米澤穂信のレビュー一覧

  • 栞と嘘の季節

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    ちょっと弱いかな。ディテールとかリアリティとかそういったところで。
    物語が強ければ、力技かもしれないけど、日常系ミステリで物語自体は大きくなりようもないからディテールとか聞いてくる感じ。

    登場人物たちのある種の雰囲気が好きな人たちからは根強い人気がありそう。

    個人的には大刀洗さんのシリーズが好き。

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    2026年06月02日
  • 王とサーカス

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    ネタバレ


    ちょっと長いかな。

    ネパール警察よりもよっぽど頭が冴えて優秀な太刀洗万智。

    サガルの変容っぷりが残酷だけど、貧しくて過酷な世界で生きる彼がそうなってしまったのも納得させられました。

    八津田さん、本当に破戒僧。

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    2026年06月01日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗万智の短編集
    どれも面白かったけど、なんだか物足りない
    ズバッと真実を言い当てるというよりは、遠回しに「実はこうなんでしょ?」と諭す感じで。ミステリーというより謎解きっぽいイメージ。
    こういうミステリーもたまにはアリかなと‥
    読むのに時間かかったけどね

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    2026年05月31日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    読書会がテーマだし、米澤氏のミステリー短編集はハズレがないと思って読み始めましたが、本作については、刺さらず。読み込めばもっと深いのかも知れませんが、再読は無しかな?気を取り直して、他の米澤作品に期待します。星2つ半。

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    2026年05月31日
  • 可燃物

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    何気ない事件のはじまりの中に
    葛刑事の頭脳が冴える。
    驚愕する様な盛り上がりは無いが
    1つ1つの短編に葛の人間性と
    犯人側の事件を起こす動機が
    絡み合いそこに事件の本質が見えて
    来るのが中々渋い。
    事件のその後の捻りも効いている。

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    2026年05月31日
  • ボトルネック

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    米澤さんがデビュー前からあたためてきた構想を、作家としてのキャリアを5年積んだのちに形にした物語だという。「自分が産まれなかったもしもの世界」というパラレルワールドに紛れ込んでしまった高校生・嵯峨野リョウが、自分がこの世界で生きる意味を模索してゆく。
    ひりひりするような自意識や、まさに金沢の天候のように全体を覆う暗さは、思春期特有のものというよりは、嵯峨野家の家庭環境の悪さから来ているようなものに感じられ、あまり普遍的な「青春ミステリ」のようには思えなかった。(とは言いつつも、他の方の感想を拝読していると単に自分の読みが単純すぎるようにも思われるが……)
    救いのないラストにもカタルシスが感じら

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    2026年05月29日
  • 本と鍵の季節

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    舞台は学校で設定は青春ミステリーっていう感じだった。
    けれどそれに反して漂う空気に青春っぽさはなく、人の欲望が剥き出しになるような謎が集まっていた。人の暗い部分が謎を解くことで次第に明らかになっていく。推理って人が隠したいものを曝け出させる行為だなと感じたし、探偵は人に嫌われる職業だなと思った。

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    2026年05月27日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    やっと小鳩くんと小佐内さんが再会します。
    上巻からの伏線回収、解答がお見事!

    しかしやっぱりこのシリーズは短編の方が好き。
    かなり焦らされました。

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    2026年05月27日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    面白いには面白いけれど、前作に比べてストーリーが長く、日常の謎って感じがしなくなった。
    なにより、2人が別れてしまったのも物足りない。
    これは焦らされる。
    2人ともお付き合いしている人がいるけれど、絶対満足してないだろうに、それっぽく振る舞うのもヤキモキさせられる。

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    2026年05月27日
  • 本と鍵の季節

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    面白いビブリオミステリーだった。とくに最後の節。
    高校の図書委員にしてはだいぶ踏み込んだ行動が目立ったかなあ。ほかのビブリオミステリーも探して読んでみたい

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    2026年05月26日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    黒田官兵衛好きとして読まねばと思い、数年前に購入し読むも、今までみた時代小説で1番読むのに時間がかかり文量も多く挫折を繰り返していたがようやく読めた。
    有岡城に籠城中の荒木村重に捉えられた官兵衛が、城内で起きるミステリーに名探偵として荒木とタッグで挑む!みたいな話かと思っていたがだいぶ違って、メインは村重。
    籠城中である状況など相まって、都度発生する珍事に対する村重や家臣の反応も変わり、それをさも最初からわかっていたかのような感じで牢で多少言葉を発するのみの官兵衛。おもしろかった。
    しかしミステリーとしてはちょっと拍子抜け感があり、個人的にはミステリー✖️官兵衛でテンションが上がってしまってい

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    2026年05月26日
  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

     「栞と嘘の季節」というタイトルどおり、毒である「トリカブト」が仕込まれた「切り札」とも称される「栞」と、その「栞」にまつわる登場人物達の数々の「嘘」から成り立つ物語
    前作、「本と鍵の季節」の続編である。図書委員を務める堀川次郎と松倉歌門は、図書室に返却された『薔薇の名前』の下巻から、トリカブトの花をラミネートした栞を発見する。
     その栞を巡って、美少女・瀬野麗や図書委員長の東谷らを巻き込みながら、「栞の配り手は誰か。」という謎を追うことになる。
    本作の特徴は、タイトルにもなっている「嘘」にある。
    この物語の登場人物は、とにかく何かを隠している。積極的に嘘をついている訳ではないが、「知っている

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    2026年06月06日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    図書委員をつとめる男子高校生が日常の謎を解いていく連作短編集… と思いきや、解決する事件はけっこうエグい。
    文章が読みやすくてミステリのからくりがすっとはいってくる。最後のなんともいえない感じが… 
    かっこいいイケメンが何をもってかっこよくしているのか、その矜持のありどころがわかって切ない。

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    2026年05月25日
  • 満願(新潮文庫)

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    どの作品も後味の悪い短編集。私はハッピーエンドが好きなので好みに合わない事は分かっていても、先が気になって読めた。特に「万灯」の伏線回収された時の絶望感は印象的だった。勢いで悪い事はしない方が良い…

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    2026年05月24日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    小市民シリーズの四季をめぐる本筋としては、ここで一区切りがついたことになる。

    単作としてまず、純粋に面白かった。大きな謎があり、それを解いていく小説として読ませる力がある。ただ、謎そのものがものすごく複雑だとか、派手な仕掛けで驚かせるというより、むしろ比較的シンプルな謎の中に、過去の積み重ねや人物の変化をどれだけ折り込めるか、というところがすごく巧い作品だったと思う。

    少し内容に触れるが、

    特に印象に残ったのは、「小市民」や「互恵関係」という言葉の扱いだった。シリーズを通して、小鳩くんと小佐内さんはその言葉によって自分たちを説明してきたし、同時にその言葉に縛られてもきた。自分たちはこうい

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    2026年05月24日
  • 本と鍵の季節

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    高校生二人が主人公の青春ミステリーではあるがそれぞれの短編がビターなエンドで独特な読み心地があった。

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    2026年05月24日
  • 満願(新潮文庫)

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    関守と満願が良かった。
    全体的に読みやすい本ではあった。

    柘榴は男性が書いた話だなぁと思った。気持ち悪い幻想。

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    2026年05月24日
  • 倫敦スコーンの謎

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    ネタバレ

    小市民シリーズ、というか米澤穂信先生のミステリってこうですよね〜!!という、満足感たっぷりで読み終えた。
    会話の中で謎を一つ一つほどいてゆき、最後にざらっとした感情に触れてゆく…この大筋と、謎と感情を小鳩くんと小佐内さんの二人で共有していくこと、登場するスイーツの素敵さ、この三つの要素で小市民シリーズは成り立っていると思う。

    最初の「桑港クッキーの謎」は軽快な会話が楽しくて、米澤先生筆のってるな〜って感じがした。
    「羅馬ジェラートの謎」では、特定の個人に向けたものではないが、小佐内さんが受けた小さな侮辱を暴いてしまうものになっていた。
    人より頭がよく、謎解きが好きな二人は、人よりも他人の感情

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    2026年05月23日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夜警、死人宿、柘榴は好きかな。
    あとはちょっとな。という感じ。 夜警とかも推理前が前を辿れば確かに!思わせるような感じが良かった。怖いけど。柘榴も、そう来るか!って感じ。ちょっと村田沙耶香さんが思い浮かんでしまった。

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    2026年05月22日
  • 栞と嘘の季節

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    相変わらず2人のやり取りは知的でアホで楽しくてもっともっと日常会話を聞いていたい。高校生らしからぬようでらしいところが米澤穂信を読みたくなる所以。2人が対等で、お互いがお互いをちゃんと認めてるところがいいんだよなぁ。
    瀬野さんもなかなか面白い人で楽しかったなあ。
    さらっと前作のその後が明かされたのは嬉しい〜!
    前作を超える不穏さでなかなかに暗く、締め方も少し残念なので前作の方好みかな。

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    2026年05月21日