米澤穂信のレビュー一覧

  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    少し前に話題になっていた作品。
    ようやく読む事ができました。
    主人公は群馬県警、捜査第一課の葛警部。
    五つの短編でどれも地道な捜査を積み重ねの結果、解決していくところは好きなのですが、いかんせん、短編が苦手なのか、どれもハマりませんでした。
    短編はあっさり感があり、もう少し書き込んでと思いますが、他の方の感想は概ね高評価ですので、個人の問題なんでしょう。

    0
    2025年10月10日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    面白くないわけじゃないのに、微妙...?だった。前情報なしで読み、意外なストーリー、パラレルワールドもの。暗い主人公の思考が自分よがり過ぎて共感できず、ノゾミとのつながりや家族の境遇についてなども無理矢理感が強いような....?サキのキャラ設定やラストも。 私の好みじゃないということなのかも。

    0
    2025年10月07日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本書は表題作『満願』を含む6篇からなる短篇集であり、いずれの作品も、読後に微かな不快感を残し、どこか陰鬱な雰囲気を漂わせる。各篇とも非常に密度が高く、とても満足度の高い読書体験となった。

    個人的にはこの順番で好き
    万灯>関守>柘榴>夜警>満願>死人宿

    0
    2025年10月05日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    いわゆるパラレルワールドの話なのだが、そこにミステリーの要素が絡み、事件の首謀者はあまり登場しない、という話。解説で村上貴史が詳細に論じているが、そこを読むともう少し作品を楽しめるかも…。そこかしこに伏線が張り巡らされているから。

    0
    2025年10月05日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    続きが気になって一気に読んだ。
    主人公以外のバックグラウンドは最後まで明かされず、細かい謎は残る。

    雰囲気は『方舟』に似ているが、こちらの方がまだ少し明るく、絶望感がないのが良かった。
    頭を空っぽにしてストーリーを楽しむ読書にはちょうどいい。

    タイトルの意味は作中では語られず、解説サイトを読んで理解した。

    0
    2025年09月29日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    本屋で話題になってたので読んでみた
    短編集で、ミステリーと警察の掛け合わせ
    絶対見落とすようなささいな出来事から事件を解決へ持っていく様はどれも驚かされた

    0
    2025年09月27日
  • 追想五断章

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだかめっちゃ暗いお話だったなぁ。
    ストーリーは捻りが効いていて良かった。別に作ったたった一行の結末を入れ替えると違った解釈が出来るなんて展開がこのミステリの真相だなんて斬新でワクワクした。んだけど、この父親がねぇー、……娘を守る為にダンマリ決め込んだ割には匂わせ小説なんか書いちゃって…気持ち悪いわ。笑。
    私が娘なら傷付くわぁー。

    いろんな関係性を持った人達が出てくるけど、どの関係にもあんまり愛情が感じられなかったなぁ。

    0
    2025年09月27日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ボトルネック
    リアルタイムでは無く「過去作」として読んでいる為、発売当時の読者とは違った印象になるかも知れない。米澤穂信は面白い作品を数多く発表しており僕の中では圧倒的な作家である。
    古典を読むときには、特に年代は気にしないが、リアルタイムで読んでいる作家の作品は、どうしても時系列が気になってしまう。この時代には何があったとかそういうことではないが、少なからずまだ様々な作品が発表されていない、新進気鋭の作家であっただろうこの時代とたくさんの作品が生み出され一流作家と言われるようになった、現在の作品と比べたときの取り方はどうしても異なってしまう。
    今作は、主人公であるリョウと、亡くなった彼の恋人

    0
    2025年09月25日
  • 本と鍵の季節

    Posted by ブクログ

    主人公達が普通の高校生であるため、事件ももうちょっと現実感があると良かったのになと思った。最初の事件からこんなのある?という感じで入り込めなかった。

    0
    2025年09月22日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    短編集で読みやすくていい。葛警部の考え方、仕事への取り組みが渋くてかっこいい。5篇からなる話で、断片的な証拠から思いがけない真実へと導く様は面白く、それが必ずしもハッピーエンドという訳ではないのが、またいいオチとなって胸に残る。

    0
    2025年09月21日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    短編集って隙間時間にさっくと読めるの良いです。
    また多数の作家で構成されているので新たな発見もありました。

    0
    2025年09月20日
  • Iの悲劇

    Posted by ブクログ

    寂れた村に移住者を集めて再生を目指すも1つまた1つとトラブルが起きて…という連作短編集
    基本的には伏線が散りばめられたミステリでラストへの持っていき方などさすがに巧い

    0
    2025年09月20日
  • 可燃物

    Posted by ブクログ

    連続放火事件の表題作他、群馬県警が扱う事件捜査を題材にした5篇。葛警部は集めた情報を丁寧に確実に見極め、先入観や安易な想定を徹底的に避けながら真実を追求していく。実際の警察の捜査というのはこういうものなのだろうと思う。一つ一つが地道な捜査活動の積み重ねによって集められていく情報、それに元にした疑いようのない論理と事実から犯罪を暴いていく。
    小説としてそこがきちんと書かれているだろうとは思うが、これは推理小説であるので読み手がどのように感じるかという視点も重要。数多くの傑作を生み出してきた現代有数の推理小説作家の作品としてはどうなんだろう。この作家の本は10冊目になるが相対評価とすると下位になる

    0
    2025年09月18日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    面白かった。ぐいぐい読み進めてしまった。登場人物はメモしながら読んだ。意外と何かしでかしそうだなと思った人がそうでもなくて、目立つなあと思ってた人がそのまま重要な役どころだった感じ。主人公のキャラが変わってて良かった。

    0
    2025年09月16日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    万灯、関守が面白かった!パンチが欲しい、イヤミスが読みたい、物足りなかったという方はぜひ『儚い羊たちの祝宴』を読んでみて下さい!

    0
    2025年09月16日
  • 満願(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    まず最初に謝らないといけない…
    以前「古典部シリーズ」を2冊ほど読み、結構ひどい評価をし、多分もう二度と米澤穂信作品は読まないだろう…とか書いてしまいました…
    まあ、今考えても「古典部シリーズ」は私には合わなかったので、そこは勘弁して欲しいのですが、これはとても面白くて、米澤作品がどれもこれもどうせ私には合わないだろうという思い込みは間違えてました…ごめんなさい!!
    では、仕切り直しまして…
    一番好きなのは「夜警」でした。分かりやすくて面白かった!次は「関守」。
    その他の作品も★にするとこんな感じ…
    夜警★★★★
    死人宿★★★
    柘榴★★★
    万灯★★★
    関守★★★★
    満願★★★
    解説に松本清張を

    0
    2025年09月22日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    作品全編渡って作中に出てくる金沢の街のようにドンヨリとした雲がかかっているような、薄暗く不穏で希望の見えない作品だった。

    本格ミステリー作品と比べると流石に謎解きや推理要素は少ないが、その分メッセージ性や人物像への言及が多くあり、社会派小説の感じで退屈することなく最後まで読めた。

    感想としては、読んでいてとても辛いものがあった。私も家庭問題で苦しんだときがあり、主人公達の気持ちに共感できた。もちろん私も当時は、この家庭内不和をどうにかできないか、どうしたら良かったのかと考え苦しんだ時代もあった。もちろんそんな苦悩は的外れであったのだが。
    だからこそ、諦めと納得のフェーズに入ったところで、も

    0
    2025年09月15日
  • 栞と嘘の季節

    Posted by ブクログ

    前の『本と鍵の季節』より面白味が薄かったのは
    自分が歳をとったせい??

    現実味のイマイチ感じられない話だったからかな。。。
    相変わらずラストの余韻が好みではない。
    でも最初からグイグイ読めるのでそこは読みやすい。

    0
    2025年09月14日
  • ボトルネック

    Posted by ブクログ

    主人公の存在が世界にとってプラスになるのかマイナスになるのか。平行世界のどちらも体験して感じた自身の存在意義。洗礼を受けながら成長していけば良いと思った。好きな系統の本なので集中して読めました。

    0
    2025年09月12日
  • インシテミル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実写化されてたから名前は知ってたけど読んだことはなかった。ひとに貰ったのでこの機会に

    トリックとか謎とかはそんなに驚きがある感じじゃなかったけど、面白かったかな。
    主人公がちょっと変人なのがなんか好きだった。

    お金が必要だった理由とか、新しい実験のこととか、死んだ人の処理がどうなったとか、気になることは山ほどあるけど、続編とかないんですか??

    0
    2025年09月11日