米澤穂信のレビュー一覧

  • 真実の10メートル手前

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    ネタバレ

    太刀洗万智再び登場。さよなら妖精では風変わりな高校生ぐらいの立ち位置だったのが、本作では記者に。
    さよなら妖精を懐かしむことができたのが嬉しい。

    短編ミスステリの粋を集めたかのよう。
    全作とも二人一組、太刀洗を評する人間が傍にいる。従って、必然的に太刀洗万智とはどのような人物かということが問われ、その度に人物像が浮かび上がる。
    順序は逆かもしれないが「王とサーカス」も読みたい。

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    2025年08月26日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    下巻は序盤から刺客が訪れたり呪われたデーン人が襲いかかって来たりと話が展開し始めたのでおもしろかった。ここまでの紹介や調査でどんな傭兵がいるのか頭に入って来ていたので、彼らが戦っているシーンも楽しく読めた。
    一方で推理パートはあんまりスッキリしない終わり方だったなーと思った。
    ファルクが走狗というのはびっくりしたし、政治的な判断であえて弟子に殺させるというのも想定外の展開だった。けど本命だった弟のエドリックが別で死んでいると言われて、なんだかあっけないなと感じてしまった。

    (他の方の感想を読んで)
    剣と魔法の世界観とミステリ調和しているのが異質な点で、それでもちゃんと論理の通った推理になって

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    2025年08月24日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    小市民シリーズと古典部シリーズは、同じく主人公達が高校生であり、日常の謎解きをする面は類似している。
    しかし、小市民シリーズは、主人公の小鳩君の相棒にあたる小山内さんが、食えないキャラクターで、
    闇を抱えている
    春、夏のシリーズでの関係性が秋では破綻してしまい、一転して連続放火事件に絡む高校の新聞部と、
    小鳩君のそれぞれの動きも怪しい

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    2025年08月22日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    ネタバレ

    前作と似たような日常に事件が起きるという話になりますが、改めて小佐内さんの恐ろしさみたいなのが伝わってきて面白いです。

    次も出てるようなので読んでみたいと思います。

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    2025年08月20日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小市民シリーズ第2段
    小鳩君と小山内さんの夏休みのエピソード
    読み始める序盤では、小山内さん、小鳩君に気があるの?一緒にスイーツ巡りに誘ったり、親がいない
    自宅に招いたり。
    短編なんだけど、実は長編で一つの物語という構成。
    小山内さんが、中学校時代のしがらみで不良女子グループに拉致されてしまうが、小山内さんは小鳩君にSOSの内容の謎解きメールを送る。

    こんな状況でも、謎解きにワクワクする小鳩君。
    拉致事件に隠された謎も凄かったけど、結末に亜然とした。
    秋編を読むのが楽しみだ。

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    2025年08月17日
  • 巴里マカロンの謎

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    急に高校1年生に戻っての番外編短編謎解き
    そんなに難しく考えなくてもいいのに、と思うけどやっぱり面白かった。

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    2025年08月16日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部シリーズ⑥

    今回は短編集だった。
    個人的に好きだったお話は一番最後の。
    悩んでいる千反田にやさしく声をかけている
    様子や、なめくじが移動しているのに
    気づかないぐらい懸命にえるのことを思って
    話していることから、ほーたろーの
    モットーの「やらなくてもいいことなら、やらない。
    やらなければいけないことなら手短に」
    の根っこのもう少し深部にある、友達へのやさしさ
    が読み取れる気がする。

    千反田のお父さんには娘の進路相談も合わせて
    話をしてほしかった。笑
    今までは後を継ぐんだと言っていたのに、急に
    もう自由な道を進んでいいといわれても確かに困る。
    経験したことはないけど、自分も親からそうい

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    2025年08月16日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    放火犯の正体は読んでいて分かっていて、動機は瓜野を学校新聞で有名にしてあげたかったのかなと思っていたのですが、ただ馬鹿にしていただけとの事。残念でした。
    結局、小佐内さんと小鳩くんは仲直りで栗きんとん食べれて良かった。
    あと二作あるみたいですね、絶対読んで見届けようと思います。

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    2025年08月13日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    オーディブルにて聴く。
    最終的には、問題は解決し、人間関係も元に戻る。そういう安心感はあるし、ほとんどの事態は、回収されているんでしょうね。
    安定感はあります。そしてこれで完結ですかね。
    小鳩くん、小山内さんシリーズで、また読みたい感じはしますが。

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    2025年08月12日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    謎解きとしては面白かった!

    でも…個人的には瓜野くんが可哀想だった、小佐内さん酷い
    小鳩くんの方がまだ人間的に許されるし、小佐内さん嫌いだな…
    次も読むけど

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    2025年08月09日
  • 王とサーカス

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    一冊目よりも深い話だった。
    仕事が無いのに人だけ増えても豊にはなれないとか、人体に有害でも生きることの方が重要であるとか、なんだか予期せず社会問題的内容だった。

    我々が娯楽として悲劇を消費することしか出来ないならば、いっそ知らないままでいたい。

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    2025年08月05日
  • 真実の10メートル手前

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    米澤穂信の得意とする短編集形式のミステリーです。
    太刀洗を中心としたミステリー集は、太刀洗視点のものもあれば、他者視点のものもあり、太刀洗がどんな人物かの理解を深めることができた。
    またミステリーとしても短編ながら、伏線が巧みに貼られており読み応えがありました。

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    2025年07月31日
  • リカーシブル

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    古い寂れた田舎の街。
    そこに訪れる中学生の少女。
    米澤穂信が描く思春期の子供達は、誰もが賢く思慮深い。
    その思慮深さが、この物語では何とも悲しい。
    過酷な運命を背負ってこの街の謎と、田舎の嫌な風習に挑む。
    街の人の考え方には、理解に苦しむ所があり、現実離れした所がある。こんなことがあるものなのだろうか?
    でもその「嫌な感じ」が米澤穂信は上手いな、と感じる。

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    2025年07月28日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    多分夕木春央さんの本を探してたどり着いた本。「これが最後の仕事になる」という一文から始まるショートショートのアンソロジー。これがシリーズ3作目のようだ。こういうのがあったとは知らなんだ。大好きな米澤穂信や真梨幸子のも入ってた。他にも今をときめく作家さんが多いけど、知らなかった初読みの人も。まぁこれだけの規模だからな。そしてショートショートは読みやすいけど、やっぱ印象に残らないんだよなー。インパクトにかけるというか。あと全然意味不明というか、面白くないのもちらほら。まぁ好みだからな。

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    2025年07月27日
  • 米澤穂信と古典部

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    地元が描かれた『小市民』アニメから入って『氷菓』に進んだので掘り下げてしまった
    岐阜市を知っているとあるが著者の「岐阜」というのは飛騨なのだ
    筑摩県は無理くりだが美濃と飛騨をくっつけた意味が分からない

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    2025年07月27日
  • これが最後の仕事になる

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    1遍6ページなので、隙間時間にぴったりでした。
    五十嵐律人さん、秋吉理香子さん、呉勝浩さん、桃野雑派さん、白井智之さん、夕木春央さん、一穂ミチさん、米澤穂信さんなどなど。
    読んだことがある作家さんの作品がいっぱいで、とても楽しめました。

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    2025年07月24日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    ハイファンタジーという推論に説得力を持たせるのが難しい舞台設定で、ここまで説得力があるミステリーを、最低限の世界観の説明で、書き切った作品は見たことがなかったので驚いた。
    結論に関しては全く予想外というわけではなかったけど、この短さで中世ヨーロッパのハイファンタジーと本格ミステリー、ボーイミーツガールのときめき、いろんな要素もりもりで楽しめて満足感はすごい。

    アミーナと兄の関係については読んでいて胸がキュッとなって少しつらかった。でも、国のためでもなく、お金や名誉のためでもなく、兄のためでもなく、彼女のために戦ってくれるニコラがいるから大丈夫かなって思えるラストで、手放しのハッピーエンドじゃ

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    2025年07月24日
  • 折れた竜骨 上

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    ネタバレ

    ファンタジーだと思って読んだら、実際はファンタジーの世界戦で本格ミステリーをしているという感想を持って、いい意味で予想を裏切られた。
    上下巻と言えど比較的短いこのページ数で、この後どんなふうに物語が展開されるのか楽しみ。

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    2025年07月24日
  • 犬はどこだ

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    <目次>
    略  

    <内容> 
    ある地方都市にイヌ専門の探偵事務所を開いた主人公。しかし最初の依頼は人探し。もうひとつの古文書解読と最後はリンクして、物語は収束するが、尋ね人はもしかすると探偵を襲うかも、と物語は閉じられる。話のスピード感もあり、米沢さんは読みやすい。

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    2025年07月23日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    それぞれのキャラクターの掘り下げが深く描かれていて良かった。
    奉太郎は「鏡にはうつらない」「長い休日」で、過去の体験から今の奉太郎が作られたのだと知る。
    摩耶花は「わたしたちの伝説の一冊」によって、これまで続いて来た漫研の諍いに決着を着けると共に前に歩みだすとても前向きな話だった。
    里志はそこまで目立ってはいなかったかな。
    千反田は表題作において、自分の将来を見つめる様がとても印象に残った。
    一応既刊はここまでだが、最終刊と言っている訳ではないのでいつか続編が出ることを期待したい。

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    2025年07月21日