米澤穂信のレビュー一覧

  • 巴里マカロンの謎

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    急に高校1年生に戻っての番外編短編謎解き
    そんなに難しく考えなくてもいいのに、と思うけどやっぱり面白かった。

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    2025年08月16日
  • いまさら翼といわれても

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    古典部シリーズ⑥

    今回は短編集だった。
    個人的に好きだったお話は一番最後の。
    悩んでいる千反田にやさしく声をかけている
    様子や、なめくじが移動しているのに
    気づかないぐらい懸命にえるのことを思って
    話していることから、ほーたろーの
    モットーの「やらなくてもいいことなら、やらない。
    やらなければいけないことなら手短に」
    の根っこのもう少し深部にある、友達へのやさしさ
    が読み取れる気がする。

    千反田のお父さんには娘の進路相談も合わせて
    話をしてほしかった。笑
    今までは後を継ぐんだと言っていたのに、急に
    もう自由な道を進んでいいといわれても確かに困る。
    経験したことはないけど、自分も親からそうい

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    2025年08月16日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    放火犯の正体は読んでいて分かっていて、動機は瓜野を学校新聞で有名にしてあげたかったのかなと思っていたのですが、ただ馬鹿にしていただけとの事。残念でした。
    結局、小佐内さんと小鳩くんは仲直りで栗きんとん食べれて良かった。
    あと二作あるみたいですね、絶対読んで見届けようと思います。

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    2025年08月13日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    オーディブルにて聴く。
    最終的には、問題は解決し、人間関係も元に戻る。そういう安心感はあるし、ほとんどの事態は、回収されているんでしょうね。
    安定感はあります。そしてこれで完結ですかね。
    小鳩くん、小山内さんシリーズで、また読みたい感じはしますが。

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    2025年08月12日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    謎解きとしては面白かった!

    でも…個人的には瓜野くんが可哀想だった、小佐内さん酷い
    小鳩くんの方がまだ人間的に許されるし、小佐内さん嫌いだな…
    次も読むけど

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    2025年08月09日
  • 王とサーカス

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    一冊目よりも深い話だった。
    仕事が無いのに人だけ増えても豊にはなれないとか、人体に有害でも生きることの方が重要であるとか、なんだか予期せず社会問題的内容だった。

    我々が娯楽として悲劇を消費することしか出来ないならば、いっそ知らないままでいたい。

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    2025年08月05日
  • 真実の10メートル手前

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    米澤穂信の得意とする短編集形式のミステリーです。
    太刀洗を中心としたミステリー集は、太刀洗視点のものもあれば、他者視点のものもあり、太刀洗がどんな人物かの理解を深めることができた。
    またミステリーとしても短編ながら、伏線が巧みに貼られており読み応えがありました。

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    2025年07月31日
  • リカーシブル

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    古い寂れた田舎の街。
    そこに訪れる中学生の少女。
    米澤穂信が描く思春期の子供達は、誰もが賢く思慮深い。
    その思慮深さが、この物語では何とも悲しい。
    過酷な運命を背負ってこの街の謎と、田舎の嫌な風習に挑む。
    街の人の考え方には、理解に苦しむ所があり、現実離れした所がある。こんなことがあるものなのだろうか?
    でもその「嫌な感じ」が米澤穂信は上手いな、と感じる。

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    2025年07月28日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    多分夕木春央さんの本を探してたどり着いた本。「これが最後の仕事になる」という一文から始まるショートショートのアンソロジー。これがシリーズ3作目のようだ。こういうのがあったとは知らなんだ。大好きな米澤穂信や真梨幸子のも入ってた。他にも今をときめく作家さんが多いけど、知らなかった初読みの人も。まぁこれだけの規模だからな。そしてショートショートは読みやすいけど、やっぱ印象に残らないんだよなー。インパクトにかけるというか。あと全然意味不明というか、面白くないのもちらほら。まぁ好みだからな。

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    2025年07月27日
  • 米澤穂信と古典部

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    地元が描かれた『小市民』アニメから入って『氷菓』に進んだので掘り下げてしまった
    岐阜市を知っているとあるが著者の「岐阜」というのは飛騨なのだ
    筑摩県は無理くりだが美濃と飛騨をくっつけた意味が分からない

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    2025年07月27日
  • これが最後の仕事になる

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    1遍6ページなので、隙間時間にぴったりでした。
    五十嵐律人さん、秋吉理香子さん、呉勝浩さん、桃野雑派さん、白井智之さん、夕木春央さん、一穂ミチさん、米澤穂信さんなどなど。
    読んだことがある作家さんの作品がいっぱいで、とても楽しめました。

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    2025年07月24日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    ハイファンタジーという推論に説得力を持たせるのが難しい舞台設定で、ここまで説得力があるミステリーを、最低限の世界観の説明で、書き切った作品は見たことがなかったので驚いた。
    結論に関しては全く予想外というわけではなかったけど、この短さで中世ヨーロッパのハイファンタジーと本格ミステリー、ボーイミーツガールのときめき、いろんな要素もりもりで楽しめて満足感はすごい。

    アミーナと兄の関係については読んでいて胸がキュッとなって少しつらかった。でも、国のためでもなく、お金や名誉のためでもなく、兄のためでもなく、彼女のために戦ってくれるニコラがいるから大丈夫かなって思えるラストで、手放しのハッピーエンドじゃ

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    2025年07月24日
  • 折れた竜骨 上

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    ネタバレ

    ファンタジーだと思って読んだら、実際はファンタジーの世界戦で本格ミステリーをしているという感想を持って、いい意味で予想を裏切られた。
    上下巻と言えど比較的短いこのページ数で、この後どんなふうに物語が展開されるのか楽しみ。

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    2025年07月24日
  • 犬はどこだ

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    <目次>
    略  

    <内容> 
    ある地方都市にイヌ専門の探偵事務所を開いた主人公。しかし最初の依頼は人探し。もうひとつの古文書解読と最後はリンクして、物語は収束するが、尋ね人はもしかすると探偵を襲うかも、と物語は閉じられる。話のスピード感もあり、米沢さんは読みやすい。

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    2025年07月23日
  • いまさら翼といわれても

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    ネタバレ

    それぞれのキャラクターの掘り下げが深く描かれていて良かった。
    奉太郎は「鏡にはうつらない」「長い休日」で、過去の体験から今の奉太郎が作られたのだと知る。
    摩耶花は「わたしたちの伝説の一冊」によって、これまで続いて来た漫研の諍いに決着を着けると共に前に歩みだすとても前向きな話だった。
    里志はそこまで目立ってはいなかったかな。
    千反田は表題作において、自分の将来を見つめる様がとても印象に残った。
    一応既刊はここまでだが、最終刊と言っている訳ではないのでいつか続編が出ることを期待したい。

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    2025年07月21日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    ついに過去の事件の全貌&2人の出会いが明らかに!

    現在と過去の行ったり来たりも楽しかった
    受験諦めはショックだけど、
    なんやかんや京都の大学編始まらないかな〜
    ここで終わりは寂しい〜

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    2025年07月21日
  • 犬はどこだ

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    ネタバレ

    燻っていた探偵事務所に舞い込んだ人探しと古文書解読の依頼が少しずつ交差して不穏な事件を構成していく、正統派フィールドワーク型ミステリ。
    主人公の仲間たちがみんな少し謎めいていて浮き世離れした感もあるが、物語展開はテンポよく面白い。ハンペー、君は一体何者なのだ。話の中で個人webサイトのオーナーがサイト内掲示板で訪問者とレスバして炎上するくだりがある。これは2000年代インターネット黎明期を経験した人にだけわかる懐かしさではないだろうか。

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    2025年07月19日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    3年前と現在が交じりながら展開。
    3年前の小鳩君がこんなにポンコツ?少なくとも2年前の小鳩君は隙のない名推理を披露してたけど、と少し疑問はあったし、加害者の動機に全く同感できなかったけど、病室という狭い空間を感じさせない展開は面白かった。あとがきを読んで初めて番外編がある事を知ったので、終わってしまった喪失感からすぐに復活。

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    2025年07月19日
  • 王とサーカス

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    ネタバレ

    ネパールカレー屋でよく見たチヤやらモモやらが出てくるたびにちょっとうれしくなる。作中最大の事件が実在の出来事だったとは驚きだが、仮に創作だとしたらネパールに大層失礼な話だとも思ったので納得。
    作品としてはミステリー小説に分類すべきか迷うくらい、HowよりもWhyに振られている印象。「インシテミル」の頃から思っていることだが、こういう話とそれに対する向き合い方が書きたいのだろう多分。「氷菓」の例外さが際立つ。

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    2025年07月17日
  • これが最後の仕事になる

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    同じ書き出しで始める短編集。ストーリーそのものがおもしろいというよりは、作家の個性を楽しんだり、「同じ書き出しでもこれほどバリエーションがあるなんて」とアイディアそのものもを楽しんだりできる1冊だと思った。

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    2025年07月13日