米澤穂信のレビュー一覧
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購入済み
夜警、死人宿、柘榴、万灯、関守、満願の6つの短編集です。個人的には、死人宿と満願が後に残りました。その他の4篇も標準以上です。
米澤さんの作品は、古典部シリーズしか読んでいませんが、短編も味があると思います。 -
Posted by ブクログ
『王とサーカス』の主人公、太刀洗万智(たちあらいまち)のシリーズで、6編の短編集。太刀洗が新聞記者だった頃やフリーライターになってからの話です。
記者がみんな太刀洗さんみたいだと良いのになと思ったり、丁寧に取材する太刀洗だって全てを把握出来てるわけではないのだから、読者として鵜呑みにせず自分で考える事が大事だなと思ったり。
高2の時の世界史の先生が大手新聞社の記者だった方でした。先生が私達に教えてくれたのは、「なるべくたくさんの情報に目を通す事。いろいろな立場、視点から書かれた情報に目を通し、自分の頭で判断する事。」
まだ27歳の先生だったけど、大切な事を教えてくれました。
極楽