米澤穂信のレビュー一覧

  • 米澤穂信と古典部

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     こんな本があるとは。私が何も知らなかっただけで、本当に人気シリーズなのだなあと七年遅れで嬉しくなる。
     この本によると、既刊最新の六冊目『いまさら翼といわれても』も六年ぶりの発行ということで、二〇一六年当時、サイン会等で盛り上がったようだ。それから八年。続編は今出ても、来年出ても、数年後出ても、おかしくはないですよね? そのときは私も盛り上がれるぞ、と楽しみな一方、他の米澤作品を一切読んでいないのでこのあとどうしようかなという楽しい悩みも。小市民シリーズにまだなんとなく食指が動かないので、もともと古典部シリーズのひとつとして出す予定だったがそうしなかったと本書でも書かれていた『さよなら妖精』

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    2024年11月09日
  • 真実の10メートル手前

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    ネタバレ

    米澤さんの作品が読みたくて、手に取った。
    ジャーナリスト太刀洗万智が名探偵役として出てくる六つの短編集。
    太刀洗がとにかくつかみどころのないキャラクターで、温かいなぁと思いきや急に厭世的な一面を覗かせたりと、一読者として翻弄されました。
    とても魅力的なキャラクターです。
    六つの短編、バッドエンドなわけではありませんが、それぞれ残酷な現実を孕む話でありました。
    「真実の10メートル手前」「ナイフを失われた思い出の中に」「綱渡りの成功例」は、カタルシスをすごく感じました。
    「正義漢」はちょっとしてどんでん返しが待ち受ける。
    「名を刻む死」は、感じたことのないタイプの苦い読後感が残りました。
    「恋累

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    2024年09月25日
  • 折れた竜骨 下

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    中世ファンタジーと本格ミステリが見事に融合した特殊設定ミステリ。犯人の条件は割と分かりやすく示されるが、それを満たす人物を絞り込むのはかなり難しかった。
    同じ世界観で続編が出てほしい。

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    2024年09月16日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

    匿名

    購入済み

    そんな

    結末だったのかという感じです。ハッピーエンドなんだろうけど、淡々とした感じで、2人らしいと言えば2人らしい気がします笑

    #ほのぼの #切ない

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    2024年09月14日
  • 真実の10メートル手前

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    フリージャーナリスト大刀洗万智を主人公とした短編集。客観性を意識しながらも何処か結論めいたものを内に秘め、怜悧で諦観した行動の大刀洗。彼女の姿勢は「報じるとは何か?」を常に問い、事件の結末にある残酷で利己的な動機と相俟って、骨太な内容となっている。本作品のなかでは「王とサーカス」にも通ずる「ナイフを失われた思い出の中に」が特に秀作。「目」の例えは報道する側と受ける側の姿勢について考えさせられるものがある。ほか人間の純真さと鬼気を内包する「真実の一〇メートル手前」「恋累心中」が興味深い。

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    2024年08月29日
  • 時の罠

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    4名の作家さんのうち、2名は好きな作家さん。
    最初の辻村深月さんのお話は先がさらにどうなったのか気になったし、最後の湊かなえさんもはぁーさすが!って思った。
    新しい作家さんを知りたいのにとてもオススメー!

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    2024年08月25日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    ネタバレ

    小鳩くんが轢き逃げに遭い、3年前の日坂くんの轢き逃げ事件と重ね合わせ真実に近づく。小市民を目指す二人の序章から終焉までが鮮やかに繋がる。最後は春夏秋と回想。お互いを必要とする気持ちもよく伝わって◎。

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    2025年10月18日
  • リカーシブル

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    夏になると米澤穂信さんが読みたくなる。
    リアルでうっすら不気味で
    静かに没入することができるから

    期待通りにのめり込んで読むことができてよかった。

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    2024年08月16日
  • 巴里マカロンの謎

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    ネタバレ

    頼んでもないマカロンが皿に乗ってたら楽しく推理なんか始めないでしょ笑。ほぼ名古屋が舞台で、千種、八事などゆかりのある地名が頻出。県民ならではで楽しめたと思います。JRのボックスシート嫌です。

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    2025年10月18日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ネタバレ

    この物語はスッキリして片がつく。小山内さんが瓜野くんを論破してスッキリ。氷谷くんかぁでスッキリ。怪しすぎ笑。小山内さんと小鳩くん、遠回りしたねでスッキリ。仲丸さんの存在意義がわかってスッキリ。

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    2025年10月18日
  • 折れた竜骨 下

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     上巻で警告されていた戦争がはじまり、上巻で描かれた謎が、すべて解き明かされる。怒涛の展開。
     探偵が関係者を集めて謎解きをするという、普通なら不自然なお約束も、「騎士団の儀式」と説明するのはうまい。また、衝撃のラストも、「ニコラとお嬢様の成長がテーマなら、そうなるよね」と自然に受け入れられ、アンフェアとは思わなかった。
     タイトルとのつながりもしっかりと描かれて、希望のある未来を予想させる。
     

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    2025年12月07日
  • 折れた竜骨 上

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     中世ヨーロッパ。魔法が信じられていた時代を舞台に剣と魔法の世界が描かれる。「こういう時代で、こういう常識があって、こういう魔法が実際に存在して・・・」という前提条件を明らかにし、その条件を利用して、誰がどうやって王を殺し、捕虜がどのように脱獄し、等々の謎が描かれるミステリー。ミステリーとしても、歴史もの(但し魔法が存在する異世界)としても、楽しめる。

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    2025年12月07日
  • 禁断の罠

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    有名作家6名によるミステリ短編集。後腐れのない読み切り。面白かった!
    普段読まない作家に触れられたのも良い。
    火曜サスペンスみたいだなと思った。

    中山七里さんの短編の題名は『ハングマンー雛鵜ー』
    他の作者の短編は題名と内容が重なっていたけど、中山さんの題名はそうは思わなかったなあ。どういう意味なのだろう。

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    2024年08月12日
  • 犬はどこだ

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    ふたつの事件がクロスしていき、最後は予想していなかった展開に。ちょっと偶然が多すぎる気もするけど、おもしろかった!さくっと読めました。

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    2024年08月06日
  • リカーシブル

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    いやいやそんなのあるわけないじゃんって一蹴出来ないのが米澤穂信ワールド。日本のどこかで実際に起きていることと言われても信じてしまいそうな引き込まれ方。本作品に全く関係ないけど、ちょうどアニメ『ひぐらしのなく頃に』を視聴中なのでわかる人には分かると思うが市民が怖い…(本作とひぐらしのなく頃にを同時期に観ている人はさすがにいないとは思うけど笑)

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    2024年07月21日
  • リカーシブル

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    終始に渡って良い意味での気味の悪さがあった。それがハルカの言動なのか、家族の思いなのか、友人の奇妙な行動なのか、過疎化が進む中での住民たちの願いなのか。これからのハルカの人生を思うと切ない。

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    2024年07月15日
  • 真実の10メートル手前

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    大刀洗さんが主人公だから出せるドライさ

    そこに救いや魅力が詰まった本書

    短編だけどみんなオオッて声出てしまうような話が多くて読み応えありました

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    2024年07月10日
  • 折れた竜骨 下

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    中世ヨーロッパを舞台としながら、架空の島国、魔法という特殊設定をあしらい、本格推理小説として作られた作品。
    孤島という大きな密室で起こった殺人、不死の軍団との戦争、魔法使い同士の因縁、とミステリーをベースにした話と同時にファンタジックなストーリーが並走する。
    最後はミステリーらしい解決がなされ、散りばめられた伏線も回収される。小説ならではの面白さが詰められた作品だった。

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    2024年07月07日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    春季限定がはまったので連投です。ケーキを食べた隠蔽に緊張させられたり、シリアスな事件も起きたり、今回もしっかり楽しめました。二人は小市民になれるのでしょうか…アニメがますます楽しみ。

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    2025年10月18日
  • 神様の罠

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    コロナ禍を舞台にそれぞれの作家さんの罠に楽しくハマれるアンソロジー
    特に乾くるみさんは初読みでしたが、張り巡らされた罠があまりにも自然すぎて真相がわかった時は思わず「えっ!」と声が出たほど
    他の作品も読んでみたくなりました!
    コロナ禍の息苦しい感じも思い出しました

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    2024年06月01日