追想五断章

追想五断章

440円 (税込)

2pt

大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光(すごう よしみつ)は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語(リドルストーリー)」を探して欲しい、と依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり――。五つの物語に秘められた真実とは? 青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。

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追想五断章 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    テクい
    難しいことは置いといてとにかくテクい
    最終的にハッピーエンド!じゃない感じも好み

    もっと早く読んでおきたかった

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    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    再読。
    大まかな事は覚えてたけど、細かい事は覚えてなくて、こういう話だったんだと夢中になって読んでた。

    松本から来た北里可南子が、伯父の古書店で働く菅生芳光に「父親の書いた五つのリドルストーリーを探して欲しい。」と依頼するとこから物語が始まる。少ない手がかりで探していくんだけど、こういう話はすごく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月10日

    満願以来、約三年ぶりの米澤穂信さん。
    暗がりの中を想像させるのが、本当に上手な作家さんだなと感じました。
    闇ではなく暗がり。似ているけど全く違う、不安やこころの揺れ。

    あとがきにありましたが、連載依頼時に「渋い話を」と頼まれたみたいですが、御依頼どおりの渋さです。
    真夏なのに背筋がゾクゾクと、読み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月27日

     米澤穂信には散々驚かされているが。今作も漏れる事なく傑作だ。僕はこの作品をリアルタイムで読まなかった事が恥ずかしいとまで思う。それ程までに洗練され、作りこまれた作品だ。
     現代(令和に入ってから読んだなんて!!)ではショートショートなど、世論に合い、話題に上がる事もあるが、僕としては余り手に取るこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    短編集が集まるにつれ、どんどんと物語の謎が明かされる
    何となく想像はついていたけど、まさかこんな後味の悪い結果になるとは

    物語の最後に「雪の花」が来て、それを読んだ瞬間うおおおお!となるのだと期待していたけど、自分の頭ではよく分からなかった
    結局北里参吾は妻を愛していたの?自殺の原因は夫が妻に年齢...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    ある女性から死んだ父親が書いた5つのリドルストーリー(結末のない物語)を探して欲しいと依頼された青年。少ないヒントからその物語を集めていくが、ある事件の容疑者といつ繋がりが出てくる。文章も読みやすいし、謎が解けていくとまた読み返してしまう。「満願」や「儚い羊たちの祝宴」と同じような米澤さん独特の雰囲...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月20日

    米澤さんの持ち味だと私が思っている「最後にほんの少しの後味の悪さを」を感じられる5つの小説から、いつもの後味の悪さに繋がる良い作品でした。

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    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    凝ってるな!
    しかし、通勤電車とかで、疲れている上に、更に途切れ途切れに、読むのには向かん…
    何度も読み返してしまった…(^◇^;)
    リドルストーリーっていうのは、答えを読者に任すみたいな感じで、明確な答えくれん話やけど、個人的には、本ぐらい答え欲しいな。
    常日頃が、答えのない世界やちゅうのに…

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

     私は、米澤作品は古典部シリーズのみ読んでいます。ミステリへの造詣はあまり深くありません。
     まず一つ、五つの断章(文章の断片のこと)と事件のリンクのさせ方が巧みです。読者には断章の全容も事件の全容も明かされておらず、同時進行で内容の解明が進みます。その過程に於いて具体と抽象の往来が行われ、要するに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月22日

    大学を休学中の主人公がバイト先の古書店で、とある小説家の短編を集めて欲しいという依頼を受けることから始まる物語
    作中に実際に短編を埋め込むという変わった構成になっている本ならではの構成が面白く、スラスラと読めた。
    また、結末もリドルストーリーの特性を生かしたカタチになっていた。
    ただ、結末に至るカラ...続きを読む

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