米澤穂信のレビュー一覧

  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メンタルがある程度安定してないと、耐えられない作品ですね。
    これほどまでに、主人公が何ひとつ救われない、ただただ自分の不甲斐なさを突きつけられる話だったとは。
    姉のサキは、ことあるごとにリョウへ「想像力!」と言いますが、その想像力だって、行き過ぎれば出しゃばりになりかねないし、難しいです。
    だからこそ、今の時代は、リョウみたいなひたすら受け身のことなかれ主義な人は沢山いると思います。
    思ったとおりの未来にならなかったときが怖いから、あえて何もしない、というのは正当防衛でもあります。
    ここまでリョウを叩きのめす必要がそんなにあったのかなぁ?と思いました。
    リョウの「もう生きたくない」の一言には、

    0
    2026年08月12日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

    Posted by ブクログ

     程度が相応であったにしろそうでなかったにしろ、犯した罪の報いを受けられた事実は救いでもあるのかもしれない。
     好意を拒否された時、相手に不満を抱かず自分の愚かさに目を向けられた小鳩くんは、小市民どころか立派な人間だと思う。

    0
    2026年08月12日
  • 巴里マカロンの謎

    Posted by ブクログ

     復讐しないことって「良いこと」なのかな。社会的な制裁を加えることが後々親切になることもあると思う。それを正義として自覚しながら実行してしまったら、一方的な暴力になりかねないとも思うけど。

    0
    2026年08月11日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    論理的に謎を解いていく気持ちよさはあるのだけど、シリーズ全部読んできても主人公2人のキャラが掴めないままだったな。小鳩くんと小佐内さんの互助関係はやっぱり理解できない。
    あとユーモアとして書かれているのか判断がつかないところも。ここ笑いどころなの…よね?みたいな。
    米澤作品は好きだけど、学園ものはあまり合わないのかもしれない。

    0
    2026年08月10日
  • 倫敦スコーンの謎

    Posted by ブクログ

    久しぶりの米澤さん&小市民シリーズ。ボンボンショコラ以来だな。
    短編かつ、中身もこのシリーズならではの日常ミステリなので、とても気軽によめますね。
    軽いのに、ミステリ的な納得感あるのはいいですね。どれも伏線含めてしっかりとした構成で満足でした。

    0
    2026年08月09日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ読むのに時間かかりました。セリフもそうだけど用語の知識が無さすぎて、え、下知って何?って調べながら読み進め、忙しい時なんて黒牢城開いたら寝るみたいな、牛歩読みでした。でも突然雰囲気の変わったラストは私的にはとても良くて、急に本作が愛しくなりました。とはいえ、ちょっとゴールが果てしなく思えた瞬間がありました。。

    0
    2026年08月09日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    荒木あかね「プライドの隙間」と芦沢央「コールバック」がよかった。前者は警察組織の悪しきマチズモをうまくミステリの背景として活かしている。
    後者は退官した元刑事を主人公としたシリーズものだけれど、このシリーズの持ち味であるありふれた人間のもつ悪辣さ卑劣さという形で凡庸な悪を描いてみせるのが巧み。

    0
    2026年08月07日
  • 折れた竜骨 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少し面白かった。剣と魔法で激しく戦うわけでもないが、それでも雰囲気が有る。魔法の詳細は言われるまでわからないし、上巻の最後で明かされる島の秘密も有るが、それらをもっとはやく知られたら、自分なりの謎解きも楽しめたかもしれない。

    0
    2026年08月07日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    不思議な話だった。
    イチョウの木があそこまで伏線になってるなんて思わなかった。
    あんまり登場人物に感情移入が出来なかったが、東尋坊や金沢のどこかひんやりする情景が良く浮かんだ。

    0
    2026年08月05日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    第166回直木賞受賞! ミステリ史に輝く金字塔
    本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
    事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。


    ちょうど映画化していたこと、大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見ていてタイムリーだったので読んでみました…が、私にはまだ早かったかも。。
    歴史もの独特の読みに

    0
    2026年08月04日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    黒田官兵衛の幽閉を安楽椅子探偵とする発想、そして史実をもとに展開させるミステリ、時代背景があるからこそオチが陳腐にならならない作り、とても素晴らしい!面白い作品だった。ただし僕が歴史を全然知らず、かろうじて大河ドラマを見てるからなんとなく分かるところもあるけど、読みにくさはどうしてもある、、、

    0
    2026年08月03日
  • プレゼント(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎、江國香織、恩田陸、梨木香歩、町田そのこ、
    宮部みゆき、米澤穂信。現代を代表する7人の作家が
    「夏」をテーマに書き下ろした、驚きと切なさ、
    怖さと美しさ、何よりとびきりの面白さを詰め込んだ
    一冊。

    0
    2026年09月09日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ・著者の作品を初めて読んだ。
    ・どの話も気持ちの良い話ではなかったが、面白かった。
    ・個人的には「関守」が一番好みだった。

    0
    2026年08月02日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    「羊と鋼の森」と題名の感じと表紙絵の雰囲気が似てたので、この本も羊と鋼の森のように抒情的な美しい旋律が流れるような本かと思ったらまるで違った。

     図書委員で仲良くなった2人の男子高校生の学園ものかと読み始めて思ったら、人の良い堀川がどんどん頼み事をされて厄介ごとに巻き込まれていく。それも浦上先輩、邪悪やん⁉︎と登場人物の怪しさにあれ?あれ?となる。
     同じような感じで堀川が邪悪な人間たちに厄介ごとにまきこまれなごら、クールな斜に構えている松倉も結局は手を貸しながら次々と謎解きをして‥とこの流れで終わらない。なんだか最後の最後まで邪悪。いい意味で予想を裏切られた続ける流れだった。

    0
    2026年08月02日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    有岡城主、荒木村重が怪事件の謎に挑む物語。

    映画化された作品ですが、時代小説特有の硬い文章や、スローテンポな展開が合わず、なかなか引き込まれませんでした。黒田官兵衛が魅力的な人物で、まだかまだかと登場を待ち侘びました。

    0
    2026年08月02日
  • 儚い羊たちの祝宴

    Posted by ブクログ

    山荘秘聞がいちばん好みだった。
    屋島君の美的センスと、プロフェッショナルな思考と行動には、思わず共感すら抱いてしまった。
    本来、決して抱いてはいけない種類の共感なのだろうが……。

    0
    2026年08月01日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    一話目が1番良かった。書き手が違うと展開も人それぞれなので読者の予想を見事に裏切ったストーリーを楽しめる。ここから気に入った作家本を辿っていくのも面白い。

    0
    2026年07月31日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

    Posted by ブクログ

    前巻まではなんとも思わなかったのに、他人目線だと主人公二人の得体が知れなすぎて、もはやホラーレベル。

    それでも終わってしまえば、二人ともそれなりに人間らしさがあっての行動で少し安心した。
    特に最後の1行で。

    0
    2026年07月30日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

    Posted by ブクログ

    前作のポップな日常の謎とはガラリと変わり、序盤から不穏な事件の匂いが漂う展開にワクワクしながら一気読み。

    前作とはまた違ったスリルと面白さがあった。
    ストーリーの展開や真相はある程度予想がついたものの、やっぱり小鳩君と小佐内さんというキャラクターが魅力的で、全く没入感が削がれなかった。

    「どうやって真相を明かすんだろう」
    「どんな反応を見せるんだろう」
    というワクワク感だけで、最後まで楽しく読ませてくれる力がある。

    二人のファンとしては切ない結末だったけど、すでに続きが刊行されている安心感を胸に、次巻の秋の物語へ進みたいと思う。

    0
    2026年07月25日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    出所から始まる

    弁護側(衝動的犯行)と検察側(計画的犯行)の意見は真逆に分かれるが、果たして犯行理由は……

    細く繊細な描写が妙にリアリティがあり、その理由で犯行に及ぶのか!!となるのだか、だるまや家宝の掛け軸など本人や家族の中で大切な守るべきものは、他人には知る由もない
    2023/11/4

    0
    2026年07月27日