米澤穂信のレビュー一覧

  • 米澤穂信と古典部

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    古典部シリーズがどのように作られたのか、各キャラクターの役割や作られた順番など、ファンにとっては興味深い話が沢山載っていた。
    古典部員の本棚も期待通りに面白かった。
    著者がモチーフにした海外ミステリや最近面白いと思った本などがいくつも出てきたため、読みたい本が増えた。
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    新作短編も収録!人気作家とともに歩んだ〈古典部〉のすべてがここに!
    ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。盛り上がる一同に、奉太郎は気が気でない――。
    書き下ろし新作短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」の他、古典部メンバー四人

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    2023年10月11日
  • 犬はどこだ

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    米澤穂信のミステリー作品の駆け出しという印象。
    新卒で銀行に入社して上京するも、体調不良を理由に退職して地元へ。
    療養後に犬捜し専門の探偵事務所を開業するも、依頼は人捜しと古文書の読解。
    平和そうなスタートから少しずつ不穏な空気になり、人捜しと古文書読解のそれぞれの依頼が絡み合っていくのは楽しかったが、絡みつきが強くなるのが終盤なので、個人的には古文書読解が少々退屈。
    大きな盛り上がりは欠けるが少しゾワッとさせてくれた。

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    2023年10月03日
  • ボトルネック

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     登場人物が魅力的。苦しい状況でも受け入れてしまう主人公と、明るく行動力のある女の子との対比、それに謎めいた女の子たちがからむ。そして、あまり物事を考えず行動もしない男の子と、洞察力と行動力のある女の子に入れ替わったら、世の中はどう変わるのか・・・主人公に残酷な事実が突きつけられる。

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    2025年12月07日
  • 犬はどこだ

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    社会復帰のために、迷い犬を探すための事務所を立ち上げる主人公。舞い込んだ依頼は何故か、人探しと古文書の調査。手伝いたいという後輩に古文書の調査を任せ、主人公は人探しを始めるが、ストーリーを読んでいる方は、その古文書と失踪人が微妙に絡み合い、しかしながら情報共有されないがためにそれぞれがそれぞれの操作をしていくのがなんとももどかしく面白い。もしかしてこれは…と思いながら読み進めていたのだが、最後は特に大きな動きはなかったものの、思った通りの展開になっていった。

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    2023年09月01日
  • 神様の罠

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    えてして人生こんなもの。小さな「神様の罠」はそこいら中に隠れている。
    今日買った品物が、翌日にお買い得品になっていたりしたら、つい「やられた!」とつぶやいてしまう。

    この作品集では、もっと致命的な出来事であるわけだが・・・罠なんか仕掛けていません。自業自得でしょう、と神様はおっしゃるかもしれない。
    作者の罠だったりもする。
    初出が2020年〜2021年なので、コロナ禍にまつわるものもあり、本当にこういう事があったかもしれないね、と遠い目になってしまった。

    『夫の余命』乾くるみ
    タイトルからして罠だった

    『崖の下』米澤穂信
    凶器はつららだと思っていましたが、エグかったです

    『投了図』芦沢

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    2023年08月22日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗万智の魅力にハマって手に取りました。
    短編なのでさらりと読めますが内容が充実してました。

    先に読んだ王とサーカスでも思ったけど、
    記者が出来事を伝える、とはどういうことなのか?正直にありのままを伝えることがすべてではないのかぁ…と。
    私にとっては学びの多いシリーズです。

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    2023年08月20日
  • 真実の10メートル手前

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    読みやすくて持ち歩いてて気が楽な短編集。
    短編と知らずに読み始めたので1話目の終わりが唐突に来て驚いてしまった。
    もう少し大刀洗さんの魅力を引き出せそうな歯がゆさがある。

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    2023年07月30日
  • 氷菓(15)

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    コミック版『氷菓』もついに15巻。表紙を飾るは古典部の女性トリオ。
    今回は『いまさら翼といわれても』から伊原摩耶花の漫研騒動「わたしたちの伝説の一冊」の後半と、『米澤穂信と〈古典部〉』から折木奉太郎の受難物語「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」とを収録。後者も扱ったことで、完全にアニメ版準拠(原作小説を全て時系列順に整理)が確定。次はそろそろ主題の『ふたりの距離の概算』に入るか?…ところで折木のダイイングメッセージ「ちたん」って、犯人がバレバレです。

    以下、関連情報。
    ※米澤穂信氏の「古典部」シリーズの愛蔵版第1巻は、2023年3月に発売済。今回の表紙デザイン(カバーを取ろう)はこれを意識し

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    2023年07月30日
  • Iの悲劇

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    怖いのは結局 聴了。山間の集落・簑石に集い始めた移住希望者の間に起こる小さな謎たち。村人たちの人間関係は興味深く「蘇り課」の主人公の葛藤も心に響いた。面白くて止まらなかった。イライラの違和感が最後につながってなるほどと嘆息。人間って…なんとも言えない余韻。

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    2025年12月05日
  • 神様の罠

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    頭を空っぽにしたいときの、ミステリ短編集。

    コロナ禍のお話も多かった。

    乾さんの「夫の余命」が好き。多分叙述トリックだよね〜と思いつつ。

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    2023年07月09日
  • 米澤穂信と古典部

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    読み切り、作品の情報をはじめ、作者の古典部シリーズに対する思いなどが細かく書かれていて満足感のある一冊でした。
    メインキャラの本棚紹介コーナーが非常に良い。
    インタビューなどでも沢山のミステリ作品が上げられていて読んでみたくなりました。

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    2023年06月27日
  • 米澤穂信と古典部

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    やっぱり古典部は面白い!キャラの掛け合いもホータローの内心も、特に心の声が一癖二癖あって読んでて笑っちゃう
    奉太郎の絶妙に厨二くさいところも好き

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    2023年06月22日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗さんの短編6つ。
    いつも通り、読みやすい文章、繊細な仕掛け、人物の心情の変化が面白くて低カロリーで美味しい感じ。
    短編の中だと名を刻む死が印象に残った。老人と中学生の意外な関わりと負い目に驚いたからかも。
    王とサーカスとセットで読んだ方がいいと思う。

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    2023年06月22日
  • さよなら妖精

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    さよなら妖精

    他の作品と同じように日常に潜むミステリーを織り交ぜ、一人の少女との出会いがここまでひとつの物語になる様は改めて素晴らしいと感じる作品でした。

    #切ない

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    2023年06月14日
  • 真実の10メートル手前

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    この本の前に読んだのが「#真相をお話しします」で、短編集でどんでん返しの要素があるという共通した2つの本でしたが、テイストはかなり違っていて、こちらの本の淡々として語り口と重厚のテーマが自分の好みにとても合って楽しめました。

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    2023年06月09日
  • 時の罠

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    短編集とかアンソロジー物はあまり読んだ事がありませんでしたが、これは楽しめるお話ばかりでした。

    家族愛もの(私にはオヤジの友情もの)やSF物、オチがスッキリとしたものニヤリとさせられるもの。

    いろんな作家さんに少しずつ触れるには持ってこい、な一冊でした。

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    2023年05月27日
  • 米澤穂信と古典部

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    SL 2023.5.6-2023.5.8
    短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」収録。
    奉太郎の読書感想文。面白すぎ。
    とにかく続編待ちます。

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    2023年05月08日
  • リカーシブル

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    田舎の閉鎖的な社会の現実が垣間見れた。
    部外者であるハルカの視点が読者の視点に近く、ハルカには味方がいないのに強く生きる姿がかっこよかった!
    中学生の少女2人が中心人物のミステリーは面白かった。登場人物が少なく感じてその中でこんな長編書けるのすごい、、

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    2023年03月02日
  • リカーシブル

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    ネタバレ

    昭和の香りがするミステリー作品でした。
    それにしても、ハルカのような賢い少女が
    お金の心配なく、ちゃんと大学まで進学できることを祈るばかりです。
    ハルカのお父さんなのに、どうして横領しちゃったのか…それとも冤罪か…
    冤罪はれて、戻ってきて欲しい、です。
    お母さんも、優しいお母さんと読み進んでいったけど…

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    2023年02月25日
  • 米澤穂信と古典部

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    氷菓シリーズにまつわる話だったり、短編が載っていたりして、読み応えのある本だった。
    氷菓シリーズが好きな人にはおすすめ。

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    2023年01月18日