米澤穂信のレビュー一覧

  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    小市民シリーズの四季をめぐる本筋としては、ここで一区切りがついたことになる。

    単作としてまず、純粋に面白かった。大きな謎があり、それを解いていく小説として読ませる力がある。ただ、謎そのものがものすごく複雑だとか、派手な仕掛けで驚かせるというより、むしろ比較的シンプルな謎の中に、過去の積み重ねや人物の変化をどれだけ折り込めるか、というところがすごく巧い作品だったと思う。

    少し内容に触れるが、

    特に印象に残ったのは、「小市民」や「互恵関係」という言葉の扱いだった。シリーズを通して、小鳩くんと小佐内さんはその言葉によって自分たちを説明してきたし、同時にその言葉に縛られてもきた。自分たちはこうい

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    2026年05月24日
  • 本と鍵の季節

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    高校生二人が主人公の青春ミステリーではあるがそれぞれの短編がビターなエンドで独特な読み心地があった。

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    2026年05月24日
  • 満願(新潮文庫)

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    関守と満願が良かった。
    全体的に読みやすい本ではあった。

    柘榴は男性が書いた話だなぁと思った。気持ち悪い幻想。

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    2026年05月24日
  • 栞と嘘の季節

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    相変わらず2人のやり取りは知的でアホで楽しくてもっともっと日常会話を聞いていたい。高校生らしからぬようでらしいところが米澤穂信を読みたくなる所以。2人が対等で、お互いがお互いをちゃんと認めてるところがいいんだよなぁ。
    瀬野さんもなかなか面白い人で楽しかったなあ。
    さらっと前作のその後が明かされたのは嬉しい〜!
    前作を超える不穏さでなかなかに暗く、締め方も少し残念なので前作の方好みかな。

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    2026年05月21日
  • さよなら妖精

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    ネタバレ

    物語が一貫している日常の謎ものだった。読後感は切なく、メッセージ性がある。ミステリとしては、日常の謎ものとしても若干謎解きの要素が薄く感じた。謎解きの過程がかなり短いのがその原因か。

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    2026年05月19日
  • ボトルネック

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    自分が存在していない世界で、自分の代わりにいるはずのない姉。自分の居場所も知り合いもいない。

    生まれてこなければ良かったと思った事も過去にはあるけど、そんな世界は見たくないし、自分がいない時の方が人が幸せになってると知ったら鬱になりそう。
    間違い探しが見つかるたびに胸がチクチクする。

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    2026年05月18日
  • Iの悲劇

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    個人的にはどんでん返しに感じました。何も考えずに日常に潜む謎系ミステリで、わりとほのぼの読めるのかな〜と読んでいたから…。最後に伏線がスルスル回収されて気持ちよかった。けど…そんなんあり?とはなった。

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    2026年05月17日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    上流階級のお嬢様たちや使用人が出てくる短編集。どの話も面白かった。
    殺人の理由がちょっと変わっていて予想を裏切られた。

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    2026年05月16日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    やっぱり小市民シリーズより氷菓の方面白いかも〜面白くなるまで長いんだよね〜なんて思いながら読んでいた序盤。
    中盤に差し掛かってから終わりまでびっくりするくらい面白くてサクサク読み終えた…!
    最初の言葉、撤回!笑
    特にラスト、穂信先生独特の、底知れぬ人間の怖さというか、暗さが入り混じって、いままで高校生の身近な推理ものだったのに、ちょっとゾクゾクしてしまった。。。

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    2026年05月15日
  • いまさら翼といわれても

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    ずっと以前に読んでいた古典部の本を久しぶりに見かけたので読んでみた。読み終わったあとに調べてみたら、どうやら、これが最終巻っぽい。内容としては、それぞれの主要キャラクターの話があって、今までそのキャラクターがどういうキャラクターだったのか、とか、今後はどうなっていくのか、という方向性みたいなものがあったので、確かに最終巻と言われればそんな気もしてくる。
    でも、最後の話は、もうちょっと続きを読みたくなるような話だな、と思ったりする。

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    2026年05月11日
  • 倫敦スコーンの謎

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    健吾が校内で見つけた、ある美術科の在学中の作品。
    果たしてこれは盗作か否か?小市民を目指す小鳩君と
    小佐内さんが、高校2年の夏までに遭遇した4つの謎を
    収録。『紙魚の手帖』など掲載に書き下ろしを加え文庫化。

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    2026年07月15日
  • 栞と嘘の季節

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    トリカブトの栞をめぐる話。主人公2人の掛け合い、クライマックスに向けての謎が明かされる感じは良かったがもう1つ

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    2026年05月06日
  • 満願(新潮文庫)

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    ネタバレ

    関守の、主人公が眠くなるにつれて真相が明らかになっていく絶望感が印象的。
    どの話も面白かったですが、個人的に儚い羊たちの祝宴のほうが好みでしたので少し物足りなさを感じました

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    2026年05月04日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    ⭐️3
    読みやすくてサクッと読めました。
    自分ではなく姉が生まれていたという設定のパラレルワールドで、互いに情報を交わしながら謎を解いていくのがとても新鮮で面白かった。
    ただ、救いのないラストで読後感はどよーん…
    読み手次第だけど、三つ目の選択肢があるならそれが救いなのかな。

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    2026年05月03日
  • 栞と嘘の季節

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    正直、短編集の前作の方が面白かった。
    この謎で400ページも費やす程ではないかなと思ったりもしました。
    個人的に主人公二人も高校生らしさが感じられないけれど、この作家さんの他の作品でも感じる事なので仕方ないかな。
    登場人物では超絶美少女と描写される瀬野さんはミステリアスで気になる。今度は彼女が主人公の物語を読みたいかな。

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    2026年05月03日
  • 栞と嘘の季節

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    全体的に物語の展開が動くのが終盤で、そこまでのテンポが緩やかでした。
    終わり方も個人的にはスッキリはしませんでした。

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    2026年05月03日
  • ボトルネック

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    ネタバレ

    読む時の精神状況によってはとんでもなくダメージを受けそうだなと感じました。
    自分の存在意義とは。
    自分は誰かのためになっているのだろうか。
    自分は誰からか必要とされてるのだろうか。
    自分がいなかった世界線を目の当たりにした時にその事実に耐えられるだろうか。

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    2026年05月01日
  • 巴里マカロンの謎

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    小市民シリーズの続編が出ていることを知り、喜び勇んで読んだところ、いつまでも高校生時代の話。
    春夏秋冬の続編ではないことを1話を読み切ってから察しました。
    とはいえ、普通に謎解きが楽しく読むことができました。
    短編集なので、速やかに解決してくれますし、通勤電車の中で読むのに最適だと思いました。

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    2026年05月01日
  • さよなら妖精

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    あれれ、おもてたんと違う!
    タイトルからして笠井潔のバイバイエンジェルのオマージュだと思うのだけれども…。
    章の頭に日時入れるのも、ヴァンダイン、笠井潔を意識してる事は間違いないはず…。しかし…。

    やっぱり、おもてたんと違う!
    ぐぬぬ、まさかの日常ミステリーをかましてくるとは…。
    ほのぶー、そりゃないぜ。

    とはいえ、90年代のバルカン半島のネタをぶっ込んでくる辺り、ペダンティック感を出してはいるわな。
    これはこれで当時の米澤穂信氏の魂を削った小説なのであろうよな。
    俺もオシムのユーゴは泣いたよ…。

    話は変わるけれど、日常ミステリーで人が死ぬって辛すぎんか?
    殺人ミステリーの死は華があるよ

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    2026年04月30日
  • ボトルネック

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    ★3.9
    読み始めから出来事が始まり結末に向けて常にことが進んでいくので、続きを求めて一気読みしてしまった。
    最初は言い回しや登場人物の所作に少しわざとらしさを感じて読み進められるか心配になったが、設定が面白すぎるので特に気になることはなかった。

    読みやすさと裏腹に後味はあまりよくない。
    救われないことを考えさせてくるなと思う。
    自分だったらどうするか、最善はなんなのか、同じ環境下で同じことを言えるのか、あれこれ考えてしまう内容だった。

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    2026年04月28日