米澤穂信のレビュー一覧

  • 本と鍵の季節

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    想像よりもミステリーが凝っていて面白かったです。特に最後の話はびっくりでした…
    堀川と松倉のダブル探偵が依頼を受けたりして謎を解決していく話ですが、松倉がキレる探偵であれば堀川はバディのような役割と思いきや、要所では松倉を超える閃きをしたりと、これまでにない構成なのが新鮮でした。また、堀川と松倉の掛け合いもテンポがよくて、読み進めやすかったなと思います。
    時折挟んでくる不思議な味のジュースを飲んでみたくなりました笑

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    2026年06月07日
  • 本と鍵の季節

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    ネタバレ

    今年20作目。
    図書委員の高校生2名が謎に挑む青春ミステリー。大掛かりなトリックはなく、日常系の謎を解決していく話で読みやすい。
    短編集なんだけど、話に繋がりがあり最終章でまとめる。
    『金曜日に彼は何をしたのか』弟は証拠をどうしたのか、、、気になる。

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    2026年06月07日
  • それはそれはよく燃えた

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    最初の一行が「それはそれはよく燃えた」から始まる25のストーリー。短編集はあまり好まないのですが読みたい作家さんがいたので手に取りました。好みや読みやすい読みにくいはあるものの全体的に面白く読めました。「ともしびの花」「ファンの鑑」「比翼」「全滅館の殺人」が印象に残った好きな作品です。

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    2026年06月06日
  • それはそれはよく燃えた

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    積読チャンネルにてオススメされていたので手に取った1冊。

    星新一のショートショートクラスの短編集となっており、かなり手に取りやすい一冊。
    数多の作家の方の作品に触れることができるのが良い点である一方、かなりの短編なので人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれない。

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    2026年06月05日
  • 栞と嘘の季節

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    前作があると知らずに読みましたが、前提知識がなくても普通に読めます。2章目から本格的にミステリーが動き始めるのですが…うーん、登場人物の行動に納得がいかないというか筋が通らない部分があって、そこに気がついてからは空気感だけを楽しむようにしました。
    ヒロイン、と言っていいかわかりませんが瀬野さんの描写は好きです。主人公の抱くヒロインへの感情もリアルで。青春部分はとても好きです。ミステリーとして読まなければ良作だと思います!

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    2026年06月04日
  • インシテミル

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    ネタバレ

    密室のないクローズドサークル作品。3.1

    ミステリーものの華は事件と解決が派手であるほどいい。しかし派手さが足りないと感じた。

    殺人が起きるまでが冗長で、暗鬼館の特性が密室にもならなければ死に様の衝撃の弱さにワクワクが特に感じられなかった。

    どうやって人死が起きた?と、手が止まることはなく、淡々と読めてしまった。

    作中で言われている通り暗鬼館は欠陥が多い。主人公がゲームマスターの意向に沿わないように動くのはいいが、結城が犯人に仕立て上げられ監獄に入れられるところはなかなか納得いかなかった。せめて、完全論破されて入って欲しかった。

    関水が人を殺してまで10億を欲した強い動機が知りたかっ

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    2026年06月03日
  • Iの悲劇

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    短編のエピソードが繋がっていき、
    ラストにはああそういうことだったのか、と驚かされます。
    思い出深い作品です。

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    2026年06月03日
  • 栞と嘘の季節

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    ちょっと弱いかな。ディテールとかリアリティとかそういったところで。
    物語が強ければ、力技かもしれないけど、日常系ミステリで物語自体は大きくなりようもないからディテールとか聞いてくる感じ。

    登場人物たちのある種の雰囲気が好きな人たちからは根強い人気がありそう。

    個人的には大刀洗さんのシリーズが好き。

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    2026年06月02日
  • 王とサーカス

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    ネタバレ


    ちょっと長いかな。

    ネパール警察よりもよっぽど頭が冴えて優秀な太刀洗万智。

    サガルの変容っぷりが残酷だけど、貧しくて過酷な世界で生きる彼がそうなってしまったのも納得させられました。

    八津田さん、本当に破戒僧。

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    2026年06月01日
  • 真実の10メートル手前

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    太刀洗万智の短編集
    どれも面白かったけど、なんだか物足りない
    ズバッと真実を言い当てるというよりは、遠回しに「実はこうなんでしょ?」と諭す感じで。ミステリーというより謎解きっぽいイメージ。
    こういうミステリーもたまにはアリかなと‥
    読むのに時間かかったけどね

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    2026年05月31日
  • ボトルネック

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    米澤さんがデビュー前からあたためてきた構想を、作家としてのキャリアを5年積んだのちに形にした物語だという。「自分が産まれなかったもしもの世界」というパラレルワールドに紛れ込んでしまった高校生・嵯峨野リョウが、自分がこの世界で生きる意味を模索してゆく。
    ひりひりするような自意識や、まさに金沢の天候のように全体を覆う暗さは、思春期特有のものというよりは、嵯峨野家の家庭環境の悪さから来ているようなものに感じられ、あまり普遍的な「青春ミステリ」のようには思えなかった。(とは言いつつも、他の方の感想を拝読していると単に自分の読みが単純すぎるようにも思われるが……)
    救いのないラストにもカタルシスが感じら

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    2026年05月29日
  • 本と鍵の季節

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    舞台は学校で設定は青春ミステリーっていう感じだった。
    けれどそれに反して漂う空気に青春っぽさはなく、人の欲望が剥き出しになるような謎が集まっていた。人の暗い部分が謎を解くことで次第に明らかになっていく。推理って人が隠したいものを曝け出させる行為だなと感じたし、探偵は人に嫌われる職業だなと思った。

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    2026年05月27日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    やっと小鳩くんと小佐内さんが再会します。
    上巻からの伏線回収、解答がお見事!

    しかしやっぱりこのシリーズは短編の方が好き。
    かなり焦らされました。

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    2026年05月27日
  • 秋期限定栗きんとん事件 上

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    面白いには面白いけれど、前作に比べてストーリーが長く、日常の謎って感じがしなくなった。
    なにより、2人が別れてしまったのも物足りない。
    これは焦らされる。
    2人ともお付き合いしている人がいるけれど、絶対満足してないだろうに、それっぽく振る舞うのもヤキモキさせられる。

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    2026年05月27日
  • 栞と嘘の季節

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    ネタバレ

     「栞と嘘の季節」というタイトルどおり、毒である「トリカブト」が仕込まれた「切り札」とも称される「栞」と、その「栞」にまつわる登場人物達の数々の「嘘」から成り立つ物語
    前作、「本と鍵の季節」の続編である。図書委員を務める堀川次郎と松倉歌門は、図書室に返却された『薔薇の名前』の下巻から、トリカブトの花をラミネートした栞を発見する。
     その栞を巡って、美少女・瀬野麗や図書委員長の東谷らを巻き込みながら、「栞の配り手は誰か。」という謎を追うことになる。
    本作の特徴は、タイトルにもなっている「嘘」にある。
    この物語の登場人物は、とにかく何かを隠している。積極的に嘘をついている訳ではないが、「知っている

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    2026年06月06日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    小市民シリーズの四季をめぐる本筋としては、ここで一区切りがついたことになる。

    単作としてまず、純粋に面白かった。大きな謎があり、それを解いていく小説として読ませる力がある。ただ、謎そのものがものすごく複雑だとか、派手な仕掛けで驚かせるというより、むしろ比較的シンプルな謎の中に、過去の積み重ねや人物の変化をどれだけ折り込めるか、というところがすごく巧い作品だったと思う。

    少し内容に触れるが、

    特に印象に残ったのは、「小市民」や「互恵関係」という言葉の扱いだった。シリーズを通して、小鳩くんと小佐内さんはその言葉によって自分たちを説明してきたし、同時にその言葉に縛られてもきた。自分たちはこうい

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    2026年05月24日
  • 本と鍵の季節

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    高校生二人が主人公の青春ミステリーではあるがそれぞれの短編がビターなエンドで独特な読み心地があった。

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    2026年05月24日
  • 栞と嘘の季節

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    相変わらず2人のやり取りは知的でアホで楽しくてもっともっと日常会話を聞いていたい。高校生らしからぬようでらしいところが米澤穂信を読みたくなる所以。2人が対等で、お互いがお互いをちゃんと認めてるところがいいんだよなぁ。
    瀬野さんもなかなか面白い人で楽しかったなあ。
    さらっと前作のその後が明かされたのは嬉しい〜!
    前作を超える不穏さでなかなかに暗く、締め方も少し残念なので前作の方好みかな。

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    2026年05月21日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

    物語が一貫している日常の謎ものだった。読後感は切なく、メッセージ性がある。ミステリとしては、日常の謎ものとしても若干謎解きの要素が薄く感じた。謎解きの過程がかなり短いのがその原因か。

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    2026年05月19日
  • ボトルネック

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    自分が存在していない世界で、自分の代わりにいるはずのない姉。自分の居場所も知り合いもいない。

    生まれてこなければ良かったと思った事も過去にはあるけど、そんな世界は見たくないし、自分がいない時の方が人が幸せになってると知ったら鬱になりそう。
    間違い探しが見つかるたびに胸がチクチクする。

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    2026年05月18日