宗教を絡めてほんとうによく描かれている。面白かった。

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    2026年01月11日
  • 真実の10メートル手前

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    1回読んでいるのだが、「どこかで読んだことがある」感がないまま楽しめたのが恐ろしい。太刀洗さんのキャラが魅力的で、また彼女に会えた感だけはしっかりあった。

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    2026年01月11日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    古典部を中心とした6つの短編集でした。
    全て読みやすくオチについてもハッとさせられるものや、心から納得できるものが多く、日常に紛れた機微から真実を見つける様は圧巻でした。
    古典部シリーズは長く続いているので、トリックめいたものはやり尽くしていそうなのに凄いと思います。
    とくに「私たちの伝説の一冊」が好きでした。
    走れメロスの感想文に感心したとともに、現実の出来事とメロスの事象を重ね合わせ、真実が見えてくるところや、漫画への強い想いが短編の中でもヒシヒシと伝わってくることが、人情的な熱さを感じたからです。

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    2026年01月10日
  • インシテミル

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    クローズド・サークルかつデスゲームの設定は典型的とも言えると思うが、それで構えていてもなお面白い。
    ミステリ要素とは別に、様々な登場人物の丁寧な描写に引き込まれるからか。

    インシテミル───ミステリに、淫してみる。題名の通り、精巧な技術をもって真正面から提示された正統派ミステリだと思う。

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    2026年01月10日
  • 満願(新潮文庫)

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    再読。最近「可燃物」を読んだ後、何故か本作をまた読みたくなった。
    何と言っても「このミス」「文春」「ミステリが読みたい」の3大ミステリランキングで史上初めて3冠を取った名作だ。再読しても当然面白い。
    「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」の全6編。どれも面白かったが特に「柘榴」が印象深い。ミステリ要素よりも背筋が寒くなるような女の性(さが)が描かれており、後味の悪さは抜群だった。変な話だが生来の女誑しっているんだなあという感想も持った。
    警察ミステリあり、「世にも奇妙な物語」のようなオカルティックな話もあり、毛色の違った良質の短編が一冊になった名作だと改めて実感した。

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    2026年01月09日
  • 満願(新潮文庫)

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    ミステリー短編集。
    傑作揃いで、どれも面白かった。文章もスラスラ読めて読みやすい!

    最初は小さな違和感なのに、それがじわじわ広がっていって、最後に「え、こわっ…」ってなる感じのミステリー!
    「関守」はホラー寄り。
    個人的には「万灯」「柘榴」「満願」がお気に入り。

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    2026年01月08日
  • 満願(新潮文庫)

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    昔NHK でドラマ化したときに楽しんで観たものの、すっかり忘れていたので原作を読むことに。短編ながら、十分ドキドキさせられる話ばかりでした。
    「満願」は妙子さんとの思い出を美しくするための描写が冴えていました。
    「万灯」の主人公ほど仕事に打ち込めるのは才能ですね。社会人として敬服しました。一方、「夜警」の川藤さんみたいな人に仕事は任せちゃダメですね。
    「死人宿」は謎解きで、「関守」は世にも奇妙な物語風。どんどん怖くなります。
    「柘榴」だけは…うーん。谷崎の小説のような、男性から見た女性像のありえなさが、同性として許せなかったんでしょうか。まぁ作品としてはありでしょうか。

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    2026年01月08日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    「バベルの会」という読書会で繋がった5話の短編集で、1話からサイコパス過ぎて恐ろしかったです。5話がこんなオチとは…
    5話とも独特な雰囲気の漂うイヤミスで、読み終わった後に爽快感は全くなく、イヤな気持ちが見事に残りました…

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    2026年01月08日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    ネタバレ

    前作で互恵関係を解消した小鳩くんと小山内さんの、その後(高校二年生の秋あたり)からのお話です。上巻は、二人が高校三年生になった春で終わり、下巻に続きます。

    以下、ネタバレします。要注意です。

    本シリーズ三作目にして、二人はそれぞれ別のパートナーと高校生活を送ることになります。小鳩君は、告白され、仲丸さんと、小山内さんも交際を申し込まれ、ひと学年下の瓜野くんと。あぁ、青春。ビバ、青春。
    小鳩くん、瓜野くん、交互に視点が変わり、物語が進んでいきます。
    小鳩くんは小市民らしく仲丸さんとデートを重ね、デート呆けでもしているかと思いきや、バス内での座席取りに勝つべくご自慢の推理を働かせたり、仲丸さん

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    2026年01月06日
  • 栞と嘘の季節

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    図書委員シリーズ2作目で今回は長編のお話でした。
    堀川くんと松倉くんのかけあいは高校生とは思えないくらい知的なときもあれば、男子高校生っぽいかわいいやりとりなときもあって、なんだかかわいい。

    でもテーマはトリカブトの栞で、話の内容も死(実際死人は出てないが)を感じさせるドキドキした雰囲気。段々謎が解けていく感じも面白くてページを読む手が止まらず一気に読んでしまった!

    ぜひこの2人のお話はシリーズ化してほしいなあ。もっと2人と、2人に関わる人達のお話が読んでみたいと思いました。

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    2026年01月05日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    個人的評価は冬>秋>夏>春の順で好きだった。
    冬秋は長編、夏春は短編という違いがある。
    秋は小鳩くんと小山内さんがそれぞれ別々のパートナーができて、小山内さんのパートナーが新聞部部員として市内の放火事件を追っていくといった話。
    読みやすくデザートが食べたくなる事件でした!

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    2026年01月05日
  • 栞と嘘の季節

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    堀川と松倉のコンビ再来

    ほんと2人の掛け合いが好き
    干渉しすぎない距離感もいい

    第3弾もあって欲しい

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    2026年01月04日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

    お金持ちの一家に纏わる5つの短編。終始不穏な空気が漂いドキドキしながら読み進めた。どの話も意外な方向に物語が進み面白かった。

    【身内に不幸がありまして】
    動機がサイコパスすぎるけど、二転三転するオチに楽しめた。

    【北の館の罪人】
    あまりが早太郎を嫌っていたことにゾッとした。
    さらに、早太郎があまりの罪を知っていたことを絵に残していることを示唆する終わりが完璧だった。

    【山荘秘聞】
    絶対ホラー的展開だと思わせておきながらの平和的解決でやられたと思った。
    殺すより札束で黙らせる方が早いよね。

    【玉野五十鈴の誉れ】
    一番好きな話。
    残酷だけど、心温まる終わり方で良かった。
    「身内に不幸があり

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    2026年01月04日
  • 王とサーカス

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    ネパール王宮事件を始めて知り、事件について検索していたら、この作品を見つけ、興味を持って読むことが出来た。

    カトマンズの雰囲気や、ホテル内の様子が伝わり、読書中はカトマンズにいる気分になった。

    犯人探しも楽しんだ。
    女性1人であの環境にいるのは、かなり危険すぎて、現実味はない。
    現実味のなさが、ドラマチックでいいのかも。

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    2026年01月04日
  • ボトルネック

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    崖から転落したと思ったら
    気がついたときには元の世界にどこか似た
    異世界に飛ばされていた


    僕の代わりに”姉が生まれた異世界”では
    何もかもが上手くいっていて、
    もしかしたら”僕の存在”が周りを不幸にしていたのかもしれない・・・


    “この事実”を目の当たりにしたとき
    僕は何を思うのか?
    これまで通りに暮らすことができるのか?


    あまりにも主人公に厳しい事実が
    次々と明らかになり、
    『自分の存在を否定されているような展開』に
    打ちのめされそうになりました・・・


    さらに『ボトルネック』というどこか不穏なタイトルを
    作品全体ではっきりと表現されていて
    ただ暗いだけの作風じゃないんだなと感じ

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    2026年01月04日
  • 栞と嘘の季節

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    流石は米澤氏。と言わざるを得ない最高の物語。「本の栞1枚」からここまで話を発展させ、本格ミステリとしても遜色ない作品として仕上がっているのが本当にすごい。図書委員シリーズ1作目の連続短編「本と鍵の季節」よりこちらの方がすき。

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    2026年01月04日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    米澤穂信さんのミステリー短編集。私は「万灯」が一番ゾクゾクとして好きだった。最後の結末までをあえて書かないところが、この後どうなるんだろう…と考えさせられて面白かったし、「そしていま、私は裁きを待っている」という始まりがかっこよかった。

    そもそも殺人を依頼した現地民はチャイを飲ませて病気に感染させることも計画の範囲内だったのでは…と思ったり。

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    2026年01月04日