米澤穂信のレビュー一覧

  • 可燃物

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    警察小説は、役職や、その上下関係を覚えるだけで大変だし、そこに疑わしき犯人や犯人の周りにいる人も出てきて頭がごちゃごちゃしやすいが、この短編集はそういうこともなく、読めた

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    2025年09月11日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんかの賞を3冠してるということで読んでみた。ミステリーは色々読んできたけど、初めての短編作品だった。ひとつの物語がサクッと終わるから忙しい時には良いかも。柘榴とか関守とかはゾクッとする終わり方で面白かった。ただ、長編の、物語にボリュームがある方が好きなんだと分かったから自分には短編は合わないのかも笑

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    2025年09月10日
  • 本と鍵の季節

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    ジャンル違いに聡くて、方向性の違う"いいやつ"な2人のバランスが良かったです
    さくさく読み進められました
    次作も手元にあるので早速読みたい

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    2025年09月10日
  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

    高校の図書委員の堀川と松倉、同級生の女子瀬野の三人で、トリカブトの花の栞がどこでどう広まっているのか、トリカブトの毒が使用されないように考え行動する物語。未成年が夜中に探偵みたいに動き回って現実離れしているところもあるが、あまり深刻に考えずにマンガのように読むなら楽しめるかと思う。北林さんについては、もう少し掘り下げても良かった気がする。

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    2025年09月07日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    間違えて2作目から読んでしまうという凡ミス。ストーリー云々というよりも米澤穂信の日常ミステリを読むためにある物語という感じがした。多分に漏れず米澤穂信には古典部シリーズから入ったのだが、読んでいてそれと似たような心地よさがあった。こちらの方がダークで殺伐とした雰囲気があるかな。2作目から読んだので当然なんだけ「小市民」「狼」「狐」の話は説明サれているとはいえついていけなかった。そして僕はこのダークさがあまり好きではないなと感じた。

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    2025年09月07日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小市民シリーズ2巻目

    前作よりも、ミステリー味が増しているように感じた。結末が予想外で驚かされた。

    この本を読むのは中学生以来の2回目なのだが、読み直してみて、私が個人的に好きな小市民シリーズのさわやかさというのがあまり感じられず、どちらかといえばどろどろして不穏な感じが終始漂っていて、記憶が修正された。


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    2025年09月06日
  • リカーシブル

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    米澤穂信さんの別の作品(Iの悲劇)にも通ずるけど、静かに衰退する地方都市の姿と独特のよそ者を排除する雰囲気を感じて、空気を読んで生きていかなければいけない息苦しさを感じた。
    都会は都会で大変だから、悪い面を見始めたらどこでも生きていくのは大変だ。

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    2025年09月06日
  • 可燃物

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    刑事ものは気分が乗ってるとグングン読めますよね。ハードボイルドで、タバコの匂いがする感じでよかったです。しかし比較対象として横山秀夫が浮かんでしまって、意外な結末にもその先を描いて欲しいなと思ってしまった。

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    2025年09月05日
  • Iの悲劇

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    オチはまあこうかな、とは思ったけど面白かった。クスっと笑える描写も多かった。元ブラック企業勤めとしては地味~にストレスたまった。

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    2025年09月05日
  • Iの悲劇

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    地方創生やIターンをテーマにしているのだけれど。様々な事情を抱えた人たちが新天地?を求めてやってくるが様々な問題が起こり、一つ一つがちょっとしたミステリーとなっている。
    主人公の甦り課の万願寺が公務員として移住者のお世話係りをしていくが奮闘するも・・・
    限界をすでに超えた集落のリアルなのか、やるせない感じに終わるミステリー。
    頑張れ万願寺と応援したくなる読後でした。

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    2025年09月03日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる。」からはじまる24人の著者の短編集。内容は様々でシュールなものもあり、1編が約6ページで24話読み応えあったようにも感じる。
    「存在の耐えられない軽さ」「半分では足りない」「最後の告知」「闇バイト」「時効」が面白かった。

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    2025年09月03日
  • インシテミル

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    私は2週間位暗鬼館にいました。正直なかなか読み進められなくて、うー…と思っていましたが、最後の謎解きまで行けば、なるほど…となりました。

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    2025年08月31日
  • インシテミル

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    米澤さんの作品は、血生臭い殺人では決してないが、どこか薄ら寒い底知れぬ怖さを感じるもので、そこが他の作家さんと一線を画して、魅力的である。今回の作品も大変面白く、あっという間に読み進めたのだが、星4つにしなかったのは、クローズドサークルの舞台でありながら、どこか楽観的であり、そこが安心して読める理由ではあるが、やはりもう少し恐怖を感じさせてくれるとより面白かったことと、犯人はなるほどと思わせる無理ない筋書きだが、その人物描写が、少し弱かったようにみえたためである。ただ、連続殺人事件でありがちなドロドロした人間関係になっていなくて、気持ちがよい終わり方で好みです。

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    2025年08月28日
  • 禁断の罠

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    面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。

    中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハングマン」も読みたい。
    米澤穂信さん目当てで読んだのだけど、ラストがいい感じだし、この時代の日本鉄道旅が風情があってよき。一際毛色が違うので、この短編集に含めるのがよかったのかどうかは、やや疑問。
    「妻貝朋希を誰も知らない」と「大代行時代」も楽しく読めた。

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    2025年08月28日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    デスゲームの切迫感がよかった!!読み進んでいくうちに、終盤活躍しそうであったり、怪しいとと思ってた人物達がバタバタと殺されていき、自分の予想が裏切られた!!

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    2025年08月26日
  • 真実の10メートル手前

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    米澤先生の本を初めて読みました。短編として話がよくまとまってるし腑に落ちる最後で良かった。ただやるせない話が多かった。

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    2025年08月23日
  • 王とサーカス

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    途中までミステリーとは思わず、読んでいるとネパールを旅した気分になれました。主人公の太刀洗さんは他の作品にも出ていると知り、時系列に彼女が出る作品を追ってみたくなりました
    ちょっと切ない感じが好きです

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    2025年08月20日
  • 追想五断章

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    再読だが初記録。
    面白かった。
    やや難しく、ショートストーリーを読むのにも、それを踏まえた大筋のストーリーを理解するのにも苦戦した。

    作中の異邦のショートストーリーはとても短いが
    主張が強く、残酷な展開もありインパクトが強い。
    かっちりした文章で、おとぎ話めいていて、これはこれで、短編集とかあったら読みたいなって思った。

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    2025年08月23日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    クローズド・サークル作品として普通に楽しめた。ただ、関水がなぜ10億必要だったのか、主催者側の関係性などが説明されないまま終わってしまいそこだけガッカリした。

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    2025年08月20日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    「ぼくを見つけて」誘拐された子の話。両親による、まさかな展開。
    「菊の塵」すごい手法である。めちゃくちゃおもしろい!!
    「ゴースト・トレイン」
    「白蘭」
    「他人たち」
    「夜の自画像」なかなか良い。ミステリー。

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    2025年08月19日