米澤穂信のレビュー一覧

  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    おもしろかったです。真相知りたさに、一気読み。謎解きにおいて、アミーナの出番がほぼないことに物足りなさを感じつつも、怒涛の展開に目が離せませんでした。アミーナと二コラが再び出会えることを祈りつつ。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • 追想五断章

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    リドルストーリーを追求していく物語で興味深く、凝っているのがよく伝わる作品だったが、結末は割と早い段階で想像することができ、また叔父の外出には意味があったのかと思っていたが特に伏線的なものもなく、少し物足りない感じがした。

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    2026年03月22日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集はあまり好んで読んだことはなかったが、評価が高いので読んでみた。短い中にも人間の奥底を描き出すような短編がいくつもあり、一つ一つ読み応えはあった。だが個人的には、ある程度の長編でしっかりと伏線等も練られた作品が好きだと感じた。気に入ったのは「柘榴」と「万灯」。

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    2026年03月21日
  • 可燃物

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    ベテランの刑事さんが黙々と地味な捜査を続ける短編集。
    派手さはありませんが、意外と面白くて。とにかく情報を集めて、じっくり考える。違和感のある所は徹底的に調べる。当たり前の事ではありますが、なかなかそれが難しいですよね。応援しながら読んでいました。

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    2026年03月19日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    面白かったが、好みではない…かな?
    鬱々した話は好きだけど、ロジック的なミステリーというよりは『実はこうなんです!』っていう種明かし的なミステリーだったからかな…ミステリーと思って読むと拍子抜けかも。サキというキャラに頼りすぎと言うか…まあこれはリョウに通ずる感覚なのかも。リョウが最初は怪しい女と思ってたのに、だんだんサキには勝てないとかサキ以上の発想は出ないとか言い出した時点で『あーこいつ自分がボトルネックだと気付いたな』とは思いました。ただ、最後の最後、『もう生きたくないよ』と思った瞬間本来の世界に戻され、唯一の意味であったノゾミへの不信と自尊心の喪失、そんな中ノゾミに死を望まれて…ずっと

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    2026年03月19日
  • 追想五断章

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    ネタバレ

    リドルストーリーを初めて知りました。読者に結末を明かさず、想像に任せる手法らしいのですが、この作品では主人公が「結末だけを残した作家の本文」を探します。結末はあるけれど、本文はリドルストーリー。主人公はお金欲しさに本文を探し、その過程で作者の関わった事件の真相を知り、華やかな作者と自分を比較します。そして、残すべき物語を持つ作者に嫉妬。主人公は考え方が屈折し、疲れてもいて、作品の雰囲気を荒廃したものにしているように感じます。私にも残すべき物語はきっとないのでしょう。地味ながらに大変好きな作品でした。

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    2026年03月17日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

    ミステリーではありますが、何事にも興味を持てなかった少年・守屋が、好奇心旺盛なユーゴスラヴィアの少女・マーヤと出会い-からはじまる青春の色合いが強い作品でした。根幹の謎は、マーヤはどこに帰国したか?この推理は結果としては演出的なものだったのですが、A国は安全で、B国は内部紛争と、大半置いてきぼりをくらっていました。守屋とマーヤのやりとりと決意にグッときて、太刀洗のギャップに驚いて。守屋が頭の回転がにぶいと評した、白河のアドバイスは的を射ていたのですね。おもしろかったので、米澤さんの他の作品も読みたいです。

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    2026年03月17日
  • それはそれはよく燃えた

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    メフィストに掲載されている短編集。冒頭はすべて、それはそれはよく燃えた…で始まる。アンソロジーは、どうしても好みの作品と、それほどでも…な作品が出てきちゃうよねー。

    で、やっぱり穂信が別格で好き。可愛らしい恋の炎が燃えた話しだと思ったのに…ね?そうそう、そうだよねーって。
    歌野晶午の作品もよかった。葉桜…早く読まなくちゃ。

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    2026年03月13日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    年末に遭遇した交通事故は、3年前の事故とつながっている?

    登場人物が限られているので、真犯人の目星もつきやすかった。
    捜査の真似事は気軽な気持ちでしてはならない。

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    2026年03月13日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    ボトルネック:瓶の首のように、全体の流れを停滞させている箇所。全体の向上のためには、まずボトルネックを排除しなければならない。


    主人公(リョウ)ではなく姉(サキ)が生まれた場合の世界線に飛ばされてしまうパラレルワールドストーリー。

    リョウの世界では恋人、兄が亡くなり両親の仲も悪い。
    飲食店経営の爺さんも寝たきり。
    一方サキの世界では皆生きており両親の仲も良好。

    これまでリョウは自身に降りかかる不幸について、
    しょうがない事、どうしようもない事と割り切っていたが、生まれたのがリョウではなくサキだったらこんなにも世界は違う。
    自分自身がボトルネックなんだと気付かされ、最初に排除すべきなんだ

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    2026年03月13日
  • 真実の10メートル手前

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    ベルーフシリーズ。太刀洗さんが主人公の短編集。

    太刀洗さんの物の見方が色んな意味ですごくて感銘を受ける。謎自体は局地的なものばかりだけど、ジャーナリズムそのものに対する見方が変わるような、大局的な考え方が常に見え隠れするので圧倒されました。最初はえっ!?となっても後になると腑に落ちちゃうんですよね。勿論、一つ一つの謎解きも、切り口が面白いものばかり。

    太刀洗さん主人公の物語、もっと読みたいなー。

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    2026年03月12日
  • それはそれはよく燃えた

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    いろんなものが燃えてたなぁ笑
    「比翼」はなかなかショッキングだったけど、一緒に棺に入れるんじゃダメだったかいな…私ならそうしてる…

    皆川博子節はさすが

    ただ短編はやっぱちょっとアッサリしてて好みじゃないかもー

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    2026年03月12日
  • 折れた竜骨 下

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    ネタバレ

    中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジーミステリー。
    上を読んだ時はデーン人の特殊設定が「生ける屍の死」思い出させたが、後半は剣と魔法のファンタジー世界に引き込まれた。
    各種謎解き要素はかなりストレートな本。

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    2026年03月09日
  • Iの悲劇

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    無人になった集落に移住者を呼び込む地域再生プロジェクトにまつわる物語。
    使命感が強い市役所の担当者が移住者の満足度を高めようと奮闘する中で、次々とトラブルが発生して関係した移住者が退去してゆく。
    本書はミステリーなのか社会小説なのか分類が難しいところですが、米澤氏の多くの作品とはテイストが異なる作品で評価が難しい。

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    2026年03月05日
  • 巴里マカロンの謎

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    小市民シリーズ番外編的な短編です。

    こちらは時系列的にはいちごタルの後になるらしいです。
    私は栗きんとんまで読んだ後に読んだので、これっていつの話?ってなりましたʅ(◞‿◟)ʃ

    話しとしては日常の謎。

    私は『伯林あげぱん』が良かったです。
    伏線回収がスッキリ(*'ω'*)

    小鳩くんの推理もすごいと思うけど、小山内さんの頭の良さがすごいなぁといつも思います。

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    2026年03月03日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    小市民シリーズ第3弾です!
    今回は上下巻です。

    花粉症がひどくなるのでゴミ捨て以外1歩も外に出ずに本を読んでいて、あっという間に読み終わってしまいました( ˘ω˘ )

    読みやすいですが、今回は小鳩くんも小山内さんも出番少なめ。。

    下巻は大活躍するでしょうか?
    下巻に続きます♪

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    2026年03月02日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    小市民シリーズ第2弾です!

    いちごタルトよりトロピカルパフェの方が好みでした。
    まぁ、長編だったからかもしれません。

    なんと読み切りとして書いた1話と2話に序章と後ろを付けて長編に仕立てたとか。。。すごい!

    最後に出てきたフルーツたっぷりのトロピカルパフェ♡
    果物大好きなので、食べてみたい٩(^‿^)۶
    面白く読んできて、最後気になる展開で終わったので、引き続き次を読みたいと思います!

    次は栗きんとん上下巻です!

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    2026年03月02日
  • さよなら妖精

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    1991年に来日したユーゴスラヴィア人の少女との出会い。言葉足らずさが日常の謎に繋がっていく。平和な地方都市ながら所々不穏な感じが不安を煽る。

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    2026年02月28日
  • 氷菓 (16)

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    ネタバレ

    流石にブレンドはキラキラネームばりの当て字で
    ルビがないと読めないと思う。
    叔父さんの態度も大人としても店員としても
    微妙だなぁと思うところが多々ある。

    大日向というキャラ自体、あまり好感を持っていないので
    本入部しないと言われても別にいいのでは
    とつい思ってしまうが
    奉太郎にはえるちゃんの為にも原因を探して欲しいとは思うし
    マラソン大会の中で走りながら考察する
    という話の組み立て方は好きだ。

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    2026年02月28日
  • 氷菓 (15)

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    ネタバレ

    福ちゃん流石に失態過ぎると思ったけど
    なんとかしようとしてくれるのは良い。
    しかし「あのノートが無くても描ける」
    はどうだろうか。思い出せることばかりではない。

    浅沼は敵を作る物言いしかしないな。
    この時点で逃げたら許されるのか。それも不思議。

    貸してもいないのに「借りたもの」と言われるのが許せないし
    そんなにこちらが待ってあげる必要があるのだろうか。

    優先順位を考えるべきはそうなのだが
    先輩も家では漫画を描けない理由があったのだろうか。
    後輩たちのせいにしているだけでは?
    一緒にやろうと言うなら漫研にいる時に言えば良かっただろう。
    年に4回の賞で今回駄目でも次の為に描けばいい。
    落ちた

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    2026年02月28日